2013.06.23 (Sun)

プライベートな話が続きますが。

トレーニングを初めてから早くも8ヶ月が経とうとしています。体の成長はこれ程までに分かり易いのかと驚く昨今。目に見える成果も、直接見えない成果も色々ありますが、自己流でやっていた時とは比べものになりませんね(腕立てや腹筋を結構やってた時期もある)。

日々の生活での効果もあなどれず、基本的にトレーニングを止めるという選択肢は無さそうです。

  • 1,2kmも走れなかった脚が強くなった → 堺シティマラソン(10km)完走に繋がった
  • 階段を登り切った後、坂道を登り切った後、の疲労感が劇的に少なくなった
  • 仕事で鞄を持って走らざるを得ないような時の休憩無しで走れる距離が劇的に長くなった
  • 手を上げたままの作業(例えば大掃除の時とか)の継続可能時間が劇的に長くなった
  • 胸・肩・腕あたり筋肉強化で見た目の体格が変わった
  • なで肩がなで肩でなくなった → スーツやジャケットを格好良く着れるようになる
  • 重量のあるものを持ち上げるキャパシティが増大した → モノ運びの効率UP

自己流は一切やめて、その道で明らかに先を行っている経験者、つまりその筋のプロに全てを託すという考え方でやってきましたが、恐らくこれが効果を最大化させてくれたんじゃないかなぁと今となっては思います。もっとも合理的なアプローチですね。

効果が明らかなので、止める理由はなくむしろ強化したい。で、先日パーソナルなトレーナーについて貰えるよう段取りしました。今月からみっちり教わってます。ホント色んな強化メニューが出てくる出てくる。引き出し無限大ですわ。見て頂くのは経験10年を越える女性の方なのですが、知見の量が半端なくて毎度毎度すげーって感心します。

トレーニングにもストーリーがあった方が良いので、今はマイルストーンを設定し易いマラソンにフォーカスをあてて貰ってます。10kmの次はハーフ、そしてフルですかね。トレーナーの方には100kmまで目指しちゃえと提案頂いてますけども(笑) 課題は体幹と柔軟。

用意された毎日のメニュー。毎晩欠かさずやってます。

トレーナーの方の頭の中では、僕の体の成長ストーリーが筋道として既に出来ていて、僕はそれを一歩ずつ着実に進んでいくのみ。あれこれ自分流とか自分の経験とかそういうものは一切考えず、ただただ信じて愚直にこなしていくのが最も合理的なんだと思います。これまでもそうだったし。

あ、もちろん専属というぐらいなのでお金はかかります。でも、上述のような効果に加えて病気にもなり難いというメリットも付いてきますし、決して高いモノでは無いよなぁと感じる昨今です。半年後、どんな体になってるでしょうね。愉しみです。


2013.06.21 (Fri)

最近思い至った事。何かにぶち当たった時にまた戻ってくる場所として記しておきたいと思います。

僕は「合理的」である事が大好きです。論理的に正しいという意味での「合理」的もそうだし、効率が良いという意味での「合理」的についてもそう。国語辞典を紐解くと両者の意味がありますけども、僕は後者の意味で使う事が非常に多いです。

ここしばらく「人生の合理性」って事を考えてました。

合理的に生きるとは何か。そんな言い方をすると何だか人生を打算的に生きるふうで気持ち悪りっ!て思われそうなのですが、そこは言い方の問題。ようは、有期限の人生(人はいつか死ぬ)で、自分が欲するモノや状態を効率よく手にする為に自分はどうあるあべきかっていう問いかけ。他人を巧く使ってどうこうとか狡猾であれとかそういうのではありません。

 

考えはじめは、自分の将来についての思い巡らしから。自分が欲するモノは結局一体なんだろう。結局どういう状態を将来得ていたいんだろうか。そう言えば起業して7年、ガムシャラにやってきましたが真剣に考えた事も無かったのですよね。単に考えていなかったのか、考える事を避けていたのか、恐れていたのか、幸せとか成功とか、そういう聞こえの良い事を掲げて幸せになりたいなーとか言ってただけなのか、今となっては分からないですが、改めて今、考えに考えてゼロベースで自分に問うた時、その答えは

