2011.02.16 (Wed)

大変お待たせ致しました。こちらのエントリから早くも2ヶ月。本日、新しく天気予報アプリそら案内をリリース致しました。(プレスリリースはこちら)

そら案内はもともと弊社のエンジニア @itok_twit が個人で開発・運営していたものです。これをひょんな事で御縁を頂いた日本気象協会様と事業提携して共同企画・開発しましょう…となったのが昨年の夏。最高のそら案内天気予報アプリの定番を目指して、iPhone版もiPad版も全てゼロから作り直しを行っていました。

そして本日、満を持してのリリース!

 

Default

今回の新生「そら案内」は完全な生まれ変わりです。新しい情報を沢山盛り込むと共に新しいインターフェースにも挑戦しています。

まずは情報面。都道府県単位の直近3日の予報に週間予報、更に市区町村単位では直近2日分を3時間ごとに表示。ここは基本ですね。かなり見易くなっています。

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更に今回、日本気象協会様との事業提携により物凄い量の天気情報を扱わせて頂けることとなりましたので、その中から新たに注意報・警報を追加情報として表示しています。

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天気予報表示中の地域に注意報・警報がある時は、画面上ステータスバーの右端が黄色・赤色のアイコンで知らせてくれます。これをタップすると注意報・警報が閲覧できる訳ですね。にょきって出てきます。

更に更に、「今年は昨年の10倍以上になる」と言われている花粉情報も確認出来るようになったのも強力な追加情報でしょう。花粉の種類や量を詳しく確認する事が出来ます。これからの花粉シーズンにピッタリですね。

Screenshot 2011.02.06 12.12.45

他にも、従来のiPhone版そら案内では見れなかった天気図やアメダス等の画像が iPhone らしいインターフェースで閲覧出来るようになったり(iPhoneを横向きにする事で表示)、ポイント予報については従来の履歴参照ではなく市区町村単位で自由に複数個登録出来るようになっていたりと、使い勝手が随所随所で向上しています。

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また、このキャプチャのようにカバーフロー的な表示をはじめ、他にも上述の注意報・警報の表示の仕方や、花粉情報をタップした時の詳細情報の表示方法、登録済み地域の削除時のアニメーションなど、使っていて気持ちの良い効果を随所に盛り込んでいます。

 

そして更に!

従来ではiPhone版/iPad版とそれぞれ別アプリだったのですが、新生「そら案内」ではユニバーサルバイナリ化により両対応となっています。

iPad版では広い画面を活かして一目で情報を閲覧出来るレイアウトで天気情報を網羅。

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もちろん縦横の両方向に対応。基本的に出来る事はiPhone版と一緒になっていますが、よりiPadで見易いようにレイアウトしています。ざっとあらゆる情報を一望するにはやっぱりiPadがピッタリはまる気がしますね。

 

新生「そら案内」のデザインの美しさ・使い易さは実際にお使い頂けると体感頂けるのですが、この完成形に至るまでが本当に大変でした。情報は増えるしインターフェースは変わるし、しかし「天気予報を簡単に確認出来る」というコンセプトは変えない…という極めて難しいデザイン的課題にお付き合い頂きましたのが、いつもお世話になっているメタ・グラマーさんです。いつも本当に有り難う御座います!!

 

という訳で新しくなった「そら案内」リリースの御案内でした。もちろんこれは始まりに過ぎません。扱わせて頂ける情報は物凄く沢山ありますし、インターフェース的なアイディアや全く新しい機能の案も多数ありますので、天気予報アプリとしての進化を今後も続けていく予定です。新しく生まれ変わったそら案内の今後に御期待下さい!!


2011.02.13 (Sun)

たまにはプライベートな事も書いてようと思います。

普段休みを取る事はまず無くて土日も祝日も変わらず仕事をしている(土曜日は半日だけオフ)のですが、一応会社で制度として備えている誕生日休暇結婚記念日休暇は制度を作った社長自らも休みを取らないと示しが付かないだろうという事で休みを貰う事にしています。

今回は結婚記念日休暇。正確には結婚記念日は2月1日なのですが、当初「SyncBoard for Enterprise」のリリース予定日でもあったので予め休む日を別の日にしていた次第。祝日と併せて2/10,11の1泊2日で淡路島旅行に行って参りました。

