2008.12.31 (Wed)

弊社の原点でもある大阪産業創造館立志庵(旧:創業準備オフィス)でお世話になっていたコンサルの方に何度も言われていた事があります。

**大石さん、お客様が金を出すモノって2つしかないんですよ。

1つは「売り上げが上がるモノ」もう1つは「コスト削減出来るモノ」です**

これは生活必需品や(楽しいとか気持ち良い等の)嗜好性が高いモノを除けば概ね成り立つ法則じゃないでしょうか。特にBtoBの場合、このいずれでも無いのに売れているとしたら予算消化目的や単にバブリーだったりするだけの理由で購入されているものじゃないかなと。

弊社もBtoBで事業を営むベンダーですので必ず上の事を考えるようにしています。

昔は「便利である」…ただこれだけが開発動機になっている事がありましたが、プロモーション目的ならともかくお金を生み出そうと思ったら「便利」なのは当たり前、加えて「売上向上」か「コスト削減」が訴求ポイントとして存在しているか……という点を意識するようにしてます。

 

来年、弊社はコスト削減出来るモノにも積極的に取り組みたいと思っています。

100年に1度と言われる金融危機が経済を揺るがして、2009年は2008年後半どころでは無い程に厳しくなる…なんて言われていますが、そんな時代には「売上向上」よりも「コスト削減」がより多く求められると思うのです。将来のプラスを生む事より、認識できているマイナスを無くす力がより働くのではないかと。コスト要因が明確になっているなら尚のことです。

補償料を払ってでも内定を取り消したり、一時金を払ってでも早期退職制度を敷くってのも、そんな企業の姿勢の表れでしょう。印刷物の経費削減ビジネスをされているアクトフォーの千本社長は引き合いが多くて大変だそうです。もちろんコストってお金だけではありません。時間もそうですよね。

いずれにしても、無駄を無くそう、対時間生産性を高めよう、コストパフォーマンスが良いモノに変えよう….2009年はそんな掛け声が多くの企業で高まりそうな気がしています。

 

元々弊社が得意としているRSSも言ってみれば時間の無駄を削減する為の技術。人の労力を軽減したり単調作業が自動化出来るなら「人件費」という名のコスト削減が達成できる筈で、そういった仕掛けを既に無駄が見えている所にご提供出来ないかなと思っています。

「売上向上」も「コスト削減」も意識しつつ、でもちょっと経済情勢を考えて後者に力を入れながら、尚かつ今まで通り「便利」や「面白い」ことも研究開発ベースで色々とやる….そんな2009年にしたいと思います。


2008.12.30 (Tue)

漢検が発表した今年の世相を表す漢字は「」だそうです。

世の中の色んな事が変わった年だったと思いますが、弊社にとっても「変」という言葉がピッタリはまる2008年でした。対外的にも社内的にも色んな事が良い意味で「変」わった1年。大晦日に最高にエキサイティングだった2007年を振り返るというエントリで振り返った2007年以上に2008年は充実していたと言えると思います。

1. お仕事

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昨年同様、お取引先や業務の種類が増えて結果的にお仕事の数もだいぶ増えまして、おかげさまで今期も黒字で期末を迎える事ができました。このような経済状況の中で3期目を無事に乗り越えられた事に、弊社に関係して頂いた皆々様にただただ感謝するばかりです。

今期特徴的だったのは、このブログや弊社ウェブサイトを見た…という事がきっかけで仕事をさせて頂く機会が多かったという点。特にSEOを意識しているという訳ではないのですが、いずれのお仕事も「AdobeAIR 関西」とか「RSSフィード 大阪」とか「iPhoneアプリ開発 関西 」といったキーワードでサイトにランディングされて問い合わせに繋がったケースでした。技術的に尖ること、地域的にも尖ること、…など「尖る」というビジネス戦略の王道をいく事のメリットを身をもって体験させて頂いた次第です。

ただ、仕事も売り上げも増えた一方で、リソースの少なさが規模感の拡大を阻害する様相を呈してきたのも2008年の特徴。実際に、お断りをさせて頂いたお仕事も結構ありましたので(これは昨年には無かった経験なので大きな変化でした)、来年は今年にも増して生産性の向上と物理的なリソース強化を必達せねばならないと感じています。