やりたいビジネスをやりたい時にやりたいように愉しんでやれている実業家

だったのです。ホントこの一文につきるなと。

この言葉の裏には手に入れたいものやりたいことが山ほど潜んでますが、結局はこの一文に収斂してきちゃうんですよね。考えても考えても。50歳で引退したいとか毛頭無いんです。子供を作って幸せな家庭生活を…的な普通(?)の発想も(奥さんにはゴメンナサイだけど)全くもってありません。皆無。死ぬ直前までビジネスしてたい。仕事をしてたいじゃなくて、ビジネスを愉しんでたいってのが正しい言い方ですね。ジャンルを問わず沢山のビジネスを持っていて、経済価値の創出に喜びを感じる日々。プロジェクトのしめに関係者を労うメールを入力しきってエンター!ぱーん!で送信と同時に微笑みながら息絶えるとか最高…ってまぁこれは冗談ですが(笑)

結局の所、僕はビジネスがしたい人間なんちゃうかと。

世にないものを作るとか、世界を変えるとか、お客様を喜ばせるとか驚かせるとか、有り難うを沢山集めたいとか、社会貢献したいとか、理想の就労環境を作るとか、色々あるにはあります。でも少し視座を高めて俯瞰すれば、いずれにしても結局ビジネスでそれらを実現したいんだって気がつきました。上位の基底クラスにビジネスがあったっていう概念なのかなぁ。僕は元々開発者だけど「開発をしたい」はもはや無くて、作りたいのはビジネス。ビジネスは更なるビジネスを生むので、目的であると同時に手段でもあるのかも知れません。

極端な話ビジネスは何だって良くて、今たまたまiOSアプリ開発なるビジネスなだけ。そう捉えると最近の自分の言動や思いや考えに合点がいきました。iOS以外が関わるビジネスも良いですし(こだわりよりビジネスを優先したので子会社としてSYNCNEL(株)を作った)、それこそIT以外にもやりたいビジネスがあっても良いし、というか実際にやりたいと思っていたり、やりかけているものもあるし、街中で何を目にしてもビジネスの事しか考えてないんですよね。ビジネスをガッツリしっかり誠実に愉しく手がけまくりたい。今はまだ全然ですけど。

別に金の亡者という訳ではなくて、お金は、やりたいビジネスをやりたい時にやりたいようにやる為のツールぐらいにしか考えてません。ホリエモンこと堀江さんも確か同じ事を仰ってますね。

ただまぁ今の僕は、やりたいようにビジネスが出来てるかというと全然そんな状態ではないのが実状で、イメージしてる未来像との差は物凄く大きい訳です。でも一つの像(イメージ)を頭の中に思い浮かべられて明文化できた今、なすべき事が見えてきた感じはします。

一つにはそのイメージをもっともっと強化・具体化して現状との差を浮き彫りにして自分に認知させること。そしてもう一つには、最短で合理的に差分を埋められる道を歩む努力をすること。

 

ここで冒頭の話に戻ってきます。

もう漫然と生きてる場合では無いなぁと。平均寿命の半分ぐらいは生きてしまいましたからね。ただ何となく『「幸せ」や「成功」を掴めたら良いな』的に過ごすのはやめ、頑張ればこの先もっと報われる〜的に漫然と時を過ごすのも終了。だって今そもそも普通に幸せですしね。自分はもっと具体的な将来のイメージを具現化させる為に動かなくちゃいけないなと。

人生が「漫然と生きる人生」か「合理的に生きる人生」かに二分されるなら、僕は常に後者でありたい。売上10億目指すといった今の延長線上から逆算するんじゃなく、自分のやりたいと思うビジネスをやりたい時にやりたいように愉しんでやれる実業家という、現状より遙かに高い自己の将来イメージから逆算し、そこに到達するための人生の合理を追求していきます。

世にないものを作るとか、理想の就労環境を作るとか、僕に関わってくれた全ての人が富を得られるエコシステムが良いなとか、社会貢献とか、それはそれで追求すべきテーマではあるのだけどきっとそれらは結果論であって本質では無い気がしてきた昨今です。


2013.06.19 (Wed)

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そらアルバムと言いまして、名前から想像して頂ける通り、天気予報アプリ「そら案内」に関連した無償アプリです。思い至ったが吉日と言わんばかりにサクっと作りました。開発担当はお馴染み @itok_twit です。

 

■ 作った理由

2ヶ月近く前にリリースした新生「そら案内」には、他の天気アプリに無い特徴的な投稿機能がありまして、写真やカメラロール画像に天気情報を重ねてSNSに投稿することが出来ます。

そら案内を御利用頂くユーザ様が増えるに従って投稿数も少しずつ増えてまいりました。Twitter のタイムラインを#そら案内で検索してみて頂くと分かり易いのですが、写真や画像を投稿して頂いているケースも結構多く、Tweetbotなんかで見ると

こんなふうになるんです。要は各地の天気を色んなユーザ様の色んな写真で愉しめると。空の写真であれば、天気がコレだからこんな空なのかーとか。街中の写真であれば、この温度なだけにさすがに暑そうやなーみたいな。

