2011.09.25 (Sun)

弊社には「自分を含めた家族の誰かが誕生日なら休み」という誕生日休暇制度があります(結婚記念日休暇ってのもある)が、社長自らも実践しないとねーって事で奥さん誕生日分の休暇を取ったのが8/19のこと。

ウチでは基本的に、誕生日には日帰り旅行、結婚記念日には1泊2日旅行と決めています。それ以外の休みは盆と正月に1日ずつで、他は無しで普段は毎週土曜日の午後がオフタイム。それだけ。ま、社長ってそんなもんです。

で、毎回旅行記を書いているのですが今回はBook+のリリース前やら色々書きたい事もあったりとスッカリ抜けていたので今更ながら書いてみます :-)

今回は電車旅で名古屋。日頃から早朝出勤に慣れてると2人揃って始発新幹線でも全然余裕です。

N700系で約1時間

まぁお約束ですが、N700は電源とWiFiが使えますので朝食を食べながら1時間程仕事。ここだけ見ると普段の出張と余り変わらないという(笑) 違うのは半ば呆れ顔の奥さんが隣にいた事ぐらいでしょうか。こんな時でも嫌な顔一つしないのがウチの奥さんの凄い所です(それに甘えててはいけないのだけど)。こんな旦那でごめんよ、いつもありがとう。

 

さて。

今回の名古屋旅行は時期的にまだまだ暑かった事もあり、最初から主なターゲットを屋内モノ2つに絞っていました。

どちらもオープンしたての大人気スポットです。特に前者の名古屋市科学館は、世界最大と言われるプラネタリウムで人気ぶりが凄まじく、予約が無理な事も手伝って毎朝行列な上に一日分のチケットは午前中に確実に完売してしまう程。これに始発新幹線の名古屋 6:49 着で挑もうと言うんですから無茶するにも程があります。…が、広島の宮島旅行も日帰りするぐらいなので僕ららしいかも。

現地に付いたのは7:15頃だったのですが既に行列。夏休みだった事もあるんでしょう。30,40人は並んでました。プラネタリウム人気パネェっす。 

待っているだけも辛いので周囲を見歩きつつ見上げ構図で取ってみた写真。でかいです。半端ないです。まだ開場まで2時間ありましたが、この時点で相当ワクワク感が募ってきてます。

暑いから気を効かせてくれたのかウチワの配布も始まってみたり。行列中に何か配るってのは最近の流行なんでしょうかね。ちなみにプラネタリウムのネーミング権は brother が持ってるらしく brother earth と呼ぶんだそうですよ。年間3000万円以上。凄い!

って話はさておき、この後レジャーシートに座りつつiPhone見たり、Book+で読書しながら待つこと2時間。途中でバケツをひっくり返したような雨が降るハプニングは有りましたが、何とか最初の上映10:20の分をゲット。

しかしまぁ凄い行列です。ほとんどがお子さん一緒のご家族でしたが、ご覧のとおりの人、ひと、ヒト。この行列は建物沿いに続き公園の中まで伸びて行ってます。

家を出てから約5時間の苦労が報われて勇み足でエスカレーターを登った先、ようやくようやく世界最大のプラネタリウムに辿り着きました。中に入ってまず目に飛び込んできたのが中央に静かに佇む投影機。

見上げるとハイッ!全天スクリーン。ちょっと視線を下ろしても目に入るのはスクリーン。左右に視線を振ってももちろんスクリーン。とにかくでかい!

視界に入るものが全てスクリーンって事なので、その臨場感は滅茶苦茶凄いです。臨場感って言葉は返って失礼かも知れないぐらい。上の写真の可愛らしいのはマスコットキャラクターで、上映前の待ち時間に全天スクリーン上をゆっくり動いて来場者を歓迎してくれます。

上映開始直後、映像を使ってスクリーンや投影機の凄さを解説する時間があって、映像に包み込まれるという不思議な体験をしました。その後、街中を模した星空が投影されて….