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2. 新技術

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昨年はプレスリリースを3件出しましたが今年は1件のみ。セミナー等も極力控えてきたのでアウトプット頻度は明らかに落ちました。

….が、それは会社として停滞していた事を意味する訳では決してなく、次の飛躍を目指した「力溜め」の時であったからに他なりません。LAMP(Linux/Apache/MySQL/PHPほか)に代表されるWeb系各技術の理解を深めつつ、AdobeAIRやiPhoneといった新しい技術にも貪欲に取り組んできました。その成果は

という新サービスとして(一部は実験的ながらも)発表する事ができ、いよいよ蓄えた力を一気に解放する準備が整ったという状態です。これら以外にも水面下で動き始めている企画も色々とありまして、2008年は技術の蓄積とマネタイズ(お金にする)の為の準備期間であったと言えます。

ただ闇雲にではなく、戦略をもって新技術に対して積極的になれた1年でしたね。新技術に対する姿勢も「変化」してその成果も得られたと思います。

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3. PR

2008年は、前年とは違った形で皆様に知って頂く機会を頂戴する事が出来ました。

Adobe様のような大手企業様と絡んでみたり、行政管轄以外の公的機関と関わってみたり…というのも「変化」ですね。どうすれば零細企業にそれが可能となるかというコツみたいなものも体得出来たと思います。

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4. 環境

事業拡大に伴う引っ越しを行いました。弊社にとっては、目に見える最も大きな変化だったと言えると思います。

という訳で色んな事が良い意味で変わりつつ目まぐるしく過ぎ去った1年。色んな方々に支えられて無事に年末を迎え、年を越すことが出来そうです。ホントに有り難うございました。

世間的には余り景況感も宜しくない状況にはありますが、そんな時代の流れに飲み込まれること無く、2009年は大きく「飛躍」する年にしたいと思います。今後ともフィードテイラーをどうぞ宜しくお願い致します。…それでは皆様もよいお年をお迎え下さいませ。


2008.12.25 (Thu)

知人や友達に「使ってますよー」なんて言って頂ける事がちょくちょくあったりして嬉しい今日この頃な弊社iPhoneアプリケーションのBookReviewに更に嬉しい展開が。なんと、

AppStore のトップページに掲載されました!

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国内だけ見てももの凄い数のアプリケーションがある中で、限られた32個の表示枠に含めて頂けているのは何とも嬉しい限りです。この場所に掲載される評価基準はイマイチ分からないのですけど…。iPhone から見た AppStore にもしっかり「おすすめ」として掲載して頂いております。

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撮影写真を油絵風に出来る有名な「OilCanvas」のお隣さんに表示されているのも嬉しいですね。開発元の BigCanvas 中島さんとは、とある別件のiPhoneアプリ開発で間接的に微妙な繋がりを得ていたりして勝手に御縁を感じています :-)

 

話題に事欠かないiPhoneマーケット。ソフトバンクがiPhoneアプリ開発ベンダー2社に出資を決めたり、iPhone nano が出るんじゃないかという噂が聞こえてきたり、あの著名ゲームSimCityのiPhone版が出たりと(それこそ個別のアプリケーションになるとエントリを何個書いても足りない)、ネタは尽きません。

Android陣営の動きも面白くなってきて、益々楽しめそうな次世代モバイル市場の盛り上がりに弊社も追随したいと思います。iPhoneアプリケーションの開発に関するご相談・お仕事のご依頼はお気軽にご連絡下さいませ。


2008.12.11 (Thu)

何を突然という感じのタイトルですが、先般認定を頂きました大阪商工会議所EVEシステムをきっかけに Kiss-FM KOBE のある番組にゲストとして出演させて頂く事になったのです。…で、本日の午後、大阪心斎橋にあるスタジオで1時間に渡る打合せ+収録を済ませて参りました。

