2012.08.29 (Wed)

防犯マップ{.external}

弊社が無償で公開しているアプリに 防犯マップ for iOS というアプリがあります。大阪府警が公開している犯罪情報を元にiPhone/iPadを使って地図上で犯罪情報が確認できますよーというモノ。開発当初は大阪府警さんに呼び出されたり…と、色々といわくつきのアプリだったりするのですが、大阪府下の情報だけながらも結構なユーザ様にダウンロードして頂いてきました。

この 防犯マップ for iOS が「世界一受けたい授業」という毎週土曜日に日本テレビで放送されている番組に少しばかり紹介されるかも知れません。「かも知れません」というあたりが何とも微妙なのですが、番組の制作をしている担当者の方とやりとりをしていたもののイマイチはっきりしない所があって。

ただ、アプリの事を聞かれたり、画面キャプチャをお送りしたり色々しましたので、恐らく確かなのだろうとは思います。

先方から聞く話の限りでは、最新防犯テクニック というテーマの中で、「犯罪からお子さんを守りましょうね、こんなものがありますよ〜」ってな感じで幾つか紹介されるであろうモノの中の1つとして少し紹介されるんじゃないかと思います。

先方によると番組収録は既に終えていて、今週土曜日(9/1)の回だそうです。番組そのものは19:56から。どのタイミングで紹介されるのかはよく分かりませんが、ウチが開発元であること、情報源は大阪府警さんである事は分かるようにしてくれてるとか。

 

という訳でウチの 防犯マップ for iOS がTVに出るかもというお話でした。恐らくTVでウチのアプリや弊社名が出てくるのは初めてですね :-)宜しければご覧下さいませ。


2012.08.24 (Fri)

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勉強会やセミナー、発表会等で便利にお使い頂いているプレゼン資料共有サービスのSlidrsですが、実は地道にバージョンアップをしています。ちょっと前に、アップロードしたPDFファイルがWeb上でも閲覧出来るようになった事は[こちら]()に書かせて頂いた通りです。

このアップデートの後で実は 埋め込みタグ機能 も搭載されています。Slidrsのサイト上でwebブラウザからスライドが閲覧出来るなら、それを他のサイトやブログでも見れるようにしたいなーと思っちゃいますよね。YouTube等でもおなじみです。

じゃぁその機能、つけましょうと。無くて欲しけりゃ自分で作る。それが弊社のスタンスです。

Slidrsのサイト上でPDF資料を表示している領域の上部、埋め込みタグというリンクが追加されていますので、これをタップすると

タグが表示されますので、これをコピペして頂くという訳ですね。まさにこのブログのこの文章のすぐ下に埋め込んでみましたよ。こんな感じ ↓

これは先日大阪で行われた勉強会で僕が発表に使った資料なんですけど、こんなふうにSlidrsに登録したPDFファイルへの参照を閲覧機能付きで自分のブログに埋め込めるようになってる訳ですね。自分で言うのもアレですが、かなり便利です。

もう国産SlideShareじゃん!という話もありますが、ほぼ近いですね。ページめくりに連動する機能や、資料単位ではなく「セッション」という単位でまとめられる所を鑑みると、勉強会/発表会/セミナーでの用途ならSlideShareよりSlidrsの方が便利だと思います。手前味噌で恐縮ですが。

という事で、Slidrsを使うと、

  1. 勉強会用のセッションを作成
  2. 全資料を登録 (代表者が収集して登録しても良いし、各発表者に登録して貰ってもok)
  3. 開催中はSlidrs経由で資料の配信、及び閲覧ページの同期
  4. ブログ等で振り返りの際には
    • SlidrsのセッションURLで発表後のプレゼン資料一式を紹介
    • 発表で使われた資料は埋め込みタグで自分のブログに貼り付け
  5. SlidrsのセッションURLを含めたtweet等で勉強会の感想等をSNSに投稿

といったように、勉強会の開催から資料の配布、後の資料参照までを一気通貫に行う事が出来ますので大変便利になります。依然として公開大前提の仕組みですので、非公開の社内勉強会資料等で使ってしまわれると完全NGですが(^^;;;

 

という事で、Slidrsの新機能埋め込みタグについてのご紹介でした。是非是非ご活用下さいませ。


2012.07.19 (Thu)

ちょっと古めの情報ですが、嬉しかったので忘れないウチに書いてみます :-)

数日前に言わずと知れたまとめサイト NAVERまとめ に「リリースされたら必ずチェックしたいiPhoneアプリのデベロッパー」というタイトルのまとめが掲載されました。

「デベロッパー買い」してもよいアプリばかりです。New Release!を更新しています。

とまとめの説明にもある通り、この人or会社が出すアプリは「買い」ですよ!というコンセプトで集められた開発者集です。Tweetbotで有名なTabots、SuperAlbumのArt&Mobileさんや、辞書関係の物書堂さん、ブラウザSliepnirのFenrirさん、とまぁそれはそれは有名な開発者(デベロッパー)の皆さんが並ぶ並ぶ。

…と、そこに何とウチが掲載されてるではないですか!!

