2006年の創業時にカレントの北村さんにデザインして貰ったのが、

こちらのロゴです。

10年間、弊社のシンボルとして使用してきました。デザインして下さったカレントさんには感謝しております。創業当初は右も左も分からず、はじめてクリエイターさんに発注するということを体験した時でしたね。

昨年末、ちょうど第10期を終える節目だし、事業も体制も大きく変わるし、事務所の所在地も変わるし、それならロゴも変えてしまおうと。そこでデザイナーさんの中では今一番弊社のことを分かって頂いているメタ・グラマーさんにロゴリニューアルの御依頼をさせて貰いました。

できあがったのがこちら。

シンボル的なアイコンは敢えて無くして、ロゴタイプだけにしました。色味は踏襲しつつ、特徴的なフォントを使ってます。というか作って貰いました。よくよく見ないと分からないのですが、丸みを帯びつつ底辺はしっかりと水平に切れているんですね。一方が丸く、一方は角ばってると。

片方の丸さは対御客様やパートナー企業様への姿勢を表してます。誠実に寄り添う気持ちで日々接すること、刺々しくならないこと。底辺側が角ばっているのは自社のスタンスを表現してます。地に足つけてしっかりと仕事に勤しむこと、時には確たる信念で伝えるべきことを言うのも厭わないこと。

これは創業来ずっと持ち続けてきた僕の基本スタンスです。決して傲慢にならず、かといって御客様やパートナー様に迎合する訳でもなく、丸みと堅さをバランスよく併せ持った企業でありたいと考え続けてきました。その考え通りに言動できていないこともあるので自戒の意味を込めて、また今後再び増員するようなことがあった場合にjoinして貰う方にも価値観を共有して貰う為に、その想いを日頃から目にする(して頂く)ロゴに形として折り込んでみた次第です。

安定感、信頼感、誠実さを一度に表現したいという無茶な注文に対応して下さったメタ・グラマーさんに感謝しております。有難うございました!

フォントに込めた想いは名刺の形でも表現しています。名刺の上辺だけ丸く角を取りました。

20160321_namecard

また、封筒もこれをいい機会にと一緒に作って貰いました。

20160321_envelope

実は、年始にお取引先様に郵送させて頂いた移転案内ハガキも新ロゴを使ったアイテムでした。

20160321_envelope

創業来、この手の紙モノって作ったことが皆無でしたので、10年過ぎてようやくまともに名刺やら封筒やらを作ったということになります。これまで全従業員の名刺は、僕がIllustratorを使ってデータ入稿してたんです。

今更ですが、こういうアイテムをプロフェッショナルな方にちゃんと作って貰うのって楽しいですね。コンセプトを実際に手に持てるモノとして表現できるクリエイターの皆さんはやっぱり凄いと思います。