で、「そら案内から投稿された写真だけを集めるビュワーがあったら面白くね?」と開発するに至りました。

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■ 基本的な使い方

「そらアルバム」はTwitterのタイムライン検索を行いますので、こんな確認画面が現れます。(参照用です。投稿等は行いません)

Twitterアカウントの使用を許可して頂くと

こんな表示になります。もう見たまんまという感じですので特に説明は必要なく御覧頂けるのではないかと。日付毎にそら案内による気象情報付き投稿写真が列挙され、タップすると詳細表示。

左右スワイプで次へ次へと写真を進めていく事が出来ます。

ちなみに、ユニバーサルバイナリとなってますので iPad でもお楽しみ頂けます。写真鑑賞を目的とするアプリですので個人的には iPad での使用がお勧めですね。

以上!!

…だと、余りにシンプル過ぎるのでと言うか、審査にもとおらないんじゃないか疑惑がありましたので、以下のような機能も追加しています。

 

■ 応用的な使い方

□ 地図表示

「地図」タブに切り替えて頂くとこんな表示になります。

そら案内を使って写真投稿する時に文字列として含まれる都道府県をヒントに地図上配置をしています。(そら案内での写真撮影時にEXIF内の位置情報を入れてるとか…という事はありませんのでご安心を)

古いモノほど薄め(透明度を付けて)表示されます。濃ければ濃いほど直近の写真。全都道府県が写真で埋まると面白いだろうなぁと思ってます :-)

□ スライドショー

写真アプリならコレ。スライドショーですね。全国の色んな箇所の写真を自動的にパラパラめくって表示してくれます。ご自宅に余ったiPad等があれば、この状態でスタンドに立てて置いといて頂くとそれだけでも毎日違った空模様が次々届くので愉しめます。

といってもワンコやにゃんこの写真も多いのですが、実はかなり愉しめたりします :-)フォルテ可愛いなぁ。

 

という事で、新作アプリ「そらアルバム」の御紹介でした。無償アプリですので是非お試し下さいませ。そら案内を普段お使いでない方もお愉しみ頂けます。

そらアルバム 1.0(無料)App
カテゴリ: 天気, 写真/ビデオ
販売元: feedtailor Inc. – feedtailor Inc.(サイズ: 1.3 MB)
全てのバージョンの評価: 無し(0件の評価)
+ iPhone/iPadの両方に対応


2013.06.11 (Tue)

大阪府下のベンチャー・中小企業さんであればご存じの大阪産業創造館。市の外郭団体(?)で市内のベンチャー・中小支援施策の象徴ですね。僕は創業直前に半年間お世話になった(入居していた)ので、個人的には経営者としての原点って捉えてます。懐かしいですねぇ。略称の産創館(サンソウカン)と発音する事が多いですが、そのキーワードを耳にする度に郷愁にかられます。

この施設がなければフィードテイラーという会社も無かったでしょう。SYNCNELという子会社も、Book+もAirLibも8bitterも生まれなかったですね。関係者の皆様に本当に感謝感謝です m(__)m

さて、そんな産創館が月次発行している情報誌「B-platz press」の2013年6月号(vol.149)にインタビュー記事を掲載して頂きました。産創館はもちろんの事、確か市営地下鉄の主要駅にも置いていた筈ですので、この表紙を見かけられましたら是非お手にとってみて下さいませ。


(似顔絵的な表紙。これは結構恥ずかしい…。6人がインタビューされたらしい)

1ヶ月程前に取材頂いた内容がほぼそのまま載ってます。いわゆるバブルを知らない世代の新しいリーダ像みたいな切り口で、取材時は製品やサービスの話とかはほとんどせず、それ以外を色々語り過ぎて予定時間オーバーしちゃいました。で、こんな感じに。

どんっと。1ページ丸ごとですよ。すげー。紙媒体でページ丸ごとは初体験すね。写真でかっ(笑)

取材時の僕の話が長過ぎたのか、1部/2部という2部構成になっていて B-platz press vol.149 に掲載されている内容はその1部のみとなっているようです。そして続きはwebで的な。…ただ、一応1部/2部ともに B-platz press のウェブサイトに掲載されているようですので、宜しければサイトも御覧下さいませ。(社員数が何故か13人になってたりするけど7人の間違いです。)

内容は御覧頂けると嬉しいのですが、ザックリ言いますと、アプリどうこうという話は皆無に近く、理想的な就労環境構築に向ける執念とその動機となった過去、みたいなお話になってます。今年の年始に、労働観とかそういう持論をOUTPUT出来れば良いなぁ〜と思っていたので丁度良い機会になりました。関係者の皆様、有り難う御座いました。

