漢検が発表した今年の世相を表す漢字は「」だそうです。

世の中の色んな事が変わった年だったと思いますが、弊社にとっても「変」という言葉がピッタリはまる2008年でした。対外的にも社内的にも色んな事が良い意味で「変」わった1年。大晦日に最高にエキサイティングだった2007年を振り返るというエントリで振り返った2007年以上に2008年は充実していたと言えると思います。

1. お仕事

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昨年同様、お取引先や業務の種類が増えて結果的にお仕事の数もだいぶ増えまして、おかげさまで今期も黒字で期末を迎える事ができました。このような経済状況の中で3期目を無事に乗り越えられた事に、弊社に関係して頂いた皆々様にただただ感謝するばかりです。

今期特徴的だったのは、このブログや弊社ウェブサイトを見た…という事がきっかけで仕事をさせて頂く機会が多かったという点。特にSEOを意識しているという訳ではないのですが、いずれのお仕事も「AdobeAIR 関西」とか「RSSフィード 大阪」とか「iPhoneアプリ開発 関西 」といったキーワードでサイトにランディングされて問い合わせに繋がったケースでした。技術的に尖ること、地域的にも尖ること、…など「尖る」というビジネス戦略の王道をいく事のメリットを身をもって体験させて頂いた次第です。

ただ、仕事も売り上げも増えた一方で、リソースの少なさが規模感の拡大を阻害する様相を呈してきたのも2008年の特徴。実際に、お断りをさせて頂いたお仕事も結構ありましたので(これは昨年には無かった経験なので大きな変化でした)、来年は今年にも増して生産性の向上と物理的なリソース強化を必達せねばならないと感じています。

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2. 新技術

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昨年はプレスリリースを3件出しましたが今年は1件のみ。セミナー等も極力控えてきたのでアウトプット頻度は明らかに落ちました。

….が、それは会社として停滞していた事を意味する訳では決してなく、次の飛躍を目指した「力溜め」の時であったからに他なりません。LAMP(Linux/Apache/MySQL/PHPほか)に代表されるWeb系各技術の理解を深めつつ、AdobeAIRやiPhoneといった新しい技術にも貪欲に取り組んできました。その成果は

という新サービスとして(一部は実験的ながらも)発表する事ができ、いよいよ蓄えた力を一気に解放する準備が整ったという状態です。これら以外にも水面下で動き始めている企画も色々とありまして、2008年は技術の蓄積とマネタイズ(お金にする)の為の準備期間であったと言えます。

ただ闇雲にではなく、戦略をもって新技術に対して積極的になれた1年でしたね。新技術に対する姿勢も「変化」してその成果も得られたと思います。

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3. PR

2008年は、前年とは違った形で皆様に知って頂く機会を頂戴する事が出来ました。

Adobe様のような大手企業様と絡んでみたり、行政管轄以外の公的機関と関わってみたり…というのも「変化」ですね。どうすれば零細企業にそれが可能となるかというコツみたいなものも体得出来たと思います。

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4. 環境

事業拡大に伴う引っ越しを行いました。弊社にとっては、目に見える最も大きな変化だったと言えると思います。

という訳で色んな事が良い意味で変わりつつ目まぐるしく過ぎ去った1年。色んな方々に支えられて無事に年末を迎え、年を越すことが出来そうです。ホントに有り難うございました。

世間的には余り景況感も宜しくない状況にはありますが、そんな時代の流れに飲み込まれること無く、2009年は大きく「飛躍」する年にしたいと思います。今後ともフィードテイラーをどうぞ宜しくお願い致します。…それでは皆様もよいお年をお迎え下さいませ。