いぁー、シャレにならんぐらい緊張しました

公の電波メディアに取り上げて頂くのは初めて…だったので余計でしょうね。

テーマは、事業認定を頂いた「IR Cast PRO」。幸いにしてパーソナリティのバンディ石田さんに巧みな話術で誘導して頂いて、投資家以外の方には分かり難いと評価されがちな弊社ビジネスを比較的分かり易く説明させて頂けんじゃないかと思います。やっぱり喋る事でお仕事されている方って凄いです。テンポ良く言葉を引き出して頂ける感じは、心地良ささえ感じる事が出来ました。

…とは言っても確実に緊張しまくってましたので、実際に放送される僕の声はドエラい事になっているかも知れません(苦笑) 肝心の放送番組ですが、

Kiss-FM KOBE (89.9MHz)
「Vandy’s アメリカ村 What’s Going On!」
2008年12月21日(日) 20:30~20:55

ってな感じでして、この番組内のコーナー「Marketing Focus」に約7分間出させて頂くという段取りになっています。もし宜しければ日曜日の晩にお時間おありでしたらお聞き下さいませ m(__)m

 

いやはや、しつこいようですが緊張しました。放送局的な空間に身を置くこと自体が初めてでしたし。マイクに向かってヘッドフォンを付けてBGMと自分の声を聞きながら喋る事ももちろん初体験でしたしね。

でも緊張しながらもそれなりに楽しめたような気もします。かつて「ポッドキャスティングの大石さん」として、音声だけで何かを伝える事を色んな人とやってきていたからかも知れませんけど。初体験ながら収録という行為に何だか懐かしい思いもちょっぴりしたのです。

 

という訳で、自分史にも会社の歴史にも残る初ラジオ番組収録でした。放送は12/21。どんなふうになっているのやら楽しみです。パーソナリティのバンディ石田さんをはじめ番組関係者の皆様、本日は有り難う御座いました!


2008.12.05 (Fri)

自分的年間テーマの一つに「習慣」を掲げていた2008年も終盤戦です。

今年は年始から、集中できる朝の時間を有効活用するためにAM3:30起きを始めたり少しずつでも毎日本を読み続ける15分読書を始めたり脳を仕事モードに切り替える為に毎朝神社参拝をしたり….などなど習慣となった事について幾つか書かせて頂いていますが、まだもう少しあります。

…ので、今日は自分を変えてくれたもう一つの習慣をご紹介。というか体験談…って感じでしょうか。

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普段の掃除で使うアイテムたち

■ ワークスペースの定期的な掃除

ま、一言でいうと掃除です。いわゆる成功本に、大成している人って身の回りが凄く綺麗という話がよくありますよね。サラリーマン時代の同僚達を思い浮かべても優秀な人って整理整頓が上手な人が多かったような気がするし、何事も習慣化しようという意識を持つきっかけになった

夢をかなえるゾウ
水野敬也
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この本にも掃除をやりなさい(本の中ではトイレ掃除でしたが…)って書いてありました。…じゃぁ、やってみようじゃないかと、2008年に入ってから始めた訳ですよ。

やるからには徹底したいので習慣化が大前提。歯を磨くことを忘れたら気持ち悪いように、朝起きて顔を洗ってないと落ち着かないように、掃除を生活リズムに取り込んでしまうべく定期制を持たせる事を自分に強いたんですね。そのメニューがこちら。

  • 毎日出勤後に最低10分は掃除 (色んな所のホコリ取り、食器洗い、植物の世話)
  • 毎週日曜日に最低20分は掃除 (毎日の掃除+掃除機がけ、整理整頓)

これを徹底するようにしました。

元々掃除嫌いなので最初のうちは逃げたい自分もいた訳ですが、気が進まないながらもやっていると1週間後には何となく当たり前の事になって、いつしかワークスペースが自分史上記録に残る綺麗さになっていったのです。最近は掃除をせずに仕事を始める事が気色悪くなってしまいました。