 

副業ネタを書かせて頂いているハフィントンポストの続きも書かなくちゃですね(汗) 最近また色々と考えてる事が沢山ありますので、このブログ含めてきちんとOUTPUTしていきたいと思います。


2013.06.10 (Mon)

ビジネスの話も良いけれど、たまにはちょっとライトな事も書いてみようかと。

最近、色んなジャンルのビジネスオーナーな方と御縁を頂く事が増えてきた訳ですが、松本市で「お酒が飲める洋食屋さん けんすけ」というお店を構えておられる栖原さんもその一人。「和キーマカレー」なるカレーが人気とのこと。単なるキーマカレーじゃなくてキーマカレーですよ。「和」なんです。和。

とある場所でお会いして「カレー好きなんです!最近毎週食べてますよ〜」的なお話をしたところ、お店で人気の「和キーマカレー」を送って頂ける事になりました。リアルにお会いするカレー職人による手作りカレーを直接送って貰えるって何か凄くないすか。

せっかくですので明日の朝作成するカレーをご送付させて頂きます。

愉しみにお待ちください。渾身のキーマカレーをご送付します。

嬉しすぎる!このfacebookメッセージを頂いてから翌日に受け取ったのがこちら。

でん!早速、開梱の儀であります。

姿を現したキーマカレー。自分の為に作って貰えたキーマカレーと思うと何とも感慨深く、職人たる栖原さんの気持ちのこもってる感が更に嬉しさを+αしてくれます。食でも人が繋がるっていいなー、最近会食が多いので特にそう思いますね。

「コレはすげー」「良い香りやなぁ」なんて良いながら奥さんと一緒に暖めて

どーん。

香りが素晴らしく、そして美味です、超美味。辛すぎず味わい深く、あっという間に完食。余りの速さに隣で奥さんはあっけにとられてましたが(この日は晩遅い時間だったので奥さんは食べるのを控えた)、ホントに美味しいモノを前にした時の僕の反応を一番知ってるので「ほんま美味しいんやねぇ」と言ってました。

ガツガツいけちゃうのはスパイスに秘密があるのでしょうねぇ。僕は普段、食べる量が少なめでオカワリする事はまず無いのですが、珍しく即オカワリですよ。チーズを乗せてもメチャウマとお聞きしていたのでこんな感じで。

(゚д゚)ウマー!

こんがり感+まろやか感がまた違った味わいになってイイ!!キーマカレーだからこそなのかなぁ。トッピングでどうこうするんじゃなくて、味全体が雰囲気変わる感じ。リアルなお店では温泉卵をのっけたりするそうですよ。それもまた気になる!

週末には奥さんと一緒にまた食させて頂きました。奥さんも満足。松本市に観光とかで行ったら確実にお店行くっと思いました。ネットでの評判も素晴らしいし。「和キーマカレー」のけんすけさんのお店のwebはこちら。松本市の方は一度は行っておきましょう。カレーマニアな人は是非遠征するぐらいの意気込みで!!

 

って訳で食レポートでした。

こういうエントリも良いかも。近所のお気に入りの店の一品とか頂き物の一品を紹介するとか、そういうの。また気が向いたら書いてみたいと思います :-)


2013.06.03 (Mon)

どこもかしこもクラウドクラウドと言葉遊びのように言ってますが、こと「インフラ」の分野で「クラウド」と言っている場合それは「クラウドコンピューティング」を指します。

…が、そのほとんど全てが似非です。昔ながらのレンタルサーバの貸し出しを「クラウドサーバ」と言ってみたり、酷い業者だと1TBのハードディスクを2TBに増やすのに1営業日かかるにも関わらず「クラウド」だと言い張ってる詐欺業者もあります(上場企業なのにね)。

クラウドコンピューティングの定義に従えば、真のクラウドとは Amazon Web Service (AWS) のみだと僕は考えています。最近だとMicrosoftも頑張っているので Azure もそう言えるようになってくるでしょうし、Googleだってそうでしょう。

とまぁ何のエントリか分からなくなってきましたが(笑)、その真のクラウドコンピューティングの名を冠するに唯一相応しい Amazon Web Service のサミットが明日から2日間、東京で開催されます。これに弊社のサーバエンジニアの @kumatch が参加します。

例によって僕はお留守番。定番ですけど :-)

で、今や弊社にとって AWS は欠かす事の出来ないものになってます。使った分だけしか払わなくて良いというコストメリットはもちろんの事、ものの10分でサーバが立ち上がるスピード感、大量の処理を高速に終わらす為に超高性能コンピュータを1日だけ10台利用といった使い方が可能とか、高負荷時の負荷分散に瞬時に対応するとか、もうAWSを使わない理由が無いぐらいに便利なので今は全ての案件でAWSを絡ませています。

