2009.02.16 (Mon)

昨日に続いてのiPhoneネタです。昨年11月の弊社iPhoneアプリ第一弾「BookReview」に続く第二弾、

犯罪情報を閲覧できるiPhoneアプリケーション「防犯マップ」

を本日発表致しました!

iTunes

この「防犯マップ」は、弊社が運営する「防犯マップ大阪」というウェブサイトのiPhone用クライアント。(詳しくは宜しければプレスリリース(PDF)をご覧頂けましたら幸いです)

このアプリ、iPhoneが出た頃から密かに iPhone の専用アプリとして出したいと思っていたモノなのです。実装は弊社itok。入社直後に着手して貰って(他の仕事を平行しながらも)プロトタイプは1週間、2週間でAppStoreにコミットという超速開発だった事は特筆に値すると(自社で言うのもなんですが)思います。(一度 reject された関係で公開が1週間ずれました)

さて、アプリの解説ですが、あらかじめ好みの市区町村を指定しておけば

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アプリ起動直後に当該市区町村内で起こった直近の犯罪が一覧表示されるようになっています。「防犯マップ」なのにあえてリスト表示にしたのは、起動時のお手軽さを重視したから。このリストから任意の犯罪名をタップすると、

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犯罪の詳細画面で犯罪の具体的な内容や日時、犯人の風貌などを確認出来るようになっています。ここで更に、犯罪の発生場所や画面右上の地図アイコンをタップすると

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地図上でだいたいの位置を把握できるようになってます。他にも、GPS機能を活用して現在位置の周囲で最近発生した犯罪情報を閲覧する事も出来るというiPhoneらしさを備えています。

本アプリ、情報の見せ方やインターフェースの在り方、デザインには結構気を遣いました。あーでもないこーでもないと議論しながら。結果的に「手軽に犯罪情報を確認して防犯意識を高める」という目的にかなった作りになったのではないかと思います。もちろん更なる使い勝手の向上を目指す余地はありますけども。

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随分前に弊社itokが(入社前に)ブログに呟いたのをきっかけに、僕が犯罪情報をRSS化して、それを弊社itokが取り込んでGoogleMaps上で実装…という連携で短期間の間にサービスが出来てしまった….という頃から足かけ3年。犯罪情報提供方法の一つの形を提案できたのは感慨深いですね。

今後は大阪府以外の都道府県も対象にしていきたいと思っています。ただ、犯罪情報という性質上、警視庁や各都道府県庁との調整が必須となる事もあって全国対応はとても長い道のりになりますが、気長にお待ち頂けましたら幸いです。(警視庁から直接発注頂けると嬉しいのですけどね….。すぐ全国版作りますよ?)

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ちなみに、次世代スマートフォンと言えば、iPhoneと比較される事もあるGoogleのAndroid端末がありますよね。実は今回の「防犯マップ」は for iPhone 以外に for Android も同時に発表させて頂いております。開発は弊社パートナーである有限会社シーリス様。代表の有山さんとは普段から仲良くさせて頂いていて、GPS連動型アプリの話に盛り上がり「同時リリースしてみましょうか」と勢いがついて今回の同時開発&発表となった次第なのです。(有山さん、有り難うございました!)

という訳で、大阪に何かしら関係されていてiPhoneユーザーの方は「防犯マップ for iPhone」を、Androidユーザーの方は「防犯マップ for Android」を是非インストールしてみて下さいませ。


2009.02.14 (Sat)

おおよそ3週間ぶりの更新となります。

「ブログの更新が最近無いですがインフルエンザですか?」

とご連絡頂いた方もおられまして、 ご心配お掛けしております。申し訳ないです。身の回りで本格的な風邪にダウンしてしまった方はおられたものの、僕自身はというとタマに咳が出たり頭が痛くなったりするぐらいで休みを取るには至っていません。おかげさまで元気に仕事させて頂いております。

