Mac
2011.06.05 (Sun)

遂にやってきました!Apple社の年に一度の祭典、もとい開発者向けカンファレンス。今年弊社からは2名のエンジニアが現地に飛んでいます。

発表される新しいモノが具体的に提示されているのが、今回のWWDC2011の興味深いポイントでしょう。新しいMacOSXである Lion と、新しい iOS5、そして iCloud なるクラウドサービス(?)。

 

■ Lion

まだまだ進化する MacOSX。Windowsが、XPからVistaに進化のつもりが退化して大失敗を犯したような事が、OSXの世界ではこれまでの経験上絶対に無いと言い切れるので安心です。基本、ウチは全社的になるはやでLionへ移行する予定。

 

■ iOS5

iOSはiOS5で、Push 通知が改善されるんではないか とか、Dashboard 的な機能が追加されるんではないか、と言われています。いずれも使い勝手向上に繋がるので嬉しい限りなのですが、個人的にはエンタープライズ的な強化を予想…というか期待。

特にiPadの法人需要がすさまじい事はAppleも認識している筈なので、iPhone構成ユーティリティも version up されて、色々制御出来ると嬉しいナーとか。例えば、HOMEボタンを無効に出来るとかね。現行のプロファイルでは設定出来ない各種の設定が出来れば更に業務用端末OSとしても受け入れられるのになーと思ってます。

 

■ iCloud

っていうか!!

今回、一番大きな発表は Lion でも、iOS5 でもなく、実は iCloud じゃないかと個人的に思う理由が、冒頭にも引用させて貰った AppleInsider による以下の現地写真。

巷では Google が先日発表した Music Beta by Google のような、音楽をクラウド上に up 出来てどこでも聞けるとか、音楽だけじゃなくて色々置けるってな話がありますが、何となく違和感ありませんか。だって、

MacOS XのLion + iOSのiOS5 + iCloud

ですよ。OS + OS + サービス ….って何か変じゃないかなと。TechCrunch の iCloud についての考察記事を読んで、あーそういう事かもな思ったんですよね。

但しそれはあくまでも「第一段階」としてのものだ。iCloudがディベロッパー向けカンファレンスで発表されるということの意味を考えて欲しい。つまり、開発者がiCloudを利用してサービスを構築できるようになっているのだろう。

iOS 5の組み込み機能としてiCloudが提供されるのであれば、単純なサービスというものを超えて利用可能となっている可能性が高い。

これはあくまでも想像に過ぎない。しかしiPhoneおよびiPadアプリケーションを、デバイス固有のプログラムやストレージから離れ、クラウドサービスと統合した形で開発できるようになるのではなかろうか。アプリケーションで提供する機能を、クラウド上で実現できるようになるのだ。(太字は本ブログ)

 

iOSアプリから簡単に使えるオンラインストレージにもなりiCloudを叩くようなAPIが用意されるってな話もありますが、もしそうだとすると、それは開発者向けには iOS5 のテーマの一つとして扱う程度の内容である筈で、Lion や iOS5 と並べられるものじゃない気がする訳です。iAd とか GameCenter とかですかね、そういうポジションと同等の扱いになるんじゃね?と。

Lion + iOS + iCloud

って開発者向けのカンファレンスで並べるからには、TechCrunch が言うように iCloud も何かしらの「開発」を行えるプラットフォームじゃないかと想像する方がしっくりくるなと。

W3C widget よろしく、HTML5 + CSS3 + JS でパッケージングされたアプリケーションの開発・流通環境…にオンラインストレージの機能も備えたモノの総称として iCloud。そして Lion の Dashboard や、iOS5 で搭載が予想されている Dashboard と連携したりしてね。iCloud上にDashboardが移ってそれを見る感じ。

ハードウェアを最大限に引き出すならネイティブで、ウェブで閉じる事が出来るならiCloud向けにWebアプリとして…みたいな棲み分けがなされていく。開発者もドンっと増えて、アプリも増えて、デバイスも売れて…という iOS 市場成功の力学であったプラスのスパイラルをもう一度起こそうとしているんじゃないか。