先日分社化したSYNCNEL事業のインフラもいずれそうする事になるでしょう。万単位の端末がアクセスするサービスで、今後の拡張も考えるのであれば、お客様のメリットの事を考えると、既存のレンタルサーバを選択する理由は皆無ですし、返ってお客様に対する不義理です。100%ありえない。

だからこそ AWS の「今」を捉えておきたいんですよね。

気がつけば AWS を大規模に扱った技術経験が転職市場で重宝されるようになり(もうなってるという噂も)、そのうち AWS を使えないと(特にサーバサイドの)エンジニアとして価値訴求すら出来ない時代がくるんじゃないですかね。「AWS 使った事ないのにサーバ出来るって言ってんの?やばくね?」みたいな。

@kumatchには、もはや流向ってのではなく当たり前になっている AWS を使ったサーバ構築/運用の分野で突き抜けて貰いたいので、2日間まるっと参加してきて貰う事にしました。

今回の summit は世界各地で開かれるそうですが、2日間もやるのは TOKYO だけなのだそうです。それだけ Amazon も日本に力を入れているという事でしょうね。「クラウドの『今』」と副題の付いてる今回の summit で弊社の AWS ノウハウがまた1ステップ上がるキッカケを得られればと思ってます。


2013.05.28 (Tue)

まさか子会社を持つ事になるとは思いもしませんでしたが、本日付で「SYNCNEL株式会社」を設立します。今僕1人がオーナーである(株)フィードテイラーが100%出資し、同じく僕が代表取締役になります。(資本金は512万円。Twitterアカウントは @syncnel、facebookはこちら)

これに伴い、SYNCNELに絡む著作権や商標権等を含む全ての権利は(株)フィードテイラーからSYNCNEL(株)に原則移管します。…が、その開発/運用は(株)フィードテイラーがSYNCNEL(株)より委託を請けて行う事になります。

何でそんなややこしい事を…。

と言われる事もあります。そこで、今回のオペレーションについて幾つかある理由をここに記しておきたいと思います。

ちなみに SYNCNEL をご存じない方の為に補足致しますと、SYNCNELは企業がiPadを活用する為のいわゆるクラウドサービスで、Dropboxの企業版みたいなモノと思って頂くと分かり易いかと思います。詳しくはこちらを御覧下さいませ。

 

SYNCNELの今を踏まえた決断

2011年2月から始めている「SYNCNEL」は、早くからiPadにおけるセキュリティの重要さを謳った事が功を奏し、今や100社様以上1万端末以上の、国内iPad業務活用現場を支えさせて頂くに至りました。代表的な導入実績でよく御紹介させて頂くのは大和ハウス工業様の事例です。

ユーザ様の評価も高く、また関係各社様全てにとって少しずつお金を生む木に育ちつつもあり、昨今のiPadを初めとするタブレット市場の盛り上がりは、その木を森へと変えていく追い風となってます。実際、契約数は伸びていますし、クライアント企業様がファンとなって下さってるのを見聞きする事も増えて来ました。中には何度も台数追加契約を繰り返して下さる企業様もいらっしゃいます。

これは販売店様のストック収益にも繋がっていて「継続収益になるので嬉しいです」とコメントを頂く事もあります。お客様も経費削減や業務効率の改善が図られ、その結果としてもたらされる弊社収益は新たな商品価値の送出へと繋がっています。そう、言わばSYNCNELのエコシステムが出来つつあるのです。

この事業の現状と時代の趨勢を鑑みれば、

今こそ事業をブーストさせるタイミングじゃないか…

昨年末あたりに、そんな事をふと思いました。

今を逃すと業界3位という現状に甘んじたままジリ貧になるだけじゃないだろうか。僕らがSYNCNELを進化させる事が販売店様やクライアント様の幸せに繋がる自信はあるし、iOSデバイスのビジネス活用現場においても最善であるという絶対的な自信もある。業界1位を取るポテンシャルはあると思ってるし、やらない理由は無いし、やれない理由があるなら一つずつ解決していけば良い。

だから。動くなら…今でしょ!

