Mac
2014.01.26 (Sun)

Mac誕生30周年だそうです。凄いですね。

Appleの本家サイトも30周年ありがとう!テイストになってます。同時に、Your First Mac なるユーザ参加型企画もあるようなので、Macユーザな方は Anniversary Page に行ってみられると宜しいかと。

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僕が初めてMacに触ったのは iMac G3。初代のiMac ですね。

いきなり個人用に買ったとかそういう事ではなくて、新卒入社したソフトウェアの会社(WinだけでなくMacのソフト開発もやってた会社)で2年目後半ぐらいに Mac でのアプリ開発プロジェクトに配属になって、お下がりの初代iMacを使わせて貰った…みたいな感じだったと思います。

まだOSXが無い時代、C++でCodeWarriorってIDE使って開発してました。あの頃はまだ駆け出しのプログラマで、当時まだMacの世界には無かったソフトウェアDVDプレイヤーの開発プロジェクトでサブピクチャ(字幕)のデコーダ開発をしてましたかね。懐かしい。

そこから職を転々として、縁あって再び同じ会社に戻って(いわゆる出戻り)から暫くして iMac G5 を個人で買いました。2004年のこと。僕の中ではここが自分的なWin→Macのスイッチの瞬間で、それ以降は基本Macユーザで今10年目。その意味で、自分的な My First Mac は、仕事で使ったiMac G3 ではなくやっぱり iMac G5 です。

で、当時コテコテのWindowsユーザでMacを買うとは思いもしてなかった僕がMacを買おうと思った理由は、(1)iPod miniを使っていてApple製品の魅力に惹かれ始めていた頃だった事と、(2)出戻りした会社で同じプロジェクトになった同僚に「何か一緒にMacでフリーソフト作りませんか」的なお誘いを受けたからだったように記憶してます。

2人で Pyxis っていう開発ユニットを結成してですね、そのユニットの最初にして最後の作品であるOSX用RSSリーダ「Ensemble」というフリーソフトを一緒に開発、世界に向けて公開しました。慣れない Objective-C で僕は TinyXML をラップしてRSSのパース部分を担当。アイコンも描きましたね。

…と何気に思ってググったら今もページが残ってました。

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MacFanに掲載されたりもしましたねぇ、懐かしい。で、サイトのAboutを見て貰うと分かるんですが、このユニットを組んでいた相手がお馴染み弊社の @itok_twit なのです。まぁ後半はほぼほぼ僕は転職したり本業忙しくなったりでそれどころじゃなくなって開発から手を引いちゃいましたが。

で、転職市場を彷徨って行き着いた果てで、汚れきった己の履歴書を振り返って求職する気にもなれず、(株)フィードテイラーを創り、ただずっとMac使いではあったのでMacしか使わない会社にしようってよく分からないルールを自分1人会社に課して、iMacを買い換え、iBookも買い、Macと共にどこにでもありそうなWebシステム会社を受託メインでほそぼそやってました。

そして2008年にiPhone登場。その翌年2009年早々に @itok_twit がJOINします。(弊社に新しい仲間が加わりました) ほぼ同時にWebシステム会社の看板を下げ、iOSアプリ専門会社という見せ方を前面に出すようにした大転換期です。

ウチはiOS専門です!

当時は関西でまだそんな事を言ってる会社はどこにもなくて、iPhoneが盛り上がると共に、大阪でiPhoneなら…って切り口でそれなりに目立ってたと思います。だからこそ色んな所からお仕事を頂くことができました。iPhoneがまだ何かよく分からない時代にお声がけを頂いた御客様に本当に感謝感謝です。

ついでながらもう時効だと思うので書いちゃいますが、大阪でiOSなら…で必ず名前のあがるフェンリルさんから Sliepnir のiPhone版開発について相談を受けたりもしたんですよね。まだブラウザアプリがrejectされていた時代です。懐かしい。あの打合せで社長の柏木さんといつか飲みに行きましょうって話をしていたのですが結局実現せず。柏木さん、元気かな。