しかもアプリ3つ。天気予報のそら案内に、PDFビューワのBook+に、今一番力を入れてるSlidrs。まとめて頂いた ldrer さんに感謝です。…ちなみにまとめられた方とウチは面識がある訳ではなく、ステマではありませんのであしからず(^^;; 僕らもページの存在に気がついてビックリしたぐらいですから。

 

本件、更に面白かったのが、お馴染み弊社エンジニアの @itok_twit@sumihiro もそれぞれ会社とは関係無いまた別のデベロッパとして名を連ねているということ。

ここのは「買いだよ!」と言って貰えるデベロッパが属しているデベロッパというのは何とも面白い構図で、且つ僕的な理想形なんですよね。著名な人が集まるから出来るブランディングもありますから。

 

という事で、NAVERまとめに載りました〜という話でした。

「デベロッパ買い」してよいという評価をこれからも頂く事が出来るように、今後も新しかったり面白かったりするアプリを発信していきたいと思います。今も新たに別ラインで開発しているアプリもあり近々御紹介出来るのではないかと。今後とも iOS アプリデベロッパのフィードテイラーを宜しくお願い致します!


2012.07.18 (Wed)

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先日、プレゼン資料のweb上の直接表示、及び発表者閲覧中資料/ページの追随について御紹介させて頂いたばかりなのですが、またサーバ側を update しまして新機能が追加されました(update速度速いw)。今回は、

  • 登録資料ファイルの有効/無効設定

という機能になります。これもまた、Slidrs{.external}を利用頂いたユーザ様からの声に基づいたもので、

こんな風に「セッション」に登録したファイルに対して、有効/無効の属性を指定出来るようになりました。デフォルトは有効ですが、これを無効にしたファイルは、参加者からは当該セッション内に存在していないように見える…というものです。

◯月△日にイベントがある。事前に資料を登録しておきたいし、イベント告知の際にSlidrsのセッション番号も知らせておきたい。でもセッション番号が通知されてると、資料が先に見られてしまう!それは勘弁!

という状況を改善します。

更に応用すると以下のようなことも。

Slidrsでは複数資料が登録出来て切替連動も可能ですから、PDFを前半後半の2つのPDFにして登録、後半を One More Thing 的なプレゼン用PDFとして位置づけて無効化、プレゼン中に有効にしてサプライズ発表!というような使い方も可能です。

設定の仕方は至って簡単。ファイルの登録を行なって、

このようにセミナー当日までは無効にしておけば大丈夫です。参加者の方がプレゼン当日より前にセッションに入室しても、当該資料は表示されません。


(無効になっている feedtailor_portfolio_20120401.pdf は見えない)

ちょっとした機能なのですが、これがある無しで随分と資料データの共有し易さが変わってくると思います。セミナーを主催される方、プレゼンをされる方、に是非お使い頂きたい機能です。お試し下さいませ!


2012.07.16 (Mon)

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タイトルの通りなのですが、プレゼン資料共有サービス Slidrs のサーバ側をアップデートしました(v1.0→v1.1)。個人的にはマイナーバージョンを0.1上げた程度ではない凄い機能UPだと思っているのですが、そこはバージョンアップ時の社内ルールという事で^^

さて今回の機能UPでは、

  • ブラウザ上でのファイル閲覧に対応!
  • ブラウザ上でも発表者の操作に自動追尾!

の2つが含まれており、Slidrsの目指す所、そして僕らのスタンスが現れた進化になっています。

 

■ ブラウザ上でのファイル閲覧に対応

Slidrsでは一つの勉強会やイベントを「セッション」という概念で捉えていて複数ファイルを置ける仕組みを持っていますが、その「セッション」の画面がこうなりました。でん!