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毎週日曜日は部屋の隅々まで掃除機がけの日

■ 掃除を習慣化して良かった

売上が上がりました!とかそういう分かり易い事ではありませんが、掃除のおかげで実現していると言い切れる事はちゃんとあります。当たり前の事かも知れませんが、

一つは、

気持ちよい状態で仕事が出来る時間/回数が増えたこと。

多分、単位時間あたりの生産性も上がってるんじゃないでしょうか。山積みになった資料をバッサバッサと書類探しする時間のロスもほとんど無くなりましたし。それに散らかっている状態からくるストレスも無くなって、ワークスペースが昔より快適な状態になっていると感じる自分がいるのは確かです。

もう一つは、

考える時間が増えたこと。

掃除をしてる最中ってそもそも手が自由になりませんし、Macからも体が離れる訳ですから、考えるしかないんですよね。携帯でニュースを見る訳でもないし、ネットサーフィンの誘惑がある訳でもない。

必然的に、「例のビジネス儲かる為のあと一押しは何だろう」「今日はまず最初にあの仕事を片付けようか」ってな具体的な事から、「経営って何だ」「この景況感で強くある為に何が必要か」みたいにマクロな視点で思考したりします。それが以後の言動に影響も与えてるなぁと。

この二つは今までの自分に無かった大変貴重な変化なんですね。先にも書いた通り、掃除をしたから売上が上がったという簡単な因果関係ではありませんが、色んな事に良い影響を与えているという事は言い切れると思います。だから続いているのかも知れません。

 

習慣化とその過程で醸成された思考が、ワークデスクを

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以前は山積みの資料が2山も3山もあった

このようにさせてくれたと思いますし、ついでながらミーティングスペースも

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ちなみにこの机もIKEAです

なるべくこうしていこうという癖が付いているのだと思います。

 

たかが掃除、されど掃除。当たり前の人にとっては「何を今更…」って感じの内容でスイマセンなのですが、本当に(シャレにならないぐらいに)掃除嫌いな僕が辿り着いた(辿り着きかけている?)掃除好きな人の境地に感動すら覚えている次第でしてご容赦頂けたら幸いです。

という訳で今日の結論は、毎日/毎週ちょっとで良いので掃除すると色々変わりますよという事でした。時間を決めた定期的な掃除、なかなかお勧めの習慣です。

ってエラそうな事を書いていますが、根は掃除嫌いとして30年以上生きてきただけに僕自身まだまだ掃除のスキルが低いですし整理整頓できていない所も相当ありますので、これからも現状に満足せず精進して参ります。


2008.12.04 (Thu)

すっかり RSSiPhoneフィードテイラーになってしまいまして、最近はRSSを(巧く)活用したシステム開発のご相談や、iPhoneのアプリケーションのご相談を結構頂いていて、自社や自分の特徴を分かり易く前面に出す事の重要さを感じている今日この頃ですが皆様如何お過ごしでしょうか。

さて、突然ですが弊社のiPhoneアプリ「BookReview」を大阪日日新聞様に掲載して頂きました!

驚いたのは紙面1面の6分の1程度を占める大きさだったこと。かなり細かな事にまで言及して頂きました。いやはや本当に嬉しい限りです。

大阪日日新聞様と言えば、創業当初に弊社のビジネス(今は少しお休みを頂いているビジネス)について取り上げて頂いた事があります。それが初めての新聞掲載経験だったものですから、弊社にとっては大変思い入れのあるメディアさんだったりするんですよね。ご担当のH田様、いつも有り難う御座います!!今後とも末永くお付き合い頂けましたら幸いです。

ちなみに「BookReview」は、公開3日後にランキングTOP25へのランクインを達成してアッという間にのべ1万ダウンロードを記録した後、今は発表当初の盛り上がりも随分と落ち着きを見せてきました。今は、App Store に書き込んで頂いているレビューや色んなブログで書いて頂いているご要望等をふまえまして次期バージョンの計画/設計を行っている真っ最中です。

 

弊社では今後更に iPhone アプリケーションの開発に注力する予定にしております。自社で持つリソースやデータ類を iPhone 用に提供したい!iPhoneを使った全く新しいアプリを企画開発したい!という方がいらっしゃいましたらお気軽にこちらからご連絡下さいませ。


2008.11.22 (Sat)

昨日公開した第一弾 iPhone アプリ BookReview。沢山の方にダウンロードして頂けたようでして、公開1日にして無料iPhoneアプリランキングのBEST50に入りました。有り難う御座います!

