2013.01.27 (Sun)

SNSのメッセージを1つにまとめて扱える「SocialMessage」の v1.1 を公開します!(SocialMessageについての詳細はこちらをどうぞ)今回の目玉は初となるテーマ追加!!SocialMessageは元々メッセージ画面の見た目をテーマとして選べるようになっているのですが、


(テーマによって雰囲気がガラリと変わる)

今回のアップデートで「I Love 8bit」というテーマが新たな仲間として加わりました!!!

8bitと聞いて分かる人はもうお分かりかと思いますが、作って頂いたのはアイロンビーズ・エヴァンジェリストのヌンさん(@nun_)!ホントにホントに有難うございます!!テーマの拡張性の高さはSocialMessageの一つのウリ(html+cssを作る感覚でテーマが作れる)でして、それがこんなに早く実現するとは僕らも思っておらず、何とも嬉しい限りで御座います。ヌンさんに重ねて感謝感謝です!!

Twitter上のやりとりでこんなふうに始まって、形にして下さったテーマ「I Love 8bit」は、ファミコン世代の僕らにとってはノスタルジーを感じずにはいられないテイストで、郷愁にかられるというか、何だかしんみりとメッセージングを楽しめる不思議な感覚に浸れます。同世代の皆様に超お勧め。設定した瞬間に思わずニヤリとしてしまう事でしょう :-)

SocialMessageでは、メッセージをやり取りする相手毎にテーマを設定出来ますから、ゲーム好きな方とのメッセージ画面は「I Love 8bit」で…みたいな使い方も良いかも知れません。背景画像を何と4種類(!!)も内蔵して頂いていますので、1つのテーマで4種類の楽しみ方が出来ます。

詳しくは、お手元の環境で、メッセージ画面のアクションメニュー→「フレンド設定」→「テーマ設定」からご覧頂ければと思います。

4種類あるうちの僕の好きな1つを御紹介しますね。夕暮れどきの背景。どうですかこの8bit感!!


(黄昏時を演出してくれる)

日頃から色んなモノをクリエイトされているヌンさんの作品の数々は、こちらのサイトでも沢山鑑賞する事が出来ますので併せてご覧下さいませ〜。どれもカワイイ!実は、こちらも、こちらも、ウチのアプリを素材に作って頂いたものなんです。いつも有難う御座います!

 

という訳で SocialMessage のテーマ追加アップデートのお知らせでした。

今回、テーマ仕様書の明文化やテスト用ツール整備を改めて行いました。今後、テーマを増やしていけたらイイなぁと思っておりまして、色んなデザイナーさんにお声がけをさせて頂くかも知れません^^ あ、もし、興味をお持ち頂いた方がいらっしゃいましたらとっても嬉しいです。お気軽にご連絡下さいませ :-)

今後とも SocialMessage を宜しくお願い致します m(__)m

SocialMessage 1.1(¥85)App
カテゴリ: ソーシャルネットワーキング, ユーティリティ
販売元: feedtailor Inc. – feedtailor Inc.(サイズ: 12.9 MB)
全てのバージョンの評価: (4件の評価)


2013.01.22 (Tue)
The Real BenJ © 2012 DenisDenis, Flickr

僕がまだ青二才なサラリーマン時代、ホントによく怒る上司がいました。その上司の部下になると社内で同情されるぐらい。中途入社した人間のうち「怒られても一番打たれ強そうやから」という凄い理由(実際は全然そんなことないw)で配属になった僕は、そりゃまぁ色々怒られまして…。

中でも印象に残ってるのが給料の出処(でどころ)についての説教。

「自分の給料がどこから出ているか分かってんのか?」

何でそんな話になったかはもう覚えていないのですが、恥ずかしげもなく

「えっと、会社です」

と答えた事だけは記憶しています。過去の自分の甘さが本当に情けない限りですが、案の定その時は、

「違うわ!お客様やろが!(ガミガミガミ….)」

と怒られた訳です。まぁ普通にキレますよね、こんな回答。今改めて考えると自分は有り得ない回答をしていたと思います。

銀行口座のどこからどこにお金が動いているかを考えると確かに「会社から」だけど、言ってる事はそうじゃなくて。お客様の血と汗と涙の結晶である大事なお金を、所属する「会社」という組織を通して受け取っている訳なので、お客様と自分は繋がってるわけ!お金を受け取っている以上は責任を果たす!質を高める!スピードを上げる!お客様に感謝する!期待に応える!むしろ超える!そういう意識を持て!常に常に常にお客様の事を考えろ!と。

20代半ばにもなろうかというのに認識足らずな僕に教え諭してくれたのです。一方で、盲目的にお客様は神!というスタンスでもなく、理不尽な事には例えお客様でも仲間やパートナーを守る為に「否」を突きつける必要がある事と、その方法として「論理的にキレる」手法を教わりました。バランスなんですよね、バランス。今はその元上司に本当に感謝してます。

 

321 © 2012 grotos, Flickr

で。

翻って昨年、色んな御縁でお金の事をひたすら考える機会に恵まれまして、自分を育ててくれた上司とのやりとりを思い出しながら、もう少し先を考えてみたんですね。会社に属する人間の給与または役員報酬は、会社ではなくお客様が出処である事は当然だ。今は痛いほど分かる。じゃ、

そもそも何故、お客様から自分の手元にお金が動くのか?