「じゃ、街の照明をスーッと落としてみましょうか〜」

というプラネタリウムお兄さんの声と同時に眼前に現れた満天の星空はもはや「感」とかではなく、ただただリアルとしか思えない夜空でした。超感動。余りの美しさに泣いた。ホントに。プラネタリウムは子供用とかって侮る無かれ…です。凄まじいクオリティで、大人が見ても存分に楽しめて感動できる作品に仕上がってます。

って何だか科学館レポになってきてますが(笑)。これで午前はほぼ終了。ここに来れただけでも名古屋に来た価値アリって感じでした。

その後は、お約束の旅先神社参拝って事で、熱田神社。神社良いよ、神社。

草薙の剣が御神体の熱田大神を祭ってるんだよねーなんて話しながら参拝後はタクシーと電車を乗り継いで、次に訪れたのがリニア・鉄道館。

歴代の新幹線を見たり、リニアの体験乗車したりでこちらは90分程度見歩き回って終了です。さすがにプラネタリウム程の感動は無かったですが、いつも出張でお世話になってる新幹線の裏側を見れたのは勉強になりました。

普段目に見えない裏方がしっかりしてるからこそ、あの中国の脱線事故のような事故を起こさず今まで来れてるんだなーと改めてJR東海関係者の皆さんに感謝。出張で新幹線によく乗る人は見に来る価値はあると思います。

名古屋駅に戻る途中、温泉に入って帰路へ。新幹線とタクシーを乗り継いで家に着いたのは22時過ぎ。実に16時間に及ぶ日帰り旅は満足感と共に幕を閉じました。

 

はてさて。

旅といえば観光スポットと温泉ですが、あと絶対に忘れてはいけないのが「」ですね。今回も色々と下調べして3店に訪れました。まずは科学館を去った後に栄駅近辺。定番ながらひつまぶしが超美味というしら河栄店にて上ひつまぶしを戴きました。

これが本当に旨くてですね、マジやばい、また行きたいって真剣に思いました。家の近所の500円うな丼とは(比べたら失礼だけど)当たり前ながら全然違う!

そして夕方は南荒川近くの温泉に行く途中でコメダ珈琲へ。名古屋じゃ定番ですね。大阪でも行けなくは無いのですが、やっぱり本場であのシロノワールを食したかったのです。熱々冷え冷えでウマウマ。

更に、晩御飯は名古屋駅近くのお店できしめん。これもお約束ですね。

相変わらず食べまくりですが(笑)、今回も名古屋ならではのモノを堪能させて貰いました。味噌カツとかういろうは手付かずでしたが。尚、普段から旅行で食す内容は奥さんの希望メインで考えるようにしてます。んで、どの店かは基本僕がチョイスするのですが今回も満足して貰えた様子。良かった良かった。

 

という訳で旅程をほぼ時間通りにこなしました。参考までに旅程計画書は以下の通り。結構細かいです。

昔に一度、企画旅行ツアー(?)に丸ごと任せて痛い目にあってからというモノ、毎回分単位で行動計画を立てるようにしています。日帰りは時間が命ですしね。

次の旅行は僕の誕生日月である11月。当初は香川を予定していたのですが、ひょんな事があって浜松への日帰り旅行に変更となりそうです。今から楽しみ。最後に奥さんへ。誕生日おめでとう。また次の1年も宜しくお願いします。


2011.09.24 (Sat)

著名なライフハック系サイト「lifehacker」に面白い記事が載っていました。

たとえば、朝に運動をして夜は日記を書くといったように、朝晩をルーチン化して一日の始まりと終わりを「ブックエンド」することで、重要なことに集中しやすくなると指摘。

(朝晩の活動をルーチン化して一日の始めと終わりにケジメをつける「ブックエンド式」とは?)

