会社経営
2013.02.17 (Sun)

昨日(2013/2/16)、俺聞け4(俺の話を聞け4)というイベントに参加してきました&発表してきました。

 

初参加

「俺聞け」は前から気になっていたイベント。初参加になります。次々と繰り広げられる「俺の話を聞け!」的なテーマがどれも大変面白く、しかも15分という時間が厳守されるのでテンポが良くて飽きも来ず、あっという間の5時間でした。

1テーマ15分ってのは丁度良い制限時間ですね、LTのように短過ぎる事もなく、audienceがダレてしまう程に長くは無く、且つ発表者の思いの丈を1つに絞って語るに必要十分な時間。各内容はさる事ながら、主催の@msngさんのイベント進行のスマートさも大変勉強になりました。自分が主催する時も真似させて貰います。

 

多彩なテーマ、超絶面白かった

全部面白かったのだけど、以下に印象に残った発表について書いてみます。

  • zshというシェルについて
    zshが如何に素晴らしいかという話。自分も普段から使っているので同感するところ多数ありました。zsh良いよね!発表者の @mollifier さんはアツ過ぎて面白過ぎ。後の懇親会でも理想的な開発環境について議論を交わせたのが凄く楽しかったなぁ。ウチの会社の事を開発者として羨ましいと言って貰えて嬉しかったです :-) 経営者冥利に尽きますね。
  • 酒とITと私
    日本酒良いよ!という話。酒勉というサイトの紹介も。普段、日本酒は絶対と言って良いほど飲まないのですが、ちょっとで飲んでみたくなりました。丁度、先日知人に(日本酒とよく合うらしい)料理が超ウマ!な店を教えて貰った所だったのでまた行ってみよう。
  • フリーランスエンジニアになって1年経ちました
    迫真のぶっちゃけトーク。Twitter大喜利ゲラゲラの紹介も。僕も創業して1年経ったぐらいに感じた喜びと辛さを思い出しました。あの頃は本気で潰れそうになったもんなぁ(遠い目) 発表者の@aa7thさんもアツい方だった。女性エンジニアで勉強会に来る/発表する人って情熱的な方が多くて刺激を頂く事が多いです(先日のイベントで名刺交換した方もそうだった)
  • 「売れるホームページ」に必要なたった3つのこと
    お馴染みベビログの板羽さんの安心安定のプレゼン。こんなに喋っちゃって良いんだろうかと思う程の濃密な内容。OUTPUTを惜しまれないサービス精神旺盛な性格が出てはるなぁと思いました。ノマドの話ももっと聞きたい。
  • 防災訓練
    タイトルからは想像も出来なかったAWSを使ったDEMO。rm -rf / をガチで打っちゃうスリリング感が楽しかったです。やっぱりプレゼン慣れしてはりますね
  • 懇親会も楽しく過ごせて、気がつけば4時間も。参加者の方ほとんどと初見という勉強会は久しぶりだったので新鮮でした。そういえば最近、startupの方、向上心高い現役開発者さんやデザイナーさんの方々とこうやって交流する機会を余り持てて無かったんですよねぇ、エンジニアやめて経営に徹するようになって数年だけどgeekな精神だけは注入し続けないと。ちょっと反省。

     

    僕も発表させて頂いた

    最近「理想的な就労環境」について物申したい思いが強くなってきてまして発表者としてエントリさせて頂いてました。ここ数年のプレゼンの場では自社アプリ紹介とかiOSデバイスの企業活用とか、そんな話が多かったのですが、最近、経営者経験約7年&雇用者経験4年を通して見えてきたモノをもっと積極的にOUTPUTしようと考えていて。まさに「俺の話を聞け」的な。


    (写真は板羽さんが公開されていた写真をお借りしました)

    副業推奨とオープンソース」という題目で、世間一般の副業禁止規定なるものが論理的に破綻しているという持論を展開してきました。共感頂けた方が沢山いらっしゃったようなので、もっと声高らかにOUTPUTしていこうと思います。(お誘い頂ければ副業推奨の話をガッツリさせて貰いにいきます :-))

    以下、参考までに資料公開。

    最近、色んな人に伝えたいな〜と思ってるのは、

    みんな、副業しようぜ!そして、会社は副業を推奨しようぜ!

