2016.03.31 (Thu)

去る、2016年3月20日(日)に開催された淀川国際ハーフマラソンで走ってきましたよ。昨年11月の淀川マラソン以来ですので5ヶ月弱ぶり。完走証(?)的なものが届いたので振り返ってみます。

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(完走後にランの格好で写真を撮り忘れた…)

これまでに走ったことのあるマラソン大会は

  • 堺シティマラソン(10km)
  • 淀川市民マラソン(ハーフ)
  • 嵐山マラソン(ハーフ)
  • ニース・カンヌマラソン(フル)
  • 淀川市民マラソン(ハーフ)
  • 淀川国際ハーフマラソン(ハーフ)

なので、半分は淀川。どれだけ淀川好きやねんと(笑)。まぁ家から電車一本20分ぐらいで行けるので参加し易いのです。で、今回3回目の淀川ハーフですがタイムはこんな感じ。

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(ネットタイムで2時間14分34秒…前回より早くなってるとは言え遅い…orz)

基本的に走るの遅めです。ま、でも良いのです。マイペースでちょっとずつ伸ばしていきます。足が痛いのもずっと引きずってるのでこれも直しながらですけど次も頑張りましょう。

 

惑わされず愚直に走る

若干納得行ってないのですが、今回は(自分的に)大きな気づきを得たので良しとします。

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(今回の走り始め。気を抜くとやっぱり周りのスピードに引っ張られるので自制自制…)

走り方というか、今後のマラソン大会への挑み方の指針が自分の中にできたというか。新たな気付き。

今までの参加大会では、走り始めに周囲のランナーのスピードに煽られて無理をして終盤でしんどくなる…というダメパターンだったんですね。ダメだと思いながらも調子に乗ってしまう。で、あとでスタミナがもたず後悔するという、平均スピードがだんだん下降していく走り方ですね。

後悔するのは別に良いんですけど、問題は「次の大会では前回よりタイム伸ばすぞー」と意気込んでもそれを達成する為の計画が立てにくかったことなんです。スピードが変動すると今の走りがokなのかが都度チェックしにくいんですよね。よくよく考えると。で、チェックしにくいということは改善できないということです。

走り中にPDCAが回らない。

例えば5km通過地点で完走タイムを推定できません。だから漫然と走る。前回より短くなるかなぁ、ならんかなぁ〜、みたいな。希望的観測でしか走れないのはいかんなと今回これに気が付きました。だから、練習も指針が持てなかったんですよね。指針のない練習は何事においても意味ありません。

んだらば、スピード固定にしたら良い。仮に、1kmを6分ピッタリで走れたらハーフは2時間6分。2時間6分で走りたいなら、21km走るあいだ中ずっと6分をキープすれば良い。毎kmが6分であるかどうかは常にチェック容易だし、PDCAが回し易い。日々の練習は「6分をキープして走り続けられる体づくりをする」と明確化できます。指針も立つ。当たり前の話なんですけどね、今頃気が付きましたよ(遅ぇ〜〜w)

で、今回、愚直にただただ1kmを6分30秒でキープして走り続けるという実験をしてみました。僕の今の体力では6分30秒キープが精一杯なので6分とか無理はしない。記録は以下の通りです。

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キレイに6分30秒近傍にとどまってます。理論値は2時間16分30秒の筈で、実際、最後少し追い込みかけて2時間14分34秒でした。走ってる最中は常に6分30秒かどうかだけを気にしてて、理論値を意識した走りはとても走り易かった ですね。熟練ランナーはこんな感じで走ってるのでしょうかね。当たり前なのかも知れない。まぁタイムは4分台とかそういう神レベルでしょうけども。

細かな粒度で良し悪しを定量的に評価できると全体のレベルを底上げし易い のは全てに言えることです。マラソンでも一緒だろうなと、それに気づけたのが今回の収穫でした。

 

次は台湾でフルマラソン??

