その他
2016.04.08 (Fri)

去る3月28日、無事に第2回静的Webサイト勉強会を開催することができました。

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東京でのイベント開催は相当久しぶり(10年以上ぶり?)なので企画当初は色々心配だったのですが、会場をお貸し頂いたヴァル研究所様や普段お世話になってる部門の皆さんのご協力もあり盛況のうちに終えることができました。ご協力頂いた皆様、参加頂いた皆様、有難うございました。

 

弊社から、静的サイトジェネレータの概要と独自開発ツールの紹介

僕が発表した資料はこちら。

開発者ではない方にも静的サイトジェネレータを理解して貰う為に、Wordpress との対比を入れながら噛み砕いて御紹介しました。まさにデザイナーさん向けの静的サイトジェネレータ基礎講座みたいな感じだったでしょうか。第1回でお話した経験が活きましたね。

Tiwtterのハッシュタグタイムラインに、

こんな反応も頂けたので良かったです。

僕のあとは@t0shiya による社内専用ツールの紹介とか。こちらのブログが詳しいのでご覧頂ければと思います。静的サイトジェネレータ便利なんだけどコマンドライン使うのがちょっとねー…というような方に、一つの解決策を提示できたのではないかと思います。

企業における静的化は確実に進んでいた

他にはアリウープの河野さんから、静的Webサイトへの移行が企業サイトでも傾向としてあること、企業向けに少々高額ならが静的CMSというジャンルがあることを御紹介頂きました。静的CMSと動的CMSとの特徴を分かり易く対比紹介されていた資料がとてもわかり易かったですね。

大手さんを含むサイト構築実績の多くで静的なサイトが選ばれているというのが印象的でした。もう動的なものに企業さんも疲れてきてるということなのでしょう。

安全面という意味でも静的化には大いに意味がある

その他、M2Mテクノロジーズの内山様からはサイト改ざん対策に静的Webサイトが向いているという話をして頂きました。

セキュリティ対策はイタチごっこなので、被害を受けた時に如何に素早く復旧するかという視点に変えたほうが良いというスタンスでのお話。サイト改ざんされても静的サイトジェネレータで作ったサイトならすぐに復旧できる、これもまた静的化の大きなメリットですね。静的化とセキュリティはやはり相性がとても良いということでした。

静的化サイトと組み合わせて使うCDN(CloudFront)

クラスメソッド鈴木様からは、静的なhtmlの配信に使えるCloudFrontを低価格にご利用頂けるサービスの御紹介を頂きました。

 

と、そんなこんなであっという間の2時間でした。後の交流会も色々と情報交換ができて楽しいものでした。あれやこれやも聞きたいなー的なお声をアンケートで頂いたりしていますので、第3回も開催しようと思っております。詳細決まりましたらまた御案内させて頂く予定です。


2016.04.06 (Wed)

4月1日のエントリで 社名を変更することにしました というエイプリルフールエントリを書いたところ、予想以上に反響が大きくビックリした次第です。Google Analytics でも、ブログをHugoによる静的サイト化をしてからmaxのアクセス数を記録しまして…

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例年はエイプリルフールに何かすることはほぼ無かったこと、会社が10期の節目に色々変わってるタイミングであったこと、やると決めたら躊躇なくやる性格、等々が功を奏したのか(?)「やられたー」というコメントを多数頂きました。大変失礼致しました。

ただ、取引銀行の担当者の方から電話を頂くという事後談がありまして…。

エントリの最後にはエイプリルフールネタであることを書いてはいたのですが、全部お読みになる前に慌ててお電話頂いたとのことでした。結果的には電話口で「今、理解しました!わははは、びっくりした〜」となり、笑い話で終わったので良かったものの、これは今回の反省点ですね。担当者の方にはお詫びいたしました。

エイプリルフールは 如何に本当らしいウソをつくか が醍醐味だと思いますが、会社の重要な要素にまつわるウソは幾らエイプリルフールと言えども控える ことを肝に銘じた次第です。

ということで、繰り返しになりますが会社名は変わらずフィードテイラーのまま、これからも頑張ってまいりますので引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。4月1日のエントリで紹介していた nextailor は子会社の新しい名前です。追ってまたブログに書く予定です。


2016.03.27 (Sun)

