Iphone
2013.01.09 (Wed)

2013年、最初の新作アプリです!

音無動画撮影 といいます。アプリ名が全てを表しているのですが、音声不要な動画を撮影する事が出来る機能特化型アプリです。レビュー用やデモ用の動画素材作り等でお使い頂けます。起動して一発ボタン押しの簡単操作で、音声無しの動画が自動的にカメラロールに保存されるというモノです。

 

■ 作るに至った背景 〜音が不要な事もある〜

iPhoneの進化は搭載カメラの進化でもあり、静止画はもちろん動画の撮影もiPhoneで十分ってシーンも増えてきました。僕もそんな人間の一人で、随分昔に買った動画撮影用のカメラを使う事はほぼ無くなってます。全部、iPhone。例えば旅先で。例えばアプリのデモ動画で。

動画はいつも標準カメラで撮影してますが、困っていたのがアプリのデモ動画撮影。

音、いらないから!!!

そうなのです。アプリのデモ動画撮影時に限らず、レビュー用の動画撮影もそうだし、素材用の動画を撮影する時もそう、音声が明らかに不要で後から除去作業が絶対必要って動画があると思うんですね。

昨年の富豪ブック用PR動画でも同様でした。何カットも素材として標準カメラで撮影する訳ですが、後から別の音楽を乗せるとか無音で使うとかを決めていますので、「後で音声カットしなくちゃなぁ」なんて面倒さを感じながら撮影してたのですよね。

じゃぁ、音声を最初から含めない動画撮影が出来たら良いんじゃない?

そんな訳で今回の新作「音無動画撮影」を作ることになったという次第です。開発担当は @nakiwo

 

■ 使い方 〜起動して1タップ!超簡単!〜

いわゆる機能特化型アプリですので超簡単です。

起動します。

録画ボタンを押します。

終了します。

終了後は自動的にカメラロールに保存されます。

後は標準の写真アプリでもokですし、カメラロールを参照するお気に入りのアプリからでもokですが、撮影したての動画を宜しく扱って下さいね〜という超割りきりなシンプル設計 :-)

という感じで極めてシンプルなアプリですが、細かい所にも気を使ってまして。動画の大きさを大/中/小から選択する事が出来るようになっていたり、LEDライトについてもON/OFF/自動から選べるようになっています。

ちなみに動画のサイズはiPhone5だと以下のような感じ。

1080 x 1920
360 x 480
144 x 192

動画素材として使用する場合は「大」で撮る事が大半になりますが、例えば添付して送付する用途には中小サイズが良いかもですね。

あと、横向きでの撮影にも対応してます。

使用している様子を、今回のアプリで撮影してみた動画が以下になりますのでご覧下さいませ。(音無動画撮影を使っている様子を音無動画撮影で撮影してYoutubeへupしたもの)

起動→撮影→停止の手順ですが、この最後の状態で既にカメラロールに音無しの動画が保存されています。

 

僕のようにアプリのデモ動画やレビュー動画用の素材をiPhoneで撮る事がある方にも、その他の動画制作における素材作りにiPhoneをお使いの方にも、音が不要な動画撮影をされる全ての方に便利にお使い頂ける超簡単アプリです。85円の有償アプリとなりますが、是非是非 音無動画撮影 の御利用を御検討下さいませ。

音無動画撮影 〜音声不要な動画撮影で使える専用カメラ〜 1.0(¥85)App
カテゴリ: 写真/ビデオ, ユーティリティ
販売元: feedtailor Inc. – feedtailor Inc.(サイズ: 0.3 MB)
全てのバージョンの評価: 無し(0件の評価)

 

という訳で2013年一発目の新作御紹介でした。2013年も色んなアプリをリリースしていく予定です!どうぞ宜しくお願い致します。


2012.12.18 (Tue)

ここのところ新作ラッシュですが、これが2012年ラスト!新作iPhoneアプリ「パノラム」をリリース致します〜。「パノラマアルバ」の略でパノラム(英語表記はPanorum)。iOS6で搭載されたパノラマ写真撮影機能をもっと活用しましょうよ!の御提案!!

Pano Halong 2 © 2012 laurentdav, Flickr

 

パノラムが生まれたワケ

パノラムは、パノラマ写真を見る事に特化したビュワーアプリです。今回も割りきってます。iOS6専用。

iOS6 の目玉機能の1つ、パノラマ写真撮影。

皆さん既に試されていると思いますが、とっても分かり易いインターフェースで、ボタン押してズィ〜〜っとカメラを動かせばだれでも簡単にそれっぽいパノラマが取れてしまうという優れモノ。Appleのオフィシャルな動画をはじめiOS6デバイスでパノラマ写真撮影をしている様子を初めて見た人の多くが「おおぉぉぉ」と声を上げます。直感的なんですよね。そして楽しい。

なので、旅行先や出掛け先で雄大な景色を目の当たりにした時に、その臨場感を残そうとiOS6なiPhone4SやiPhone5でズィ〜〜っとパノラマ撮影をしてみる訳ですね。

しかし!!しかしですよ!!写真アプリでいざ楽しみながら撮影したパノラマ写真を見ようとすると、こんな感じなのです。なんという事でしょう!