いつも奥さんとの旅行は移動時の楽さと綿密な計画が立てやすいという事で電車&バス旅だったりするのですが、淡路島は電車やバスでの移動は非現実的だし、たまにはクルマも良かろうという事でレンタカーで行ってきました。

レンタルに要した費用は1泊2日で1万ちょい。僕は余り詳しく無いのですが昔に比べると随分と安くなっているそうです。前日に借りて一日近所のコインパーキングに駐車。700円。あと燃費が良いのも幸いしてか2日丸々使ってガソリン代は3000円未満。これまた安いもんです。便利な時代になりました。

 

さて、当日朝は早めに起きて少しだけ仕事。その後、定番の早朝出発で高速を使ってアッという間に明石海峡大橋に。随分前にバイク乗りだった頃(YAMAHAのXJR)に淡路島一周をした事があったのですがその時はフェリーだったので運転して橋を渡ったのは初めてです。写真は車中から奥さんが撮影。

休憩がてら道の駅によって、最初の目的地である淡路夢舞台へ。

駐車場からの怪しい地下道を抜けたらそこは見慣れぬ建造物の中。

とにかく凄かった。

こりゃもう絶対行っとかなあかんって感じの代物じゃなかろうかというのが率直な感想です。その構造に合理性はあるのかというツッコミをしてしまうと元も子もないのですが、安藤忠雄が設計した建造物の魅力に取り憑かれたように見て回ってしまいました。自然との融合というのでしょうかね。ボキャブラリが貧弱でどう言って良いのか分かりませんが、人生で初めて建築物を見て感動しました。淡路に行ったら絶対見とけ施設に認定です。併設されたウェスティンホテルが貧相に見えるぐらいでした。

以下、「すげー」「すげー」と言いながら撮りまくった写真の中から幾つか。

写真は色々撮ってみたのですが、建築の鑑賞は行ってみて肌で感じるべしと誰かが言ってたなーと思い起こされるぐらいに魅力が余り伝わりませんね。僕の撮影能力の無さゆえかも知れませんが。何はともあれまた来たいと思わせてくれた建造物が凄いと思いました。建物ってある意味アートなんですね。安藤忠雄はやっぱり凄かったです。

 

さて、この淡路夢舞台。元々は国際会議場の場として建造されたっぽいのですが、植物園なるものも併設されていて安藤忠雄を楽しむ以外の楽しみもあります。丁度、ラン展なるものが開催されていたので足を運んでビックリ、1200円。普通に高い。….のですが、十分費用対満足の得られる1200円だった事を一通りみてみて理解&納得。

何もかも美し過ぎました。

ランも綺麗だったけど、それ以外の植物も見てるだけで十分に楽しめました。花をこんなにもじっくり見る事って無かったんじゃないかなぁ。植物園なるものに入ったのも初めてだった訳ですが、地味なのでは…という想像とは裏腹に明るく彩り豊かで、自然の美を目に焼き付けることができ、刺激も沢山貰いました。

花って偉大、ホント。

見所という意味では今回はこの淡路夢舞台が最大だったかも。淡路の観光名所なのは間違いないでしょう。超お勧めです。その後は洲本城をチラリと見てホテルに早めのチェックイン。

オーシャンビューな部屋でくつろぎながら、やっぱり仕事の電話したり、e-mobile繋いで普通にメール打ったりしてた訳でしてやっぱり仕事が頭から離れませんね。社長ってそういうもんかも知れませんけど。

この後はもうひたすらのんびりコース。

観光地を巡るでもなく、温泉と食事の繰り返し。旅する醍醐味でもありますね。国内旅行であれば特に前者は。

さすがに温泉の写真はありませんが、洲本温泉、うずしお温泉(湯の質が最高に良かった!)、五色温泉(全国各所に同名温泉あるそうな)と、疲れ切った(らしい)体を温泉で癒させて貰って、その合間合間には食を挟み文字通り温泉と食の旅と相成りました。

穴子丼とか

ふぐとか

つけうどんカレーとか(御食国プロジェクト淡路島ぬーどるなるプロジェクトが開催中です)

帰りに寄った明石の卵焼きとか

普通に食べ過ぎですね。でもまぁ普段はほとんど食べないので良しとしましょう。ただ、帰路に着いた後の風呂上がりの体重測定で見事に @keiji_ariyama さんに突っ込まれてしまいました。

Twitter / @Keiji Ariyama: 304A30843084300130753048305F RT @oishi: My weig ...