    って事なんです。ITな会社さんは特に副業禁止規定を思い切って見直す勇気を持って欲しい。

    副業推奨については以前に副業についてというエントリで書いた事があったのですが、副業とオープンソースの考え方を絡める話はどこにもまだ展開した事が無かったので、また改めてブログに書いてみようと思ってます。

     

    最後に

    会場の中央会計さん、主催の@msngさんに感謝です。愉しいイベントを有り難う御座いました。


    2013.02.13 (Wed)

    創業期からお世話になっているベンチャーインキュベーション施設のメビック扇町主催のイベント「スマートフォン&タブレット アプリビジネスの今後を読む」にて30分程講演させて頂く事になりました。毎年行われている企画なのですが、今回も企画だけでなくスピーカーとしてもご協力させて頂く次第です。

     

    日時t 2013年2月14日(木) 17:00〜21:40 (受付 16:30)
    会場 メビック扇町
    参加費 無料
    交流会費 : 1000円
    定員 100名
    スケジュール 詳しくはこちら

    僕は19:10〜19:40 の時間枠で

    iOSエンタープライズ最新事情 〜今、全ての開発関係会社が知っておくべきこと〜

    というタイトルの講演をさせて頂きます。

     

    2012年頃からでしょうか、エンタープライズ系のご相談が増えたのは。2011年初頭から「エンタープライズiOSなんです」と謳っていたのもありますが、増えるお問い合わせに何度もお答えしているうちに、実は得た知見をシェアした方が皆happyになれるんじゃないかと思って

    ってな感じの連載を始めました。公開後随分経ちますが未だにアクセスは耐えませんし、皆さんやっぱりエンタープライズ系の知見には飢えておられるんだなぁ…と。

    で、今回講演の機会を頂けるという事でしたので、2012年に目立ったエンタープライズ系のトピックを3つ程ご紹介すると共に、エンタープライズ市場におけるiOSが今どういう状態で今後どうなっていくのか的な見解も披露させて頂こうと思っています。

     

    今回のイベントで特筆すべきは基調講演でITジャーナリストの @nobi さんが登壇されるという点。「スマートデバイスが生み出す21世紀型ビジネス」というタイトルからして将来を垣間見る事の出来そうなワクワク感を感じますよね。僕も個人的にお聞きするのが楽しみです。

    尚、今回珍しく、この主のイベントでフィードテイラーのメンバーが(ウチの奥さんも含めて)勢揃いします。何かあるのかっていう訳ではないのですけど、参加される開発者の皆さんや関係者の皆さんと色々交流させて頂ければと思っています。どうぞ宜しくお願い致します。


    2013.01.22 (Tue)
    The Real BenJ © 2012 DenisDenis, Flickr

    僕がまだ青二才なサラリーマン時代、ホントによく怒る上司がいました。その上司の部下になると社内で同情されるぐらい。中途入社した人間のうち「怒られても一番打たれ強そうやから」という凄い理由(実際は全然そんなことないw)で配属になった僕は、そりゃまぁ色々怒られまして…。

    中でも印象に残ってるのが給料の出処(でどころ)についての説教。

    「自分の給料がどこから出ているか分かってんのか?」

    何でそんな話になったかはもう覚えていないのですが、恥ずかしげもなく

    「えっと、会社です」

    と答えた事だけは記憶しています。過去の自分の甘さが本当に情けない限りですが、案の定その時は、

    「違うわ!お客様やろが!(ガミガミガミ….)」

    と怒られた訳です。まぁ普通にキレますよね、こんな回答。今改めて考えると自分は有り得ない回答をしていたと思います。

    銀行口座のどこからどこにお金が動いているかを考えると確かに「会社から」だけど、言ってる事はそうじゃなくて。お客様の血と汗と涙の結晶である大事なお金を、所属する「会社」という組織を通して受け取っている訳なので、お客様と自分は繋がってるわけ!お金を受け取っている以上は責任を果たす!質を高める!スピードを上げる!お客様に感謝する!期待に応える!むしろ超える!そういう意識を持て!常に常に常にお客様の事を考えろ!と。