さて、前回のエントリで弊社に類い希なるiPhoneアプリエンジニアが加わったと報告させて頂きましたが、そのエントリで弊社の方針として「情報をアウトプットしていきます」と書かせて貰っていました。…という訳で早速ですが一つ目のアクションです。もう掲題の通りでして、iPhoneアプリ開発に関係する情報を公開するブログ

iPhoneアプリ開発ブログ in 大阪

を開始致します。

執筆者はもちろん弊社iPhoneエンジニアです。開発の過程で得たノウハウ、調査や実験の段階で得た情報を順次公開していく予定にしてまして、弊社も色々と恩恵を受けている iPhone 開発者ネットワーク/コミュニティに少しでも貢献していければと考えています。

iPhone絡みのツールを紹介する一方で、技術者向けの濃い情報も御提供してまいります。既に公開しているものの例を取っても、iPhone搭載Safari独特の挙動についてや、動画再生用クラスをハックして見付かった情報等が該当するでしょうか。

この社長ブログと併せまして、iPhoneがらみの情報に特化させた「iPhoneアプリ開発ブログ in 大阪」も併せて宜しくお願い致します。特に、iPhoneアプリケーション開発に関係している方にご覧頂けましたら幸いです。宜しければ感想などこちらまでご連絡下さいませ。


2009.01.20 (Tue)

思い続ければきっと実現するという事なのでしょう。また一つ、考えていた事が現実のものとなりました。2009年1月は弊社史上、重要な意味を持つ時となるに違いありません。

今から5年前。

僕はWinからMacにSwitchすると同時に同僚のitok氏と当時国産初だったMacOSX用3ペイン型RSSリーダー「Ensemble」の開発を始めました。新しい技術に触れつつまだ世にないモノを、同じ志(当時はより使い易いRSSリーダーを目指していた)をもって協同開発する事に楽しみを感じたものです。

その後、僕はこの株式会社フィードテイラーを設立し、経営者となって自社の少数精鋭な将来像を想像するたびに、エンジニアを増やすならitok氏には是非….と考え続けてきました。Web分野で同じレベル(切磋琢磨出来るレベル)で意思疎通が出来るし、且つ開発スピードが尋常ならざるモノである事を共同開発者として身近で見続けてきたからです。

きっと凄い事になる。

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その彼が今、弊社にいます。

ちょっと休みの日に遊びに来て貰いましたーという訳でも、仕事を手伝って貰うアルバイトとしてでもなく、弊社の正社員として弊社のオフィスに、iPhoneアプリケーションを開発するエンジニアとして。もちろんOSX用アプリやウェブシステムの開発も。

そもそものきっかけは創業直後に僕が「将来的にウチの社員ってありかな」って話をした事にありますが、特に昨年夏から今に至るまで立て続けに起こった数々の出来事は、然るべくしてこうなる事への里程標であったのだとすら思えます。

転職の打診を受け、その一方でOSX開発経験が活きるiPhoneApp市場が生まれ、当社のキャッシュ状況が改善し、事業拡大に伴ってオフィスを拡充し、iPhoneApp事業に参入し、iPhoneApp開発の引き合いが増加する中で…入社。そして出社2日目にして新規案件の受注。3日目で更に1件。止まる事のないお引き合いの数々。

年始に掲げた目標を1つ達成する土台は確実に出来たと断言できます。年始に掲げた

  1. **生産性の向上

    増員による生産力100%以上増の達成**

  2. **先鋭化

    価値創出力の源としてRSSとiPhoneを追求**

  3. **新しい事への挑

    新しいビジネスモデル(新しい商品の売り方)を実践**

の1つ目です。

MacOSX開発歴7年、Ensembleを含めたObjective-CによるOSXアプリは数知れず、いずれのアプリも世界中にユーザーを抱え、iPhone App に至っては App Store の全ジャンルランキング(無償アプリ)BEST1に輝いてます。それらの実績を持つエンジニアが在籍しているという事は、弊社の生産性増を達成するに十分な根拠となるものです。これで生産性が上がらなければ僕の経営者としての手腕が無いという事でしょう。(それが明らかになるのは少し先)

経験がモノを言う世界は本当に面白い。通常1日かかりそうな開発は2時間で終わり、今日の話が明日には形になっている…。Objective-C の長年の経験があるからこそ出来る再利用性高い部品化により日を追う毎にiPhoneAppの開発生産性が向上する。これは他の企業様には簡単には真似の出来ない力となり得ます。だって経験年数で5倍以上も異なる重みって半端じゃないですから。僕も数年の Objective-C 開発経験は持っていますが、その比じゃありません。比べる事すら出来ませんし、そういう次元の話じゃありません。