そうそう、そうなんですよ。ウチの取り組みを御紹介した先日のエントリ、

は会社でそれをミーティングという形で実践している例だと思います。やっぱりSTARTとENDがハッキリしている事は重要で、それがルーチン化しうる儀式めいたモノあるいは定型的な処理(だけど内容のあるモノ)になっていると lifehacker が言うように集中し易くなるんですよね。個人でも会社でも。

STARTとENDがハッキリしないダラダラが一番良くない。

そう肝に銘じて会社としてだけではなく僕も一個人としてSTARTとENDをハッキリさせるようにしています。STARTは朝の参拝、ENDは経営日誌を書くことです。

経験上ですが、特にENDのほうは単なる儀式ではなく、何かしら振り返れる活動になっているとっても良いと思います。


2011.09.23 (Fri)

業務用のソリューション「SYNCNEL」を開発している事もあり、法人様がスマートデバイスをどう考えているかという話を耳にする事が多くなりました。上場企業の情シス担当者とお話する機会もあれば、大手SIerの役員さんと話をさせて貰う事もあります。

そこで分かってきたのは、どうも全社的に機種統一するケースと同じぐらいに機種統一しないポリシーの企業様もありそうだということ。

業務用に支給するのだから統一でしょ…と思っていたのですが、そういう訳でもなさそうです。スマートフォンもタブレット型端末も個人が先行して独自に業務活用している例もある為、

  • 従業員に端末は自由に選ばせる
  • その上でセキュリティを担保出来る仕組みを導入する

という方針で検討を進めている大手企業も結構あるのだとか。これってつまり業務用アプリを自社開発する大変さのハードルが更に上がってる訳で、ますます自分とこで作るよりも既製品を導入した方が良いという気運を高める事になりそうなんですよね。

1000000382.JPG © 2011 takuhitosotome, Flickr

SYNCNELも御多分にもれずiOS対応だけではなく Android や WindowsPhone も視野に入れなくては…という状況になりつつあります。今後の法人向けソリューションは iOS / Android / WindowsPhone の全てで専用アプリが提供できる事が大きなアドバンテージに、いぁ、むしろ必須条件になるかも知れません。

ちなみにウチはiOSアプリ以外を内製する予定はなくてパートナー企業様の御協力を頂く感じになりますね。SYNCNELは、様々な企業様におけるスマートデバイス活用のインフラ(つまり導入すると以後は企業にとって必要不可欠なシステム)になる事を目指しいてるので、揃えるものは揃えていかなくちゃなと思っています。

いやはや、それにしても。

「全ブラウザ対応ソリューション」よりも、「全キャリア対応携帯アプリ」よりも、「全OS対応専用アプリ」を求められるスマートデバイス時代。これって開発会社にとっても頭を抱える問題であると同時に、企業に提案するSIerさんにとっても悩ましい問題ですよね。


2011.09.22 (Thu)

昨日は夕方ミーティングの話を書きました。マジお勧めですから。是非!んで、今日のエントリは夕方の話ではなく朝ミーティングの話です。…は?朝も!?

そうです。朝会議は普通に多くの会社で行われている事だと思うんですが、弊社も朝ミーティングをやります。ただ時間は極力短めにするようにして短ければ5分程度、長い場合もありますが最長30分ぐらいで終わらせるようにしています。

内容は、

  1. 諸々の連絡事項

  2. 昨晩からのプロジェクトの動きの共有と今日やる事の確認

ってな感じ。普通ですね。

ちなみに、立ちミーティングとか、昔は良いかもなーと思った事は敢えてやっていません。「ミーティングはなるべく時間をかけないものである」「ミーティングするより開発しよう」という共通認識があれば、「立ち続けるのが辛くなるので会議は自然と短くなる」といったような予防措置的工夫をしなくても良い事に気が付いたからです。(ディスカッションはまた異なります)

連絡事項の後は今日やって貰いたい事・やろうとしてる事の認識合わせをして業務スタートとなります。

Day 36 of 365 © 2011 Hada del lago, Flickr

弊社ではRedmineという課題管理システムを常用していて、これさえ見れば、昨日の定時以降にプロジェクトにどんな動きがあって、誰が何をすべきかのタスクが分かるようになっています。…ので、ぶっちゃけ朝ミーティングが無くても進められるかも知れないのですが、やはり物事はスタートが肝心なので必ずやってます。