赤い枠で囲っている部分の右側がセッションに登録されている資料の一覧。任意のファイルをタップすると…

ブラウザ上で内容が確認出来るようになりました。上のキャプチャは画像をクリックした時の様子ですね。画像だけでなくPDFにも対応しているのが大きなポイントで、

こんな風に表示され、表示領域下部のコントローラで左右にページ送りも可能です。先頭・末尾へのジャンプやページ番号表示も装備しています。社内的には「これって実はSlideShareじゃない?」というコメントもあったりするのですが、PDFをuploadして閲覧できるようにしているという意味では正にそういう事だと思います。

御想像通り、PDFから画像への変換エンジンを組み込む事で実現しています。uploadしてから少し時間を要しますが、比較的短時間でクオリティもある画像変換が出来ていると思います。これには大和ハウスさんにも使って頂いている企業向けDropboxとも言えるサービス SYNCNELの開発で得たノウハウが全て投下されていて、担当は @kumatch。気が付けばもうサーバサイド画像変換のプロです :-)

 

■ ブラウザ上でのファイル閲覧に対応

で。次に来るのが自動追尾の対応。何と!webページ上でも発表者の資料・ページに連動します!!まだ世間に無いユーザ体験を提供したい!というのは僕らの基本スタンスでして、「せっかくですから、やってしまいましょう」という事で実装に至りました。

Slidrsの発表当初はiOSデバイス対応のみでした。発表者として入室した人のiPadで資料切替やページ移動をすると、参加者として入室していた人のiOSデバイス上でも連動しますよ〜という事だけだったのですが、今後は参加者はwebブラウザからでもokになります。iOSとwebブラウザに対応したという事ですから、実のところ Android 端末や OSX / Win なノートPCでも参加して頂けるという事ですね。この意味は大きいです。

ブラウザ上で「発表追尾モードを開始する」をクリックするだけで追尾開始です。先日の iOS クライアントで機能追加された追尾時間調整の機能も付いていますので、USTREAMを併用している時のタイムラグも調整が可能です。

これは、Android(OptimusPAD) の Chrome で表示しているところ。発表者がページをめくればもちろん追随します。ブラウザ上なのでAndroidかどうかは実質関係ありません。

という事で、今回のアップデートで実現出来る世界を簡単な動画でご覧頂ければと思います。

…の前に、先に登場人物を紹介しておきましょう。全部で7人(?)です。あ、操作する僕も入れたら8人か。

並べてみると結構爽快ですね。色んな端末/OSを用意してみました。右下のiPad2が発表者。それ以外は全部、自動追尾モードでセッションに参加しているデバイス/ブラウザ達です。Mac上やAndroid上はいずれもブラウザ経由。iOSデバイスは専用アプリですね。では、動画をどうぞ!

..と、このように、OSXでもWinでも(Paralells上ですが)、AndroidタブレットでもAndroidスマートフォンでも、もちろんiPadでもiPhoneでも同期する訳ですね。動画中ではページ切り替えしかしていませんが、ファイルの切替にも連動します。

 

以上、Slidrsの新機能紹介でした。セミナーや会議で何かプレゼンするようなシーンがある方は是非是非御利用下さいませ。もちろん全部無償で御利用頂けます。

実はまだ更に目新しい機能を追加予定です。某日に社内が一時「おぉぉぉ」と騒然となって生まれた新機能。フィールドテストが若干必要なのですが巧く行けばそう遠くない時期にご提供出来ると思います。お楽しみに!


2012.07.06 (Fri)

最初1人で始めたこの会社も今や6人体制。

3坪弱だった事務所も今や20坪弱になりました。主たる事業は創業期のwebシステム開発からiOSアプリ開発へ大きくシフト。ほぼ100%受託依存だった収益構造も、Book+そら案内 for iOSのようなConsumer向けアプリから上がる収益と、SYNCNELのようなEnterprise向けアプリ(サービス)で販売店様から頂く固定的ライセンスフィーとで、半分近くまで下がってきました。

フィードテイラーという会社がここまでやってこれたのも、支援機関の方々、起業家先輩の方々、創業時期を同じくする同志たち、お客様、家族、joinしてくれた仲間、御縁を頂いた無数の方々、本当に色んな人との繋がりがあってこそと本当に感謝しています。有難う御座います m(__)m

創業3年で売上数十億!とか創業5年でIPO!とか創業2年でBuyOut!とか….。ウチはベンチャー界隈で華々しいその種のストーリーとは無縁な所にいてますが、別にそれで良いと思ってます。負け惜しみだとか、諦めだとか、そういうのじゃなくて。