弊社はこの力を、自社ブランドの iPhone App 開発をするだけでなく、iPhone App 市場に参入したいけれどもハードルの高さを感じている企業様のお手伝い、まだ埋もれているであろう iPhone App の様々なアイディア具現化のお手伝い、iPhone App 開発の生産性向上を可能にする環境作り….といった具体的な取り組みで駆使していく予定です。オープンソースを通して世界に貢献するべく新たな一歩も踏み出します。

人が会社の構成要素なら、会社はやはり人によって力を得るのだと思います。

itok氏の入社により弊社の iPhone App 開発事業のスピードは劇的に加速します。書きたい事はホントに沢山あるのですが、今回はこのへんで。開発したものは出来る限りoutputし、可能な範囲で関わったiPhone App の情報も掲載していきたいと思います。

今後とも RSS と iPhone のフィードテイラーをどうぞ宜しくお願い申し上げます。iPhone App 開発についてのお問い合わせ、技術的なご相談、セミナーやコンサルティング、雑誌や書籍の執筆等々ございましたらお気軽にご連絡下さいませ


2009.01.16 (Fri)

景況感が全然良くないようです。

儲からないねぇ、しんどいねぇ、この先どうなるんだろう….。そんな声を沢山聞くようになりました。それこそ新年の挨拶回りでは「昨秋依頼、仕事は全然ですわ」「いやいや、ウチなんかもっと酷いですよ」というような不幸自慢に花が咲いていたりもするそうで何とも大変な時代に突入したモノです。

でも。

大変だとか、悪いとか、言ってても物事は好転しないと思うんです。悲観して売上があがるなら良いですが、negativeな発言はいつだって何の価値も生みません。病気も気からなら、景気も気からな訳で、テンション下がるばっかりのスパイラルに思考が落ちてしまえば景気もそりゃ悪くなりますよ。お金の方から逃げていくし、仕事も寄りついてこないでしょう。

官製不況という言葉の真似ではないですが、昨今の不景気感には、どうもメディア製不況という色合いがあるように思えて仕方無いんですよね。テレビも新聞も何でそんなに自虐的なのというぐらい悲観的。アロエが良いって番組で言えば翌日売り切れ続出だとか、納豆はダイエットに良いという嘘をついても売り切れ続出とか….そういうメディアの影響力をもっとプラスの方向に駆使すれば良いのにと思うのは僕だけですかね。メディアはどこにゴールを見据えてるんだろう。日本国民全員が「もうダメだ…」って思ったらokなんですかね。

元気なニュース、明るいニュースを例年にも増して伝えましょうよ。

先日、寺島実郎氏の講演を聞く機会があったんですが、日本の資源大国化の可能性を聞いて「なんて将来有望な国なんだろう」と心底思ったものです。ワクワクして鳥肌立ちましたもん。WBSのコメンテーター高橋氏がアジアを牽引する国としての国家戦略を説いた時には「やっぱ凄い国なんじゃん日本」て思える訳ですよ。全てを悲観的に捉える必要なんて、多分どこにもない。

確かに「100年に1度の危機」なんて言われますし、それを裏付ける色んな出来事があったり、また戦争が起こるんじゃないかって極論もあったりしますが、人類の経済活動が完全にストップしてしまう訳じゃないと思います。確かに大企業にとっては身を守る事で精一杯な大変さがあるでしょう。でも、見るところを見れば、この景況感の中にも仕事が来る所には来るし、待ち行列は出来るところには出来るし、忙しい所はやっぱりいつだって忙しい訳です。

その分かれ目は「気」の持ちようだというのは暴論でしょうか。

もうダメだと精神的にどん底を経験して、そこから気持ちを切り替えて考え方を変えて生き方を変えてみたら、凄い充実した人生に辿り着いてしまった自分の経験からして、「気」が全てというのはホントだと思います。変わる事を恐れないが芽生えたからこそ今の自分がある訳で。変化には行動が必要で、行動には気が必要でした。その「気」は、元気の出る話、明るい知らせがトリガーだったりしたんですよね。