儀式的意味合いというと語弊がありますが、昨日エントリの夕方ミーティングと組み合わせると、一日の始まりと終りがハッキリするんですよね。その効果が結構高い。

朝「じゃ、はじめましょか」….(朝ミーティング)….「今日もよろしくです!」

〜日中は最高のパフォーマンスで開発〜

晩「じゃ、しめましょうか」….(夕方ミーティング)….「お疲れ様でした!」

というメリハリが付きます。

毎日短距離走を全力でやってる感じでしょうか。どこに向かう?→ここまで来た!→じゃ、また明日!みたいな。気持ち良いですよね。それに夕方ミーティングと合わせると「朝なにやる&晩なにした」の共有を毎日繰り返す事になるので、日々のパフォーマンスも皆で共有できている事にもなってるのかなと思っています。

Finishing Strong © 2011 Tricia J, Flickr

僕は物理的に走るのは得意ではありませんが、競技の多くがStartとEndがハッキリしているからこそ全力を出せるんじゃないかなって思っていて、実は仕事も一緒だろうと考えてます。

もちろん、目標を持とう、キャリアプランを意識しようという中長期的設計も必要ですが、1日という短いスパンでも Start & End を意識した方がパフォーマンスは上がる筈で、その方がStart〜Endの間を全力疾走出来ると思うんですよね。….なので、その区切りをハッキリさせるべく、ゴールとなる夕方ミーティングがあり、スタートとなる朝ミーティングがあります。

とにかく枠を定めること。一昨日の弁当二食法の話ではありませんが、意図的に枠を定める事って案外プラスになる事が多いです。制約はパフォーマンスや効率を生む。最近、そんな風に思います。


2011.09.21 (Wed)

弊社の就業時間は 9:00〜18:00。間に休憩1時間が入った8時間勤務です。まぁ普通なんですが、18:00までガーっと仕事してハイ終了というのではなく、必ず17:30〜18:00の30分をミーティングの時間にあてています。夕方mtgですね。僕が出張中でない限りは絶対に毎日やります。

内容は

  1. 今日やったことの発表&披露
  2. 今日の就業中に新発見した情報やTipsの共有

の二点。一人◯分って時間を決めてストップウォッチで時間計測しながら一日のOUTPUTをします。実装内容についての説明と、そして何かしら動きが見れるモノが新たに実装出来た場合はその披露。おぉ、ここまで進みましたか的な事が毎日全員で共有出来るようになってます。

僕が現場エンジニアだった時代に、

  • チーム内で誰が何をしているか分からない不安
  • 自分が何をやっているか知って貰えない寂しさや虚しさ
  • 知見を共有できていればより先に前進できたかも知れない機会損失

等々がもどかしかったので自分の会社では2人以上になってから毎日欠かさず続けています。

定例ミーティングは普通に有りそうですが、弊社がちょっと変わってるのは「2. 今日の就業中に新発見した情報やTipsの共有」のほうですね。ちょっと珍しいかも(…と勝手に思ってます)。

人間、1日8時間ぶっ通しで仕事してると何かしら成長してる筈なんですよね、絶対。新しい知見を得たり、新しい情報をGETして気づきを得たり、出来ないと思っていた事が出来てしまったり…とかとか。そういう小さな積み重ねが「経験」や「ノウハウ」となりゆくゆくは「キャリア」を成す訳ですが、その小さな小さな成長を皆で共有しましょうという取り組みです。

僕らはこれを「今日の新発見」と呼んでいます。

「じゃ、今日は何か新発見ありましたか?」

「えーっと、今日の新発見は…」

という感じで進みます。内容は新しい知見であれば何でも良くて、実装よりの話でも業界ニュースよりの話でも、たまたま見つけたHack的なものでも何でもok。

My workstation © 2009 aaditya sood, Flickr

例えば、Objective-CのBlocksの話も出てくるし、Keychainの仕様についての話とか、はたまたnode.jsの話も出てきます。実践しているドメイン駆動設計(DDD : Domain Driven Design)の話もあれば、gitクライアントのTowerで発見した便利な機能とか、OSXのショートカットを新たに見つけたらそれでも良いし、MySQLのpartisiont使ってみましたとか、ports からinstall 出来る便利なコマンドでも、それこそ grep の –color オプションで色付け出来るですよとか、ImageMagick の convert コマンドで transparent オプション使うと透明色指定が出来るんですとか、Twitter社が公開してるbootstrapで実験して見ましたとか、さくらのクラウドが始まりそうだとか、Yahoo!ボックスが10月からスタートですとか….