そう決意し、SYNCNELの事業主体をもっと明確にしつつ、僕の真剣度合いをメッセージとして発信する為に、事業分社化という手段をとりました。SYNCNEL株式会社は名前の通りSYNCNELで成長していくしかありません。それがサービス名を冠とする会社の宿命です。それ以外の道は無い…という道を敢えて選びました。ある意味、僕の覚悟なのですが、自信はあります。

一方で、B2Bなビジネス領域をベンチャー1社単独で切り開くのには限界があるのをこの2年間で痛いほど感じているので、ここは一つ資本関係を前提とした大手企業様との提携をブースターとして活用させて頂きたいと考えている次第です。

事業分社化はそれをやり易くする為という意図もあります。これが二つ目の理由。

 

資本政策とワンマン経営共存の試み

フィードテイラーという会社はワンマン経営の典型です。僕が本当に好き勝手やってます。開発者が生産性を最大化出来るように、富の分配が論理的に正しくされるように、理想的な就労環境を社会に示す為に、色んな制度や仕組みを作って7年弱経営してきました。

まぁ過去にこのブログで書いた事を列挙するだけでも相当変なのです。(宜しければ上記各エントリを御覧下さい)

こんな変てこな(?)組織から生まれた「SYNCNEL」という事業をブーストさせる為に、仮にフィードテイラーという会社に対してお金を出して貰ったとしましょう。そうすると多くの場合は僕の経営のやり方に(言い方が悪いですが)口を出されます。何でそんな制度があるんだ。そこに金はいらないでしょ。この手続きは逆に必要だろ…と。お金の使途や社内の仕組みに常に短期的視野での合理性/論理性のみが要求される。

僕はこれに納得がいかない訳です。

開発経験のある僕だからこそ分かる開発者心理を活かした経営をしているのに、資本関係を理由に開発経験の無い素人の「一般論」で口出しされると、事業を加速しましょうという事業提携の目的が果たされず、結果、誰も幸せにならないのですよね。

だから、今のフィードテイラーの開発体制は1ミリたりとも変える気は無い。実にワガママですね(笑) スタイルは変えたくないけどお金は欲しいし事業提携しましょうって言う訳ですから。

このワガママを、ステークホルダー全員が不快感/不自然感を感じる事無く実現出来る手段として、事業分社化は理想的と思えました。事業拡大も重要だしブーストする為の資本も重要、だけど資本関係を理由に内部の「あり方」までは侵されたくない。そこは法的境界面をきちんと定め、開発部隊は聖域として守りたいのです。

SYNCNEL(株)では既に積極的な事業連携前提の資本政策を進めようと動き始めていて、信頼できる担当者(これまた年上)を東京に置き全てを任せています。もちろん経営者として僕も僕なりに動いていて、例えば日本を代表する大手SIer経営者の方に「社外取締役として関われませんか」というお話を直接頂いたりもしています。

繰り返しになりますが、SYNCNELのブースターとして外部資本と事業提携の力をお借りしたい。でも、一方で、SYNCNELの開発には親会社たるフィードテイラーの技術力を最大限に今のまま使いたい。

このように、フィードテイラーグループ内での役割をこれ以上ないぐらいに明確にし、形になり始めたSYNCNEL事業を分離して超加速させ、お客様はもちろん、販売代理店様も、事業提携会社様も、そして間接的にウチのスタッフもその家族も含めて、僕に関わってくれた全ての方々のhappyの量を効率的に最大化したいのです。

外部資本という意味ではもっと言えば、IPOやBuyOutを目指したVCからの資金調達という手段も無しではないのでしょう。ただ、日本のVCは冒険を恐れる単なる金貸し業者としか僕は見てないので、VCという名を冠するに本当に相応しい方と御縁あるまでは積極的に動く事は絶対ありません。とはいえフィードテイラーでは全力拒否でしたので、そういう意味ではスタンスが少し異なりますね。どっちの社長として話をするかによって人格を変えるというか。

 

フィードテイラーが目指すところ

今回の分社化は一種の試みでどうなるかそれこそ分かりませんが、もしこのスタイルが巧く行くのなら、フィードテイラーという会社は新しい事業を生み出して世に放つ収益事業創出機になりたいと思っています。

僕を育ててくれた大阪産業創造館メビック扇町を新たな事業や会社を孵化させるインキュベーション施設と呼ぶならば、フィードテイラーは事業の原石を自ら具現化させていくインキュベーションカンパニーを目指したい。

SYNCNELを生み出したように、時代の半歩先を見た実験的な事業を立ち上げ、資金増強で事業加速が見込めそうなら同じように分社化していく。出資元はフィードテイラーで良いし、外部資本が見込めるならそんなスキームを考える。一方で、僕が掲げる理想的な就労環境の実験場でもあるフィードテイラーは開発拠点としてそのままであり続ける。