なので、メディアももうちょっと考えたらどうかなぁと思います。

歴史に残る大変革期という厳しい現実を事実として伝えながらも、論拠をもって発破をかける…ぐらいの事をもっとして下さいなと感じる今日この頃なのです。単なる精神論や無責任な楽観論はいらないですけどね。少なくとも「何で日本人はそこまで悲観するのが好きなんだろう」って海外にいる方から見た日本人像がそう表現される事がないぐらいにはなって欲しいなぁと思います。

という訳で、否定的・消極的・受動的を否とする最近の僕が思ってることのお話でした。


2009.01.12 (Mon)

WindowsからSwitchして早くも5年が経とうとしていますが、そんな僕が普段使っているMac用アプリの中で、開発の分野を除いて必ずインストールするアプリを並べてみようと思います(順不同)。WindowsからMacにSwitchしようとしている方の一助となれば幸いです。

30A230D5309A30EA30B130FC30B730E730F3Dropbox (無償)

言わずと知れたオンラインストレージ&同期サービスのクライアントソフト。無償で2GBytesまで。Finder内で通常のディレクトリのように扱えるのがお気に入りです。Win/Macと両方クライアントが用意されていますので、Macだから…というアプリではないですが。

30A230D5309A30EA30B130FC30B730E730F3Ensemble (無償)

自分も開発に関わったRSSリーダー。

ATOK20ATOK (有償)

かな漢字変換システム。日本語入力の基本。MS-DOS時代から数えるともう15年ぐらいの付き合いになるでしょうか。

30A230D5309A30EA30B130FC30B730E730F3[](http://www.atok.com/)[**ecto**](http://ecto.kung-foo.tv/index.php) (有償)

ブログ投稿支援ソフト。ブラウザのフォーム入力でも良いのですが、オフラインで下書き出来る事や色んなサポート機能がついているので使っています。ブログのエントリを沢山書く方にはオススメ。

30A230D5309A30EA30B130FC30B730E730F3Firefox (無償)

説明不要のブラウザ。Firefox3が出るまではSafariメインだったのですが、今はこちらが主。次のSafari4でまた移るかも知れません。WindowsでSafariを使っていた方にはピッタリはまりますね。Add-onの類もほぼそのまま使えますから。

iAntiVirus[](http://www.omnigroup.com/applications/omnigraffle/)iAntiVirus (無償)

ウィルス対策ソフト。昔はMacにはVirusが無いというメリットがあったようですがユーザーが増えてきた昨今はそうも言ってられません。

30A230D5309A30EA30B130FC30B730E730F3[](http://www.omnigroup.com/applications/omnigraffle/)[**夏ライオン**](http://www.natsulion.org/) (無償)

Twitterクライアント。余り呟く方ではありませんので、呟きたい時に立ち上げてすぐに終了させる…という使い方をしています。iPhone版もあります。

30A230D5309A30EA30B130FC30B730E730F3OmniFocus (有償)

GTD支援ソフト。TODOリストの漏れを無くす為、普段の「やらなくちゃ…」からくるストレスから解放される為に使ってます。iPhone版もあって連携してくれます。

30A230D5309A30EA30B130FC30B730E730F3OmniGraffle (有償)

ドロー系ソフト。Winで言うところの EXCEL や PowerPoint や Visio で図を書いたりするような事が出来るソフト。同じように描いてもWinよりも明らかに綺麗に恰好良い図が書けるので気に入ってます。プレゼン資料用の図はほとんどこれで作ります。WinでVisioを使っていた人にはお勧め。Visioより遙かに安いです。

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いわゆるオフィス系。Macで仕事するなら必須かと。WinでのWord, Excel, PowerPoint に相当するものが含まれています。自分はプレゼンの機会が多い(最近はちょっと減った)のでKeynoteは特にお気に入り。同じような文書を作っても何故かWinのOfficeより見栄え良く出来てしまうのが不思議です。

30A230D5309A30EA30B130FC30B730E730F3SnapNDrag (無償)