もう何でも有り。

確実に言えるのは、8時間もあれば何かしら小さいけども新しい知見を獲得している筈って事なんですよね。それを毎日共有すると中長期的に見ればチーム全体の開発力強化や生産性向上、効率改善に役立つはず。

コマンド一つやショートカット一つが生産性を上げたり、他の人が獲得した知見が将来の自分の問題解決に役立ったりもする訳です。知見の共有を大事にしたいなと。それが僕のマネジメントの根底。皆が咀嚼した上で共有しているので敢えて言うなら知恵の共有かもですが。

My desk © 2011 Simon Collison, Flickr

これがですね、結構面白いんですよ。

「えー!?仕様上、無名関数使えないのに無理やり書けちゃうの?」とか「divのclass名をjsが解釈して幅を動的に切り替えるようなcss+js連携なんですか?」「ちゃいますちゃいます」とか「IBActionで紐付けした箇所がそんな所から便利に飛べるんですか!知らんかったー」とか、盛り上がる時は結構盛り上がります。みんなで「へー」とか「すげー」とか言う事も多くて普通に楽しい。

 

という訳で弊社の夕方mtgを御紹介しましたが、数人単位の開発チームをマネージされてる方は是非やってみて下さい。エンジニアの話にある程度はついていける必要はありますけども、結構楽しい上に効果は絶対あります。超お勧め。


2011.09.20 (Tue)

毎日体重tweetをしているせいか久しぶりにお会いした方に最近痩せましたね、とか少し増えましたねとか、やつれましたね(笑)とか色々言われて話題提供に一役かってくれていて、WiFi Body Scale (自動で体重を呟いてくれる体重計)は僕のお気に入りアイテムの一つなのですが、計測する中で気が付いた事があったので書いてみようと思います。

© 2010 Lars Kristian Flem, Flickr

計測を続けている期間中昼夕二食分の弁当を用意して貰うって事を続けてまして、僕はこれを勝手に弁当二食法と呼んでいます(平日の昼食/夕食用に同じ弁当2食分を用意する)。

お弁当は上の写真のような感じなのですが、基本的に毎日(オニギリ付きで)2つ分を奥さんに用意して貰っています。メニューは全く一緒で1つは昼用に、もう1つは晩用です。元々は僕が夜遅くまで仕事をするのが当たり前…という理由でこうなった習慣なのですが、この効用が案外大きいように思えて(賛否はあるかもだけど)御紹介してみたいなと。

 

[効用] 体重が安定する = 増えにくい

僕の標準体重はBMIベースの計算で62.8kgらしいのですが、実際は53kg台に落ち着いてくる事が多くて、調子が良いのも概ねそのあたりです。仕事の関係で外食が続いたり特別な日が続いたりすると54kg台に突入したりするのですが、数日もすればまたすぐに53kg台に戻ります。うまい具合に調子のいい体重レンジに収斂するようになってるみたい。

それを可能にしているのが多分、腹8分目の少量サイズの弁当2個セットという習慣です。

これは平時の食べる量が安定するという事を意味するので、当然と言えば当然なのかも知れませんが体重を増やさない戦略として有効です。腹8分目を2セット…これで固定ですから。

JOH_4522 © 2011 star5112, Flickr

一方で自宅で奥さんや親が用意してくれたりする夕食は、往々にして盛られた料理を取り皿に取って食す事が多いと思うんですよね(自分も実家にいた時はそうでした)。また、外食するとメニューから選ぶ行為が発生して多めの定食になってしまったり追加オーダーしてしまったりて腹8分目は難しい。金がかかってるという勿体無い心理で食べ切っちゃう傾向にもなりがちです。

これらに共通するのは「食べる量が変動する」という点。

料理が美味しかったり空腹感で満たされていたりすると量は往々にして多めに振れてしまいます。例え腹8分目がbestだと分かっていても、おかわりをしてみたり、もう一皿、もう一品、もう一つと箸が動いてしまうモノです。人間のサガなのでしょう。食べる事の楽しみは誰にでもある訳で当然ではありますが、それは体重増というリスクを背負う事を意味します。