毎月「75会」という食事会をジールズの大谷さんとやってまして(2人とも75年生まれなので)、近況報告やら経営者同士のあるある話を交わすのですが、最近よくマラソンの話になります。

先日の75会で「台湾でマラソン一緒にどうすか」とお誘いを頂いたこともあり、次回は台湾でフルマラソンに参加するかも知れません。フルマラソンへの挑戦は一昨年のフランス以来2回目になりますね。フルマラソンは毎回海外でってのも何だか面白いかも知れません。

 

マラソンとは別に、以前にエントリした通りトライアスロンへの挑戦も少しずつですが進めています。スイムとランだけのアクアスロンにまずは参戦するつもりでして、一応今年の初出場を狙ってます。どうなることやらですが頑張ります!


2016.03.28 (Mon)

久しぶりに書評です。ビジネス書。

MITで教えられている、ビジネスを始める24ステップがまとめられた書籍です。ビジネスをどのように立ち上げてどのように成長させていくか。その為に考えるべき全てが網羅されていると言って良いでしょう。

紹介されている24個のステップは大きく6つのテーマに分けられています。

  1. 顧客はだれか?(6)
  2. 顧客のために何ができるか?(5)
  3. 顧客はどうやって製品を手に入れるか?(3)
  4. 製品からどうやって収益を上げるか?(4)
  5. どのように製品を設計すべきか?(4)
  6. どのように事業を拡大すれば良いか?(2)

カッコ内の数字は24ステップのうち何個がそれぞれのテーマに属するものかを表していますが、「顧客」という言葉が入ったステップは実に14個、半分以上を占めています。ビジネスを起こす以上は、当たり前に熟考しないといけないのに結構忘れがちな「顧客」という要素について、全方位的にどんな視点で考えるべきかをよく解説してくれていると思います。

これだけのことを考えて事業を営んでいるか?と振り返ってみると、自分が過去に起こした事業の多くで抜け落ちていたステップが多く反省しきり。B2B事業の経験がなければ3つ目のテーマの重要性とか分からなかったりするので、その意味でもっと早く読みたかった書籍ですね。僕の場合はB2B事業を始めたとき、ほとんど考えられてませんでした。

売上をどうやって上げるかという回収戦略が列挙されているのも参考になります。興味深かったのは、facebook に買収された instagram が何のビジネスモデルも無く運が良かっただけとバッサリ切ってるところ(笑)。フリーミアムモデルには最近疑問を感じているので共感するところでした。

また、全24ステップをクリアしてからでないとビジネスを始めるなということではなく、とにかくやってみること、必要最小限にして動いてみること、を説いているのも現実に則していて良いですね。

見込み顧客と接触したり、市場の一次調査をしたりする行動に重点を置くことを忘れないで下さい。

起業家は、賢明でフレキシブルな行動を求められます。常に実行し、前進して、アイデアと製品を実際の顧客で試しながら、成功へのらせん階段を昇っていきましょう。

本書の最後にある言葉です。やはり正解は御客様や社会が知っているんですよね。だから、その声にいち早く触れること、そのフィードバックを取り込むこと、そのサイクルを繰り返すこと、とはいっても闇雲にやるのではなく考えながら進めること。そのバランスを正しく取る助けに本書は間違いなくなると思います。

良い書籍に巡り会えたことに感謝ですね。ことあるごとに見返す書籍になりそうです。事業を起こす方には間違いなくオススメですが、価値を御客様に届けるまでのプロセスを作るのにどれだけのことが考えられるべきかよく分かるので、経営者だけでなく全てのビジネスパーソンが読むべき本だとも思いました。星5つ★★★★★です。


2016.03.27 (Sun)