綺羅びやかに見える程、その定番ストーリーの影で沈んでいる会社が多くなりますからね。つい最近も知り合い経営者でIPO目指して億のお金を調達したもののVCからの資金引き上げで回らなくなって社長1人借金背負って1ルームに逆戻り、畳んだ方がよくね?的なストーリーを耳にしたりして…。そんな話はなんぼでもある訳です。

In Construction © 2012 fs999, Flickr

ピリっと自社らしいエッセンスも入れて世間を驚かせたり自分らも愉しみつつ目立つところでは目立つけど、実はちゃんと堅い収益体質も作り出していて、富を再生産し適正に再分配するストーリーが描かれている….。もちろん残業禁止で副業okを始めとする就労環境も申し分ない。そんな会社を引き続き目指したいと思っています。メチャクチャ難しいですけど。

その為にこれからも色々仕掛けていきます。

直近のSlidrsそのものはもちろんですね。Slidrsをテストマーケティング的に公開したからこそ見えてきた面白い副産物も出てきてます。来年はコレやろなーと前々から温めてきたビジネスを形にすべき頃合いも何となく見えてきました(例の業界騒然な大事件とかですね)。まだ暫く超絶面白いであろうiOSはもちろん、それ以外も含めてアイディアの幾つかを新たな収益事業に出来る7年目にしたいなと思ってます。

創業してからの奇数年目は節目だそうです。

1年目、3年目、5年目…と乗り越えてきて、今年は7年目ですね。起業家の先輩の背中を追いかけて我武者羅にやってきましたが、気が付けば自分が先輩と呼ばれたりするようになりました。不思議なもんです。7年目で法人としても個人としても劇的に飛躍された社長を何人か知っている事もあり、この1年更なる高みを見ながら身を引き締めつつ邁進する所存です。今後ともフィードテイラーをどうぞ宜しくお願い致します。


2012.07.01 (Sun)

メビック扇町(以下、メビック)は、創業直後から3年目までお世話になっていたインキュベーション施設です。まだまだ駆け出しの頃に色んなアドバイスや叱咤激励を頂いたり、商品や会社のPRの場はもちろん、多数の人脈も頂きまくりでして、メビック無くしてフィードテイラーは存在しなかったといっても過言ではありません。(ホント感謝してます)

さて、そんなメビックがオフィシャルサイトでやっている「クリエイターズファイル」という企画で、先日取材して頂きました。内容が公開されたようですので御紹介致します。

(株)フィードテイラー 大石 裕一氏
プログラム開発者にとっての理想的な就労環境を追求する、企業向けiOSアプリ開発専門会社

約2500文字の記事に商品やサービス紹介はほんの少し。取材を受けた時に、自分なりの企業論や労働感と自社の取り組みについて話す事に時間を取り過ぎたせいか、僕の経営哲学を書いて頂いたような感じになってますね :-)今回、素晴らしいまとめをして下さったライターの岩村さん、写真を撮って頂いたメビックの増見さん、有難う御座いました。

 

記事に書いて頂いているだけでも結構変わった取り組みがてんこ盛りなのですが、もっともっと出来る事があると思ってるんですよね。今はまだ、僕の考える「企業とは」の完成の域には全然達しておらず、目標とする箇所を強く意識しながら邁進しているところ。

実はその為に必要なのは、僕がもっと経営者として高みに行くという事だったりします。視野を広げ、ビジネスを知り、人間力を高めること。やっぱ企業は社長の器以上には大きくなれないですから。多様な意味で自己を高める為の取り組みも結構やってます。

最近は更に先を見据えて「僕の経営以外の部分の代わりを担ってくれる人は…」って思い浮かべながら日々過ごしてたりもしていて、まぁこれはこれで、どこかでまた良いタイミングで引き寄せの法則が働くかも知れないですね。

何だか最後はまとまりない文章になってしまいましたが、取材記事の御紹介でした。


2012.06.19 (Tue)

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USTREAM配信を前提にプレゼンをされる方やイベント企画をなさる方に是非ご利用頂ければ…と、リリースしたプレゼン資料共有サービスSlidrs{.external}。

プレゼンで使用する資料データの配布、PDFなら表示ページの同期を行なってくれるサービスですが、この度の新バージョン(v1.1.0)で 自動追尾の時間調整機能 を搭載しました。プレゼンの遠隔視聴がどれだけ快適になるかを体験頂きたく、御紹介の会を本日開催致します。