しかし弁当なら量は固定です。絶対fixです。どんなに美味しくても量は決まっているので多い方向に振れようがありません。一定量を食するとそこで食事は終わり!以上!な訳で、おかわりを悩む余地も品数が増える余地もありません。

弁当二食法は昼と夜の食量を固定させますが、更に朝食は多くの場合量が一定になる傾向にあるらしいので、結果として一日の食量まで固定させてくれます。その量が腹8分目で固定されていたら体重増のリスクは相当低くなる筈、そういう論理です。

Spaetzle! © 2011 Bryan Esler, Flickr

先日この数年間で初めて平日晩の帰宅後に奥さんが晩御飯用に作ってくれた品々を食しました(もちろん作ってくれた奥さんには感謝!)。自分の行動を後から分析してみて面白かったのですが、弁当箱に収まってないと美味しいから次々食べちゃうんですよね、お腹一杯。

恥ずかしながら自制も出来なくて、腹いっぱい食べて、「食べるモノが無くなった」からではなく「食べる余地が無くなった」から食事が終わる感じ。そりゃこれが毎日続いたら大変な事になるよなーと。人間の三大欲(食欲、睡眠欲、性欲)の一つですもん、制御は難しいです。

 

なので、食量変動を避け食量固定を強制する昼夕弁当二食法は結構お勧めかもと勝手に思ってます :-)

まぁ量が一定なら良いので、毎日同じ量相当のモノに固定出来れば何でも良いと言えば良いのですけど、同じ昼弁当を入れて貰えるなら晩弁当も入れて貰った方が手軽に確実に食量固定が実現できて幸せになれるんじゃないか?という話でした


2011.09.19 (Mon)

弊社の法人様向けドキュメント共有ソリューション SYNCNEL for Enterprise は IIJ さんの IIJ GIO というクラウドサービスを使用させて頂いています。

ソリューションの発表当初は共同リリース(当時は商品名は SyncBoard だった)も出したぐらいですので結構ガッチリと組ませて頂いており、IIJ さんと打ち合わせた回数も数知れず。IIJさんを介してSYNCNELを販売頂いた大型案件の実績もあったりします。

その、言わずと知れたインターネット業界の老舗 IIJ さんが、この度、IIJ GIO を使った事業のパートナーを募集すべく開催される当イベントで、弊社とSYNCNEL for Enterprise が紹介される事になりました。いつもお世話になっている営業創造の伊藤社長とのご縁をきっかけに今回の御紹介の運びとなった次第。伊藤社長、有難う御座います m(__)m

有難い事に僕が少し登壇させて頂く…という話もあったのですが、以前のエントリで御紹介した東京で開催される中小企業総合展の日と重なってしまった為お受けする事が出来ませんでした。

…が!IIJ GIO を活用した事例として紹介して頂けるとのことで感謝感謝であります。こうやって自社の商品の認知度が徐々に上がっていく事が素直に嬉しいです。まだまだ頑張ってまいります。

 

という訳でクラウドサービスの IIJ GIO に興味のある方、IIJ さんと協業のチャンスを掴んでみたいとお考えのベンダー様は、宜しければ是非本イベントへのご参加をご検討下さい。申込はこちらから行う事ができます。


2011.09.17 (Sat)

随分前のエントリの続き。何かこのまま放置もアレでしたので。

以前のエントリではGTDどうこう言う前に、普段のタスク発生ポイントであるメール受信箱に意識を向けてみようと思った…という話を書きました。それは、

受信箱の残メール数をゼロにする

ただそれだけのコトでした。それってどういう事か。僕が実際に、受信箱の残メールゼロ化を目指して行ってきたコト、常に意識しているコトを書いてみたいと思います。

Clean! © 2008 Ryan McLean, Flickr

 

■ 受信箱の無駄の排除

まずは無駄を取り除くようにしました。仕事に直結するタスクにならなさそうなモノは一切排除。メール受信箱にある全てがタスクの源であるようにする為です。

僕は情報収集名目で色んなメルマガを取っていますが、普段のタスクを効率良く処理する為に必要かと言えばそうではありません。情報収集がメインの仕事であれば別なのですが、基本的に細切れ時間でも良い筈。だから、メインのメール受信箱に絶対残さない。気になりますから。