3/3(木)〜11(金)に米国カリフォルニア州に行った時の記録、2つ目。

現地では、ちょいと博物館系にも足を運びました。初日は時差ボケなんてそっちのけでカリフォルニア・サイエンスセンターに。

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名称の通り科学館で、最近だと引退したスペースシャトル・エンデバーを展示しているということで知られています。男性なら誰しも宇宙に憧れたことがあると思いますが、僕もご多分に漏れずで、スペースシャトルを生で見れるなら是非と早々に足を運んだ次第。

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ででーん。エンデバーです。でかい。とにかくデカい。建屋は体育館の比ではなく、面積もあれば天井もばか高い。ビルの何階建て分なんでしょうかね。圧巻!としか表現しようがありませんでした。

壁一面にはスペースシャトルが飛んできた歴史。こんなに飛んでたんかと。

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どんな実験をやってきたのか、誰が乗ってたのかとか。毛利さんとか若田さんとか、エンデバーにのった日本人の名前もきちんと掲げられてました。すげーなー。宇宙好きにはたまらない展示物じゃないでしょうか。スペースシャトルというと、どうしてもチャレンジャー号やコロンビア号の事故が思い出されてしまう訳ですが、これからの宇宙産業の発展を願うばかりでした。

 

4日目にはゲティセンターに。ゲティ美術館とも言われるみたいですが、石油王ジャン・ポール・ゲティ氏のコレクションが公開されているものです。

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こちらもサイエンスセンター同様、巨大でした。山の中腹というか高い位置にあるので、博物館まではふもとの駐車場で車を降りて専用トラムで結構上がっていきます。なので眺めがとっても良くて、アートに浸る為の隔離された空間という感じがしました。時間がゆっくり流れてた気がします。

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かの有名なゴッホやモネの絵も展示されている一方で、無名な人の絵もあったり、彫刻や調度品の展示もあったりとホント色々で、建造物としてもそもそも綺麗だし、庭園まであって何でもあり。バリアフリーが徹底されてるのは印象的でした。

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あと、フラッシュOFF状態なら写真とっても良いとか、ほぼ全て手で触れる距離感だとか、絵を模写している絵かきさんがいたとか、なかなか日本の美術館では味わえない雰囲気がそこにはありました。どっちが良い悪いではないですけど、個人的にはこのスタイルが好きかなぁ。僕は絵について全く詳しくないし、好きな画家がいるとかは特にないのですけど、ぼけーっと絵を見るのは好きです。展示数が多いぶん油断すると1日が終わってしまいそうでした。

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売店でジャン・ポール・ゲティ氏の本を見つけました。目次を見ると最初の章が「How I Made My First Billion」と書いてあって、最初がそこからかい!と思わずツッコミを入れながら買ってしまいました。帰国して早くも2週間、目次と最初の章を読んだぐらいで全然読めてませんけども…w

 

という訳で米国での博物館めぐりでした。何より驚いたのは基本的に無料だったことです。サイエンスセンターは寄付で、ゲティ・センターは富豪が作った財団により運営されていました。特にサイエンスセンターでは寄付者の名前が掲示されていて、100万〜500万ドル(数億円規模)の寄付者が何人もいたりとかもはや意味不明でしたね。寄付に支えられる米国社会は話には見聞きしていたものの、どこかしら「とはいっても寄付ベースではなかなかね…」という勝手な想像があったのですが完全に間違ってました。寄付の力すごい。

個人の圧倒的な財と寄付による節税効果によって、とってもクオリティの高い科学や芸術に触れられるようになっている様はとても良いなぁと思った次第です。


2016.03.26 (Sat)

先日、ヴァル研究所様でお話しました〜ということをブログに書いたところ、大阪の勉強会として有名なWSx2(ウズウズ 〜知恵の共有ワークショップ)の板羽さんから御依頼頂戴しまして、4月19日(火) に登壇させて頂くことになりました。→ 詳細

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画面キャプチャ画像の通りウズウズさんのウェブサイトに掲載されていますのでご覧下さい。

