先月末 5/30(水) に新しいサービスをリリースしました。Slidrsと書いてスライダーズと呼びます。

先日のエントリの通り昼晩2回 USTREAM で発表を行いまして、のべ150人の方に視聴頂きました。今回、昨年2月のSYNCNEL以来の新サービスという事で気合を入れて記者会見ばりに動画配信してみた次第です。


(自社の会議室で。こんな風に記者会見風の格子状パネルを自作した)

…が、どちらかというとUSTREAMを使ったのは「気合を入れる」為ではなく、新サービスがまさに今回のようなプレゼンテーションの場を進化させるべく開発したモノなので、それを強調する為でした。

Slidrsは、セミナーや勉強会、イベントや発表会など、何かしら「プレゼンテーション」が発生する場面で使用して頂ける無償のサービスです。タイトル通りですが、ページめくりも同期するプレゼン資料共有サービス という表現がピッタリでしょうかね。

実際に体験頂くのが一番良いのですが、次のデモの時まで待って下さいね…とはなかなかいきませんので、簡単に御説明致します。

 

Slidrsは、多くの方が「プレゼンテーション」に感じているであろう

  • 紙資料の無駄
  • データ配布の手間
  • 今どこ喋ってるんだっけ問題

といった問題を、解決する為のサービスと言い換える事ができます。

セミナーなら「会場」に相当するもの、数人の会議なら「会議室」に相当するものを、Slidrsのサイトで作成します。これをSlidrsでは「セッション」と呼んでいます。

作成した「セッション」に資料をアップロードして登録します。基本的にPDFを前提としていますが、何でもok。動画(mov,mp4)、画像(png,jpg,gif,tiff)、音声(mp3,aitff)、テキスト、あとURLも登録出来ます。また複数枚の写真をzip圧縮したフォトブック形式でも大丈夫。(ちなみに Slidrs の特徴でもあるページめくりの追随が可能なのはPDFとフォトブック形式のみとなっています)

作成したセッションにはセッション番号が割り当てられます。上の図では 17 ですね。

発表者は、会場や会議室で「今日はSlidrsのセッション番号17でやります〜」と参加者に伝えます。参加者には Slidrs アプリをダウンロード&起動、更に17という番号を入力してセッションに「入室」して貰います。(参加者の方はユーザ登録不要です)

入力画面

もちろん、発表者も同じように17を入力して iPad や iPhone からセッションに参加しておきましょう。これで必要な環境は揃いました。後は、発表者が自分のiPadで資料を切り替えたり、ページをめくったりするだけで、参加者の画面は発表者の動きをほぼ完全に追尾するという訳ですね。

入室
(発表者が自分のiPadで選択した資料が勝手に配信される。PDFやフォトブックであればページめくりも追随する)

細かな機能は色々とあるのですがそれは別の機会に譲るとして、ザックリと新しいユーザ体験の「コア」な部分を御紹介しました。

 

Slidrsを使えば、資料の印刷が不要なので資源のムダになりません、データ配布もしてくれますから手間もかかりません、更にページめくりも同期しますから「あれ?今どこしゃべってるんだっけ?」ってな事にもなりません。

更にクラウド型のサービスですので、「特定のWiFiルータ配下のみ」ってな制約もありません。ロケーションフリーですから、USTREAMと併用すると遠隔地でセミナーや発表会に参加出来るようにもなる訳です。遠隔の会議でも使用出来るかも知れませんね。

 

iPadやiPhoneをお持ちの方で、もし人前で何か話をされる事があれば是非是非御利用下さいませ。全て無償ですので^^ 聞き手側にiPhoneやiPadを持っている方が多そうでしたら、非常に便利にお使い頂けるのではないかと思います。

先般の発表会を経て、Slidrsを何故作ったのかとか、活用法とか、ビジネスモデルとか、将来目指すところとか、色々と御質問を頂いておりますので、順次エントリしていきたいと思います。

詳しい使い方等はオフィシャルサイト http://slidrs.net/ を御覧下さいませ。また専用のiOSアプリはこちらからダウンロードできます。