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また、プレスを打たせて頂いた事が功を奏したのか様々なサイトでご紹介頂いたり、嬉しいことに感想やご意見等も頂戴致しました。改めて御礼申し上げます。有り難う御座いました。

ニュースサイトでご紹介頂いただけでなく、iPhoneやMacの世界では有名な個人サイト様にも取り上げて頂きました。

ただ、通常、Amazonのカスタマーレビューは、最も参考になったカスタマーレビュー順で表示されますが、このアプリは投稿した日付順でしか見る事ができません。

5件毎表示なので、できれば表示順の抽出方法が変えられると、便利かなと思います。

と、書評の並び方に工夫の余地がある事を気付かされたり、昨日のブログのコメントには snow56 さんから

今後は、amazon以外のサイトからもレビューを表示できるようになるとより良いように思います。

というご提案も頂き、取ってくる書評の幅を広げる必要性も感じた次第です。(Amazonの書評のみを取っていることの明記が無い事についてご指摘も頂きました。有り難う御座いました)

 

公開当日に早速頂けたフィードバックを考慮に入れさせて貰いながら、次バージョン以降の計画を進めていきたいと思います。目指す方向は、本好きな方の書店 or 図書館ライフを充実させること。これを徹底的に追求して参ります。


2008.11.21 (Fri)

iPhoneが日本に上陸して4ヶ月余り。弊社も iPhone への取り組みを行っていましたが、ようやく皆さんにご提供できる事となりましたので、こちらのブログでもご紹介させて頂きます。もう掲題の通りですが改めてもう一度。

弊社フィードテイラーは本日、

書籍レビューを閲覧できる iPhone アプリケーション BookReview

 

を発表致しました。また、今回の発表アプリをもって正式に iPhone アプリ開発市場への参入を表明致します。また併せまして、iPhone アプリの共同研究開発や受託開発も一事業として行っていく事も発表させて頂いております。詳しくはこちらのプレスリリース(PDF)をご覧下さい。

 

インストールはこちらから

さて今回発表した BookReview は、本好きな方の書店ライフ/図書館通いライフをより快適にする事を目的に、本好きによって開発された iPhone アプリケーション。端的に表現すれば「書籍のレビューを iPhone で確認できるアプリ」です。

僕自身、本がホントに好きでリアルな書店に行く事が多いんですが、その度に困っていた事があったんですね、ずっと。偶然見付けた面白そうな本を手にとって見るものの買って良いかどうかは本の帯を見るだけでは分からない。やっぱり人の意見も聞いてみたいなぁ〜なんて。つまりネット上の書評がその場でみたいと。

そんな思いを実現したのが BookReview なんですね。…例えば、こんな風な使い方をします。

出かけ先の書店で目に付いた本を手にとって「買おうかなぁどうしようかなぁ」と思った時、iPhone をおもむろに取り出してBookReviewを起動。

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表示されるテンキーを使って書籍の裏側に印刷されている ISBN 番号(10桁か13桁の数字)

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を入力して、検索ボタンをタップします。

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…すると当該書籍について Amazon で掲載されているレビュー(本文とスター)が最新5件分表示され、更に気になる書評のタイトル文をタップすると書評全文とスターの数を確認する事が出来るというモノです。

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書評を確認して(もちろん6件目以降の書評も見ることも可能)、「あー、結構良い評価だよね、やっぱり買っておこう」と思ったら、その書籍を持ってレジに向かって精算しましょう。めでたしめでたし。…という、そんなストーリーですね。ちなみに、その場で買って持って帰るのは大変だという人の為に

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右上の購入ボタンをクリックすると Amazon から直接買えてしまう…ってな親切機能付きです :-)

という所までが簡単な BookReview の紹介です。

手前味噌ながら、本好きな自分にとって既に手放せないアプリケーションになっています。僕の場合、往々にして決して安くない本(専門書の類)に興味が向く事が多いですから、なおのこと購入時にその善し悪しを判断できる情報は重要な判断材料になるんですね。