って何の話かよく分からなくなって来ましたが、お世話になった会社に出戻りして Mac にスイッチしていなければ、(株)フィードテイラーという会社は存在しなかったし、天気予報アプリのそら案内もここまで拡がらなかったし、B2Bのファイル共有サービスSYNCNELも生まれなかった事は確かです。富豪ブックも、8bitter、TwitterニヤリライフサポートのNyatterもまた同じですね。

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創業当初の3坪のオフィス。iMac G5はメインマシンだった。

歴史を語るに欠かせない「モノ」って必ずあると思うんですが、ウチの会社にとって iMac G5 はその一つなんです。これからもきっと僕は、今の自分や会社の原点であるMacをずっと使い続ける事でしょう。Mac30周年、お目出度う御座います。


2012.06.08 (Fri)

若干業務連絡的ですが、弊社は今年もWWDCに参加致します。WWDC2009, 2011 に参加してますのでウチとしての参加は3回目ですね。

回数を重ねる度に人数が増えていってまして、今年は弊社でそら案内やBook+を担当している @itok_twit と、SYNCNELやURL展開君の担当である @nakiwo、そして未公開プロジェクト担当の @sumihiro の3名。ちなみに web担当の @kumatch は今年も滞在組。(いつか AWS の国際カンファレンス re: Inventとかに行って貰いたい)

今回、よくチケット取れましたねぇ…と言われたりもしますが、そこはベンチャーの良い所が発揮されて発表当日に facebook group を駆使してリアルタイムに調整しながら難なく3枚ゲットできたってな感じ。

さてさて、今年は何が発表されるのでしょうか。楽しみ半分、不安半分。WWDCがiOSの式典の側面を持つようになって以来、今回は量的最大規模な発表が有るんじゃないかと目されていますが、どうなる事やら。

  • 次期iPhoneで液晶の解像度・アスペクト比が変わる
  • Retina対応のMacが出る

あたりがホントにくると、嬉しいながらも開発会社ベンダー経営者としては「出ちゃったかぁ…」という溜息混じりに呟いてしまうのは間違いありません。何より金や時間の追加投資を強いられますので。

まま、とは言っても自分の好きな世界で進化を目の当たりにするのは嬉しい訳で。iOS6については、標準のMapアプリがどうなるんだろうとか、facebook 連携がどうなるんだろうとか色々気になりますが、そら案内のアクセスログにも実は iOS6 は数十アクセスカウントされている事はさておき、ほぼ確実に来るのでしょう。

個人的には AppleTV で iOS アプリ作れます的な展開がそろそろ出てきて、テレビ業界に戦慄が走るってのが面白い上に、iOSベンダーとして仕事の幅もまた拡がりそうなので嬉しくもあったり、ホントにそうなったらいよいよ案件をもっと回すための(今までとは違うタイプの)増員も必要だったりするのか的な事もホンの少し思ってみたりもする訳です。

 

ちなみに。今年も留守番の僕はいつも通りに通常営業です。

「行ったら良いのに」とはよく言われるのですが、keynoteは一度聞いてみたいと思ってみたりするものの、もはや僕は開発者ではないので合理性という観点から「無し」なんですよね。概要的な話は帰還後のエンジニアとの会話の中で共有出来ますし、中途半端に僕が開発者的な事をしてみても効率が悪いよなぁと。

それよりかは経営者としてもっと大きな世界のウネリや経済の流れみたいなものを俯瞰的に体感する事の方が大切で、その為に数日間海外へビジネス観点で視察する…ってな事の方がよっぽど自分の役割なんじゃないかなと考えている昨今です。

何だか何の話か分からなくなりましたが弊社はWWDC2012に参加しますという業務連絡なのでした。御客様皆様には期間中開発業務がストップしてしまうという事で御迷惑をお掛け致しますが、技術力向上により更なるスピードと品質を御約束する為の布石になるモノですので、どうぞご了承下さいませ。