タイトル Slidrs v1.1.0 新機能発表会
日時 2012年6月20日(水) 12:15〜 または 14:15〜 のそれぞれ30分程度
ストリーミング USTREAMのslidrsチャンネル
資料 Slidrsのセッション#119

自動追尾時間の調整機能 がどういうものか….文章による説明は前回エントリをご参照下さいませ。日頃からプレゼンはよくやるよーという方、プレゼンのあるイベント企画するよーってな方は宜しければ是非御覧下さいませ。

取り急ぎの発表会の御案内でした〜 :-)


2012.06.17 (Sun)

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先日発表したプレゼン資料共有サービス SlidrsiOS版クライアントの最新版 v1.1.0 を公開しました(Slidrsについてはこちらのリンクをご覧下さい)。主な追加/変更ポイントは以下の2点。

  • 自動閲覧・手動閲覧のモード切替インターフェース変更
  • 自動閲覧中の追尾時間調整機能

Slidrsの発表時のUSTREAMでユーザの皆さんから頂いたコメントを元に、自動閲覧モードにおける快適さをUPさせる機能拡張を最優先にもってきました。

 

■ 自動閲覧・手動閲覧のモード切替インターフェース変更

前バージョンでは自動閲覧中に画面に触れた瞬間に手動閲覧モードに切り替わっていたのですが、これにワンクッション置くようにしました。

こんな感じで切り替える前にパネルを出すように。ここの「手動閲覧モードに戻る」を押さない限りは手動閲覧にはなりません。パネル表示中の自動追随は継続。パネルを消したい場合はパネル部分以外の場所をタップして貰うだけでokです。

 

■ 自動閲覧中の追尾時間調整機能

自動追尾中に画面タップすると現れるパネルに

現在時刻や調整用のインターフェースが追加されました。この機能の意味について以下、ご説明します。

Slidrsの特徴の一つに、発表者のページめくりに同期する自動追随がありますが、発表者と参加者が同じ空間にいない場合、つまりUSTREAMやニコ生を併用して遠隔セミナー参加的な事をやっている場合に「タイムラグ」がどうしても気になってしまいます。会場の様子を動画/音声配信する一方で、資料の配信はSlidrsで…という使い方をすると便利なのですが構成上どうしても遅延が発生します。

動画/音声のストリーミングの方が一般的に大容量を転送しないといけない為に、ネット越しの遠隔参加者は遅れて見ている訳ですね。そこにSlidrsは別のルートで「はい!次は3ページ目!」みたいな軽量なデータを同期するもんですから、Slidrs によるページめくりが先になっちゃう訳です。そうすると、

(ページがめくれる)あれ?なんだ?このページは?
(遅れて動画/音声が届く)あぁ、その話しなのか…

みたいな事が起こってしまいます。そう、一般的に「目にするもの」と「耳にするもの」について、前者の方が早いと凄く違和感があるのです。後者の方が早い場合は余り違和感がない。…ので、タイムラグによる違和感を参加者側で是正出来るようにしたのが追尾時間調整の機能です。

Slidrsのスライドが少し早いなぁと思った時は、こんなふうに設定してやると違和感がなくなるという事ですね。(常に3秒とは限らない。少しずつ遅延を増やしていき最適な遅延を調整する)

先ほどの頭を使って解説するとこんな感じ。

厳密でなくても、適当に5秒とか10秒とかに設定して、動画/音声よりSlidrsの自動追随スピードが遅くなるだけで違和感無く快適に視聴する事が出来ます。まぁ一番良いのは、USTREAMの動画内に会場の時計を表示して貰って何秒程度遅れているか分かるようにするって事なんですけどね^^;

 

という感じの主に2つですが他にも色々調整を施して Slidrs v1.1.0 としてリリースしました。かなり参加者側の快適度が上がったのではないかと思います(遅延設定は必要になりますが)。

参加者にもっと分かりやすくプレゼン提供したいなぁ、データ配布も手軽にやりたいなぁというセミナー主催者の方やプレゼンテーションを行われる方、いらっしゃいましたら是非 Slidrs をお使い頂けたらと思います。くわしくはオフィシャルサイトを御覧下さいませ。

 

さて最後に、今回の機能(特に追尾時間調整)で実際どれだけ快適になるかを体験して貰うべく、以下の要領でまたまた発表会を開催したいと思います。宜しければお手元のiPhone/iPadに Slidrs v1.1.0 をインストールして頂いた上で御視聴頂けましたら幸いです。