是非、同じ本好きな方に使って貰えたらなぁと思います。

今後は、Web上の蔵書管理システムと連動させたり(重複買いを回避する為)、ISBNのバーコード撮影による検索への対応などの機能拡張を予定しています。

 

 

という訳で、iPhone アプリ市場参入の第一弾となった訳ですが、もちろんこれは始まりの第一歩ですから、今後もiPhoneアプリケーション、特にネイティブなアプリケーションを継続的に開発/リリースして参ります。

自社ブランドアプリに加え、実は既にお引き合いを頂いて進行中のプロジェクトもあったり、共同研究開発についてもご相談を頂いているケースも御座います。これからの弊社は、従前の「RSS専門家」という肩書きに加えて、「関西のiPhone アプリベンダー」という新たに肩書きも掲げさせて頂こうと思っています。

iPhone アプリケーションについてご興味・ご関心のお有りの方は弊社窓口までお問い合わせ下さいませ。


2008.11.17 (Mon)

サラリーマンを辞めて会社を起こして良かったと思うことは数え上げればキリがないですが、その中の一つが業界を超えて志を同じくする起業家仲間が沢山出来たということ。関連してもう一つ、起業家仲間の躍進ぶりや成功体験を自分の事のように喜べるということ。起業家ってどこかしら境遇が似てるじゃないですか、だから素直に嬉しいんですよね。

 

…という喜びを感じる出来事が最近ありましたので今日はその事について。

いつも昼食を調達するオフィス近くのスーパー(南森町交差点角にあるコーヨー)での1ショットなんですが…

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ご存じの方も多いと思いますが、僕もお気に入りのポン酢大はまのポン酢です。製造/販売されてる(株)O-HAMAの社長 大浜さんとは大阪産業創造館での起業準備時代からの起業家仲間。同じブース内で背中合わせで机に向かって起業準備をしていた事もあり当時から良くして頂いていて、今でも仲良くさせて頂いてる社長さん。(いつもお世話になってます m(__)m)

そのポン酢がコーヨーに置いてある!おー、すげー!と。

どこからそのパワーが来るのでしょうか的な奮闘ぶりを、実際にあってお聞きしたり、mixi日記で拝見したり、同じ起業家仲間から噂で聞いたりしているだけに、事業が形を成していかれている様子を間近で見ると喜びもひとしおなのですよね。

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2階のポン酢コーナーでも発見

やっぱり多くの人が普通に行き交う場所の知られた店舗に置かれているって凄い事じゃないですか。ウチの彼女に教わって自分も行ってみて確認。「おぉ!凄い!」と店舗で一人カメラを向けていました。

 

■ 起業家は起業家仲間からパワーを貰う

3年に渡ってお会いしてきた色んな起業家仲間を事あるごとに思いうかべるんですね。印象深かった方のことは特にずっと頭の中に入ってます。

大浜さん然りですが、ワインを目にすれば高級ワイン テイスティングバー luv wine のマスター東口さんを思い出すし、テディーベアを見れば memories in time の板羽さんを思い出すし、BI(Business Intelligence)というキーワードで KSKソリューションズの森本社長を思い出すし、SEOと言えばヒューゴの加藤社長を思い出すし、他にもジャズを聞けばあの人、マナー研修の話題を耳にすればあの人、貿易と言えば…、中国と言えば…、英語と言えば…、動画と言えば…、写真と言えば…、カプリ島と言えば…、文房具と言えば…、カラーコーディネーターと言えば…、特許と言えば…、財務と言えば….、介護と言えば…、作曲といえば…、マジシャンと言えば…

普通に生活してるだけで、どこかで必ず意識する人がいて「○○さん頑張ってるだろうなぁ」って思うと「自分ももっと頑張らないと」って思えてくるんですよね。それだけに事業の成果が出ておられるであろう事を実際に見聞きするとホントに大きなパワーを貰える訳ですよ。そうやってメンタルに支えて貰っているなぁ…と日々思います。

何かこう繋がってる感じって言うんでしょうかね。自分がサラリーマン時代には体験できなかった貴重な経験だから今の状態に凄く感謝してます。

 