お客様の血と汗と涙の結晶であるお金が何故、自分の財布に入ってくるのか。それを真剣に考えてみました。仕事をしたから….ってな深みの無い視座の低い答えじゃなくて、商取引の登場人物と現場に発露する感情を整理して、言語化や法則の導出をし、論理的な説明が組み立てられないかな…と。

で、考えてみて得られた(と自分で思った)のが、

「面倒臭さ」は直接的または間接的に「お金」と兌換性がある

って法則です。

通貨以外に兌換性(だかんせい)という言葉を使う事は余り無いですが、これが一番適当だと感じたのでそう表現してます。まぁ言い換えると単に面倒臭い事からお金は生まれると言ってるだけで、当たり前の事なんですけどね。でも、「面倒くさい」という人の感情発露を如実に「現金」そのものであるという意識を持つ事は結構重要だなと思い至った次第です。だから兌換。

この法則で、(特に仕事で)「面倒臭い」と言う人が絶対に金儲け出来ない事を論理的に説明が出来ます。

Legal Tender © 2013 Damian Gadal, Flickr

納税や罰金など法的強制力のある所得移転や善意による寄付を除けば、お金が動く所には必ず「面倒臭い事」や「面倒臭いという感情」が絡んでます。

タクシーで運賃を払うのは歩くのが面倒臭いから。ガソリンにお金を払うのは産油国で油を採ってタンカで運んで精油するなんて有り得ないぐらい面倒臭いから(そもそも出来ない)。米にお金を払うのも、ソフトウェアにお金を払うのも、セミナーでお金を払うのも、衣類にお金を払うのも、ネットで物を買った時に送料にお金を払うのも…全て面倒臭いからです。

面倒臭いことや、面倒臭すぎて到底出来ないこと等を解消するという価値にお金を支払う訳です。これらは直接的な兌換と言えます。「面倒臭い」がそのまま「お金」に変わる。

Disneyland © 2013 Ricky Brigante, Flickr

一方、楽しいから、面白いから、そういう理由でお金を払う事もありますね。面倒臭さの解消…というのとは少し違う。でも「楽しい」や「面白い」という感情や感想が発露する背景には、その提供者による「面倒臭い」ことの積み上げがある事を色んな例は教えてくれます。

例えば、ディズニーランド。あの夢の国を維持するのにどれだけ「面倒臭い」事が行われているか。クルー教育の半端無さは誰しもが知る所ですね。そんな積み上げがあるからこそ、楽しくて面白くて。だから、お金は入場者の財布からオリエンタルランドの財布に移動する。

例えば、CAPCOMのモンハン。面倒臭い事の多さは半端ありません。開発現場では24時間ゲーム内の壁にぶつかり続けて不具合が発生しないかテストすると言います。また、どんなゲームも例外なくゲームバランスの調整に多大な時間が費やされているのはよく知られた事です。でもそんな面倒臭い事の積み上げがクオリティの高さと楽しさを生み、結果、ゲーマーの財布から開発元の財布にお金は移動します。

提供者側の「面倒臭い」ことの積み上げが価値を生み、誰かがそれでhappyを感じて所得移転する。これは、直接的ではなく、間接的な兌換です。「面倒臭い」は間接的に「お金」に変わる。

他にも、競合する製品群がある時にその中の一つが選ばれて購入されるのも同じく「面倒臭い」事の間接的な兌換です。品質を担保する為に、特長あるサービスにする為に、真似できない技術を搭載する為に、七面倒臭い事の積み上げがある訳です。面倒臭い事の積み上げは差別化やブランド形成に繋がり、その製品をまた使おう、その会社や人物にまた仕事をお願いしようって思わせる根拠となります。

 

coins © 2012 Aleah Phils, Flickr

直接か間接かの差異はあれど、「お金」は「面倒臭い」事をより多く(正しい方法で)した人の所に移動する。ある人や会社の財布から別の人や会社にお金が移動する時には必ず「面倒臭さ」に裏付けられた「何か」があります

「面倒臭い」はどこかで必ず「お金」に変わる。もし変わっていないとしたら、「お金」に変わるまでの過程のどこかで「面倒臭い」ことが正しく行われていないからかも知れません。技術が良くてもモノが売れないのは売れる仕組みづくりという「面倒臭い」ことが出来ていないからだ….とコンサルの方は言ったりしますよね。

 

極端な話、オレオレ詐欺だってこの法則に従ってます(間接的な兌換)。昨年末話題になった 母親がオレオレ詐欺の被害者になりました。 というエントリを読まれた方も多いと思いますが、これもどうやったら疑われず人を騙せるかを試行錯誤の上で緻密に検証を繰り返した「面倒臭い」の積み上げがあってこそであり、それを筆者は「人から金を騙し取る仕掛けが、よく研究されています」と評し警告しています。

 

著名なネットウォッチャーである @otsune さんの伝説的な発言からも同じ事を読み取れます。

n-clickを1-clickにすると商売になる。1-clickを0-clickにすると革命になる

nが1になって商売なのですから、「面倒臭い」=「お金」ってことを示唆していますよね。何回もクリックしなくちゃいけない事を1クリックで済むようにする事は、「面倒臭い」の解消の典型であり、「面倒臭い」が「お金」に変わる直接的な兌換である訳です。

 

ウチの会計/税金面を全部見てくれている会社に作って貰っている源泉徴収書、

全員分の源泉徴収書の束に付箋で保護し、その上からゼムクリップで止めています。社員にとっては大事な源泉徴収書という書面、一番上のものと一番下のものにクリップの型が残ってしまわない為の気遣いです。1アクション増えるのですから普通に考えて面倒臭い。でもこういう面倒臭い事の積み上げが差別化要素となり人の感情を動かして「お金」を生む。景気が「気」からなら、お金の移動もまた「気」からなのです。

誰かが「面倒臭い」と思うならそれをやる事は「お金」を生み出します(直接的な兌換)。自分が「面倒臭い」と思うこともそれをやりきったり代替案を考えたりする事で「お金」を生みます(間接的な兌換)。まだ世に顕在化していない「面倒臭い」に気がつけば膨大な「お金」を生み出します(直接or間接的な兌換)。

事業を自らやっている人には、そんなふうにしてお金が集まりますし、組織に属している人には、そうやって組織に入るお金が結果的に自分のお金として入ってきます。

 

兌換性があるという事は、「面倒臭い」=「お金」って事。だから、何か依頼された事に対して、あるいは自分が何かやろうとする事に対して、「面倒臭い」と言って思考停止したり避けようとしたり行動をおこそうとしない人や会社には絶対に「お金」は集まりません。儲ける事が出来る筈もありません。だって生まれようとする「お金」が単に姿を変えているだけの「面倒臭い」を自ら拒絶している訳ですから。入ってくるお金を捨てているようなもんです。そういう人や会社は、せいぜい、兌換プロセスでお金をOUTPUTする側に回るだけで、INPUTの側になる事は決して無いでしょう。