    20代半ばにもなろうかというのに認識足らずな僕に教え諭してくれたのです。一方で、盲目的にお客様は神!というスタンスでもなく、理不尽な事には例えお客様でも仲間やパートナーを守る為に「否」を突きつける必要がある事と、その方法として「論理的にキレる」手法を教わりました。バランスなんですよね、バランス。今はその元上司に本当に感謝してます。

     

    321 © 2012 grotos, Flickr

    で。

    翻って昨年、色んな御縁でお金の事をひたすら考える機会に恵まれまして、自分を育ててくれた上司とのやりとりを思い出しながら、もう少し先を考えてみたんですね。会社に属する人間の給与または役員報酬は、会社ではなくお客様が出処である事は当然だ。今は痛いほど分かる。じゃ、

    そもそも何故、お客様から自分の手元にお金が動くのか?

    お客様の血と汗と涙の結晶であるお金が何故、自分の財布に入ってくるのか。それを真剣に考えてみました。仕事をしたから….ってな深みの無い視座の低い答えじゃなくて、商取引の登場人物と現場に発露する感情を整理して、言語化や法則の導出をし、論理的な説明が組み立てられないかな…と。

    で、考えてみて得られた(と自分で思った)のが、

    「面倒臭さ」は直接的または間接的に「お金」と兌換性がある

    って法則です。

    通貨以外に兌換性(だかんせい)という言葉を使う事は余り無いですが、これが一番適当だと感じたのでそう表現してます。まぁ言い換えると単に面倒臭い事からお金は生まれると言ってるだけで、当たり前の事なんですけどね。でも、「面倒くさい」という人の感情発露を如実に「現金」そのものであるという意識を持つ事は結構重要だなと思い至った次第です。だから兌換。

    この法則で、(特に仕事で)「面倒臭い」と言う人が絶対に金儲け出来ない事を論理的に説明が出来ます。

    Legal Tender © 2013 Damian Gadal, Flickr

    納税や罰金など法的強制力のある所得移転や善意による寄付を除けば、お金が動く所には必ず「面倒臭い事」や「面倒臭いという感情」が絡んでます。

    タクシーで運賃を払うのは歩くのが面倒臭いから。ガソリンにお金を払うのは産油国で油を採ってタンカで運んで精油するなんて有り得ないぐらい面倒臭いから(そもそも出来ない)。米にお金を払うのも、ソフトウェアにお金を払うのも、セミナーでお金を払うのも、衣類にお金を払うのも、ネットで物を買った時に送料にお金を払うのも…全て面倒臭いからです。

    面倒臭いことや、面倒臭すぎて到底出来ないこと等を解消するという価値にお金を支払う訳です。これらは直接的な兌換と言えます。「面倒臭い」がそのまま「お金」に変わる。

    Disneyland © 2013 Ricky Brigante, Flickr

    一方、楽しいから、面白いから、そういう理由でお金を払う事もありますね。面倒臭さの解消…というのとは少し違う。でも「楽しい」や「面白い」という感情や感想が発露する背景には、その提供者による「面倒臭い」ことの積み上げがある事を色んな例は教えてくれます。

    例えば、ディズニーランド。あの夢の国を維持するのにどれだけ「面倒臭い」事が行われているか。クルー教育の半端無さは誰しもが知る所ですね。そんな積み上げがあるからこそ、楽しくて面白くて。だから、お金は入場者の財布からオリエンタルランドの財布に移動する。