画像キャプチャソフト。シンプルで使い易いです。

30A230D5309A30EA30B130FC30B730E730F3Skitch (無償)

画像アップロード&公開支援ソフト。ブログで画像を載せる時に常用しています。画像をリサイズしたり、トリムしたり、ドロップシャドウをかけた後は1クリックでアップロード。画像のURLがクリップボードに格納されるのでペーストするだけでokというお手軽さ。いちいちFTPソフトを立ち上げる必要が無くなる優れものです。超オススメ。

30A230D5309A30EA30B130FC30B730E730F3The Unarchiver (無償)

圧縮ファイル解凍ソフト。sit, lzh, rar等の懐かしい形式から zip や gz 等の圧縮形式にまで相当数対応する解凍ソフト。パスワードがかかったzipにも対応しているので重宝しています。

30A230D5309A30EA30B130FC30B730E730F3Transmit (有償)

FTPソフト。Macにswitchして最初に買ったシェアウェアです。最新バージョンはAmazonS3にも対応していたりします。…が、無償のCyberduckが結構優れものですのでTransmitを買う必要も無いかも知れません。

30A230D5309A30EA30B130FC30B730E730F3QuickSilver (無償)

言わずと知れたランチャーソフト。マウスよりキーボードを主体に使う方(特に開発者)にはお勧めのソフト。非常に拡張性が高く日々のほとんどの作業をQuickSilverから始められる(あるいは完結させられる)という話もあるぐらいです。僕はまだ全然使いこなせていません。

30A230D5309A30EA30B130FC30B730E730F3Parallels (有償)

Mac上でWindowsを動かすソフト(Windows以外も動かせます。Intel系CPUで動くOSなら基本何でも)。WindowsからMacにSwitchする人は必須になるでしょう。

Flip4MacFlip4Mac WMV (無償)

Macでwmv形式の動画を再生できるようにするソフト。僕は仕事でwmv形式を扱う事があるので必須です。

30B730B930C630E074B058838A2D5B9APerian (無償)

上のと合わせて動画関係。DivXやFlashVideo、AVI形式など相当数の動画をQuickTimeで再生できるようにする為のソフト。一部audio対応も増やしてくれます。

30B730B930C630E074B058838A2D5B9AGrowl (無償)

定番中の定番。強いて言えば通知フレームワーク(?)かな。Growlに対応しているソフトを使うなら必須です。

30B730B930C630E074B058838A2D5B9AWitch (無償)

ウィンドウ切り替え機能拡張ソフト。Macでは、Winで同じみの [Ctrl] + [Tab] に相当する [Command] + [Tab] がアプリケーション単位の切り替えになるので、Winのように同一アプリ内の別ウィンドウに切り替えが出来ません。それを可能にする常駐ソフト。

30B730B930C630E074B058838A2D5B9AiStat menus (無償)

メニューバーに色んな情報を表示できるソフト。CPU, HDD, Network, FANなどなどの使用状況などが常時視覚的に把握できるようになります。

という感じでしょうかね。他にも細かいモノを入れると色々とありますが、OSを再インストールした時や新しくマシンを買い換えた時に真っ先に入れるソフト達を並べてみました。どれもこれも弊社の開発生産性を高めてくれる、あるいは無駄な時間を無くしてくれる貴重なソフトウェア達です。

全部オススメのものばかりですので、MacにSwitchしたての方や、Mac使いの方でも使った事が無いモノがあれば是非入れてみて下さい :-)他にこれはオススメ!というものがあれば教えて頂けると嬉しいです。

開発者/開発ベンダーの皆さんには改めて御礼申し上げます。これからもより良いソフトに進化される事を期待しております。弊社も必要とされて長く使って頂けるアプリケーションやサービスの開発に尽力する所存であります。

次回は開発系で使っているソフトをご紹介したいと思います。


2009.01.12 (Mon)

年始めの定番イベント十日戎。大阪では規模的に一番大きい今宮戎に今年も行ってきました。混み混みの中で時間をロスるのは嫌なので今年も8:00には到着できる段取りで家を出発。土曜日なので彼女も一緒です。