著名な人や企業の成功ストーリーで「当初、決してNOと言わなかった」というエピソードが必ずと言って良いほど含まれるのは、そういう事なのだと思います。

人様のはもちろん自分のでも良い、とにかく「面倒臭い」という感情が発露したならそれは「お金」そのものであるという意識を持ってみる、「面倒臭い」と言う事を禁止してみる、そうする事で組織や人はもっと「お金」を手にする事が出来るんじゃないか。ナポレオンが「余の辞書に不可能の文字はない」と言ったとされるように、自らの辞書から「面倒臭い」という文字を消し去ってしまう気概がお金を惹き寄せるんじゃないか。

昨年、面倒臭さの兌換性の法則に思考が至って意識し続けて過ごした事と、昨年末で終えた第7期を増収増益(売上100%増)という結果で終えられた事とは、決して無関係では無いと考えています。「面倒臭い」という感情の発露は「お金」に変わる前の仮の姿。そういう捉え方をすると、気がつけばお金達は自分に向かってきてくれるんじゃないでしょうか。

 

という事で、面倒臭さの兌換性について書いてみました。ちょっと長くなり過ぎたので、もう一つ書きたかったこと、「面倒臭い」が「お金」に変わる時の「兌換率(レート)」についての気付きは、また改めて書いてみたいと思います。


2013.01.12 (Sat)

もうかれこれ毎朝の参拝を始めてから5年が経とうとしています。


(家から徒歩1分以内の大阪天満宮。参拝箇所として天満宮にこだわってる訳ではなく単に近いから)

iPhoneがまだ日本にやってくる前の2008年初頭から始めていまして、4年半程前に 習慣が人を変える 〜神社参拝のススメ〜 というエントリで紹介した事もありました。

今もまだ続いています。

2年目ぐらいから奥さんも加わりました。早ければ5時台に遅くても6時台には二人一緒に参拝してます。ここ1年ぐらいはforsquareでチェックインするようにもなって、今、大阪天満宮のメイヤーはウチの奥さんだったり :-)(僕は泊まりの出張で時々チェックインできなかったり、やらなかったりする)

 

ところで参拝は「お願いをする為ではなく、感謝や自己宣言をする」為のモノだと僕は感じていて、この5年弱、毎朝の大阪天満宮での参拝では一度も自分の事を祈願した事がありません。参拝は、朝の仕事モードに頭を切り替えるスイッチであり、神聖な思いで日々の感謝を述べて、自分が短期/中長期的に成すべき事を宣言して、最後に、今日も頑張るので見てて下さいね…と(心の中で)言うのみにしています。

賛否ありますが、参拝を始めるきっかけになった

夢をかなえるゾウ
夢をかなえるゾウ 水野 敬也

飛鳥新社 2007-08-11
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    <p>
      この書籍の記述に激しく同意で、自分の事をお願いするのは好都合すぎる気がするなぁと思っちゃうんですよね。10円/100円/500円玉を1枚とか、まぁ奮発して1万円札を投じたとしても、「健康でいられますように」的な願いは、神様にしてみたら叶えてあげる為のコストパフォーマンスが悪すぎですから、普通に考えて。INとOUTのバランス悪過ぎやろ&#8230;みたいな(笑)
    </p>

    <p>
      神様が金額考えたらダメって話もありますが、それなら何で0円じゃダメなんでしょうね。クリスチャンな方がされるように毎朝や食事前のお祈りで良い筈なのになぁと。そんな事を考えてると、何だか賽銭と祈願に論理的繋がりが出来なくて、やっぱり上述の本でガネーシャも言ってるように参拝ってお願い事じゃないよなと思いながら続けてます。
    </p>

    <p>
      <img src="/images/2013/01/skitched-20130113-080510.png" /><br /><span style="font-size:80%;color:gray;">(季節によって色んな顔を見せる天満宮の門)</span>
    </p>

    <p>
      神様がいるとしたら、きっと「祈願」なんてしなくても全部分かってて、自分が実現したい事に向けて必至に努力してる様子を見てくれている筈です。そしてそういう人が本当に実現させちゃうんですよね、きっと。願いは祈らず内に秘め、宣言した事を行動と努力で表現し続ける、そういう人にそっと手を差し伸べてくれるのだと思います。
    </p>

    <p>
      祈願するぐらいなら、感謝して、宣言して、『見ててくれよな!』ぐらいの気概の方がずっと良いってのが5年弱続けて分かりました。目を閉じて静寂の内に心に刻む自己宣言は、その後の行動にとっても繋がり易いです。特に習慣化した自己宣言は、メリハリがついて生活の中に「漫然」がはびこるのを抑止してくれます。ジョブズが鏡の前で毎朝自分に問うたのも似たような感じなのかも。
    </p>

    <div style="clear: both; text-align: left; margin:10px auto 25px auto">
      <a href="http://www.flickr.com/photos/41022550@N07/8356298368" title="IMG_2888"><img style="float:none; margin:0px auto" src="http://farm9.static.flickr.com/8329/8356298368_8a5263a4f3.jpg" width="240" /></a> 

      <div style="font-size:70%;margin-bottom:10px;">
        <a href="http://farm9.static.flickr.com/8329/8356298368_8a5263a4f3.jpg" title="IMG_2888">IMG_2888</a> &copy; 2013 <a href="http://www.flickr.com/photos/41022550@N07">Dale Jackson</a>, Flickr
      </div>
    </div>

    <p>
      思考実験ですが、神の視点で考えてみれば、祈願や懺悔ばかりを耳にするよりも、感謝と宣言を耳にして、その人の行動を目にしてる方が愉しいと思うんですよね。「おぉぉ、やっとるねぇ、ほなやっぱこのへんで結実させとかなあかんちゃうか。いぁ、でももうちょっと積み上げて貰った方が後からもっと伸びるやろ。あとちょっと様子見とこか」みたいな感じですかね、何で大阪弁かは分からないけど。
    </p>

    <p>
      で、お賽銭は決して見返りを求める為の金ではなく、「神聖な空気や雰囲気を維持してくれて有難う御座います」という関係者への感謝の気持ちという解釈が良いなと思ってます。
    </p>

    <p>
      &nbsp;
    </p>

    <p>
      最近、初めてお会いした方や久しぶりにお会いした方に早朝参拝のことを話題にして頂く事が続いたので、自分は何で参拝を続けてるのかなぁと改めて考えてみた次第です。それは、感謝や自己宣言の機会の為であり、仕事へのスイッチでもあり、やっぱりお願いするのはちょっと自分的には違うのだと思います。
    </p>

2013.01.09 (Wed)

2013年、最初の新作アプリです!