僕がいなくても勝手に事業が周る体制を作り、解放された時間で僕は新たな世界を見て、新たな人脈を作り、新たな事業作りに専念し、新たな原石を得続ける。

分社化された事業はファイナンスの力でレバレッジをかけて、その事業を使って収益を成す沢山のパートナー企業様がその先にいて、中心を成すフィードテイラーは技術という分野で深く深く進化/深化していき他の追随を許さず、数多の収益事業を支えるエンジンとなる事で社会に間接的に経済的貢献や納税的貢献、雇用創出的な貢献をしていく。

僕が未来に描いているのはそんな世界です。SYNCNELの事業分社化はその第一歩となります。

 

これから僕の肩書きは何になるんだろう…。最適な言葉が見つかりませんが、事業家って事なのかも知れないなと最近は思います。これからまたドタバタしそうですが、今後ともフィードテイラー改め、フィードテイラーグループをどうぞ宜しくお願い致します。


2013.05.27 (Mon)

このタイトルでエントリを書くのは6回目になります。1人で始めた会社がまさか7人体制にまでなるとは全く思ってもいませんでしたよ。人生と同じく会社もホント分からないものですね。

さて弊社初のオープン求人となった3月の仲間募集のエントリですが、弊社エンジニアのTwitterやfacebookから伝搬に伝搬を重ねた結果10人近い方々にエントリして頂きました。皆さん、とても優秀な方ばかりで「今回は1人だけ」という制約が何とももどかしく、考えに考え悩みに悩む日々を3月末〜4月頭にかけて過ごしました。(お断りのご連絡を差し上げる事となった皆様、すいませんでした…)

で、悩み悩みの選考を経て、もう既に1ヶ月が経過しようとしてますが5月1日からWindowsでの開発経験20年(Win3.x系の時から!!)の @fuku518 にjoinして貰っています。ででんっ。

(マシンはiMacだがWin7とWin8でVisualStudioの図)

最近は各種の勉強会に積極的に参加しているとの事なのでご存じの方もいらっしゃるかも知れません。

創業来ずっとWindows禁止を謳ってきた弊社ですのでまさに禁断の扉を開けた感があります。自らタブーを破ったというか何というか。ただ今回の決定は、闇雲にWindowsにも手を広げます〜という事は意味しておらず、あくまでビジネス的合理性から必要な所はWindowsにも領域を拡げるという考えです。

目下は、

  • 企業向けファイル共有サービスのSYNCNELの訴求力UPのため
  • 最近関わりが多くなってきた医療系IT進出への足がかりとして

このあたりがタスクとなってますが、早々から両方の具体的な開発に着手して貰ってます。@fuku518 の長いwin開発経験が強力な武器として作用して前者についてプロト的なものは瞬殺。思わず「入社して何日目でしたっけ?」って聞いたぐらい。良い感じに進めていけそうです。

特に前者のSYNCNELはウチにとっても、また業界的位置づけ的にも重要なサービスなので、この度の増員が「フィードテイラーさんがWindowsもやるとここまでサービスが強力になっちゃうのかー」と関係各社様・競合各社に言って貰えるぐらいの訴求力UPを果たしてみせる所存です。

アセンブラからC#まで色んな経験を持って貰っているようなので、ウチの開発ベンダーとしての技術の幅が広がるのは間違いありません。

 

そうそう、実は @fuku518 は僕より7つ年上で、フィードテイラーの最年長になります。「C言語を初めて見た時に『なんて高級な言語なんだ』と思った」というぐらい古くからのエンジニア。

ただその年齢からか、ウチの労務士には入社関連手続きで話した時に「えっ」という反応をされました。まぁ普通は40代半ばなら管理職とか、プログラマーは35歳で定年とか、訳の分からない「当たり前」がはびこってるので分からなくも無いのですけどね。

ですが、僕はその歪んだ「当たり前」に真っ正面から挑むつもりです。そもそも、モノ作りに年齢なんて関係無い。むしろ関係があるとすれば健康状態でしょう。開発現場も知る経営者の僕に言わせれば、年齢でどうこういう人は大半が年齢を言い訳に怠慢を正当化したいナマケモノばかりです。

 

とまぁ若干脱線仕掛けてますが、今回のエントリは昨年に続いての増員のお知らせでした。7年目にして7人体制。平均して1年で1人ずつ増えてますね。既に8坪強の開発室は一杯一杯になってしまいまして、次に増員する時はオフィスの引っ越し&増床も一緒に考えなくちゃいけないなーという状況になってきました。

頭の中ではもう引っ越した後のイメージも出来てるのですが、まずは目下の既存収益事業の強化でキャッシュフローに厚みを持たせようと思ってます。7人体制になったフィードテイラーを今後ともどうぞ宜しくお願い致します。


2013.05.17 (Fri)

だいぶ今更感がありますが、去る2013年4月29日の祝日に開催された堺シティマラソンに参加してきました。

数年前に脚を痛めてから、1,2km走れたら良いほう&10分走り続けると膝がキリキリ痛む…というとてもランナーとは言えない状態だった事を考えると、参加すること自体が大きな挑戦だったのですが無事に完走しました!超やったった!!