Twitter恐るべし。まぁここぞとばかりに普段の2倍は食べてますから普通に太りますよね…orz

 

今回の旅行も、普段から仕事ばかりに終始する僕に辛抱強く付き合ってくれている奥さん(@ikunee)への感謝の意味もあっての旅だったのですが、観光としても食・温泉の旅としても満足して貰えた様子で何よりそれが良かったです。いつもありがとう。そして次の1年も引き続きよろしくお願いします。

次の休みは奥さんの誕生日である8月です。今回の旅で自然に触れてエネルギーも得た事だし、またガツガツと頑張っていきたいと思います。


2011.02.12 (Sat)

先日のエントリで御紹介したSyncBoard for Enterpriseについてのセミナーを開催する事になりました。

昨年末12月に開催されたAppleStore心斎橋店での開催同様、iPhoneやiPadを沢山導入しようと考えている法人様・教育機関様・医療機関様向けのセミナーとなっております。(最近は医療機関での導入検討も耳にする事が多いため対象に含めさせて頂きましたが本質的には余り変わりません)

【題目】 企業・教育機関・医療機関におけるiPhone/iPadの大量導入・活用セミナー
【日時】 2/22(火) 19:00〜20:30
【場所】 AppleStore心斎橋2階シアター
【地図】 http://www.apple.com/jp/retail/shinsaibashi/map/
【内容】
– セキュアなドキュメント共有ソリューション「SyncBoard for Enterprise」のご紹介
– 企業・教育機関・医療機関が直面する大量導入時の壁
【URL】 http://www.apple.com/jp/retail/shinsaibashi/ の2/22(火)のスケジュール欄
【申込】 特に必要は御座いません。当日上記会場にお越し下さいませ。どなた様も無償で参加可能です。

SyncBoard for Enterprise についての御説明をさせて頂く予定ですが、いきなりその切り出しですと単なる宣伝セミナーになってしまいますから、2010年夏以降に増えてきた企業様・教育機関様・医療機関様からのお問い合せに共通して見られる事、そこから見えてくる iPhone/iPad が抱えている問題点について御説明し、その問題を解決する方法の一提案として SyncBoard for Enterprise を御紹介させて頂こうと思っています。

今のところ構成は20分で問題点を明らかにして、40分程度でソリューションの紹介、残り時間で軽く iPhone構成ユーティリティや iOS Enterprise Developer Program についての解説、最後に質疑応答。そんな感じで考えています。

 

日増しに増えるお問い合わせは見事なまでに「iPhone/iPadを業務で使いたいがセキュリティと監視が欲しい」という共通項を持っています。

どこまでが求められているのか、そしてどのような解を SyncBoard for Enterprise は持っているのか、あるいは提供しようとしているのか。そのへんのお話をさせて頂きながら、今、iPhone/iPadといったデバイスが単なる高機能嗜好品という認識から、実利を追求する業務用端末としての認識に変わりつつある実状を情報共有させて頂ければと思います。

大量導入を考える現場におられる方、あるいは検討中の組織をご支援されているSIerさんや企画会社様、宜しければ是非御参加をご検討下さいませ。参加には申込もお金もいりませんのでお気軽に会場へ直接お越し頂けましたらと思います。宜しくお願いします。


2011.02.06 (Sun)

本年より弊社は、iOSデバイス(iPhone/iPad)を使った業務効率向上や経費削減を促進するシステムを提供するiOSエンタープライズソリューションベンダーとしての役回りを一つの事業にしていきます。

去る2011年2月3日、その第一弾としてiOSデバイス用ドキュメント共有ソリューション「SyncBoard for Enterprise」を提携各社様と共同で発表致しました。

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昨年5月末にiPadが国内でも販売開始されて暫く経ってから、弊社にお寄せ頂くiPhone/iPadアプリ開発の御相談にある傾向が見られる事に気が付きました。企業の業種・業態に関係なく共通している要件があったのです

iPadやiPhoneで社内のドキュメント・コンテンツを持ち出したい

営業担当に外回りで使わせたいという話ですね。でも、特にiPadでは大きい画面も去ることながら標準のアプリも優れていますので、普通に出来るには出来るのです。

Screenshot 2011.02.06 17.18.47

写真アプリを使ってポートフォリオを見せたりカタログの写真を見せたり、動画アプリを使えばPR動画の再生にも使えますし、iBooksを使えば出先でPDF閲覧だって可能です。iWorkシリーズのアプリを揃えればOfficeで作ったファイル群も難なく閲覧できますしね。