ウズウズさんは2007年からず〜っと一度も欠かさず毎月勉強会を開催されているという凄い勉強会です。過去にはあのイケダハヤトさんや、IT系では有名な湯川鶴章さん、Evernoteエヴァンジェリストの @goryugo さんとか、結構尖った方や変わった方が登壇されてます。

 

今回、開催9周年(108回目)という貴重な記念の回でお話させて貰うことになりました。タイトルは「選ばれる個人や会社になる方法」というもので、以前にヴァル研究所様でお話した時と同じ。中身は少し再構成して、あと当時話ができなかった内容を若干プラスαして、以下のようなアジェンダでお話する予定です。

■ 因縁果の大原則

  • 求める前に高めること

■ 生き残る戦略1 : 先鋭化とアウトプット

  • 天国と評された開発会社が生まれた理由
  • 尖れば尖るほど人は引き寄せられる
  • アウトプットが新たな知恵を生む

■ 生き残る戦略2 : 信頼のバランスシートに資産を積む

  • 手塩にかけた開発部門を解散した理由
  • ビジネスは「人」、仕事も「人」
  • 課題解決 → 信頼 → お金

■ 生き残る戦略3 : 好きなことを仕事にしない

  • 開発会社の強さが開発力ではない理由
  • 期待されていることを読み取る力
  • 面倒なことを避ける人は成長しない
  • 好きになるべきたった一つのこと

無い無いづくしではじめたフィードテイラーという会社が10年間生き残ってこれたのは、御客様やパートナー様、joinしてくれた元弊社エンジニアなど色んな縁があってこそでした。振り返ってみると、そんな色んな方々との縁を頂くに至る行動指針があったなぁと思うんですね。それを3つのポイントにまとめてお話しようと思ってます。

アジェンダだけ見ると何だかふんわり自己啓発系コンテンツのような香りがしないでもないですが、論理的かつ具体的で可能な限り生々しい体験談を盛り込んだ内容にするつもりです。

今回の勉強会でお話させて頂く内容が、経営者の方や個人事業主の方にとって事業運営の何らかのヒントになったり、サラリーマンの方であればキャリアを考えるきっかけにして頂けたりしたら嬉しいなと思ってます。こちらのページからお申し込み可能ですので、宜しければ是非お申し込み下さいませ。


2016.03.23 (Wed)

2006年の創業時にカレントの北村さんにデザインして貰ったのが、

こちらのロゴです。

10年間、弊社のシンボルとして使用してきました。デザインして下さったカレントさんには感謝しております。創業当初は右も左も分からず、はじめてクリエイターさんに発注するということを体験した時でしたね。

昨年末、ちょうど第10期を終える節目だし、事業も体制も大きく変わるし、事務所の所在地も変わるし、それならロゴも変えてしまおうと。そこでデザイナーさんの中では今一番弊社のことを分かって頂いているメタ・グラマーさんにロゴリニューアルの御依頼をさせて貰いました。

できあがったのがこちら。

シンボル的なアイコンは敢えて無くして、ロゴタイプだけにしました。色味は踏襲しつつ、特徴的なフォントを使ってます。というか作って貰いました。よくよく見ないと分からないのですが、丸みを帯びつつ底辺はしっかりと水平に切れているんですね。一方が丸く、一方は角ばってると。

片方の丸さは対御客様やパートナー企業様への姿勢を表してます。誠実に寄り添う気持ちで日々接すること、刺々しくならないこと。底辺側が角ばっているのは自社のスタンスを表現してます。地に足つけてしっかりと仕事に勤しむこと、時には確たる信念で伝えるべきことを言うのも厭わないこと。

これは創業来ずっと持ち続けてきた僕の基本スタンスです。決して傲慢にならず、かといって御客様やパートナー様に迎合する訳でもなく、丸みと堅さをバランスよく併せ持った企業でありたいと考え続けてきました。その考え通りに言動できていないこともあるので自戒の意味を込めて、また今後再び増員するようなことがあった場合にjoinして貰う方にも価値観を共有して貰う為に、その想いを日頃から目にする(して頂く)ロゴに形として折り込んでみた次第です。

安定感、信頼感、誠実さを一度に表現したいという無茶な注文に対応して下さったメタ・グラマーさんに感謝しております。有難うございました!