(珍しくやったった感のある写真)

問題を克服して限界を超えれた達成感は半端無いですね。経営にも近いなと思いました。マラソンしている人に経営者が多いってのもそういう理由なのでしょうね。

 

完走出来たのは仲間がいてこそだなぁ〜ってのが今回の感想。

facebook 上で頂いた皆々様からのエールをパワーに出来た感がありました。応援の力ってホント凄いですね。皆さん有り難う御座いました。

また今回、秋から通っているティップネスでお世話になってるインストラクターの方とそのご主人と一緒に参加してまして、共に走ってる仲間がいるという心強さもありました。

(走る前に撮った3人での写真。許可を頂いて掲載してます)

インストラクターのHさん(写真真ん中)には、体幹や脚を鍛えるメニューを組んで貰ったり走り方を教わったりと、走る体作りで随分とお世話になりました。半年間計画的に進めてきた事がココに結実した感がありこれまた嬉しかった点です。今後は距離かタイムかという重視ポイントが2つあるようですが、今回61分とまだまだ伸ばせる余地がある結果だったので、当面は後者のタイムに重きを置いて進める事になってます。

しかし、僕が通っているティップネス梅田店。ホントにホスピタリティ高いのでジムに通おうと思っている人は超絶お勧めです。リアルに弱々しい体つきだったのが改善され、1kmもまともに走れなかったのに10kmマラソン完走してる人がここにいますから :-)

 

という訳で10kmマラソンの御報告でした。これから大会という意味ではオフシーズンのようですが、次の秋冬あたりにまた大会に参加します。仕事しかなかった人生に一つ愉しみが増えた気がします。


2013.05.14 (Tue)

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先月リリースしましたAirLibというアプリ。おかげさまで仕事効率化のカテゴリで1位を飾る事ができ、色んなブログでも取り上げて頂きました。ブロガーの皆様、有り難う御座います。

 

iPhoneのカメラロールに対する入出力に皆さん不便を感じておられたのだなぁ〜と。不便を便利にする効率化を文字通り達成出来たのではないか、と嬉しく思っています。

そんなAirLibですが、先日最新バージョンの v1.0.3 をリリース致しました。幾つかの不具合修正に加えて、表示系の大改造でパフォーマンスが向上しています。…ので、AirLibをお買い上げ頂いたユーザの皆様は是非是非updateして下さいませ。

特筆すべきは新機能、RSS対応と、SSHリバースポートフォワーディング対応による3G/LTE経由の接続機能の追加。何ともウチらしいというか。前者はともかく、後者はまぁ普通に考えると謎すぎで

こんなふうにコメント頂きました :-)

 

■ SSHリバースポートフォワーディングによる3G/LTE経由アクセス

AirLibは

『同じWiFiネットワーク環境下でブラウザ経由にカメラロールにアクセス』

というWiFi制限がかかってます。iOSの仕様による所ではありますが。で、これを

『3G/LTE経由でもブラウザ経由でカメラロールにアクセス』

を出来るようにする機能です。

例えば、外出先(WiFi環境では無い所)で撮った写真を、その場にいるお友達にブラウザ経由ですぐに渡す事が出来る…という訳ですね。この種のアプリでは必ず両者同じアプリを入れてる必要がありましたが、AirLibの場合は渡したい側だけ入れているだけでokと。

(WiFi環境下でなくてもAirLibを起動した側のカメラロールをブラウザ経由で見て貰える)

これを実現する為に、SSHリバースポートフォワーディングという技術を使っています。図を書くとこんな感じ。

訳が分からん!!(笑

自分でサーバを構築できるような人じゃないと使えないのが課題です。普通には難し過ぎるなぁ….と。ホントは誰もが手軽に 3G/LTE 経由で AirLib + ブラウザ で写真渡しが出来ると便利だと思うのですが、ひとまず実際に需要があるかどうか様子見って感じで実装してみた次第です。

 

という訳で AirLib のバージョンアップのご案内でした。斜め上にいっちゃう感じがfeedtailor的かもですが(苦笑)、基本的に今回のバージョンはパフォーマンス向上や不具合修正等がメインですので是非アップデートして下さいませ。今後とも AirLib をどうぞ宜しくお願いします。