….が。

それを個人でするならともかく、10人/100人/1000人という規模でやろうとした途端に実運用が難しくなります。営業マン500人のiPadにどうやって最新カタログを確実に入れ込みましょう?常にオフィスに戻ってくる訳ではない直帰直行のフィールドエンジニアに最新の資料をどうやって送りましょう?タブレット型の端末を業務に使えれば軽いし見易いし便利だけど…。

確かに、iPadやiPhoneでドキュメント・コンテンツを持ち出せたら便利です。でも、iPadやiPhoneにコンテンツを確実に入れるのが超面倒。USB接続で同期転送とか数百人単位にもなると有り得ない訳です。かといってSDカードのようなモノはないですし(あったとしてもセキュリティ的に使用不可)、メール添付なんて方法ではドキュメントが管理できない上に煩わしいし、じゃぁDropBoxかと言うとそもそも個人向けのクラウドサービスを企業がオフィシャルに使うなんてセキュリティや情報漏洩リスクを考えれば有り得ない訳です。

企業で iPad を使うとなるとほとんどの場合において

  1. ファイルは一元管理可能で、容易に更新が出来るように
  2. 常に最新版のファイルがiPhone/iPadに配信されるようにして欲しい
  3. iPhone/iPadがオフラインでも閲覧出来るようにして欲しい
  4. 万が一デバイスを無くした時などに備えたセキュリティ機能を用意して欲しい
  5. 誰がいつファイルを閲覧したか見れるようにして欲しい

という全ての要件が付きまといます。どれか一つが欠けていてもいけません。1〜3はDropBoxSugarSync等に類するサービスでも実現できるのですが、それだけでは全然ダメなんですね。セキュリティと監視が必ず必要になります。万が一無くした時が心配だし、ホントに資料を見ているかどうかも管理側は凄く気になる訳です。

多くの企業様のiPadに対する(というか全てのスマートデバイスに対する)要望は『セキュリティと監視機能を備えたドキュメント共有インフラの構築とその円滑な運用』という事であると我々は考えています。もっと分かり易く「DropBox + セキュリティ + 監視機能」と言ってしまっても良いかも知れません。

 

その実現を目指すのが今回発表した「SyncBoard for Enterprise」です。

近い将来、ビジネスの現場で皆が当たり前のようにスマートフォンやタブレット型端末を使っているという時代が来ます。無論、ノートPCが必要なシーンもあるでしょうが、特に営業を初めとする客先周りや社外打合せを主とする人にとってノートPCでなければならない理由は時代と共に減っていくでしょう。

メールとブラウズ、後は資料を見る・見せる、メモを幾つか取るだけ…なのに、物理的&OS的にあんなに重いモノを持つ必要がどこにあるのでしょう。技術の進歩と共に、スマートフォンやタブレット型端末はより薄くより軽くなり出来ることも増えてくるでしょうから、それらのデバイスに置き換えたい or 新たに導入したいという風潮も高まるに違いありません。

それは単に「流行りだから」とか「面白そうだから」という理由ではなく、営業効率の向上と経費削減という、企業が利益向上を図る為の実利追求の結果そうなるのです。

結果、これらのデバイスに情報(ドキュメントやコンテンツ)を容易に確実に且つ安全に転送する技術が必要になります。既存のイントラネットを流通するファイル群を新しい時代のデバイスに届ける為の情報の通り道。そのインフラ作りをしたいと弊社では考えました。

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幸いにしてAppleも対企業向けは強化してきており、そんな時代のスタンダードなデバイスになろうという明確な意志がiOSにも現れています。そんな事もあり、まずは iOS + サーバの組み合わせにターゲットを絞り弊社の全リソースを集中投下して昨年秋から開発を始め約3ヶ月で形にしました。このスピード感は弊社の @itok_twit, @kumatch, 更に11月に入社して貰ったiOSエンジニアの力を集結したからこそ。この技術力は弊社の強みでもあります。

