余りこの手の映画を観る事は無いのですが奥さんとモテキを見に行ってきました。映画の日だったので2人で2000円。いつもコレぐらいだったら良いのに。
(本作監督の映画完成までの記録らしい)
で、2時間はちょっと気持ち長かったけど普通に笑って楽しめました。
作中の言葉を借りれば「サブカル」が物語の核を成す映画なので、当該分野に全く知見が無い自分には周囲の笑いについていけない事が多々有りましたけども…。シアター内で笑いが溢れる映画も良いですね、これまた随分前に見に行った舞妓Haaaaan!!!以来かも知れずです。
そんなモテキ映画の中で最も僕が興味を持ったのは、Twitterが当たり前のように使われていたこと。極端な話、Twitterを使った事が無いとかTwitterを知らない人が見たら何で?ってクエスチョンマークだらけになりそうなぐらい、Twitter無しには成り立たない作品でした。
それこそTwitterのタイムラインは映像に何度も登場するし、セリフにDMとかって普通に出てくるし。
1人だという女性の呟きに反応した主人公の呟きと、その後の「今は2人なう!」ってな一連の呟きを眺める女性、無言、とか。いぁその演出Twitter知らんと無理やん!みたいな。
興行収益がエラい事になってる理由が元々人気のあった漫画やドラマの続編的位置づけだったという事を差し引いても、演出ツールとして多用するTwitterの当たり前っぷりと観客の反応は時代の変化を感じさせるに十分でした。
そこが一番勉強になったかなぁ。あ、あとこれは鑑賞後に知ったのですがFacebookページも巧く使ってるなぁと。…まぁ映画を見たら必ず何かを学び取らないといけないって訳じゃないんですけどね。
例えサブカル知見が無いとしても(僕ほど疎い人はそうそういないと思いますけど)、普通に笑えるし、Twitterの当たり前ぶりを体感できるという付加価値もある映画でした。星★3つ。