フォントに込めた想いは名刺の形でも表現しています。名刺の上辺だけ丸く角を取りました。

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また、封筒もこれをいい機会にと一緒に作って貰いました。

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実は、年始にお取引先様に郵送させて頂いた移転案内ハガキも新ロゴを使ったアイテムでした。

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創業来、この手の紙モノって作ったことが皆無でしたので、10年過ぎてようやくまともに名刺やら封筒やらを作ったということになります。これまで全従業員の名刺は、僕がIllustratorを使ってデータ入稿してたんです。

今更ですが、こういうアイテムをプロフェッショナルな方にちゃんと作って貰うのって楽しいですね。コンセプトを実際に手に持てるモノとして表現できるクリエイターの皆さんはやっぱり凄いと思います。


2016.03.21 (Mon)

随分と前にCMSにもうずっと疑問を持ってますという話というエントリで「Wordpressから早く引っ越したい!」と書いていたのですが、ようやくこの社長ブログを別システムへ引越し完了しました。思い始めて約5年、長かった…。

別システムというか、静的サイトジェネレータ「Hugo」を使って全てを静的ファイルとして生成、それをサーバに置いているだけの状態です。DBもなければPHPのプログラムもありません。セキュリティ的な心配はほぼ皆無で随分気持ちが楽になりました〜。

このブログの他、フィードテイラーとして運用しているサイト

も全て「Hugo」で構築済み。やはり、テキストファイルを手元のPC/Macで更新するだけでサイトの全htmlファイルが生成されるのは、楽なうえに安心です。せっかくなので、編集の様子を動画にしてみました。

 

Hugoを使ったブログ執筆 from feedtailor on Vimeo.

 

こんな感じで手元のMacでブラウザとテキストエディタを使って更新したい内容を書いていきます。テキストファイル保存のショートカットを押すと([command] + S)、即時にブラウザで確認可能。この瞬間、サイトに必要な全ファイル、トップページから500以上のブログエントリ、アーカイブページ等々が全部htmlで自動生成されています。これだけのページ数でも生成時間1秒ちょいです。

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あとはこの一式をサーバにアップロードするだけでok。CMSのようなシステムに接続することなく、お気に入りのテキストエディタで原稿を書いて保存し手元で確認、アップロード、以上!…という理想のワークフローができあがりました。

構築を頑張ってくれた @t0shiya に感謝です。

今回ブログを完全静的サイトに移行して感じたメリット/デメリットを整理すると、

メリット

  • セキュリティの心配が(ほぼ)ゼロになった
  • サーバメンテナンスの手間がゼロになった
  • バックアップを取る作業がゼロになった
  • 万が一トラフィック激増した時の心配がゼロになった

デメリット

  • 動的な要素を排除することになった

という感じでしょうか。

デメリットにあげた動的な要素とは、Wordpressではプラグインを使って「一番見られているページ」をサイドバーに掲載していた箇所です。それが無くなりました。あとサイト内検索も Google 先生にお任せする形にしたので、検索結果の表示については妥協しています。…ですが、全体としてはメリットは大です。一番見られてるページの仕組みはjavascriptで実装しようと思えばできるので、時間あればやりたいところ。

快適なブログ執筆環境が手に入ったということで今後、今年のOUTPUT量の増やすという方針に沿って書いていきたいと思います。

という訳で更新系サイトの静的化に興味がお有りの方はお気軽にお声掛け下さい。静的サイトジェネレータを使って安全かつ更新可能なサイトを如何に作るか、情報の御提供はできると思います。あと、来週3/28(月)に 第2回静的Webサイト勉強会 も開催されますので是非お越し下さい。本ブログのことにも言及する予定です。