そうやって出来上がったシステムを、興味をお持ち頂いた様々な企業様がある意味で弊社のアイディア・技術に「投資」をして頂いて、ビジネススキームを共に組み立てて今回のリリースに至りました。

インフラの構築や保守やマーケティングにはMySQLの国内サポートNo.1のスマートスタイル様、販路開拓や販売層管理には住友系の住友セメントシステム開発様、お客様のサポートにはコールセンター業務で実績のあるCTU様、インフラの提供には老舗のIIJ様、そしてもちろん対法人向けサービスという事でiPad/iPhoneの調達面でソフトバンクテレコム様にも関わって頂き、動画プロモーションには動画活用で有名なサムシングファン様に(文中の動画はサムシングファン様による制作)、iOSアプリクライアント側はいつもお世話になっているメタ・グラマー様に御協力を頂いています。そして、これを商材として売りたいという沢山の企業様の声を多く頂いている….今はまさにそんな状態です。

 

企業でタブレット型端末やスマートフォンを活用する時に必要なインフラを「SyncBoard for Enterprise」で提供していきたい。その活動が今まさにスタートしました。

昨年の秋口から自社アプリを余り出していなかったので「フィードテイラーさん最近何してんの?」と言われる事もあったのですが、こういう事をやっていました。今年一年間はこのプロダクトにかなり注力をする一年間となりそうです。また折に触れブログでも御紹介させて頂きたいと思いますので、引き続きどうぞ宜しくお願い致します。

 

■ 関連リンク

SyncBoard for Server


2011.01.09 (Sun)

あけましておめでとうございます(少し遅め)

大晦日は特段、年越しイベント等に一切触れる事なく除夜の鐘を聞くでもなくいつも通りに22:00台には就寝し、朝4:00に起きて普通に仕事をしてました。一年の初めに目覚めて最初にやる事が MacBookAir を広げてメールってどうなのよ…という話もありますが、それぐらい仕事が好きという事なのだと思います。

とは言ってもさすがに年明けらしい雰囲気は少しだけでも必要でしょうという事で本年より我が家に導入されたのがこちら。

木製の鏡もちです。可愛くないですか?鏡開きせずに来年も使えるエコ仕様。こんな時代だからこそ超お勧めです。

 

さて、2011年。

振り返りエントリでも書かせて頂いた通り弊社にとっては激動の一年になりそうです。昨年増強した会社の体制で如何に高付加価値なものを生み出すか。そして弊社のポリシーでもある「世に無いモノを作り出す」「自分達が存在しなければ世に存在しなかったモノを提供する」ということを楽しみながら(ここ重要)実践出来るか。…ですね。来年のまた同じ時期にどんな風に年明けを迎えているか楽しみでなりません。

そんな思いで突っ走る予定の本年も昨年に引き続き色々取り組む予定です。

会社としては、

  1. 新生「そら案内」のリリースと継続開発
  2. SyncBoard」と「FastBoard」で企業様/教育機関様向けのドキュメント配布システム提供

が大きな事業柱となる予定。

 

2.に関連しますが、大きなベクトルとしては、今ヒシヒシと僕が感じている「B2B(ビジネス)/B2E(教育)/B2M(医療)」でのiPhone/iPad活用促進の勢いには付いていきたい、いぁむしろ自分達が新たな活用スタイルを提案したいと思っています。2. のサービス御提供により実現する事を目標にしているのは当然なのですが、それ以外にも業務向けアプリ開発でのお手伝いや、セミナーなど、ありとあらゆる所で Enterprise 色を強めていきます。iOSアプリのフィードテイラーから、iOSエンタープライズソリューションベンダーのフィードテイラーへ。更に尖っていきますよ。

 

…その一方で、(Enterpriseではない)新たに構想中のアイディアも幾つか形にしたいなと。その中の一つは平たく言うと電子書籍や電子雑誌の分類に入るかもですが。僕は単なるコンテンツの電子データ化&アプリ化で「電子書籍化達成!!」とするのには読書好きとして若干否定的な感想を持っていたりしまして、

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こんな事を呟いたりもしてるんですが、かといってNHK出版さんの SHARE READERQlippy はちょっと違うんですよね。だってその為にベースとなるコンテンツのフォーマットをePubや独自の形式に変換しないといけないって面倒じゃないですか。広がりにくいし。