購読情報を別アカウントに移動。今なら個人用メアドなんて自由に何個でも作れるので、いったん仕事用アカウントでの購読を解除して移します。そうすれば目に入る事もありません。iPhoneのメールにそのアカウントを登録しておいて、待ち時間や電車での移動中に読めば良いのです。

万が一、別アカウントに移動出来ないメルマガの場合や、ある程度仕事にも必要な情報源である場合でも、情報収集が仕事の本質ではない限り一緒です。受信箱に絶対残さない。フィルタ機能を使って専用のフォルダに強制移動。そして、iPhone等を使って細切れ時間に読むと。

こうする事で、メールの受信箱は純然たる残タスクの塊になります。

 

■ 返信と整理

次に、メールに対しては必ず返信するというルールを徹底しました。既読状態のまま放置はしない。一つの指針として2営業日(ホントはこれでも長過ぎる)以上、間が開く事が無いように返信。これがルールです。

つまり、GMailの場合はメール一覧一番下のメールの項目右端の日時表示部分が「Yesterday」または「昨日」の表示になったら要注意って事ですね。これは少なくとも相手が1日以上待たされているという事を意味します。この状態を無くすが為に全てのメールを出来るだけすぐに返信するようにしました。

返信が完了したメールは、そのプロジェクト用のフォルダに移動。

この操作が「タスク一つ終わったよ」という消し込みに相当するものとして、この行為に自分自身が快感を覚えるように仕向けました。「返信してプロジェクトのフォルダに移動する事は楽しみがあるのだ」と。

直後に菓子を食べるとかお茶を飲むとか、Facebookに新しいLikeが付いていないか確認するとか、何かしら知覚できる楽しみをメールの返信と整理の後に敢えて行うようにしました。ま、これは人それぞれですが、いずれにしても受信箱ゼロにする意識を徹底的に植え付けようと。

0284 © 2011 nachans, Flickr

 

で。

ここからが重要なんですが、受信箱の中のメールに全部返信して残数ゼロにすると言ってもそうそう簡単ではありません。なぜなら、返信する為にやらなくちゃいけない事が沢山あるから。実はそこが狙いです。

具体例を上げましょう。例えば「契約書を確認の上で押印して頂き、返送願います」的な依頼メール。

返信しようと思えば、まず契約書を読みます。でもまさか「添付ファイル読みました」だけで返信する訳にはいきませんよね。キャッチボールになってないw。せめて「契約書確認しました。追って返送致しますので今しばらくお待ち下さいませ」となる。…と、ここで新たなやるべき事の発生です。

多くの場合メールに対する返信が新たなタスクを生みます。受信箱の残数をゼロにしようという意識が、新たなタスクを次々と生み出します。僕はここでGTDツールを初めて登場させて、アクションとして登録していけば良いんじゃないかと気付くに至りました。

先の例であれば、例えば「契約書に押印」と「契約書の郵送を◯◯さんに依頼する」の2つですね。これをGTDツールに登録する訳です。

こうやっていくと、メール受信箱を残数ゼロに…という意識がいい具合にGTDを回すエンジンになってくれます。GTDツールでどんなに頑張ってキャプチャ(アクションとして登録)しても、必ず日々のメールは大量のタスクを伴って降り注いできます。まず、最初に撃退すべきはそこだろうと。

 

先の契約書の例は随分極端なケースですが、何が言いたいかというと、

  • 受信箱から余計な情報を除去する
  • 受信箱の残メール数をゼロにする

という方針でメール受信箱と接すると、次々とタスクが生まれてGTDのINBOXに次の具体的なアクションを並べられるという事です(このやり方では厳密には登録時点で属させるプロジェクトが決まってる事が多い)。返信と整理がそのままアクション発生に繋がるので、明文化出来ていないタスクが残っているモヤモヤ感やストレスも発生しにくいです。これはGTDの効用の一つですね。