3/3(木)〜11(金)に米国カリフォルニア州に行った時の記録、2つ目。

現地では、ちょいと博物館系にも足を運びました。初日は時差ボケなんてそっちのけでカリフォルニア・サイエンスセンターに。

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名称の通り科学館で、最近だと引退したスペースシャトル・エンデバーを展示しているということで知られています。男性なら誰しも宇宙に憧れたことがあると思いますが、僕もご多分に漏れずで、スペースシャトルを生で見れるなら是非と早々に足を運んだ次第。

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ででーん。エンデバーです。でかい。とにかくデカい。建屋は体育館の比ではなく、面積もあれば天井もばか高い。ビルの何階建て分なんでしょうかね。圧巻!としか表現しようがありませんでした。

壁一面にはスペースシャトルが飛んできた歴史。こんなに飛んでたんかと。

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どんな実験をやってきたのか、誰が乗ってたのかとか。毛利さんとか若田さんとか、エンデバーにのった日本人の名前もきちんと掲げられてました。すげーなー。宇宙好きにはたまらない展示物じゃないでしょうか。スペースシャトルというと、どうしてもチャレンジャー号やコロンビア号の事故が思い出されてしまう訳ですが、これからの宇宙産業の発展を願うばかりでした。

 

4日目にはゲティセンターに。ゲティ美術館とも言われるみたいですが、石油王ジャン・ポール・ゲティ氏のコレクションが公開されているものです。

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こちらもサイエンスセンター同様、巨大でした。山の中腹というか高い位置にあるので、博物館まではふもとの駐車場で車を降りて専用トラムで結構上がっていきます。なので眺めがとっても良くて、アートに浸る為の隔離された空間という感じがしました。時間がゆっくり流れてた気がします。

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かの有名なゴッホやモネの絵も展示されている一方で、無名な人の絵もあったり、彫刻や調度品の展示もあったりとホント色々で、建造物としてもそもそも綺麗だし、庭園まであって何でもあり。バリアフリーが徹底されてるのは印象的でした。

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あと、フラッシュOFF状態なら写真とっても良いとか、ほぼ全て手で触れる距離感だとか、絵を模写している絵かきさんがいたとか、なかなか日本の美術館では味わえない雰囲気がそこにはありました。どっちが良い悪いではないですけど、個人的にはこのスタイルが好きかなぁ。僕は絵について全く詳しくないし、好きな画家がいるとかは特にないのですけど、ぼけーっと絵を見るのは好きです。展示数が多いぶん油断すると1日が終わってしまいそうでした。

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売店でジャン・ポール・ゲティ氏の本を見つけました。目次を見ると最初の章が「How I Made My First Billion」と書いてあって、最初がそこからかい!と思わずツッコミを入れながら買ってしまいました。帰国して早くも2週間、目次と最初の章を読んだぐらいで全然読めてませんけども…w

 

という訳で米国での博物館めぐりでした。何より驚いたのは基本的に無料だったことです。サイエンスセンターは寄付で、ゲティ・センターは富豪が作った財団により運営されていました。特にサイエンスセンターでは寄付者の名前が掲示されていて、100万〜500万ドル(数億円規模)の寄付者が何人もいたりとかもはや意味不明でしたね。寄付に支えられる米国社会は話には見聞きしていたものの、どこかしら「とはいっても寄付ベースではなかなかね…」という勝手な想像があったのですが完全に間違ってました。寄付の力すごい。

個人の圧倒的な財と寄付による節税効果によって、とってもクオリティの高い科学や芸術に触れられるようになっている様はとても良いなぁと思った次第です。


2016.03.14 (Mon)

西海岸に渡る直前週の2月26日。いつも御世話になっているヴァル研究所様にて講演を致しました。

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(写真はプロジェクトでご一緒している内田さんのfacebookから拝借)

ヴァル研究所様には顧問という大役を昨年末から頂戴しているのですが、その初期に「フィードテイラーという会社を作って経験してきたことを話して欲しい」と講演の御依頼を頂いてました。

当日は70人ぐらいの方が参加されていたでしょうか。社員さんのほぼ半分の方に聞いて頂いたということですから大変なことです。事前に社内アナウンス用にということで担当の新井さんにお送りしてたサマリーとアジェンダが以下のような感じ。

[概要]

私の10年間の会社経営は、いかに人から選ばれるかを模索してきた歴史でした。人・物・金・経験・実績の何もかもが無い無い尽くしの状態から創業して事業売却に至るまでの経験で学んだことをお話させて頂きます。個人のキャリア形成や会社の事業戦略を考えるヒントにして頂くことができたら幸いです。

[アジェンダ]