情報の共有は創業以来ずっと関心を持っていますけど、共有の為に別の(変換コストの高い)フォーマットに変換したり再作成したりするのはどうかなって思うんです。書籍に限らずですね。電子カルテとかもそう。前提とするモノや作業のハードルが高いと共有されるものがそもそも集まらなくて広がるものも広がらないんじゃないかなと。

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自分が今妄想するのは、アナログな読書と今の電子書籍との間を取ったようなものかな….。これはこれでまた折りを見て書いてみたいと思います。

と、ちょっと話がそれましたが、会社としてはやはり冒頭の2つがやはり主。それ以外は、僕の妄想も含めて色々と形になってくると思います。

 

という訳で若干書きたい事が入り乱れてしまってますが、2011年もフィードテイラーをどうぞ宜しくお願い致します。


2010.12.31 (Fri)

今年ほど年末の感覚が無い年は初めてだったような気がします。色んな事があって様々な出来事が起こり目まぐるしく1年が過ぎ去っていたからなのかも知れません。光陰矢のごとしとはこの事か..的な一年でした。

そんな2010年を振り返ってみると大きくまとめて2つに集約されそうです。

■ 「増」の年

ここ何回か立て続けに書いてきましたが、会社が急拡大した1年でした。増床して、増員して、増員して、増員して、増資して、更に有り難い事に増収も確定しました。

組織として大きく変化した一年、組織として転換点を迎えた一年であったと思います。来年は今年築き上げた基盤をもって売り上げと利益率の向上、収益構造の最適化を目指します。

■ 新事業の準備

2011年の主たる二事業の準備が整った1年でもありました。B2C向けには新生そら案内@itok_twitの持ち込みにより事業化したもの。日本気象協会様と協業で最強の天気予報アプリを目指します。

B2BやB2E向けには先日プレスリリースを出したSyncBoardと既に8月リリース済みの FastBoard。詳しくはまた別途書きたいと思いますが、スマートデバイス時代のドキュメント・コンテンツ流通インフラの構築を目指しています。

これら2事業のアウトプットを、一般消費者の方が持つiPhone/iPadでも、業務利用の為のiPhone/iPadでも、インストールされる定番ソフトに育てて行きたいと思います。

 

2010年は総括するとのべ20個以上のアプリリリースに関わらせて頂くという多くの実績を残しつつ、新たな事業の準備期間とも言える1年であったように思います。とてもエキサイティングなお仕事を頂いたお取引先企業様、そして全ての関係者の皆様に改めて御礼申し上げます。

2011年も2010年以上に技術力を高め、やはり関西でいぁ国内でiOSと言えばフィードテイラーと言って頂ける尖った存在になれるよう邁進する所存です。1年間有り難うございました。そして来年も宜しくお願い致します。

 

また、最後に個人的な事を書かせて貰えれば、やはり2月1日に結婚という人生で大きなイベントを迎えた事です。「新婚ってなに?」って程に新婚生活らしい生活を全く出来ていないにも関わらず、忍耐強く僕を(会社を)支えてくれている妻 @ikunee に改めて感謝の意を表します。いつもありがとう。

 

という訳でこれが2010年最後のエントリです。それでは皆様、良いお年をお迎え下さい。僕は普通に元旦の早朝から仕事なのでいつも通りそろそろ寝る事にします。


2010.12.30 (Thu)

9月11月の増員は以前に書かせて貰った通りですが、実は8月にもう一人増えています。

弊社に夏以降にお越し頂いた方はお気付きの事と思いますが、@ikuneeこと妻にjoinして貰って受付を含む事務的なワークを担当して貰っています。

8月の増床で弊社は部屋2つとなって「開発室」と「会議室+受付」に分離したのですが、自分を含む開発人員が開発室に入り込んでしまうと来客も荷物配送も対応が出来ないという事で増床と同時にjoinして貰いました。

これも結局は開発の生産効率を上げることが目的。

従来は接客や電話応答を開発者である @itok_twit にして貰っていた訳ですが、その時間は塵も積もれば山となる訳でずっと生産効率への影響が気掛かりだったのですよね。それを一手に引き受けて貰うことで開発者の非開発行為な割込を排除して、中断による作業効率低下を極力避けたいなと。開発に集中出来る体制構築を担う事による開発効率向上達成で間接的に貢献して貰う、開発部管轄の開発支援役です。