2012.04.11 (Wed)

僕らの世界はもはやオープンソース無くして語れません。

「インターネット」とか「ネット」とかでマルっと表現される全てのものにどこかしらオープンソースの恩恵を受けている所は必ずあって、多くのベンチャーよろしく弊社も何かしら貢献したいと考えてきました。そもそも情報共有には敏感な社内文化がありますので、それはソースでも一緒ですね。

って訳で、弊社の社内資産であるソースを順次公開していく為に github に feedtailor というグループを作成しました。上がそのグループ画面。手始めに Objective-C ネタを2つ程公開しています。

いわゆる便利ツール集ですね(iOS5前提)。各クラスやカテゴリのBase64, CRC, HMAC, SHA1, MD5, Calendar, Cell といったキーワードからだいたいどんなものかは想像して頂けるかと思います。

社内でのコメントを借りれば「Google の Toolbox を使うには大きすぎる。もう少し小さめな便利ツール郡があればイイなぁ…みたいな人向け」という事なのですが、まぁ詳しく書くよりソース見て下さいの方が早いと思いますので、開発者の皆様は宜しければ御覧下さいませ。ちなみにライセンスは修正BSDです。

参考までに(?) feedtailor の github group のメンバーはこんな感じ。

(僕を除いて)今でも凄い面々ですが将来もっと凄くなれたらイイなぁ(ボソ

で。

今後、Objective-Cなソースに限らず色んなものを公開していきたいと思っています。もちろん弊社のビジネスベースとなるものを公開ってな事にはならない訳ですが、基本的には便利なものは共有しようというスタンスですので、宜しければwatchしてやって下さい。

という訳で、弊社のソース公開の取り組み始めました!的なご報告でした。gitいいよ、git :-)


2011.09.08 (Thu)

OSXを10.3のPantherの頃から使っている僕ですが、バージョンが上がる度にAppleの細かなプラスαな心遣いに感心しています。大々的にデデーンと喧伝する機能がある一方で、小さな小さな、でも超便利な機能を追加していたりするのです。

昨日発見した機能が余りに便利過ぎて書きたくてしょうがなくなっての御紹介エントリです。

OSXを見たことある方はおなじみのFinder。画面はカラム表示で僕は通常この形式で普段使っています。そんなFinderに見慣れぬアイコンが並んでいる事に気がついたのが昨日のこと。こちら。

クリックすると

こんな感じになって何やらソートが出来るようではありませんか。以前はこんなボタン無かったんですけどね。じゃぁ何か意味があるんだろうと、例えば「最後に開いた日」を選んでみて衝撃を受けた訳です。こりゃすげぇ。

上から順に「今日」「昨日」「過去7日間」「過去30日間」「1ヶ月以上前」とiOSのセクションヘッダらしきモノが現れて見事に分類されるんです。

何とまぁ見易いこと、見易いこと。

これで、混雑しがちなダウンロードフォルダや書類フォルダの見通しが良くなります。特にダウンロードフォルダは確実に直近のダウンロードファイルが上に来ます。また、普通のフォルダであっても、一般的に直近に使ったファイルは再度使う傾向がありますから、目的のファイルに辿り着き易くなります。

元々 SnowLeopard の時から並び替えの機能は有りましたが、セクション単位で分ける機能は無かったですし、「最後に開いた日」のような気の利いたソート条件が無かったので余り使っていませんでした。…が!