音無動画撮影 といいます。アプリ名が全てを表しているのですが、音声不要な動画を撮影する事が出来る機能特化型アプリです。レビュー用やデモ用の動画素材作り等でお使い頂けます。起動して一発ボタン押しの簡単操作で、音声無しの動画が自動的にカメラロールに保存されるというモノです。

 

■ 作るに至った背景 〜音が不要な事もある〜

iPhoneの進化は搭載カメラの進化でもあり、静止画はもちろん動画の撮影もiPhoneで十分ってシーンも増えてきました。僕もそんな人間の一人で、随分昔に買った動画撮影用のカメラを使う事はほぼ無くなってます。全部、iPhone。例えば旅先で。例えばアプリのデモ動画で。

動画はいつも標準カメラで撮影してますが、困っていたのがアプリのデモ動画撮影。

音、いらないから!!!

そうなのです。アプリのデモ動画撮影時に限らず、レビュー用の動画撮影もそうだし、素材用の動画を撮影する時もそう、音声が明らかに不要で後から除去作業が絶対必要って動画があると思うんですね。

昨年の富豪ブック用PR動画でも同様でした。何カットも素材として標準カメラで撮影する訳ですが、後から別の音楽を乗せるとか無音で使うとかを決めていますので、「後で音声カットしなくちゃなぁ」なんて面倒さを感じながら撮影してたのですよね。

じゃぁ、音声を最初から含めない動画撮影が出来たら良いんじゃない?

そんな訳で今回の新作「音無動画撮影」を作ることになったという次第です。開発担当は @nakiwo

 

■ 使い方 〜起動して1タップ!超簡単!〜

いわゆる機能特化型アプリですので超簡単です。

起動します。

録画ボタンを押します。

終了します。

終了後は自動的にカメラロールに保存されます。

後は標準の写真アプリでもokですし、カメラロールを参照するお気に入りのアプリからでもokですが、撮影したての動画を宜しく扱って下さいね〜という超割りきりなシンプル設計 :-)

という感じで極めてシンプルなアプリですが、細かい所にも気を使ってまして。動画の大きさを大/中/小から選択する事が出来るようになっていたり、LEDライトについてもON/OFF/自動から選べるようになっています。

ちなみに動画のサイズはiPhone5だと以下のような感じ。

1080 x 1920
360 x 480
144 x 192

動画素材として使用する場合は「大」で撮る事が大半になりますが、例えば添付して送付する用途には中小サイズが良いかもですね。

あと、横向きでの撮影にも対応してます。

使用している様子を、今回のアプリで撮影してみた動画が以下になりますのでご覧下さいませ。(音無動画撮影を使っている様子を音無動画撮影で撮影してYoutubeへupしたもの)

起動→撮影→停止の手順ですが、この最後の状態で既にカメラロールに音無しの動画が保存されています。

 

僕のようにアプリのデモ動画やレビュー動画用の素材をiPhoneで撮る事がある方にも、その他の動画制作における素材作りにiPhoneをお使いの方にも、音が不要な動画撮影をされる全ての方に便利にお使い頂ける超簡単アプリです。85円の有償アプリとなりますが、是非是非 音無動画撮影 の御利用を御検討下さいませ。

音無動画撮影 〜音声不要な動画撮影で使える専用カメラ〜 1.0(¥85)App
カテゴリ: 写真/ビデオ, ユーティリティ
販売元: feedtailor Inc. – feedtailor Inc.(サイズ: 0.3 MB)
全てのバージョンの評価: 無し(0件の評価)

 

という訳で2013年一発目の新作御紹介でした。2013年も色んなアプリをリリースしていく予定です!どうぞ宜しくお願い致します。


2013.01.01 (Tue)

2013年になりました。

余り年の瀬感も無く新年を迎えました。いつも通りに寝て、いつも通り早朝起きして、いつも通りの朝ごはん(オセチ料理も無し)。ある意味、今年も自分らしい迎春です。

弊社は本日より第8期に突入です。既存プロダクトの強化、新アプリ・新サービスのリリース等々、今年は昨年以上に『攻める』年にするつもりです。

一昨年から沢山考え続けて「幸せとは何か」の解が出ているので、それを追求すべく法人としてはもちろん、個人としてもただひたすらにアクションを起こしていきたいと思います。2013年もどうぞ宜しくお願い致します。


2012.12.31 (Mon)

先日、法人としての総括エントリを書きました。大晦日の今日は個人として振り返ってみようと思います。

とは言っても、スタッフを抱える100%オーナ会社を経営しているとどうしても個人と法人を切り離せないのですけどね。まま、一応個人的にこんな感じでした〜的な2012年のtopicsを4つ程。

 

1. 資産たる身体の強化を始めた

(何をどれだけやるか組んで貰った自分用のプログラム)

秋からティップネスに通い始めました。3ヶ月で筋肉量は約2kg増えました。明らかに腕に筋肉がついてきてるし、(例えば掃除や片付けの時などに)腕が疲れる事も以前よりは無くなっていて、効果がある事が容易に感じられて面白い。

もちろん腕だけでなく、体全体で筋肉量が増えて、体脂肪率も適正値に近づき、病気になりにくい身体に変わってきている…と計測した値を元にインストラクターの方に褒めて頂いてます。やっぱりプロのアドバイスを余計なこと考えずに全て受け入れると効率が良いですね。超合理的。

 

2. 今までと異なるコミュニティに身を置いた

(フレグランスの地引先生の出版記念パーティーで小林さんと桑原さんと)

2つのコミュニティと関わりを強く持つようになりました。1つはモナコ在住の冒険家 加藤さんとその仲間の皆さんのコミュニティ、もう1つはTechWaveのコミュニティ「TechWave塾」。

受身的な人は一人もいなくて、みんな愉しく生きる事を真剣に考えて全力で挑戦している人達の集まりってのが共通点。自分が持ってる価値観を強化出来たり、新しい価値観に触れられたりしたのは大きな収穫で、この繋がりは2013年も続けていきます。

 

3. 身に着けるモノにお金をかけるようにした

(身に着けるものは力であると感じた1年。ポケットチーフなんて着けた事なかった)