    例えば、CAPCOMのモンハン。面倒臭い事の多さは半端ありません。開発現場では24時間ゲーム内の壁にぶつかり続けて不具合が発生しないかテストすると言います。また、どんなゲームも例外なくゲームバランスの調整に多大な時間が費やされているのはよく知られた事です。でもそんな面倒臭い事の積み上げがクオリティの高さと楽しさを生み、結果、ゲーマーの財布から開発元の財布にお金は移動します。

    提供者側の「面倒臭い」ことの積み上げが価値を生み、誰かがそれでhappyを感じて所得移転する。これは、直接的ではなく、間接的な兌換です。「面倒臭い」は間接的に「お金」に変わる。

    他にも、競合する製品群がある時にその中の一つが選ばれて購入されるのも同じく「面倒臭い」事の間接的な兌換です。品質を担保する為に、特長あるサービスにする為に、真似できない技術を搭載する為に、七面倒臭い事の積み上げがある訳です。面倒臭い事の積み上げは差別化やブランド形成に繋がり、その製品をまた使おう、その会社や人物にまた仕事をお願いしようって思わせる根拠となります。

     

    coins © 2012 Aleah Phils, Flickr

    直接か間接かの差異はあれど、「お金」は「面倒臭い」事をより多く(正しい方法で)した人の所に移動する。ある人や会社の財布から別の人や会社にお金が移動する時には必ず「面倒臭さ」に裏付けられた「何か」があります

    「面倒臭い」はどこかで必ず「お金」に変わる。もし変わっていないとしたら、「お金」に変わるまでの過程のどこかで「面倒臭い」ことが正しく行われていないからかも知れません。技術が良くてもモノが売れないのは売れる仕組みづくりという「面倒臭い」ことが出来ていないからだ….とコンサルの方は言ったりしますよね。

     

    極端な話、オレオレ詐欺だってこの法則に従ってます(間接的な兌換)。昨年末話題になった 母親がオレオレ詐欺の被害者になりました。 というエントリを読まれた方も多いと思いますが、これもどうやったら疑われず人を騙せるかを試行錯誤の上で緻密に検証を繰り返した「面倒臭い」の積み上げがあってこそであり、それを筆者は「人から金を騙し取る仕掛けが、よく研究されています」と評し警告しています。

     

    著名なネットウォッチャーである @otsune さんの伝説的な発言からも同じ事を読み取れます。

    n-clickを1-clickにすると商売になる。1-clickを0-clickにすると革命になる

    nが1になって商売なのですから、「面倒臭い」=「お金」ってことを示唆していますよね。何回もクリックしなくちゃいけない事を1クリックで済むようにする事は、「面倒臭い」の解消の典型であり、「面倒臭い」が「お金」に変わる直接的な兌換である訳です。

     

    ウチの会計/税金面を全部見てくれている会社に作って貰っている源泉徴収書、

    全員分の源泉徴収書の束に付箋で保護し、その上からゼムクリップで止めています。社員にとっては大事な源泉徴収書という書面、一番上のものと一番下のものにクリップの型が残ってしまわない為の気遣いです。1アクション増えるのですから普通に考えて面倒臭い。でもこういう面倒臭い事の積み上げが差別化要素となり人の感情を動かして「お金」を生む。景気が「気」からなら、お金の移動もまた「気」からなのです。

    誰かが「面倒臭い」と思うならそれをやる事は「お金」を生み出します(直接的な兌換)。自分が「面倒臭い」と思うこともそれをやりきったり代替案を考えたりする事で「お金」を生みます(間接的な兌換)。まだ世に顕在化していない「面倒臭い」に気がつけば膨大な「お金」を生み出します(直接or間接的な兌換)。

    事業を自らやっている人には、そんなふうにしてお金が集まりますし、組織に属している人には、そうやって組織に入るお金が結果的に自分のお金として入ってきます。

     