あとはただ粛々と上から順にこなすのみ。また更に、ゼロにする為に早々に返信しようとしますので、相手方にはレスポンスの早い人と映る可能性が高いというメリットもあったりします :-)


2011.09.15 (Thu)

たまにはプライベートな事も書いてみましょうか。

社長仲間の @babylog_itaba さんが運営されている「これまじ!」で紹介されていたMBT。この記事を見た奥さんが購入を考えていたので先週の土曜日に一緒に行ってきました。難波のショップ。

自宅と会社がかなり近いので普段から徒歩で通勤しているんですが、(普通に考えると早い時間であるにも関わらず)常に奥さんと一緒です。歩いて片道15分、僕は会社で仕事を始めますが、奥さんはそのまま日課のウォーキング(1時間ぐらい歩いている模様)に行きます。1年以上ほぼ毎日欠かさず歩いてるんですから普通に凄い。

で。

Reebokのウォーキング用シューズがそろそろダメになってきたのを機に、噂のMBTに買い換えようと。僕もこの靴の存在は知らなかったのですが、強いて言えばトレーニングフットウェアってなジャンルになるそうです。姿勢を良くし関節への不可を軽減し筋肉を付けシェイプアップすると。

勢い余ってこのフットウェアを奥さんと一緒に自分も買ってしまいました :-)

15分とは言え毎朝歩く訳だし、毎週日曜日は30分一緒にウォーキングしてるし(膝の調子がすこぶる悪く走るのは止めてしまった)、何より姿勢が悪いのを普段の歩くという行為でもって改善出来るのであれば極めて合理的…という事で、合理性大好きな僕は普段遣いの出来そうなタイプでトライしてみようと思った次第です。

MBTのショップ内で歩く練習をしてみたり、しばらく朝の徒歩通勤で使っている分で強く感じるのは、靴の構造の影響か無理やり姿勢を意識させられるなぁってこと。体の軸を意識してとか、頭から糸が出ていて空から吊るされている感じで…とかって言いますよね、その姿勢を意識せざるを得ない感じですか。背筋は確かにピンと伸びてる感じがするので、ちょっと自信のある人に見えるかも知れません :-)このまま姿勢が良くなれば良いなぁ。

MBTを継続利用してどうなったか的なレポートを今後随時エントリしていきたいと思います。ちなみに奥さんは2,3回の1時間ウォーキング with MBT で筋肉痛になってました。普段使わない筋肉を使っている証拠なんでしょうね。


2011.09.14 (Wed)

9/1にリリースさせて頂いたBook+ですが、昨日付けで v1.0.2 にバージョンアップ致しました。先週 v1.0.1 になっていましたので(ブログは書けませんでしたが)、2週連続のアップデートとなります。

v1.0.1ではリリース直前に発覚した不具合の改修、今回のv1.0.2では

  • 回転処理したPDFがずれて表示される問題を修正
  • OCRした文字列が検索できないことがある問題を修正
  • パスワード保護されたPDFを一覧表示すると重くなる問題の修正
  • 濁音・半濁音を含むファイルを検索できないことがある問題を修正
  • 検索結果のマーカが表示されないことがある問題を修正
  • その他、細かいバグ修正とGUI調整

がアップデート内容となってまして、主にリリース後にユーザ様からご報告を頂戴した不具合について改修を行いました。

Book+をお使いのユーザ様で過去に表示がおかしかった…等の事例が御座いましたら、今回の v1.0.2 にて今一度お試し頂けましたらと思います。暫くご迷惑おかけしておりましたことお詫び申し上げます。

Picaboo Photobooks © 2011 iris, Flickr

さて。

今回のv1.0.2を申請中に平行致しまして新機能搭載も既に進めております。なるべく早くお届け出来ればと頑張っておりますので今暫くお待ち下さいませ。Book+での読書体験に幅ができ、更に楽しんで頂けるようになるのではないかと思っています。

以上、簡単なアップデートのご報告でした。今後ともBook+をどうぞ宜しくお願い致します。

 

■ 追伸

昨日、あのマイコミジャーナルさんに掲載して頂いたようです。有難う御座います!

電子書籍等のPDF管理・閲覧を快適に行えるiPhone/iPadアプリ「Book+」発売