この例では、下半分の夜景写真の幾つかがパノラマ写真なのですけどね。ちっとも分かりません…

iPhone上で撮影したパノラマ写真を確認しようと思ったら「自分がいつ頃どんなパノラマ写真を撮ったのか覚えておかないといけない」って事になる訳ですよ。それは不便すぎるでしょう。じゃぁその不便を無くすために作っちゃえ!という事でパノラムは生まれました。

パノラマ写真を分り易く閲覧する事に特化したビュワーアプリ。開発は @nakiwo です。

 

パノラムの使い方

起動直後、カメラロールの写真達の中からフォトストリームも含めてアルバム一覧が表示されます。

数字はパノラマと思しき写真の数です。見たいアルバムをタップすると…デン!!

こんなふうに、パノラマ写真をパノラマ形状のまま俯瞰する事が出来ます。標準の写真アプリのように正方形状のサムネイルが並ぶ画面に比べると圧倒的にパノラマ写真の閲覧性が向上していますね。これは、パノラマ写真に絞っているからこそです。

リストを上下にスクロールして閲覧したいパノラマ写真をタップすると画面めい一杯にパノラマ写真を表示(画面は横向きになります)。

ダブルタップするとパノラマ写真を見るのに丁度良い大きさ、つまり、写真の縦方向が画面の縦方向にピッタリ合うような大きさに拡大してくれます。標準の写真アプリでは必要以上に拡大してくれるので案外イラっとするんですよね。標準の振る舞いを踏襲する必要は全くないので、パノラムでは快適にパノラマ写真を閲覧できるよう拡大表示でも工夫しています。

こんな感じ。このこだわりは専用アプリだからこそだと言えると思います。もちろん、左右に指を動かすとパノラマ写真を右から左まで閲覧できますし、更に写真の端でスワイプすると前後のパノラマ写真に移動することもできます。

そして、良いパノラマ写真は共有したいもの。だから、

シェア機能も充実しています。メール添付は当然、Twitterやfacebookに呟く事も可能ですし、弊社エンジニア @itok_twit の個人アプリ PictShare にも連携していますので、連携先は本当に自由自在。(会社のアプリに個人のアプリが密連携するって通常考えにくい連携については経営者として考えている事があるので、それはまた改めて書くことにします)

 

パノラムを作って・使って感じたこと

今回は「パノラマ写真の閲覧」という単機能にこだわりました。その結果かなりシンプルなアプリになっていると思います。

開発途中で実際に使ってみて面白いなと思ったのが、「パノラマ写真を容易に閲覧する環境があると、パノラマ写真を撮る頻度が上がる」ということ。実際、僕もそうなんですよね。開発担当した @nakiwo もそうっぽい。やっぱり、生成とその閲覧は常にセットであるべきだという事なのだと思います。生成だけが便利でもダメ。閲覧も便利に出来た方が良い。

直感的なインターフェースで楽しくパノラマ写真を撮る、パノラムで手軽にパノラマ写真を振り返る、人に見せる、シェアする。これが良いサイクルとなって回りだすとですね、パノラマ写真を活用する頻度があがって、風景とは全く関係ないこんな使い方も生まれます。

ホワイトボードの撮影。

ウチのホワイトボードは縦長なので縦方向のパノラマになってますけども。ホワイトボードという名のアルバムを作ってやって、会議の度に撮影したパノラマ写真を溜めていけば、議事録代わりのホワイトボード写真集が出来上がりです。

こんなふうに、パノラマ写真を見る環境が便利になる事で生まれるパノラマ活用シーンもあるかもなと想像してます。他にパノラマ写真にして後から見て便利・楽しいってな被写体は何があるでしょう?想像するだけでワクワクします。

 

という事で、パノラマ写真専用ビュワーアプリ「パノラム」の御紹介でした。170円の有償アプリとなっていますが、今日/明日の2日間は公開記念セールと致しまして半額の85円とさせて頂きますので、パノラマ写真を普段から撮ってるという方も、実はそれほど使いこなせてないんだよなという方も、是非是非お試し下さいませ。


2012.12.16 (Sun)

新作アプリ SocialMessage を公開します。

SocialMessage は、SNSの代表格 Twitter / facebook / Mixiメッセージのやりとりを1つのアプリにまとめてしまおうというコンセプトのアプリです。今から2ヶ月半ほど前に、ベータテスターを募集させて頂いてから沢山の方の御協力を頂いてようやくリリース出来るところまで来ました。御協力頂いた皆様、本当に有難う御座いました!!