FlashでドンっとなるのはAppleじゃないプロプライエタリな技術だから拒否したけど、Apple自身が積極的に取り組んでいるHTML5ならokみたいな。オープンな技術を使ってるんだけどユーザ体験としてはクローズド…っていかにもAppleらしいじゃないですか。どうだろ。

iOS Dev Center - Apple Developer

iAdで js を使ってアプリっぽい事が出来る事をAppleは既に見せていますしね。iAd Producer なんてツールもあって、webアプリのRADな開発環境が既にあると言っても過言じゃないし、iAD js なる、一部 Cocoa touch とビックリするぐらい酷似したフレームワークも用意されていたりします。

ここいらでドンっと web アプリの開発環境と流通網を世に見せて、一昔前に言われたウェブのOS化という考え方のApple的な解を示すってな展開にならんかなと。それぐらいの可能性を

Lion + iOS + iCloud

というに感じました。深読みしすぎかな。

更に更に、Apple の流通網にのらない Web アプリも「入れるなら自己責任でね」的に許容して、昨年頭のAdultyなアプリ総rejectショックに対する excuse にして、ポルノやりたいならウェブアプリかAndroidね。とか。それはさすがに無いかw

 

とまぁ妄想が止まりませんのでこのへんにしておきましょう。明日になれば全て見えている事ですし…。ではでは、6/7の午前2時にお会い致しましょう(やっぱり起きるのかw)


2009.01.04 (Sun)

弊社はWindows禁止の会社なので創業準備段階からしてMacしか使っていません(理由についてはまた機会を改めて…)。初代iMacG5 → iBook → 初代MacBook と移ってきた訳ですが、昨年末の決算期にあわせて新型MacBookに買い換えました。

skitched-20090104-085515.jpg

弊社にとって開発用Macは経済価値を生み出す源泉でもありますから、常識的な範囲であればお金は惜しまないという考え方。賛否両論はあると思いますが、ここで節約すると結局作業効率が落ちてしまうと思っています。

持ち運びを考えてベースはMacBook、上位モデルでメモリを2Gから4Gに増設しています。ハードディスクは250Gで維持。今回もAppleStore心斎橋の法人窓口で購入(20万円弱)させて頂きまして、すっかり常連さんになりました。担当のNさん、有り難うございます。

新調した結果、全体的に操作が快適に。想像以上に生産効率も高くなって良い感じです。また、初代MacBookに比べて若干薄く&軽くなっているので、外出時には随分と助かってます。バッテリーの持ちも良く(これは買い換え直後だからかも)、帰宅時に電源ケーブルを持ち帰る必要が無いのも良いですね。

それと、Parallels 上で動作させるWindowsが劇的に良くなりました。

skitched-20090104-090651.jpg

ParallelsをVer4.0にバージョンアップした事も効いているのかも知れませんが、ようやく「Mac上でOSXとWindowsを同時に使っても問題ない」レベルに達したという感じでしょうか。

Mac上のテキストエディタで編集、WindowsのIEで動作確認…といった一連の動作を、Mac/Winの切り替えに伴う時間ロスを全く感じずに出来るのが大きいです。Windows禁止とは言えやっぱりIEの確認では使う(でもWindowsマシンは不可)ので、Windowsが絡まざるを得ない案件の作業効率は劇的に改善していると思います。

ちなみにこちら、

skitched-20090104-093342.jpg

これまで弊社ビジネスをしっかり支えてくれた旧MacBookです。開発にプレゼンにと大活躍でした。このマシンが無ければ今の弊社は無かったと言えるでしょう。改めて初代MacBookに感謝。でもこれで引退という訳ではなく、まだまだサブマシンとして活躍して貰う予定です :-)

という訳で、弊社の新たな仲間の紹介でした。


2008.02.06 (Wed)

昨年末に購入しようとしていた Cinema Display 23inch 。

B0002J4B9A Apple Cinema HD Display (23インチフラットパネルモデル) [M9178J/A]
アップルコンピュータ 2004-07-16

by G-Tools

    <p>
      <a href="/wp/?p=51">1月の MacWorld で新ディスプレイが発表になるという噂を聞いて購入を保留していた</a>モノです。新型の発表も無かった訳だし、いつまでも待っている訳にもいかない事情がありましたので購入しました。
    </p>

    <p>
      <img src="http://img.skitch.com/20080206-cy41ae3gdbewb83x8ngkhty4et.png" alt="skitched-20080206-155646.png" />
    </p>