    兌換性があるという事は、「面倒臭い」=「お金」って事。だから、何か依頼された事に対して、あるいは自分が何かやろうとする事に対して、「面倒臭い」と言って思考停止したり避けようとしたり行動をおこそうとしない人や会社には絶対に「お金」は集まりません。儲ける事が出来る筈もありません。だって生まれようとする「お金」が単に姿を変えているだけの「面倒臭い」を自ら拒絶している訳ですから。入ってくるお金を捨てているようなもんです。そういう人や会社は、せいぜい、兌換プロセスでお金をOUTPUTする側に回るだけで、INPUTの側になる事は決して無いでしょう。

    著名な人や企業の成功ストーリーで「当初、決してNOと言わなかった」というエピソードが必ずと言って良いほど含まれるのは、そういう事なのだと思います。

    人様のはもちろん自分のでも良い、とにかく「面倒臭い」という感情が発露したならそれは「お金」そのものであるという意識を持ってみる、「面倒臭い」と言う事を禁止してみる、そうする事で組織や人はもっと「お金」を手にする事が出来るんじゃないか。ナポレオンが「余の辞書に不可能の文字はない」と言ったとされるように、自らの辞書から「面倒臭い」という文字を消し去ってしまう気概がお金を惹き寄せるんじゃないか。

    昨年、面倒臭さの兌換性の法則に思考が至って意識し続けて過ごした事と、昨年末で終えた第7期を増収増益(売上100%増)という結果で終えられた事とは、決して無関係では無いと考えています。「面倒臭い」という感情の発露は「お金」に変わる前の仮の姿。そういう捉え方をすると、気がつけばお金達は自分に向かってきてくれるんじゃないでしょうか。

     

    という事で、面倒臭さの兌換性について書いてみました。ちょっと長くなり過ぎたので、もう一つ書きたかったこと、「面倒臭い」が「お金」に変わる時の「兌換率(レート)」についての気付きは、また改めて書いてみたいと思います。


    2013.01.12 (Sat)

    もうかれこれ毎朝の参拝を始めてから5年が経とうとしています。


    (家から徒歩1分以内の大阪天満宮。参拝箇所として天満宮にこだわってる訳ではなく単に近いから)

    iPhoneがまだ日本にやってくる前の2008年初頭から始めていまして、4年半程前に 習慣が人を変える 〜神社参拝のススメ〜 というエントリで紹介した事もありました。

    今もまだ続いています。

    2年目ぐらいから奥さんも加わりました。早ければ5時台に遅くても6時台には二人一緒に参拝してます。ここ1年ぐらいはforsquareでチェックインするようにもなって、今、大阪天満宮のメイヤーはウチの奥さんだったり :-)(僕は泊まりの出張で時々チェックインできなかったり、やらなかったりする)

     

    ところで参拝は「お願いをする為ではなく、感謝や自己宣言をする」為のモノだと僕は感じていて、この5年弱、毎朝の大阪天満宮での参拝では一度も自分の事を祈願した事がありません。参拝は、朝の仕事モードに頭を切り替えるスイッチであり、神聖な思いで日々の感謝を述べて、自分が短期/中長期的に成すべき事を宣言して、最後に、今日も頑張るので見てて下さいね…と(心の中で)言うのみにしています。

    賛否ありますが、参拝を始めるきっかけになった

    夢をかなえるゾウ
    夢をかなえるゾウ 水野 敬也

    飛鳥新社 2007-08-11
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        <p>
          この書籍の記述に激しく同意で、自分の事をお願いするのは好都合すぎる気がするなぁと思っちゃうんですよね。10円/100円/500円玉を1枚とか、まぁ奮発して1万円札を投じたとしても、「健康でいられますように」的な願いは、神様にしてみたら叶えてあげる為のコストパフォーマンスが悪すぎですから、普通に考えて。INとOUTのバランス悪過ぎやろ&#8230;みたいな(笑)
        </p>
    