昨年は商売としても良い1年だった事に改めて感謝。古い笹を納めた後は、お参りして新しい笹に縁起物を付けて貰って混雑する前に帰路についた次第です。

今年は昨年と違ってお参りの際に「商売が繁盛しますように」という自分のお願いをしませんでした。何の為の十日戎やねんと言われてしまいそうですが、毎朝神社にお参りするようになってから神社って自分の事を願う所というよりも感謝したり宣言したりする所で、願うとすればそれを見守って下さいという事だったり、自分以外の事だったりするのかなと思うようになったのです。多幸や多福は自分でつかみ取りに行くモノかなと。だから、弊社に関わって下さる全ての方々に多福がある事をお願いして、自分についてはこの景況感にあっても楽しみながら仕事に全力で取り組みます!と宣言してきました。

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神社の中での待ち時間には相も変わらずビジネスの事ばかり考えていて、十日戎って凄いビジネスモデルだと改めて感じました。

特に笹と縁起物。

無償の「笹」を受け取って有償の縁起物を付けて貰うんですが、賑やかに付けてる人のを目にしては自分も少し多めに付けてみたり、「これもどうですか?」なんて福娘の方に進められるまま多めに付けてみたりする訳ですよね。モバゲータウンGREEなどに見られるような基本無償で追加アイテムが有償のアバタービジネスに似て無くもないと思ったもんです。

きっと原価率の低さが凄いので儲かり具合も半端じゃない筈。縁起物の質や量産効果などを考えると利益率95%どころではないでしょう。人件費も学生さんのバイトで最低限に抑えられてる筈だし、家賃がかかるわけでも無い、広告宣伝を自ら行わなくても良く、売上に対する販売管理費率も低い。神社だから法人税もかからない。

他にも縁起物に限らず、店舗(?)からは地代と売上に応じたマージンを得てるだろうし、各種の企業からは寄付金という名の(当該企業にとっての)広告宣伝費も得ているでしょうし。

何やら伝統に習ってえべっさんにあやかるというよりも、伝統を巧く利用して(?)儲かっている神社のビジネスモデルにあやかってるのが十日戎かなって気がしないでもないです。

一般的な法人と比較するのはそもそも無理があるかも知れませんが、儲かる仕組みの理想系として学べる事はあるなぁと改めて感じました。税金面は宗教法人にでもならないと無理でしょうが…。そういう特権は別にしても、利益率90%を越えるサービスにお客様が行列を成す、そして不景気だからこそお金も集まる…そんなビジネスモデルを構築していきたいものです。

という訳で今年も一年、商売繁盛であったと振り替えれるよう邁進致します!


2009.01.04 (Sun)

弊社はWindows禁止の会社なので創業準備段階からしてMacしか使っていません(理由についてはまた機会を改めて…)。初代iMacG5 → iBook → 初代MacBook と移ってきた訳ですが、昨年末の決算期にあわせて新型MacBookに買い換えました。

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弊社にとって開発用Macは経済価値を生み出す源泉でもありますから、常識的な範囲であればお金は惜しまないという考え方。賛否両論はあると思いますが、ここで節約すると結局作業効率が落ちてしまうと思っています。

持ち運びを考えてベースはMacBook、上位モデルでメモリを2Gから4Gに増設しています。ハードディスクは250Gで維持。今回もAppleStore心斎橋の法人窓口で購入(20万円弱)させて頂きまして、すっかり常連さんになりました。担当のNさん、有り難うございます。

新調した結果、全体的に操作が快適に。想像以上に生産効率も高くなって良い感じです。また、初代MacBookに比べて若干薄く&軽くなっているので、外出時には随分と助かってます。バッテリーの持ちも良く(これは買い換え直後だからかも)、帰宅時に電源ケーブルを持ち帰る必要が無いのも良いですね。

それと、Parallels 上で動作させるWindowsが劇的に良くなりました。

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ParallelsをVer4.0にバージョンアップした事も効いているのかも知れませんが、ようやく「Mac上でOSXとWindowsを同時に使っても問題ない」レベルに達したという感じでしょうか。