左がSnowLeopard、右がLion

この充実ぶりですよ。使わない訳にはいきません。「最後に開いた日」以外にも以下のようなものがありまして。ちょっとまとめてみました。

名前 いつもの見慣れた表示
種類 「アプリケーション」「フォルダ」「イメージ」「PDF書類」「ミュージック」「ムービー」「プレゼンテーション」「スプレッドシート」「デベロッパ」…など、Spotlightでの分類に似ている
アプリケーション 「iTunes」「Microsoft PowerPoint」「Safari」「プレビュー」…
関連づいたアプリ毎に分類
最後に開いた日 「今日」「昨日」「過去7日間」「過去30日間」「1ヶ月以上前」…
最近開いた順に分類
追加日 「今日」「昨日」「過去7日間」「過去30日間」「1ヶ月以上前」…
ファイルが置かれた順に分類
変更日 「今日」「昨日」「過去7日間」「過去30日間」「1ヶ月以上前」…
変更された順に分類
作成日 「今日」「昨日」「過去7日間」「過去30日間」「1ヶ月以上前」…
作成された順に分類
サイズ 「1MBから100MB」「10KB〜1MB」「100バイトから10KB」…
容量毎に分類
ラベル 「レッド」「ブルー」…
ラベル毎に分類

こんな感じでそれぞれ分かりやすく分類してくれる模様。更にそれぞれショートカットが割り当てられていて、例えば「最後に開いた日」は [cmd]+[control]+3。僕は昨日からずっと頻繁に切り替えるようになりました。あー、あともちろん

ファイルを開くダイアログでも使えるという…。便利過ぎ。

 

という訳で「並び替え」機能の御紹介でした。これを知ってる・知らないで随分作業効率が変わる気がします。…ってか、ひょっとしたら普通に皆さん使ってますかね(僕が知らなかっただけ?)。Lionユーザでご存じなかった方は是非お試しあれ!

OSXが良いのはこういう所なんですよね。ユーザの事をほんとに考えてくれてる感が随所に見られるというか。

「こうなってくれたら良いよなー」と期待して行う操作には期待通りの挙動で応えてくれる事が多いし、今回のように密やかに(?)凄く便利な機能を搭載してきて効率UPをアシストしてくれたりもします。だからOSXは使えば使うほどWinには戻れなくなるんです :)


2011.08.08 (Mon)

自炊といえば ScanSnap、スキャナと言えば ScanSnap。

そんなScanSnapを開発されているPFUさんが、ScanSnapを活用できる商品を紹介する専門サイト ScanSnap Select を8月1日からオープンされています(プレスリリースはこちら)。

掲載されている物は種々様々で、EvernoteやSugarSyncといったサービスや、自炊に使う裁断機、自炊ガイドブック的な書籍などなど。

そんな中に弊社のファイル転送支援iOSアプリ FastBoard をエントリして頂きました。PFUさん、有難う御座います m(__)m

FastBoard は、Mac 専用クライアント FastBoard for Mac を使って、Mac と iPad を WiFi で繋ぎ、Mac上で転送したいファイルを Drag&Drop で転送できるというアプリケーション。Mac → iPad だけではなく、iPad → iPad も可能だったり、複数台の iPad にも転送できたりと、転送(と表示)に特化したユーティリティ。(詳しくはこちらのエントリをご覧下さい)

んで、この FastBoard が何故 ScanSnap の活用アプリになるかと言いますと、こちら。

FastBoardを発表した当初のブログエントリでも紹介したのですが、ScanSnap Manager と連動させると、あたかも ScanSnap を iPad のスキャナであるかのように 振舞わせる事が出来るのです。それで ScanSnap 活用の1ソフトウェアとしてエントリさせて頂いているというわけ。

ご存知の方もいらっしゃるかも知れませんが、PFUさんは自社で主催されている新製品発表を兼ねたフェアでスキャン機能付き Dock を発表されています(スキャンして直接接続したiPadに取り込んでしまうスキャナ)が、このコンセプトを Mac を間に介在させる事で無理から実現するのが FastBoard + ScanSnap Manager の組み合わせなんですね。

ScanSnapをお持ちの方は是非お試し下さい :-)

 

この FastBoard を含め各社商品をGETできる ScanSnap Select OPENキャンペーンが今開催中ですので、興味有る方は応募してみても良いかもです。FacebookやTwitterからでも応募可能だそうです。

という訳で、ちょっとしたお知らせでした。