…と、身近な店舗で遭遇した嬉しい出来事で改めて感じた次第でありますよ。

大はまのポン酢、皆様も是非体験してみて下さい。人によっては普通のポン酢に戻れないって言いますし、僕的にはもう鍋物にはこれが無いと始まらないと思ってます。食べれば食べるほど時間と共に美味しくなる不思議なポン酢。彼女にも親にも友達にも身近な人には機会あればプレゼントして喜んで貰えている逸品です。


2008.11.12 (Wed)

たまにはプライベートな事も書いてみましょうか。

先週木曜日(11/6)に好例の誕生日プチ旅行へ彼女と共に行って参りました。どんだけ会社が大きくなっても通常の有給休暇とは別に家族休暇という名の「家族が誕生日の時は必ず休むこと!」的な社則を作りたいと思ってまして(通常の有給休暇+家族の数だけ特別有給休暇を追加みたいな)、その為にはまず社長自らが実践実践。という事で、丸々1日お休みを頂いて、今年は京都嵐山に赴いた次第。

 

紅葉を楽しむには少しばかり早かったようで、最初の目的地であるトロッコ嵯峨駅近くの木はまだ緑の残る紅葉し始めな感じでした。

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観光列車の異名を持つ通り乗客を笑わせて飽きさせない(?)車掌の話を聞きながらトロッコにゆられるままに20分余り。もちろん、見える景色は山!川!空!の3点セット。

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久しく壮大な自然って雰囲気の景色を見ていなかったので随分と癒されました。自然の中に身を投ずるのはやっぱり良い気持ちですね。余りにも王道すぎますが嵐山方面に行かれるのなら是非。終着駅から往路をトロッコで帰る人もいる中、僕らは最寄り駅からJR嵯峨へ。

 

次に、続いて駅から徒歩15分程にある大覚寺。ここでの目的はずっと以前から彼女と一緒にやりたいねぇと言っていた写経です。修行や精神統一的な事に最近は興味が絶えなくて、その一つを旅行中にやってしまおうという企画。このへん自分達らしいというか何というか…。受付を済ませて写経道場に腰を据えてのスタートです。

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薄く書かれた文字をひたすら筆ペンでなぞっていくだけなのですが、この過程が非常に良いのですよ。没頭するという感じですかね。キーボードを打つのとは違った、一文字一文字書くことの力というか、その最中の精神の研ぎ澄まされ具合の体感というのが普段なかなか出来ない体験でした。同じように経営者と思しき人もいたりして、なるほどなぁと感じた次第。

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約1時間かけて出来上がったのがこちら。まぁ綺麗に出来た方でしょう。これでも書道11年のキャリアですので(嘘でしょうと言われる事がしばしば)。ちなみに写経のお値段は拝観料と併せて1,500円。とんでもない粗利率の筈で、理想的な売上の立て方をしてるビジネスモデルだなと思いました。やっぱりどこに言ってもビジネスの事が頭から離れませんね。

 

昼から夕方にかけては博物館周り。2年程まえに出来たばかりの小倉百人一首の博物館「時雨殿」で、任天堂のDSと敷き詰められたプラズマディスプレイ数十枚の壮観なデジタル博物館を体験してみたり(借し出されるDSを持ってその上でクリックすると足下の札をゲットみたいな)、古今のオルゴールが展示されたオルゴール博物館で金額に驚いてみたり…とかとか。

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毎回旅行では観る楽しみに加えて必ず1つ以上の食の楽しみも追求する事にしてます。今回は少し豪勢な豆腐料理。花筏という旅館の嵐山温泉入浴権付きランチを食しました。いつもよりちょっとリッチな環境で贅沢な食を楽しんだ後に一っ風呂っつーのが和に徹する感じで良いですね。

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同室客の余りの品の悪さに3年ぶりのマジ切れをしてしまったりという話もあるのですが、ここはまぁ省略という事で。

 

そんなこんなで33歳になった日に堪能してきた嵐山。思い出に残る良いところでした。新たな歳を迎えたこの1年、弊社にとっても転換期になる重要な1年になりそうです。そのあたりの話はまた別の機会に。