        <p>
          神様が金額考えたらダメって話もありますが、それなら何で0円じゃダメなんでしょうね。クリスチャンな方がされるように毎朝や食事前のお祈りで良い筈なのになぁと。そんな事を考えてると、何だか賽銭と祈願に論理的繋がりが出来なくて、やっぱり上述の本でガネーシャも言ってるように参拝ってお願い事じゃないよなと思いながら続けてます。
        </p>
    
        <p>
          <img src="/images/2013/01/skitched-20130113-080510.png" /><br /><span style="font-size:80%;color:gray;">(季節によって色んな顔を見せる天満宮の門)</span>
        </p>
    
        <p>
          神様がいるとしたら、きっと「祈願」なんてしなくても全部分かってて、自分が実現したい事に向けて必至に努力してる様子を見てくれている筈です。そしてそういう人が本当に実現させちゃうんですよね、きっと。願いは祈らず内に秘め、宣言した事を行動と努力で表現し続ける、そういう人にそっと手を差し伸べてくれるのだと思います。
        </p>
    
        <p>
          祈願するぐらいなら、感謝して、宣言して、『見ててくれよな!』ぐらいの気概の方がずっと良いってのが5年弱続けて分かりました。目を閉じて静寂の内に心に刻む自己宣言は、その後の行動にとっても繋がり易いです。特に習慣化した自己宣言は、メリハリがついて生活の中に「漫然」がはびこるのを抑止してくれます。ジョブズが鏡の前で毎朝自分に問うたのも似たような感じなのかも。
        </p>
    
        <div style="clear: both; text-align: left; margin:10px auto 25px auto">
          <a href="http://www.flickr.com/photos/41022550@N07/8356298368" title="IMG_2888"><img style="float:none; margin:0px auto" src="http://farm9.static.flickr.com/8329/8356298368_8a5263a4f3.jpg" width="240" /></a> 
    
          <div style="font-size:70%;margin-bottom:10px;">
            <a href="http://farm9.static.flickr.com/8329/8356298368_8a5263a4f3.jpg" title="IMG_2888">IMG_2888</a> &copy; 2013 <a href="http://www.flickr.com/photos/41022550@N07">Dale Jackson</a>, Flickr
          </div>
        </div>
    
        <p>
          思考実験ですが、神の視点で考えてみれば、祈願や懺悔ばかりを耳にするよりも、感謝と宣言を耳にして、その人の行動を目にしてる方が愉しいと思うんですよね。「おぉぉ、やっとるねぇ、ほなやっぱこのへんで結実させとかなあかんちゃうか。いぁ、でももうちょっと積み上げて貰った方が後からもっと伸びるやろ。あとちょっと様子見とこか」みたいな感じですかね、何で大阪弁かは分からないけど。
        </p>
    
        <p>
          で、お賽銭は決して見返りを求める為の金ではなく、「神聖な空気や雰囲気を維持してくれて有難う御座います」という関係者への感謝の気持ちという解釈が良いなと思ってます。
        </p>
    
        <p>
          &nbsp;
        </p>
    
        <p>
          最近、初めてお会いした方や久しぶりにお会いした方に早朝参拝のことを話題にして頂く事が続いたので、自分は何で参拝を続けてるのかなぁと改めて考えてみた次第です。それは、感謝や自己宣言の機会の為であり、仕事へのスイッチでもあり、やっぱりお願いするのはちょっと自分的には違うのだと思います。
        </p>
    

    2013.01.01 (Tue)

    2013年になりました。

    余り年の瀬感も無く新年を迎えました。いつも通りに寝て、いつも通り早朝起きして、いつも通りの朝ごはん(オセチ料理も無し)。ある意味、今年も自分らしい迎春です。

    弊社は本日より第8期に突入です。既存プロダクトの強化、新アプリ・新サービスのリリース等々、今年は昨年以上に『攻める』年にするつもりです。

    一昨年から沢山考え続けて「幸せとは何か」の解が出ているので、それを追求すべく法人としてはもちろん、個人としてもただひたすらにアクションを起こしていきたいと思います。2013年もどうぞ宜しくお願い致します。