Mac上のテキストエディタで編集、WindowsのIEで動作確認…といった一連の動作を、Mac/Winの切り替えに伴う時間ロスを全く感じずに出来るのが大きいです。Windows禁止とは言えやっぱりIEの確認では使う(でもWindowsマシンは不可)ので、Windowsが絡まざるを得ない案件の作業効率は劇的に改善していると思います。

ちなみにこちら、

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これまで弊社ビジネスをしっかり支えてくれた旧MacBookです。開発にプレゼンにと大活躍でした。このマシンが無ければ今の弊社は無かったと言えるでしょう。改めて初代MacBookに感謝。でもこれで引退という訳ではなく、まだまだサブマシンとして活躍して貰う予定です :-)

という訳で、弊社の新たな仲間の紹介でした。


2009.01.02 (Fri)

会社のownerだと公私混同が基本(?)ですので、目標も重なる事が多いのですが今年はあえて大石裕一という一個人としてどう2009年を過ごすのか…考えてみました。という訳で2009年の目標、個人版です。

  1. 習慣の継続

    昨年続けた習慣をやめない。また良いと思われる新しい習慣を身につける

  2. 歴史に学ぶ

    歴史を通して自分を見つめ直す

既に昨日のエントリで経営者として3つの目標を掲げているので、個人として余り多くは掲げないでおこうという事で上の2つです。

1.は、これでだいぶライフスタイルが変わったので2009年も継続したいという話。昨年は習慣が人を変えるというタイトルで幾つかエントリを書かせて頂きましたが、

いずれも自分の生き方を変えるのに繋がるモノでした。まだ紹介出来ていない習慣も沢山あるのですが、これは追々書かせて頂くとして、一度身につけたモノは手放したくないなと。早起きも読書も掃除も神社参拝も…2009年末に同じようにやっていたいなと思います。習慣で僕みたいな人間でも変われるんだという事の実証を2009年も身をもって示しつつ体験記を書き続けたいなと。

2.は、暫く遠ざかっていた歴史から学ぶ姿勢の復活。昨年、歴史好きな社長さんと話をする事が何度かあったのですが皆さん口を揃えて歴史から経営のエッセンスを学べる的なことを仰る訳ですよ。じゃぁせっかく本好きなんだし、技術書やビジネス書以外に歴史関係も改めて紐解いてみようと思った次第。

元々歴史モノは好きなのです。信長の野望三国志蒼き狼と白き牝鹿等のコーエーのゲームで歴史好きになって関連書を中学の頃から読んでましたし、高校では世界史の授業が楽しみでしょうがなかったし、大学時代にはバイト仲間の影響を受けて山岡荘八にハマり、学友の影響で塩野七生にハマったあげくローマ好きになってギボンのローマ帝国衰亡史なんて名著にまで手を出した事もありました。

…が、経営者になってから経営者視点で歴史書を読むことって余りなかったんですよね。だから今、改めて読んでみようと思いました。年初だし目標として掲げるのもありかなと。結局、経営者視点…になるので個人版目標に入るものなのか微妙ですが、個人的な経験/嗜好の焼き直しでもあるので良しとします。

んで闇雲に読んでも続かなさそうなのでターゲットは意図的にこちら。

4103096241 ローマ人の物語〈15〉ローマ世界の終焉
塩野 七生
新潮社 2006-12

by G-Tools

    <p>
      塩野七生のローマ人の物語、全15巻(上の写真は最後を飾った15巻目)。出来れば最近出た続編(?)とも言うべき<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4103096306/feedtailor-22/">ローマ亡き後の地中海世界</a>も。一部は再読になりますけど最初から全巻最後までいきたいと思います。歴史小説的な側面もありますが「歴史学」をやろうという訳ではないのでokとします。目標も楽しめなくちゃ&#8230;ですからね。<a href="/wp/?p=92">複数冊読む習慣</a>に組み込んで少しずつ進める予定。
    </p>

    <p>
      年末にどれだけ達成できているでしょうか。頑張ります。
    </p>

2009.01.01 (Thu)

さて、2009年が始まりました。気がつけばもう4期目になりましたが、弊社は決算日を変更した関係で創業3年目と4年目とがかぶる1年になります。そんな2009年の目標は、大きな視点で書くと