2016.03.14 (Mon)

西海岸に渡る直前週の2月26日。いつも御世話になっているヴァル研究所様にて講演を致しました。

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(写真はプロジェクトでご一緒している内田さんのfacebookから拝借)

ヴァル研究所様には顧問という大役を昨年末から頂戴しているのですが、その初期に「フィードテイラーという会社を作って経験してきたことを話して欲しい」と講演の御依頼を頂いてました。

当日は70人ぐらいの方が参加されていたでしょうか。社員さんのほぼ半分の方に聞いて頂いたということですから大変なことです。事前に社内アナウンス用にということで担当の新井さんにお送りしてたサマリーとアジェンダが以下のような感じ。

[概要]

私の10年間の会社経営は、いかに人から選ばれるかを模索してきた歴史でした。人・物・金・経験・実績の何もかもが無い無い尽くしの状態から創業して事業売却に至るまでの経験で学んだことをお話させて頂きます。個人のキャリア形成や会社の事業戦略を考えるヒントにして頂くことができたら幸いです。

[アジェンダ]

-「天国」と評された開発会社は、いかに生まれ、失われたか

-「信頼」のバランスシート

-「激変」の時代を個人/会社として生き残る

誇れるものがホントに何一つ無かった自分が、10年前に創業して、開発部隊を組織して、オリジナルのサービスを作って、事業売却にまで至ったのは、色んな方々に自分や自社を選んで頂くという有り難いことが続いてくれたからです。

開発者にどうやったら(就職先として)選んで貰えるか、御客様にどうやったら(委託先)として選んでもらえるか。その思考の先にあったことやモノ、そこから得た気づきを実体験ベースで色々お話させて貰いました。

いぁしかし、自分でもビックリするぐらいさらけ出しましたね…。

ジョブホッパーだったサラリーマン時分の暗黒時代、創業直後の反省、なぜ開発者の理想郷を作ろうと思ったか、変わった制度や施策を作ってきた理由、その効果や是非、給与の計算公式とその論拠、経営者・管理者・従業員のそれぞれの観点で得た学び、どうせならってことで創業以降の銀行口座残高推移も見て貰いました。

当時の社員の一人が「天国のよう」と表現した環境で何が起こり、僕がなぜ開発部門を解散するに至ったのか、理想的な就労環境を作るという社会実験はなぜ失敗したのか。経営者として僕はどこがダメだったか。どうすべきだったのか。端的に言えば失敗談ですね。

さらけだし過ぎたのか講演の後半で何となく場が「シーン」という感じになってしまってですね(苦笑)、話の組み立て方を間違ったかなぁ…と気になって後半が若干しどろもどろになってしまったのは反省点だったですけども、結果的には、最後の質疑応答で沢山質問を頂けたとか、後から頂いたアンケートを拝見した内容から、赤裸々にお話させて貰ってやっぱり良かったなと。

頂いた感想の中に、本を書くと良いのではと御提案も頂いたり、「ぜひまたこの講演は聴いてない人にやっていただきたいですし、聞いた人は続編や改版を聞きたいです。」と有り難いコメントも頂いたりしました。

本かどうかはともかく(昨年宣言した電子書籍もまだ終わってないw)、就労環境や生産性を徹底的に追求してきた10年間の記録をちゃんと残すのが、やっぱり自分の新たな役割なのかも知れませんね。改めてそう感じました。

昨年夏からやってる電子書籍執筆はボチボチ進んでます(?)ので、それと平行してやれればと思います。講演で話したtopicsをこのブログでも書いていこうかなと。

アウトプットしてたら自分の役割が見えてくる、というのは持論なのですが、それをまた実感できました。だから更に更にアウトプットしてまいります。貴重な機会を頂いたヴァル研究所さんに感謝しております。