…という訳で結局、2010年は開発で+2、開発支援で+1の合計3名の増員となりました。さすがに今回の “その3″ で最後です。2011年は、本年に整えた体制で如何に生産効率を上げて売上と利益率を最大化するか…を追求します。

新たな仲間が加わる事で2010年は「人」という意味で社史に残る1年になりましたが、2011年はこれを基盤として「ビジネス」という意味で社史に残る1年にしたいと思っています。


2010.12.21 (Tue)

…といっても僅かですけどね。

行政書士さん曰わく「普通はこのぐらいの増資は余りやらない」との事なのですが、個人的に創業来ずっとやりたいと思っていたので512万円にしました。まだまだ全然多くないですね。でも僕的には問題は多さじゃない。

分かって頂ける方には分かって貰えると思うのですが2の累乗(9乗)です。2^(3^2)って綺麗じゃないですか。いや、2の累乗ってだけで数字的に美しいのですよ。理由は本当にそれだけです。

第三者資本が入る事を余り考えていませんので出資者は当然ながら僕個人で、従って株式100%保有のオーナ会社のままなのは変わりなし。開発者あがりの僕が経営する、開発者による開発者の為の企業をこれからも好き勝手に続けますっていう自己主張。…ならば徹底しようって事で資本金額においても開発者である事を主張してみた次第。なのでまた増資するとしても1024とか、2048, 4096, 8192ってな感じになるかなと。

2010年後半から増床増員増員、増資と「」続きですが、ここいらで体制作りは一段落。もし他に「増」があるとしても結果として出てきた数値のみになるでしょうね。将来、今を振り返ってみれば「2010年で基盤が出来た」という事になる感じでしょうか。

体制も整った訳なので、2011年は僕が、いや我々が考えている、スマートフォン・タブレット型端末が当たり前になる時代の新しいワークスタイル・ライフスタイルを提案すべく邁進する所存です。引き続きどうぞ宜しくお願い致します。


2010.12.20 (Mon)

創業来2010年ほど激動の年は無かったでしょうと後々になって振り返るに違いない1年として区切りを迎えつつある本年。

8月の増床や、9月1日の@kumatchのjoin、もうこれだけで大きな転換年に値する筈ですが2010年の弊社にはまだまだ自分でもビックリするぐらい色んな出来事が起こっています。その一つが今から一ヶ月前の11月16日のこと。

この日をもってまた一人弊社にエンジニアが増えました

本年2度目の増員ですが2四半期連続で増員って弊社規模のベンチャーでは通常なかなか考えられない事で、お世話になってる税理士さんにも驚かれているぐらいです。…が、この縁に単なる偶然ではない必然性を感じjoinして貰うという経営判断を下しました。その結果、弊社のエンジニアは4人。(僕はもはやエンジニア的な仕事をしていないので実質3人とも言う orz)

iOSエンジニアです。

本人との約束でどういう方なのかは一切書けないのですが、Objective-C暦(7年以上)もiOSアプリ開発暦(iPhone市場の立ち上がり当初からずっと)も豊富に持っている開発者で当然ながらプライベートでもMac使いです。

 

ことの経緯は本当に面白くて、Twitterがきっかけなんですよ。求人は一切してません。blogやTwitterで色々発信してたらTwitterで優秀な人が見付かったというわけ。

@kumatchにjoinして貰う事が決まった頃に、「次に増員するとしたら、@itok_twitと技術力で張り合う程に優秀なiOSエンジニア。なかなかいるもんじゃないが、きっと巡り会う機会がある筈だ」なんて思いを強くしていた矢先に DM を貰ったのです(たまたま(?)お互い follow し合っていた)。

偶然って重なるもので、それは「思い」が呼び寄せるものなのかも知れませんね。実際に会ってみて、経験の豊富さと考え方を共有出来る事を確認できて両者合意に至り、正社員として join して貰う事になったのです。

