Iphone
2012.01.27 (Fri)

このブログで、Androidアプリについて書かれる事がそもそも珍しい(っていうか基本無い)のですがこれは特別。

御愛顧頂いております「そら案内 for iOS」のテイストを受け継いで開発された「そら案内 for Android」が遂にリリースの運びとなりました!!

天気予報情報を提供頂いている日本気象協会様には、iOS版がリリースされてからずっと「Android版まだー?」というリクエストが多く寄せられていたようですが、ようやく結実するに至りました。プレスはこちらをどうぞ。

画面はこんな感じですね。まさに、そら案内!

開発担当はAndroid界ではお馴染みのシーリスさん。弊社は主に調整役としてご一緒させて頂きました。担当頂いたシーリスの有山さんに心より御礼申し上げます。

Android特有の機種による見え方の差異が非常に悩ましく、細かい最終調整に時間がかかってしまいました。…が、ウリでもある花粉情報が本格的に必要とされてくる前のリリースが出来て良かったな…という感じです。日本気象協会の関係者の皆様もお疲れさまで御座いました m(__)m

今はAndroidMarketのみでの提供となっておりますが、今後登録先のマーケットは増えていく予定です。ちなみに「そら案内 for iOS」と異なり、提供元は日本気象協会様となります。

このブログを御覧頂いている方の多くは恐らくiOSデバイスユーザだと想像しますが、もしAndroidをお持ちでいらっしゃいましたら是非お試し下さいませ。詳しくはこちらを御覧下さい。

尚、iOS版のそら案内も開発が止まった訳ではなく将来的なupdateも考えております。引き続き そら案内 をどうぞ宜しくお願い申し上げます。


2012.01.25 (Wed)

今年に入ってから2回目の講演。2月も既に2回分決まっているので今年の1Qは講演ラッシュな予感ですよ。今回は大阪でアプリ開発セミナーを事業としてなされているアプリルの福嶋社長からお声がけ頂いたのがきっかけで、以下のイベントでお話の機会を頂きました。

タイトル もう遅い?今がチャンス?悩むあなたにiPhoneアプリの裏側大公開!
日時 2012年1月28日(土) 13:00〜18:00
場所 ファーストサーバ株式会社 大阪本社3F会議室
申込 こちらのページから「このイベントに参加する」ボタンをクリック

僕の枠は15:10〜15:40の30分間です。

法人が顧客となるiOSアプリ開発ビジネスの全貌

というタイトルで、弊社が数十のアプリで経験してきた受託開発の実態と、最近顕著な企業内使用限定のいわゆるエンタープライズiOSアプリのお話をする予定です。iPhoneアプリ開発をやってみようという方に向けてのセミナーなんですが、こういう実態もありますよーってシェアしたいなと。

最新のお話はもちろんのこと、

このあたりのエントリで言及している事もザックリとお話できればと思っています。

ちなみに当日は6つのプログラムが用意されているようです。ここ最近ちっとばかし話題になっている(もういい加減落ち着いた?) iBooks Author の話もあるそうですので興味がお有りの方は参加を検討されてみるのは如何でしょうか。

という訳で久しぶりのエントリ。講演の御案内でした。


2012.01.13 (Fri)

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御好評頂いておりますiOS用PDF/コミックデータビュワーアプリ「[Book+]()」の新バージョン v1.5 をリリース致しました!先のエントリで御紹介した通り今回の機能追加は「フリーハンド描画」の一点です。

これまでは矩形や円や矢印などドロー系ツールによくある基本図形のみでしたが、今回のフリーハンド描画機能により下図のように自由な線を描く事が出来るようになりました。手書き機能っていう言い方もありますね。他の基本図形と同様に線の幅や色・透明度を設定できますので結構自由度は高いと思います。

例えば、線は細め、濃度は100%で赤色…という設定であれば、ボールペンで赤線を引くような使い方になりますし、線を太めにして濃度は20%で黄色という設定にして頂くと蛍光ペンで上からなぞるように強調するって使い方にもなる訳です。

自炊派読書家の方にも、そしてPDFを多用するお仕事でもお使い頂けるのではないかと思いますので、是非ご活用下さいませ。また、もしiPad/iPhoneでPDFを閲覧するツールを探されている方がおられましたら、管理と閲覧のし易さを徹底的に追求した Book+[](http://j.mp/bookplus) を是非ご検討下さいませ。

ちなみに、既に v1.6 の開発も始まっています。

今回のフリーハンドも自分的には「キタコレ!!」という感じなのですが、次のバージョンでは更にデジタルならではの読書体験を追求した「キタコレ!!」感の大きな機能を搭載したいと思っていますので、引き続きBook+にご注目頂けましたら幸いです。ご期待下さい。今後とも宜しくお願い致します。


2012.01.07 (Sat)

ご好評を頂いておりますPDF/コミックデータのリーダアプリ「Book+」ですが、最近では少しずつ皆さんに知って頂けるようになってきたのか、こんな御紹介エントリを書いて頂いたり、

知人にも「PDFをサクっと見るならBook+やで!って紹介してるで」と仰って頂いたりしてまして大変嬉しい限りです。皆様有難う御座います。

公開以来毎月のようにバージョンアップしていますが、また近々 v1.5 というバージョンをリリース予定でして今回も例によって新機能の御紹介を致します。今回は待望の「フリーハンド描画機能」です。

ででん!