僕にとって2012年に取り入れた新たな価値観の1つ。まだ上のステージに上がろうとしている所だけど、これまでの人生37年で身に着けるモノに最もお金をかけた1年だったと思います。服とカバンや靴は総入れ替えに近いぐらい調達したかも。まさか自分の行き付けのショップが出来るとは…って感じです。

梅田に行ってもヨドバシは全く行かなくなりました。メンズ館か梅田阪急。服やら靴やら見てる方が愉しいです。人によっては当たり前なのかも知れないですが、デジタルばっかりに興味が向いていた自分にとっては大きな変化。いわゆるサラリーマン的スーツは着なくなりました。あと更にフレグランスにも手を出し始めました。

鶏が先か卵が先か論ですが、明らかにお付き合いする方々は変わってきています。

 

4. 自己を律するノウハウを得た

© 2009 Ana Villa, Flickr

内面的に結構大きかった事です。

以前から習慣は力であるとずっと思ってまして、ずっと「習慣化をし易くする方法論はないモノか…」と、「意志」と「行動」と「習慣」の関係性について分析と実験を試みてきたのですが、それが見えてきた年でした。

意志(思考)と行動を律するという意味で自己律と勝手に呼んでいるのですが、それが習慣を身につける力を高める事が分かったのは大きな収穫です。今僕は、ちょっとした悪い習慣を無くしたり、新しい習慣を身に着ける事は、以前の自分に比べると容易な状態になれています。

例えば、2012年に新たに習慣化出来たのは、

マクドに行かなくなった、ラーメンを食べなくなった、午前中と定時後の間食を一切無くした、カップ麺を食べなくなった、時々風呂でぼ〜っとしてしまう時間を無くせた、平日6分/土曜34分/日祝62分の読書、毎朝の掃除、毎日の財務状況チェック、音楽を聞きながら作業するのをやめた、小銭を使わなくした、Macのデスクトップの整理整頓、週一のティップネス、毎晩のトレーニング、毎晩/毎朝のプロテイン、自宅でiPhoneなどデジタルガジェットを基本触らない、奥さんが話をしてる時に目を見て耳を傾ける事だけに専念、元々頻度は少なかったけど奥さんに何か言われてイラっとする瞬間を限りなくゼロに…

等など。

一つ一つは小さい事かも知れませんけどね。でも、◯◯の方が良いのに…とか、◯◯した方がプラスなのは分かってるんだけどなぁ…とか、日々漫然と思い続けていた事が次々と自分の当たり前、つまり習慣になっていく感覚、また自分を制御出来ている感覚は心地よいです。2013年は更にこの力を強化していくつもり。もう少し体系的に整理(言語化)できたら大石メソッド(命名センスが微妙w)みたいな感じで公開しても良いかなと思ってます。難しい理論でもなく、単なる精神論でもなく、誰でも出来る簡単な事なので。

 

という訳で、2012年に自分の行動や意識に変化のあった主だった事を並べてみました。密度の高い一年でしたが、1分1秒に向ける意識はもっと高く出来た筈なのになと反省する点も多々あります。来年はもっと密度高く時を過ごし次のステージに上がります。

皆様、本年はお世話になりました。新たに御縁を頂いた方、以前より懇意にして頂いている皆様、色んな形で僕を気にかけて下さっている皆々様、親族のみんな、特に奥さん。有難う御座いました。2013年もフィードテイラーの代表であると同時に、一個人として更に高みへ登るべく邁進する所存ですので引き続きどうぞ皆様よろしくお願い致します。


2012.12.26 (Wed)

昨年は大晦日の日に総括しました。今年は数日まだ気が早いですが総括してみようと思います。ビジネスだけを見てみても、それはまぁ今年も色んな事がありました。毎年のように「今年は転換期」と書いているような気もしますが、今年もまた転換期だと思います。(そしてきっと来年も転換期w)

2012年、フィードテイラーの三大トピックです。(全部書くと数が多いので主要な3つをば)

 

SYNCNEL

やっぱ最初にコレが欠かせない。2011年2月に発表してから今も続いている自社サービス。

月額課金のクラウドサービスで、言ってみればDropboxの企業版。春先に大和ハウス工業様において4000人の営業担当者にお使い頂いている事の発表がされてから契約が順調に増えまして、弊社収益の根幹をなす事業に成長致しました。

自社サービスを持っていますと胸をはって言えるレベルに達し、もはやウチにとっても欠かせない事業となりました。そして、既存のお客様にとっても無くなっては困るモノと位置づけて頂いている様子を窺い知る機会も増えた1年だったと思います。(一方で「ウチには合わないなぁ」と感想を頂いた例もゼロではない)

2011年の総括で、SYNCNELについてこんな事を書いていました。

iPadが出た瞬間に「ビジネス現場が変わる」と直感を得て、同時に「ストック型のビジネスが展開できる」という勘でもって増資・増員をして始めた事業。2012年はIT業界における僕の「感」と「勘」の正誤判定が出る1年になると思ってます。

正誤判定は「正」と出たと言っても過言ではないでしょう。

SYNCNELの名は広く知られるに至り、後から出てきた競合はホント沢山ありますし、明らかにSYNCNELを意識した新サービスが登場したり、と面白い状態になりつつあります。もちろん、勝ち組にはまだなりきれていないし、油断は大敵です。来年も僕らの圧倒的な技術力で更に強化していきたいと思ってます。住友セメントシステム開発様を含め、いつも御協力を頂いているパートナーの皆様、有難う御座います。

 

新たな仲間(@sumihiro)

これまた大きな出来事。

2010年以来の増員になった訳ですので社内の雰囲気もだいぶ変わりました。元々エンジニア全員が@sumihiroを知っているという事もあって(お仕事をお願いしていた関係でiOS技術者界隈で交流もあったし、@kumatchはPHP勉強会とかで個人的に繋がりがあった)、もう何年も前から在籍して貰っているかのような感覚に数ヶ月でなってしまいました。