    <p>
      店頭で見るとそれほど大きく感じないのに、届いてみたら実は大き過ぎたというのはテレビでもよくある話。
    </p>

    <p>
      箱の置き場所に悩むぐらい結構大きいので、30inchの上位モデルでしたら(MacBookには繋がらないけど)エラい事になるなぁと想像しながら設置してみました。
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      <img src="http://img.skitch.com/20080206-mbtd3td38qx7bk7sx48md1die2.png" alt="skitched-20080206-155837.png" />
    </p>

    <p>
      ブラウザ開いたり、メール書いたり、開発してみたりしましたが、やっぱり広い!
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    <p>
      フルサイズのキーボードの横幅を超える幅、解像度 1920 x 1200 の広さは半端じゃありません。感覚としては、これまでの17inchのディスプレイから約2倍に作業領域が広がったって感じでしょうか。
    </p>

    <p>
      コントラストも前のディスプレイに比べて非常に高く、目に優しい見易さに感動すら覚えた次第。(前のディスプレイが最悪な状態になってたという話も&#8230;。)
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    <p>
      ちなみに、これまではこんな感じでした。<br /> <img src="http://img.skitch.com/20080206-d57cyqi4hpprx9xcn5ih8u7nkh.png" alt="skitched-20080206-162639.png" /><br /> 明らかに大きさが違います^^;
    </p>

    <p>
       
    </p>

    <p>
      ディスプレイは、キーボードとマウスに並んで、いぁ場合によっては最も(?)開発者の生産性に影響を与えるマンマシンインターフェース。最高のスペックでは無いにしても、出来る限りの良い環境を整えるのは当社の基本的な考え方です。
    </p>

    <p>
      <strong>最高の環境から最高のアウトプットが生まれる</strong>と信じていますから、環境への投資に金を惜しむ事はほとんどありません。その金を回収できるだけの良い仕事が結果として出来ると思うのです。
    </p>

    <p>
      今回の買い物が、その方針に適った最高の環境を提供してくれるモノでありますように。しばらく使い続けてから使用感を報告してみたいと思います。
    </p>

2007.12.16 (Sun)

先日、久しぶりの資格試験に挑んだ結果XMLマスターベーシックで合格した事を書かせて頂きました。この手の(合格という)ゴールがある勉強って、自分の場合ご褒美をぶら下げてやると結構やる気がでるんですね。

実は今回の受験にあたってご褒美に設定していたのが、今後社内の公式(?)ディスプレイにしたいと考えていた Apple Cinema Display 23inch だったのです。

Apple Cinema HD Display (23インチフラットパネルモデル) [M9178J/A]

もちろん設備投資という扱いになりますので「生産性を上げるため」という理由を付ければ買えるのですが(実際あがります)、ここはちょっとゲーム性を持たせてみよう…という事で、とりあえずは自分用だしご褒美扱いにしてたんですね。仕事の中でも遊びの要素を取り入れるのがウチの(そして僕の)基本方針。

で。

目的達成してから、モタモタして買えていなかった所で表題の噂を目にしたという訳です。Apple Cinema Display が新しくなるかも知れない!?と。

 

skitched-20071216-111918.jpg

来年1月中旬のMacWorld EXPOで新型ノートが出るという噂の中に、ディスプレイがLEDバックライトになって薄くなるらしい事が含まれていたので、それならば純正ディスプレイのラインナップも入れ替わるんじゃないか?と僕も思っていました。そこに今回のAppleの動き…となると期待が高まるというモノです。

 

skitched-20070818-092926.jpg

そもそもは、メインとしてこんな風に使っているMITSUBISHIのディスプレイの調子が悪くなってきていてる事もあったのです。

だから、何がどうあれディスプレイを新調するのはするのですが、より良いモノを手にしたいので少し待つ事にしました。

 

開発の世界でディスプレイは、機械(Mac)と人(エンジニア)が最も長時間接する事になるマンマシンインターフェース。ここにはお金を投ずるべきという考え方を持っていますので多少値がはっても投資する考えです。

来年以降、新たにウチに加わって頂けるエンジニアの方には新Macと新Cinema Displayをセットにした開発環境を用意出来るように進めていきたいですね。

最高の環境から最高のoutputが生まれるのです、きっと。そんな訳で、Macを開発環境とする面白げなウェブ系サービス/製品の企画や開発に興味のある方がおられましたら是非ご連絡下さいませ :-)