こんな感じに書き込み出来るようになります。

フリーハンドでの描画って開発で関わった事のある方は激しく同意頂けると思うんですが実装って結構大変だったりするのですよね。特にPDFビュワーのように拡大縮小があったりとか、Book+の場合は複数ページ表示があったりとか、v1.4で追加された連続スクロールもあったりとか….色々複雑すぎて大変だったもので、今回はフリーハンドの機能1つのみの機能拡張となってます。

しかし!

侮る無かれ。これがもう滅茶苦茶便利。Book+のデジタル読書のサクサク感をそのままに、自由に線を引いたり書き込みが出来るのです。以下に動画を御用意しましたので御覧下さいませ。

読書好きな方には気になった箇所に線を引く習慣のある方もおられるでしょう(僕もそうです)。仕事用のPDFで大事な図にグリっと丸をしたい事もあるでしょう。論文を見ていてポイントとなるグラフに書き込みしたい事もあると思います。それらが全て!Book+のデジタル読書のし易さそのままに、実現しました〜という訳です。

更にBook+の既存の機能と組み合わせると、


(コンテンツは有名なWeb漫画 胎界主から。作者様から許可を頂いて掲載しております)

こんなふうにコミックデータに書き込みも出来ますし、複数ページを同時に表示して書き込み箇所を見渡したり、もちろん複数ページ表示のまま書き込む事も可能です。沢山のページを俯瞰しないといけない時などに便利ですね。

…という訳でフリーハンド描画機能の御紹介でした。

僕は書籍や雑誌を読む時に必ず赤万年筆で線を引く習慣があるので、この機能の搭載により更に更にBook+でのデジタル読書が快適になりました。この機能をもう暫くで皆さんにもお届け出来ると思います。今しばらくお待ち下さいませ。

Book+はまだまだ進化します。既に次バージョン v1.6 の構想もあり、一部開発も平行していますが詳細はまた追って御紹介出来ればと思います。


2012.01.05 (Thu)

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日本気象協会様との共同事業という事でAppStoreから御提供させて頂いている「そら案内 for iOS」ですが、日々物凄い数のデバイスからのリクエストに対して天気情報を返しているサーバのアクセスログ解析結果が興味深かったのでシェアさせて頂きたいと思います。

2011年末の 2011/11/27〜12/27 にかけての約1ヶ月のアクセスログを元データに算出。当該期間の総アクセス数は約1100万アクセスで、この数を母集団として「そら案内のバージョン」「デバイスの種類」「iOSのバージョン」を出してみたところ非常に興味深い結果が出ました。以下、そのグラフです。

 

■ そら案内 for iOS のバージョン分布

最新バージョンにほぼ皆さんアップデートして頂いている模様。ありがたいお話です。次にデバイス。

 

■ デバイスの種別分布

予想以上に iPad 比率が高いですね。デフォルトの天気アプリが無いのが関係していると思います。逆に予想通りなのは、iPod touch ユーザの比率が圧倒的に低いこと。やっぱり天気情報は見たい時にすぐ見たい系の情報ですから当然と言えば当然ですね。そして一番興味深いのが次のiOSバージョン。

 

■ OSのバージョン分布

グラフがごちゃっとしてしまったので表で数字を列挙すると

iOS3.1系 0.28%
iOS3.2系 0.57%
iOS4.0系 0.64%
iOS4.1系 1.39%
iOS4.2系 5.08%
iOS4.3系 23.56%
iOS5.0系 68.47%
iOS5.1系 0.01%

こんな感じ。驚きの新バージョン率の高さ!です。

iOS5がリリースされて2ヶ月半程度の数字になりますが、iOS5.0系が実に7割近くあると。KDDIさんの au iPhone 効果で最初からiOS5な端末をゲットされた人も多くいるであろうこと、ソフトバンクのiPadキャンペーンでiOS5なiPad2をゲットした方もおられるであろう事を勘案しても最新OS比率が滅茶苦茶高く、iOSの世界ではOSの進化にユーザがかなり追随している様子がよく分かりますね。

ちなみに今回の情報より1ヶ月前である10月中旬〜11月中旬の同じく1ヶ月間の数字ではiOS5系は40%強。今回の1ヶ月で68%ですから、いかに浸透が早いか分かります。

また、開発者的視点から見ると、iOS3系はさすがに1%を切っていることや、arm6だのarm7だのを検討する時に一つの境界線となるiO4.3以上だけで全体の9割を占めているという点は、注目に値するポイントかも知れませんね。

あとは、iOS5.1も何げにちゃんとログとして記録されています :-)

 

という訳で、そら案内に見る統計数値を御紹介しました。

ちなみに「そら案内 for iOS」は天気予報を扱うアプリという事もあり、ユーザの層は老若男女や趣味趣向を問わず幅広く厚く広がっているのではないかと勝手ながら推測しています。天気予報って恐らくその人の属性に関わらず皆さん興味があるテーマだと思いますので、ゲーム好きな方に偏ってるとか、ビジネスマンに偏ってる…ってな属性の偏りもほとんど無いんじゃないかと。

そんな幅広い(と思われる)層のサンプル数1000万を越えたデータに基づいたアクセス解析結果ですので、特にiOSバージョンの分布についてはかなり確からしい確率で国内iOS市場の実分布に近い数字が出ているのではないかと思います。

 

最後に念のために補足させて頂きますと、そら案内のサーバに記録される情報はデバイス種別・OS種別・アプリバージョンの情報で、全て Apache サーバログのUesrAgentから統計を取ったものです。そら案内 for iOSでは、昨今問題になっている情報収集系各種悪質アプリのような実装は一切なく、個人情報や端末の振る舞い等に関する情報は取得しておりません(し取得できません)のでご安心下さい。Google Analytics が収集している情報よりも極めて少ない情報に限られているとお考え下さい。