  1. **生産性の向上

    増員による生産力100%以上増の達成**

  2. **先鋭化

    価値創出力の源としてRSSとiPhoneを追求**

  3. **新しい事への挑

    新しいビジネスモデル(新しい商品の売り方)を実践**

の3点。

1.は弊社にとって永遠のテーマですね。「人類の知的生産性向上」をミッションに掲げているぐらいですから、弊社自身も生産性向上を追求し続けます。昨年は増員を目標にしていながら達成できなかったので、今年の目標として繰り越しです。

2.はここ最近の経済情勢とも関係があります。景況感が宜しくないと言われる時期だからこそ、「ウチは何でも出来ますよー」的な打ち出し方ではなく、時代の要求にかなった「その会社にしか頼めないと言える尖った何か」を持つことが重要かと。前のエントリで言及した2008年蓄えてきた力の放出どころはココかなと思ってます。

3.は弊社のアイデンティティですね。挑戦する対象は、新しい技術だったり、新しい商品だったりしますが、今年取り組んでみたいのは新しい売り方です。直販でも販売代理でも、OEMでもASPでもない、弊社的に新しいマネタイズ(お金にする)手段作りに挑戦してみたい。既に昨年実験的に取り組んで得た経験を元に洗練させてみるつもりです。

という訳でこの3点を意識しながら2009年を走りきります。きっと昨年以上に激動の1年になる事でしょう。それでいて充実した1年になるんじゃないかなと、今から何となくですが感じています。

2009年も皆様と共に邁進したいと思っております。どうぞ宜しくお願い申し上げます!


2009.01.01 (Thu)

新年、明けましておめでとう御座います。 本年も皆様にとって素敵な1年となりますように。

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さて今日は初詣の後、正月ぐらいは実家に帰ろうということで仕事用のMacBookごと堺にきています。ほどほどに家族団欒した後の2009年初エントリ。これまた定番の年間目標…と行きたいところですが、まず最初に「人」「RSS」「新事業」に分けて作っていた2008年の目標達成度を確認する事から。

[人] : 新しい出会い

  • 仲間を1名増員し開発ベンダーとして生産性100%増を達成する
  • 新しく50人の開発者と会い交流を深める

残念ながら最初の1つ目は昨年の間に達成する事が出来ませんでした。増員の必要性は高まるばかりなので今年は実現したいと思ってます。後者は、開発系イベントに顔を出すようにもしていたので達成できました。…という訳で「人」についての達成度は50%。

[RSS] : 基盤強化と積極的アウトプット

  • RSSビジネスの基盤を強化し関連案件5件の達成を目指す
  • RSS関連新サービスを最低3つ企画・開発・リリースする
  • RSSの基礎や活用法をブログ上で最低月1回計12回はアウトプットする

RSS関連案件は(年をまたいで稼働中のものを含めて)達成しているものの、新サービスは3件に至らず、RSS活用ブログエントリは2回止まり。達成度40%…と数値的に見れば余り良くありませんね。

…が、これはRSSだけを前面に出すビジネスのやり方が間違っていると結論づけた為です。技術や機能を提案するのではなく用途や効用を提案するビジネスに方向修正する為に時間を消費し、アウトプットが遅れてしまいました。

[新事業] : 新しい事への挑戦

  • XBRLビジネスに本格参入し、関連サービス1つを企画・開発・リリースする
  • RSSを活用したSEO支援ツール1つを企画・開発・リリースする

こちらは50%。XBRLビジネスもSEO支援ツールも企画・開発半ばまでは進んだのですがリリースには至らず。リソースがそれほど潤沢である訳ではないのに、先日のエントリで書いた新技術に加えて新事業…ってのは広げ過ぎな感がありましたね。

 

という事で総括すると目標達成度50%って所でしょうか。業績的には悪くない1年だったと思うのですが、年始の目標達成度という意味では決して満足できる結果ではなかったという感じですね。

なので、本年は業績的にも目標達成度的にも満足できる結果を残せるよう頑張りたいと思います。

…ってあれれ。2009年の目標を書くつもりが、新年早々、昨年の振り返りエントリになってしまいました。これはいけません。…ちょっとエントリを分けて2009年目標について書きたいと思います。