 


2016.03.12 (Sat)

先のエントリの通り1週間ほどUSに行ってまして、無事に帰国いたしました。

3/11(金)の晩に帰国して、一眠りのあと翌日いつも通り早朝出社。1週間ぶりのオフィスに「安心感」のようなもの感じたのは、生粋の仕事好きである証拠でしょう。デスクを離れるのは1週間が限度かも知れません。

弟夫婦が住むロングビーチや宿泊してたハンティントンビーチを拠点に、北米で奥さんが一番行きたいと言っていたグランドキャニオンをはじめ色んな所を訪ね回りました。雑記的になりますが記録の意味で少しばかり綴ってみようと思います。

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今回の旅行で、唯一ツアー的なものにお世話になったのがグランドキャニオン。よくあるのはラスベガスからバスツアーだったりするそうですが、ロスから飛行機1時間半で直行するツアーもあるってことを直前に知りまして、それを利用しました。

グランドキャニオンに行くと普段の悩みなんてチッポケに感じるなんて言うそうですが、そんな感じは余りなく、普通に仕事のこと考えてましたね。相変わらずというか何というか。

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それにしても超大自然、凄過ぎました。2日程かけて徒歩で谷へ下って行ったところには宿泊施設があるんだとか。谷底からみるグランドキャニオンもまた格別らしく、予約しても2年後になるのだそうです。色々とスケール感が違いました。

 

グランドキャニオン以外は、現地在住の弟夫婦が運転してくれる車での移動か、レンタカーで自分で運転のどちらか。さすがの車社会って感じで、国際免許とレンタカーがあってガソリンの入れ方と駐車場の止め方さえ分かればどこでも行けそうな気がしましたね。フリーウェイも原則タダだし。

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長距離ドライブして行ったのが SAN DIEGO ZOO SAFARI PARK。初の海外運転で2時間かけてサンディエゴまで結構頑張りました。案の定、道に迷ったりもしましたが、そのぶんサヴァイブ力はついた気がします。

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現地ではキリンやサイやヤギと戯れるなど。動物園は何年ぶりでしょう?SAFRI PARK はお子さんとかいらっしゃると最強に楽しめるでしょうね。familyで是非行って貰いたい場所です。もちろん、僕らのような夫婦だけでも十分に大自然と動物を満喫できました。

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グランドキャニオンでも感じたことですが、とにかく壮大感が半端ないのは米国ならではですね。

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とにかく広い。飼われてる動物を鑑賞するという感じがなく、動物が住む世界にお邪魔する感じです。日本だと北海道の旭川動物園の取り組みとか有名だと思うんですが、あのコンセプトの原点はココだろうなぁと。動物園は動物の見世物小屋じゃなく、動物の生き様を体感する教育の場という存在意義の定義をきちんとしてるようでした。

 

あと、ロングビーチからもほど近くということで本場ディズニーでも丸一日。奥さんとはお付き合い初めて10年・結婚7年目になりますがディズニーは初めてという。2001年にできたというカリフォルニア・アドベンチャーのほうへ行きました。丸1日かけても回りきれませんでしたが、ディズニー60周年を記念した閉園間際のショーが本当に素晴らしかったです。

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幅114m x 高さ15m のウォータースクリーンとか、大きな観覧車よりも高く上がる噴水とかもう訳分からないし。大きさに物を言わせたエンターテインメントですね。クオリティも高く、とにかく凄かった。

壮大さゆえかショーの最中の歓声と拍手が半端なく、クリエイティブに対するリスペクトというか、良いものは良いと全力で表現する米国らしさも改めて実感した次第です。アナ雪のテーマソングとか大合唱でしたね。

 

行く先行く先でビジネス的なヒントも沢山得られました。奥さんにも喜んでもらえたし、総じて訪ねてよかった所ばかりでした。他にも、博物館とかも色々回ったのですがまたエントリ分けて書いてみようかと思います。