-「天国」と評された開発会社は、いかに生まれ、失われたか

-「信頼」のバランスシート

-「激変」の時代を個人/会社として生き残る

誇れるものがホントに何一つ無かった自分が、10年前に創業して、開発部隊を組織して、オリジナルのサービスを作って、事業売却にまで至ったのは、色んな方々に自分や自社を選んで頂くという有り難いことが続いてくれたからです。

開発者にどうやったら(就職先として)選んで貰えるか、御客様にどうやったら(委託先)として選んでもらえるか。その思考の先にあったことやモノ、そこから得た気づきを実体験ベースで色々お話させて貰いました。

いぁしかし、自分でもビックリするぐらいさらけ出しましたね…。

ジョブホッパーだったサラリーマン時分の暗黒時代、創業直後の反省、なぜ開発者の理想郷を作ろうと思ったか、変わった制度や施策を作ってきた理由、その効果や是非、給与の計算公式とその論拠、経営者・管理者・従業員のそれぞれの観点で得た学び、どうせならってことで創業以降の銀行口座残高推移も見て貰いました。

当時の社員の一人が「天国のよう」と表現した環境で何が起こり、僕がなぜ開発部門を解散するに至ったのか、理想的な就労環境を作るという社会実験はなぜ失敗したのか。経営者として僕はどこがダメだったか。どうすべきだったのか。端的に言えば失敗談ですね。

さらけだし過ぎたのか講演の後半で何となく場が「シーン」という感じになってしまってですね(苦笑)、話の組み立て方を間違ったかなぁ…と気になって後半が若干しどろもどろになってしまったのは反省点だったですけども、結果的には、最後の質疑応答で沢山質問を頂けたとか、後から頂いたアンケートを拝見した内容から、赤裸々にお話させて貰ってやっぱり良かったなと。

頂いた感想の中に、本を書くと良いのではと御提案も頂いたり、「ぜひまたこの講演は聴いてない人にやっていただきたいですし、聞いた人は続編や改版を聞きたいです。」と有り難いコメントも頂いたりしました。

本かどうかはともかく(昨年宣言した電子書籍もまだ終わってないw)、就労環境や生産性を徹底的に追求してきた10年間の記録をちゃんと残すのが、やっぱり自分の新たな役割なのかも知れませんね。改めてそう感じました。

昨年夏からやってる電子書籍執筆はボチボチ進んでます(?)ので、それと平行してやれればと思います。講演で話したtopicsをこのブログでも書いていこうかなと。

アウトプットしてたら自分の役割が見えてくる、というのは持論なのですが、それをまた実感できました。だから更に更にアウトプットしてまいります。貴重な機会を頂いたヴァル研究所さんに感謝しております。

 


2016.03.03 (Thu)

毎年、結婚記念日(2/1)の近辺で奥さんと旅行に出ることにしています。普段から土日祝、GWにお盆正月と世間の暦とはほぼ無関係に仕事しているので、まとまって一緒に過ごす時間がやっぱり必要だよなーということで。

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昨年末には会社も創業10期の節目を迎えたし、先のエントリの通り事業も売却/譲渡してiOSアプリ開発事業もやめてしまいましたし、ちょっと色々ゆっくり思い巡らす機会を作っても良いかなぁってこともありまして、奥さんと一緒にロサンゼルスです。写真は自分一人ですが。

機中泊を含めて7泊9日の、3/11(金)夕方に帰国予定。そんな渡米直前の関空から書いてます。仕事のこと、ビジネスのこと、これからのこと、色々考えながらまったり過ごしてみよかなと。ビジネス忘れてリフレッシュとか、そういうのができない性格なのでしょうね。

実は、弟がロスのロングビーチというところにいます。現地で結婚&家購入&第一子誕生というライフイベントを迎えてすっかり落ち着いているので、お祝いかたがたお邪魔するのも今回の目的。米国で持ち家を持つってどんな感じか聞いてみたり、料理してみたり、甥っ子や、飼ってるらしいニャンコと戯れたりしてみようと思ってます。

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あと初めて国際免許を取りました。海岸線を走ってみたり、一日隣町に車で出てみたりしてみようかと思っています。

今回も例によってiPhone, iPad, MacBook等々持ってきていますので、場所が米国になるってだけで時間の隙間に仕事は普通にしてると思います。時差はありますが、恐らくメールも24時間以内ぐらいには返信できると思いますので普段通りお気軽に御連絡頂ければ幸いです。

できれば現地からもエントリしてみようと思います。