こういう人の増え方、良いですよね。ウチの人財戦略の特徴かも。

時にサーバ側、時にWindows絡み、時にiOSアプリ、…というように、例えるならレベル上限の無い赤魔道士的に色んなスキルセットを持ったエンジニアって事で、この一年で色んな箇所で形を残して貰いました。最近だと SocialMessage のPUSHサーバ周りを担当して貰っています。それと並行して某上場企業様の大型アプリをお願いしていたり、CountTimer というプチアプリを作って貰ったり、HTTP Live Streaming というiOS向けストリーミング技術周りでもエンジンを作ったりと分野は多岐に渡ります。

欠かせない戦力になって貰ってますから、2012年初頭に「joinして貰えませんか」とofferをしたのは大正解だったなと思う次第です。

来年以降の人的戦略はどうでしょね。まだ具体的にアクションを起こす訳ではないですが、ぼちぼち増やさなくちゃ…って何となく思ったりもしていたりします。今の部屋に机がもう一つ入るかなぁ〜なんて想像しながら、@kumatch的なWeb専門の人、@sumihiro的なハイブリッドな人、あるいは僕の代わりにマネジメントもしてくれるエンジニアとかも(これはいない確率一番高い(笑))…。

そもそも、やりたい事、やらなくちゃいけない事が多過ぎるって話もあるんですが、これを乗り越えてこその成功なので、独特の就労環境は維持しつつ生産効率を更に上げる為に、年末年始、色々と思い巡らしてみるのも良いなと思ってます。

 

怒涛の新アプリ/新サービスリリース

怒涛と言えるのは11,12月にフォーカスを絞った場合ですけども。一年を通すと怒涛とまではいかなくても結構色々と新作アプリや新サービスをリリースさせて頂きました。

一番反響があったのはやはり富豪ブック。ネタにガチで挑んだ甲斐があったというぐらいに口コミで拡がりました。実は技術的に得るモノも大きかったし、ウチのPRにもなってくれましたので、直接的なお金にするつもりは元々無かった事もあり、目的は達成したアプリと言えるかなぁと思ってます。

他には直近の SocialMessage ですね。1年の長い歳月をかけてしまったアプリでしたが、時代に即した不便解消アプリとして各方面で御評価を頂いてまして、SNSを使ったメッセージングが続く限り長く提供していきたいなと思っています。

そして新サービスSlidrsも実は地味に財産を残してます。SYNCNELの商品力を更に高める技術もフィードバックされる予定でこれもやって良かったサービス。某セミナーで恒常的に活用したいかも的なお話や、法人向けの提供は無いのですか的なお話もあったりしますので、来年はSlidrsももう少し強化したいなぁと。

そのほか各アプリにかけた思いについてはリンク先に詳細を譲るとしまして、総括して今年も沢山出したな〜という1年でした。来年もこの調子で行きます。

 

三大トピックはこんな感じ。いぁ〜、ホント色々動いた1年でした。

これで数字が伴ってないと何の為の会社やねんという事になりますが、一応数字面でもそれなりの結果は残せそうでして、増収増益で今期を終われそうな事にホッとしている自分がいます。自分の読みが決して間違っていなかった事、そして色んな人から羨ましがられる理想的な就労環境を維持した上でこれを達成出来た訳ですから、少しぐらい自分を褒めても罰は当たらないかなと。

2012年、お客様やパートナー様、お仕事以外で関わって頂いた皆々様、ブログやfacebookやTwitterを経由で弊社を見て頂いているまだお会いした事もない皆様、そしてウチのスタッフに、そしてもちろん奥さんにも。皆さん、怒涛の1年間に付き合って貰って有難う御座いました。

ただ、スピードの早いITの世界、立ち止まっている暇はありません。2013年は2012年に築き上げた財産を基盤に更に攻めの姿勢で行きたいと思っています。既存アプリの強化はもちろんの事、挑戦的な新アプリや新サービスもリリースしていく予定です。2013年もフィードテイラーをどうぞ宜しくお願い致します。


2012.12.24 (Mon)
Sunrise 122012 © 2012 Flickred!, Flickr

例年3桁の年賀状を会社として出していましたが、2012年は大幅に削減(9割減)させて頂きました。そして2013年、ついにゼロにさせて頂こうと思っております。「年始の挨拶もしないのか、何という無礼な会社だ」と人によっては思われてしまうかも知れないのですが、それでもゼロに致します。

合理性を追求した為です。

個人的に「紙」に対するOUTPUTをお仕事とされている方から頂く年賀状は、やっぱりその方のアイデンティティでもあるので気合の入り方が半端無く毎年楽しみにしていたりします。自分は年賀状やめますとか言っておきながら勝手な話なのですけどね(^^;

folding pamphlets © 2012 sanickels, Flickr

印刷というプロセスが避けて通れない年賀状は、どうしても時間がかかります。その時間について、「紙」に対するOUTPUTが生業ではない僕にとっては余り生産的な時間とは言えないよなーと、お出しする年賀状が200枚を越えたあたりから思っていたのです。それよりは、何か別のアウトプットをしたりセミナーを準備したり新しいアプリを企画したりする事に時間を費やした方が、弊社に関わって頂いている皆様にとってプラスなんじゃないかなと。

年始の挨拶に生産性もなにも無いだろうというツッコミも無い訳ではないのですが、単位時間あたりの経済的価値生産高を最大化したいと考えている僕的には、やはり避けて通れない所だなと。だから今年から完全に年賀状をゼロとさせて頂きます。

時間どうこうもありますが、このブログで年末年始に考えた事を綴る方が、年賀状には物理的に到底書けない量の文章も書けますしね。何かと長いエントリを書いてる僕らしいようにも思いますので、ご挨拶はこのブログやTwitter/facebookでの書き込みに代えさせて頂こうと思っています。

2011年以降に御縁を頂いた皆様には弊社からの年賀状は無しという事になってしまいますがご了承下さいませ。あ、もちろん頂戴できる分には大変嬉しいのですが(年毎に分けて保管させて頂いてます)、大変かと思いますので弊社宛は省略頂いても結構ですので〜〜 :-)

2012年も残す所あと1週間となりました。僕は今年のまとめと来年の計画に思いを巡らす1週間になりそうです。寒い日が続きますが皆様、ご自愛下さいませ。


2012.12.18 (Tue)

ここのところ新作ラッシュですが、これが2012年ラスト!新作iPhoneアプリ「パノラム」をリリース致します〜。「パノラマアルバ」の略でパノラム(英語表記はPanorum)。iOS6で搭載されたパノラマ写真撮影機能をもっと活用しましょうよ!の御提案!!