タイトル Slidrs v1.1.0 新機能発表会
日時 2012年6月20日(水) 12:15〜 または 14:15〜 のそれぞれ30分程度
ストリーミング USTREAMのslidrsチャンネル
資料 Slidrsのセッション#119

今回はお昼休み時間中に開催とさせて頂きます :-)


2012.06.13 (Wed)

WWDC2012のkeynoteで、予定通りiOS6が発表されました。

刷新されたAppleオリジナルの標準マップアプリ、Siriの強化、facebookのOS統合、電話の応答機能の拡張…等など魅力的な機能満載で一ユーザとしても秋が待ち遠しい訳ですが、常々エンタープライズiOSを意識している立場から新機能郡を見返してみると関心事は別の機能に移ります。

こちら。

Guided Accessと呼ばれるアクセシビリティの機能拡張で、どのような使用感で扱えるのかは不明ですが、もし文言通り/想像通りの挙動をするのであれば、エンタープライズなiOSの魅力は一段と輝きを増すに違いありません。なんと、

  • HOMEボタンを無効にできる!!
  • タッチパネルが反応しない領域を設定出来る!!

というのです。

これ、実は超凄い大ニュースですよ。企業や店舗などで熱望される事が結構あったりしたのですよね。例えば店頭でプロモーション動画を流す、ちょっとした施設案内アプリを表示する、…といった用途にiPadを使うケース。いずれも「他のアプリは触らせたくない」という共通点を持った活用例です。

営業ツールとしてiPadを使用する場合もそう。

1つのアプリで業務が完結するように作られていれば、極端な話、管理側にとってはHOME画面は見えない方がいい(つまりHOMEボタンは押せなくて良い)んです。YouTube使って欲しくないなぁ、Safariを立ち上げられてもなぁ、カメラを使わせたくないのよなぁ、とかとか、企業ならではの 制限欲

制限する事が大好きだけど時代の流れからiOSデバイス導入を避けられない…という、基本的にスタッフを信用しない国内企業の担当者にとってコレ以上の朗報があるでしょうか!?社員にやらせたい事を規定して、それを実現する専用アプリを作り、当該アプリ以外は起動できないようHOMEボタンを無効化する。

It allows a parent, teacher, or administrator to limit an iOS device to one app by disabling the Home button

AppleのiOS6先行告知ページにはこう書いていますので、機能として提供さえるのは間違いないのでしょう。後はどのように使えるのか…ですよね。HOMEボタンを連打すれば無効状態は解除出来るんです…とかだと余り意味ありませんし。administratorにも許しているという事から業務用観点でポジティブ解釈した僕の理想は以下の通り。

iPhone構成ユーティリティと組み合わせて

  • HOMEボタンを無効に出来る
  • HOMEボタンを無効にした時の起動アプリを指定出来る
  • HOMEボタンの無効解除にパスワードが設定できる

ってな事が出来てしまう状態。

もしこうなれば、iOSデバイスの地位はエンタープライズの世界で揺るぎないものとなるでしょう(特にiPad)。デジタルサイネージ端末としても最強になりますね。全ての「キオスク」端末はiPadに置き換えても良いかも知れない。それぐらいのパワーを秘める事になると思います。可能性は無限大。

例えば。

フロントカメラを使った写真落書き機能付きAirPrint印刷対応アプリを用意、HOMEボタンは無効にして筐体にはめ込んで電源確保、筐体の中にAirPrint対応なプリンタを仕込めば、はい!プリクラマシンの出来上がり!な訳です。まぁ極端な例ですけどね。(あくまで「例」です。プリクラのシステムはそんなに簡単じゃない)

加えて今回のアクセシビリティ機能拡張には、タッチパネルに無反応領域を定められる機能まで用意されるってのがまた凄い。画面の特定領域しか反応しないように出来る訳ですから、HOMEボタン無効化と組み合わせれば「制限する自由度」が更に増しますよね。HOMEボタンを無効にして、且つアプリ上の管理者モードボタンを無反応領域にして店舗に設置とか…普通に便利そうです。

惜しまれるのはiOS6が初代iPadに入れれないこと。大量に各社で余りつつあるであろう初代iPadをデジタルサイネージ的に流用するってな事が出来ませんのでね。

 

ま、だいぶと妄想が入ってますが、ホントに上記のような事が実現すればiOSは更に面白くなること間違い無しです。iOS6が出るとされている2012年秋に真相は明らかになりますが、エンタープライズ観点からみてもiOS6を楽しみに出来る理由がありますよ〜〜というお話でした。