 


2016.03.10 (Thu)

おかげ様で先のエントリのとおり、第1回静的Webサイト勉強会は無事に終わったところなのですが、ここで間髪いれず今度は東京で第2回Webサイト勉強会を開催したいと思います。

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実は既に Connpass で第2回勉強会専用のページが用意されておりまして、80名募集枠のところに既に64名の方が応募をして下さっています。少し前に公開したところなのですが、東京圏での反応の速さゆえ…というところでしょうか。主催者としては大変、有り難い限りです。

開催日時は 3/28(月) 19:00 から。会場はいつもお世話になっているヴァル研究所様です。

 

勉強会の内容

弊社からは静的サイトジェネレータを使った静的Webサイトの概要と具体例をご紹介する予定。

具体例として、静的サイトジェネレータ Hugo を使ってWordpressから移行した弊社の「スタッフブログ」についてとか、事務担当(というかウチの奥さん)が始めた「ひとことブログ」についてもご紹介できるかと。

実際にどんな感じで更新できるか、また、静的サイトジェネレータが抱える「リテラシーがそれほど高くない人にはハードルがある」という課題(の一部)をどうやって解決しているか、独自ツールの紹介も兼ねて解説できればと思ってます。

また、第1回は弊社の取り組み紹介のみになってしまいましたが、今回登壇して頂く方々のお話も必聴です。

企業サイトの企画制作の専門家、セキュリティの専門家、の観点から静的化の意味についてお聞きできる貴重な機会となっております。

 

ライトニングトーク(LT)と懇親会

前記のM2Mテクノロジーズ内山さんのお話はLTの1つ目。他にもまだ枠がありますので、静的Webサイトに関する事でしたら何でも結構ですのでお声がけ頂ければと思います。

また会場のヴァル研究所様の協力も頂いて勉強会後には懇親会も開催予定です。1000円を頂戴することにはなりますが勉強会は懇親会が本番とも言いますので是非併せてご参加をご検討頂けたら幸いです。

 

ということで第2回静的Webサイト勉強会のご案内でした!第3回以降も順次企画してまいります。

 


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毎年、結婚記念日(2/1)の近辺で奥さんと旅行に出ることにしています。普段から土日祝、GWにお盆正月と世間の暦とはほぼ無関係に仕事しているので、まとまって一緒に過ごす時間がやっぱり必要だよなーということで。

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昨年末には会社も創業10期の節目を迎えたし、先のエントリの通り事業も売却/譲渡してiOSアプリ開発事業もやめてしまいましたし、ちょっと色々ゆっくり思い巡らす機会を作っても良いかなぁってこともありまして、奥さんと一緒にロサンゼルスです。写真は自分一人ですが。

機中泊を含めて7泊9日の、3/11(金)夕方に帰国予定。そんな渡米直前の関空から書いてます。仕事のこと、ビジネスのこと、これからのこと、色々考えながらまったり過ごしてみよかなと。ビジネス忘れてリフレッシュとか、そういうのができない性格なのでしょうね。

実は、弟がロスのロングビーチというところにいます。現地で結婚&家購入&第一子誕生というライフイベントを迎えてすっかり落ち着いているので、お祝いかたがたお邪魔するのも今回の目的。米国で持ち家を持つってどんな感じか聞いてみたり、料理してみたり、甥っ子や、飼ってるらしいニャンコと戯れたりしてみようと思ってます。

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あと初めて国際免許を取りました。海岸線を走ってみたり、一日隣町に車で出てみたりしてみようかと思っています。

今回も例によってiPhone, iPad, MacBook等々持ってきていますので、場所が米国になるってだけで時間の隙間に仕事は普通にしてると思います。時差はありますが、恐らくメールも24時間以内ぐらいには返信できると思いますので普段通りお気軽に御連絡頂ければ幸いです。

できれば現地からもエントリしてみようと思います。