Pano Halong 2 © 2012 laurentdav, Flickr

 

パノラムが生まれたワケ

パノラムは、パノラマ写真を見る事に特化したビュワーアプリです。今回も割りきってます。iOS6専用。

iOS6 の目玉機能の1つ、パノラマ写真撮影。

皆さん既に試されていると思いますが、とっても分かり易いインターフェースで、ボタン押してズィ〜〜っとカメラを動かせばだれでも簡単にそれっぽいパノラマが取れてしまうという優れモノ。Appleのオフィシャルな動画をはじめiOS6デバイスでパノラマ写真撮影をしている様子を初めて見た人の多くが「おおぉぉぉ」と声を上げます。直感的なんですよね。そして楽しい。

なので、旅行先や出掛け先で雄大な景色を目の当たりにした時に、その臨場感を残そうとiOS6なiPhone4SやiPhone5でズィ〜〜っとパノラマ撮影をしてみる訳ですね。

しかし!!しかしですよ!!写真アプリでいざ楽しみながら撮影したパノラマ写真を見ようとすると、こんな感じなのです。なんという事でしょう!

この例では、下半分の夜景写真の幾つかがパノラマ写真なのですけどね。ちっとも分かりません…

iPhone上で撮影したパノラマ写真を確認しようと思ったら「自分がいつ頃どんなパノラマ写真を撮ったのか覚えておかないといけない」って事になる訳ですよ。それは不便すぎるでしょう。じゃぁその不便を無くすために作っちゃえ!という事でパノラムは生まれました。

パノラマ写真を分り易く閲覧する事に特化したビュワーアプリ。開発は @nakiwo です。

 

パノラムの使い方

起動直後、カメラロールの写真達の中からフォトストリームも含めてアルバム一覧が表示されます。

数字はパノラマと思しき写真の数です。見たいアルバムをタップすると…デン!!

こんなふうに、パノラマ写真をパノラマ形状のまま俯瞰する事が出来ます。標準の写真アプリのように正方形状のサムネイルが並ぶ画面に比べると圧倒的にパノラマ写真の閲覧性が向上していますね。これは、パノラマ写真に絞っているからこそです。

リストを上下にスクロールして閲覧したいパノラマ写真をタップすると画面めい一杯にパノラマ写真を表示(画面は横向きになります)。

ダブルタップするとパノラマ写真を見るのに丁度良い大きさ、つまり、写真の縦方向が画面の縦方向にピッタリ合うような大きさに拡大してくれます。標準の写真アプリでは必要以上に拡大してくれるので案外イラっとするんですよね。標準の振る舞いを踏襲する必要は全くないので、パノラムでは快適にパノラマ写真を閲覧できるよう拡大表示でも工夫しています。

こんな感じ。このこだわりは専用アプリだからこそだと言えると思います。もちろん、左右に指を動かすとパノラマ写真を右から左まで閲覧できますし、更に写真の端でスワイプすると前後のパノラマ写真に移動することもできます。

そして、良いパノラマ写真は共有したいもの。だから、

シェア機能も充実しています。メール添付は当然、Twitterやfacebookに呟く事も可能ですし、弊社エンジニア @itok_twit の個人アプリ PictShare にも連携していますので、連携先は本当に自由自在。(会社のアプリに個人のアプリが密連携するって通常考えにくい連携については経営者として考えている事があるので、それはまた改めて書くことにします)

 

パノラムを作って・使って感じたこと

今回は「パノラマ写真の閲覧」という単機能にこだわりました。その結果かなりシンプルなアプリになっていると思います。

開発途中で実際に使ってみて面白いなと思ったのが、「パノラマ写真を容易に閲覧する環境があると、パノラマ写真を撮る頻度が上がる」ということ。実際、僕もそうなんですよね。開発担当した @nakiwo もそうっぽい。やっぱり、生成とその閲覧は常にセットであるべきだという事なのだと思います。生成だけが便利でもダメ。閲覧も便利に出来た方が良い。

直感的なインターフェースで楽しくパノラマ写真を撮る、パノラムで手軽にパノラマ写真を振り返る、人に見せる、シェアする。これが良いサイクルとなって回りだすとですね、パノラマ写真を活用する頻度があがって、風景とは全く関係ないこんな使い方も生まれます。

ホワイトボードの撮影。

ウチのホワイトボードは縦長なので縦方向のパノラマになってますけども。ホワイトボードという名のアルバムを作ってやって、会議の度に撮影したパノラマ写真を溜めていけば、議事録代わりのホワイトボード写真集が出来上がりです。

こんなふうに、パノラマ写真を見る環境が便利になる事で生まれるパノラマ活用シーンもあるかもなと想像してます。他にパノラマ写真にして後から見て便利・楽しいってな被写体は何があるでしょう?想像するだけでワクワクします。

 

という事で、パノラマ写真専用ビュワーアプリ「パノラム」の御紹介でした。170円の有償アプリとなっていますが、今日/明日の2日間は公開記念セールと致しまして半額の85円とさせて頂きますので、パノラマ写真を普段から撮ってるという方も、実はそれほど使いこなせてないんだよなという方も、是非是非お試し下さいませ。


2012.12.16 (Sun)

新作アプリ SocialMessage を公開します。

SocialMessage は、SNSの代表格 Twitter / facebook / Mixiメッセージのやりとりを1つのアプリにまとめてしまおうというコンセプトのアプリです。今から2ヶ月半ほど前に、ベータテスターを募集させて頂いてから沢山の方の御協力を頂いてようやくリリース出来るところまで来ました。御協力頂いた皆様、本当に有難う御座いました!!