入社して貰って1ヶ月余りですが、既に複数のプロジェクトを同時並行で進めて貰っており @itok_twit@kumatch と同様、もはや欠くことの出来ない弊社の重要な戦力になっています。(1)急遽割り込んできた受託案件がアッという間に完成の域に達し、(2)別の中規模案件では自社資産のライブラリが機能UPし、(3)弊社オリジナルの新サービスのフロントエンドなiOSアプリプロトタイプもわずか1週間で形になりました。

 

また一つ弊社のスピード感が大きく加速されたと言えるでしょう。僕が言うのも変ですが、1日出張して帰った時に目にする1日分の成果物や進み具合は目を見張るものがあります。開発に専念出来る3人の技術力がシナジーを起こしつつ強化されていく先には、想像を超えたoutputの量と質とスピードがあるに違いありません。

最強のiOSソリューション開発ベンダーになる

そう思うと、ワクワク感を押さえずにはいられない今日この頃なのです。

 

弊社コンセプトである『「これまで存在しなかった新しいモノ」や「世界を(少しでも)変えられるモノ」をoutputする』ための目下の体制は、僕の考えるベストな完成形に至りました。あとはひたすら開発を進めるのみ。今弊社エンジニアの力を結集して取り組んでいる新製品(新サービス)で、新しいユーザ体験をスマートフォンやタブレット型端末の世界で提示させて頂きたいと思っています。引き続き宜しくお願い致します。


2010.12.12 (Sun)

12/6(月)、企業・教育機関向けiPhone/iPad活用セミナーは無事に終了致しました。

AppleStore心斎橋店のシアタールームは24席程度の座席しかないのですが、Storeのスタッフの方によりますと50名程度の方にお越し頂き、中には横浜から来られた方や、四国から今回のセミナーの為だけに急遽大阪出張して頂けた方もいらっしゃいました。普段お世話になっているソフトバンクテレコムの皆様にもご覧頂きまして、内容もさる事ながらご参加された皆々様においてもビジネス色の強い90分となりました。遅い時間にも関わらずお越し頂けた皆々様に改めて御礼申し上げます。有り難う御座いました。

またお世話になりましたAppleStoreの皆様にも重ねて御礼申し上げます。いつも有り難う御座います。会場は、急遽用意頂いたパイプイス(?)も足りずに立ち見して頂く程でして、終了後にStoreのスタッフの方には「今年のビジネス向けセミナーで一番でした」という有難いコメントまで頂きました。iPhone/iPad とビジネスの掛け算を指向する弊社としては大変嬉しい結果であり、それと同時に需要も大変あるのだという事が理解出来ました。

iPhone構成ユーティリティを使ったプロファイルによる初期設定デモや、企業が独自でiOSアプリを組織内で利用するにあたって必要な iOS Developer Enterprise Program の取得方法やその他のライセンスとの違いについて説明させて頂きました。「プロファイル」と「Enterprise Program」の2つのキーワードを持ち帰って頂いたのですが、実はAppleが企業・教育機関向け大量導入が凄くやり易い仕掛けを用意してくれている事を御理解頂けたのではないかと思います。

加えて、弊社のiPhone/iPad向けドキュメント・コンテンツ配布ソリューションについても御紹介。じつは15分程度の御紹介時間だったのですが、一番ここに興味をお持ち頂いた方も沢山いらっしゃいました。質疑応答も多数頂きましたし、ちょうどまさに社内で求めていたものだ…的に後の名刺交換でお話頂戴した方もいらっしゃいました。(本ソリューションについては近々プレス発表します)

 

今回のセミナー、ひょっとしたら関東圏での開催もありかも知れませんね。今回セミナーの御案内時には都内の企業様からお問い合せが幾つか御座いましたので需要はあるのだと思います。ひょっとしたら都心の方が興味あるなーという方の絶対数が多かったりするかも知れません。会場はやっぱりAppleStore銀座ってのが理想ですけど、現在調整中ですので決まりましたらまたこのブログで御案内させて頂きます。

ちなみに今回の写真。起業仲間であるテクノウィーヴ荒川さんに撮影して頂きました。直前の無茶な撮影依頼を快くお引き受け頂きましたことに御礼申し上げます。有り難う御座いました!!

 

尚、iOS Developer Enterprise ProgramiPhone 構成ユーティリティについて詳しく知りたいという企業様がいらっしゃいましたら、コンサルティングや出張勉強会も有償でお請けさせて頂いておりますので宜しければお問い合せ下さいませ。