開発は弊社 @itok_twit 、サーバ側は @sumihiro 、デザインはお馴染みメタ・グラマーさんです。

改めて SocialMessage を御紹介させて頂きたいと思います。

 

■ 何故 SocialMessage を作ったか

冒頭にも書きましたが、SocialMessage はSNSのメッセージのやりとりを1つのアプリに集約してしまおうというサービス横断型アプリケーションです。SNSが当たり前となり、特に Twitter / facebook のメッセージ機能はその手軽さからビジネス現場でもメールの代わりに使われるようにもなってきました。僕もそうです。

ところが、使えば使うほど不都合が。

「メッセージング」をしたいだけなのに、Twitter なのか facebook なのか、やりとりをする相手によってアプリを切り替えないといけない、つまりサービスを意識しなくちゃならないという煩わしさ。「あの人はfacebookだけしかやってなかったよな?だからfacebookアプリを立ち上げて…」を考えるのってとっても面倒くさいのです。

また、Twitterとfacebookの両方を使っている人とやりとりしていると、ある時はTwitterで、またある時はfacebookで…と会話がサービスを跨いでしまって収集つかなくなる事もあったりしますよね。「あれ?あの件で会話したのは Twitter だったかな….?違うか、facebook側か」みたいな。これは超絶に不便です。

つまり、

  • サービスが複数存在する事による煩わしさ
  • サービスを跨ぐ同一人物とのメッセージングの分散問題

この2点を解決したいと思いました。

サービスを選んでから(アプリを選んでから)人を選んでいたのを、人を選ぶだけにしてサービスを意識しないようにしたい。SNSを使ったメッセージのやりとりは1つのアプリにまとめたい。そんな思いで SocialMessage は企画スタートし、1年の歳月をかけてようやく初期バージョンを公開できる所まできました。

 

■ 特徴

1. Twitter / facebook / Mixi によるメッセージングを1つに集約

サービスではなく、人にフォーカスを当てた仕様になっています。起動して各SNSのアカウントを登録した後に表示されるのは人のリスト(SocialMessageではフレンドと呼んでいます)

自分から見て、Twitter上のfollowerなのかfacebook上の友達なのかが一応分かるようにアイコンで表現していますが、ここは本質ではありません。「誰とメッセージングするのか」が重要なので、人の写真と名前がメインで並ぶようになっており、メッセージを閲覧/送受信したい人を選ぶだけです。

人ありきの見え方をさせるだけでも実は結構便利なんですよね。メッセージングに限っていば、facebookのアプリ、twitterのアプリ、mixiのアプリと使い分けずとも、SocialMesageを立ち上げるだけで完結出来ますから。

人を選んで表示される画面では、これまでのやりとりを振り返ったり、新たにメッセージを送ったり。ここはよくあるメッセージングアプリと余り変わらないと思います。特徴といえば Twitter でも facebook でも関係なしに全く同じインターフェースで閲覧・送受信が出来るところでしょうか。

 

2. サービスを跨ぐ同一人物とのメッセージングを集約できる

人にフォーカスをあてる以上、facebook上のAさん、Twitter上のAさん、Mixi上のAさんが別人でないのなら、その表示もまとまっている方が直感的です。「Aさんとあの話は確か facebook でやったよな…」という探し方をしなくても良くなりますからね。

そこで、SocialMessageでは、サービスが異なる同一人物のメッセージングを「まとめる」機能も用意しました。僕と弊社エンジニア @itok_twit とのメッセージングを例にとって解説してみます。

お互い facebook にも Twitter にもアカウントを持っていますので、僕が SocialMessage に自分のアカウントを設定した直後は

こんな感じになる訳です。Twitter側とfacebook側は物理的には同一人物だけどサービスが違うのでバラバラに表示されます。でもやっぱり、同一人物なのですからサービスに関係なくまとまっている方が良いでしょう。サービスを跨いだフレンドの結合とでも言いましょうか。

ちょっとやってみましょう。まず facebook 側を選択。

普通に facebook 側でやりとりした内容が表示されます。ここでアクションメニューから設定をタップ、更に「フレンド編集」をタップ

Twitterのアカウント上のfollower一覧から結合したいアカウント、つまり同一人物である @itok_twit を探します。

そしてタップ。

こうなります。facebook側とTwitter側とが結合しました。完了ボタンをタップしてメッセージ画面に戻ると

こんなふうに、FacebookとTwitterのメッセージが結合されて、時間軸に沿って並びます。これで、「あの話題は Twitter 側でやったっけ?」と迷う事はなくなりますね。誰とのメッセージを閲覧するのか、誰と送受信するのか。そう、「人」だけを意識しておけば良くなるわけです。

フレンドの一覧では、Twitter / facebook のアカウントが「結合」されている事が分かるようになっています。もちろん、Mixi アカウントがあればそれも結合可能です。

 

3. メッセージ画面をスキンで切り替え

メッセージのやり取りが表示される画面を自由にデザイン出来る仕組みを搭載しています。仕様をいずれ公開したいなぁと思っているのですが、初期状態では5種類のスキンが用意されています。同じメッセージ画面なのにスキンを変えるだけでガラリと様相が変化します。

結構自由度の高いスキン仕様になっているので、今後、様々なスキンを色んな方にお作り頂けるような展開に出来たら面白いんじゃないかなと考えています。

 

4. PUSH通知

メッセージで欠かせないPUSH通知。これも対応しています。

 

5. メッセージの履歴を全てhtmlメールで送信できる機能

地味に便利な機能です。ビジネスで使う事もある以上、メッセージングの記録はアーカイブとして残しておきたいし、いつでも参照できるようにしたくなります。そこで、メッセージ画面で読み込んだ過去のやり取りを一括でhtmlメール化できる機能も搭載しました。

Macのメールアプリでみるとこんな感じ。これで大事な会話をデスクトップで振り返る事も出来るようになります。

 

色々と御紹介しましたが、他にも着信音が沢山あったり、電話やメールなど連絡帳のデータと連携できたり、色んな機能があります。全てはメッセージングをより便利に…をコンセプトとしており、特に 1 と 2 の「まとめる」機能で他のアプリとは違ったメッセージング体験を実現できているのではないかなと思います。

ウチにしては珍しくほぼ1年という長い年月をかけてしまいましたが、そのぶん、特に facebook / Twitter でメッセージのやりとりを頻繁にされる方にオススメしたいアプリに仕上がりました。85円の有料アプリとなっていますが是非お試し下さいませ。

尚、SocialMessage を使うとメッセージに集中する事が出来ますので、TwitterのDMを見ようとして図らずもタイムラインを眺めてしまった…といったような思わぬ時間ロスも避けられる副次的なメリットもあったりします(笑) 思わぬ時間ロスを無くしたいという方にもオススメです :-)