開発は弊社 @itok_twit 、サーバ側は @sumihiro 、デザインはお馴染みメタ・グラマーさんです。

改めて SocialMessage を御紹介させて頂きたいと思います。

 

■ 何故 SocialMessage を作ったか

冒頭にも書きましたが、SocialMessage はSNSのメッセージのやりとりを1つのアプリに集約してしまおうというサービス横断型アプリケーションです。SNSが当たり前となり、特に Twitter / facebook のメッセージ機能はその手軽さからビジネス現場でもメールの代わりに使われるようにもなってきました。僕もそうです。

ところが、使えば使うほど不都合が。

「メッセージング」をしたいだけなのに、Twitter なのか facebook なのか、やりとりをする相手によってアプリを切り替えないといけない、つまりサービスを意識しなくちゃならないという煩わしさ。「あの人はfacebookだけしかやってなかったよな?だからfacebookアプリを立ち上げて…」を考えるのってとっても面倒くさいのです。

また、Twitterとfacebookの両方を使っている人とやりとりしていると、ある時はTwitterで、またある時はfacebookで…と会話がサービスを跨いでしまって収集つかなくなる事もあったりしますよね。「あれ?あの件で会話したのは Twitter だったかな….?違うか、facebook側か」みたいな。これは超絶に不便です。

つまり、

  • サービスが複数存在する事による煩わしさ
  • サービスを跨ぐ同一人物とのメッセージングの分散問題

この2点を解決したいと思いました。

サービスを選んでから(アプリを選んでから)人を選んでいたのを、人を選ぶだけにしてサービスを意識しないようにしたい。SNSを使ったメッセージのやりとりは1つのアプリにまとめたい。そんな思いで SocialMessage は企画スタートし、1年の歳月をかけてようやく初期バージョンを公開できる所まできました。

 

■ 特徴

1. Twitter / facebook / Mixi によるメッセージングを1つに集約

サービスではなく、人にフォーカスを当てた仕様になっています。起動して各SNSのアカウントを登録した後に表示されるのは人のリスト(SocialMessageではフレンドと呼んでいます)

自分から見て、Twitter上のfollowerなのかfacebook上の友達なのかが一応分かるようにアイコンで表現していますが、ここは本質ではありません。「誰とメッセージングするのか」が重要なので、人の写真と名前がメインで並ぶようになっており、メッセージを閲覧/送受信したい人を選ぶだけです。

人ありきの見え方をさせるだけでも実は結構便利なんですよね。メッセージングに限っていば、facebookのアプリ、twitterのアプリ、mixiのアプリと使い分けずとも、SocialMesageを立ち上げるだけで完結出来ますから。

人を選んで表示される画面では、これまでのやりとりを振り返ったり、新たにメッセージを送ったり。ここはよくあるメッセージングアプリと余り変わらないと思います。特徴といえば Twitter でも facebook でも関係なしに全く同じインターフェースで閲覧・送受信が出来るところでしょうか。

 

2. サービスを跨ぐ同一人物とのメッセージングを集約できる

人にフォーカスをあてる以上、facebook上のAさん、Twitter上のAさん、Mixi上のAさんが別人でないのなら、その表示もまとまっている方が直感的です。「Aさんとあの話は確か facebook でやったよな…」という探し方をしなくても良くなりますからね。

そこで、SocialMessageでは、サービスが異なる同一人物のメッセージングを「まとめる」機能も用意しました。僕と弊社エンジニア @itok_twit とのメッセージングを例にとって解説してみます。

お互い facebook にも Twitter にもアカウントを持っていますので、僕が SocialMessage に自分のアカウントを設定した直後は

こんな感じになる訳です。Twitter側とfacebook側は物理的には同一人物だけどサービスが違うのでバラバラに表示されます。でもやっぱり、同一人物なのですからサービスに関係なくまとまっている方が良いでしょう。サービスを跨いだフレンドの結合とでも言いましょうか。

ちょっとやってみましょう。まず facebook 側を選択。

普通に facebook 側でやりとりした内容が表示されます。ここでアクションメニューから設定をタップ、更に「フレンド編集」をタップ

Twitterのアカウント上のfollower一覧から結合したいアカウント、つまり同一人物である @itok_twit を探します。

そしてタップ。

こうなります。facebook側とTwitter側とが結合しました。完了ボタンをタップしてメッセージ画面に戻ると

こんなふうに、FacebookとTwitterのメッセージが結合されて、時間軸に沿って並びます。これで、「あの話題は Twitter 側でやったっけ?」と迷う事はなくなりますね。誰とのメッセージを閲覧するのか、誰と送受信するのか。そう、「人」だけを意識しておけば良くなるわけです。

フレンドの一覧では、Twitter / facebook のアカウントが「結合」されている事が分かるようになっています。もちろん、Mixi アカウントがあればそれも結合可能です。

 

3. メッセージ画面をスキンで切り替え

メッセージのやり取りが表示される画面を自由にデザイン出来る仕組みを搭載しています。仕様をいずれ公開したいなぁと思っているのですが、初期状態では5種類のスキンが用意されています。同じメッセージ画面なのにスキンを変えるだけでガラリと様相が変化します。

結構自由度の高いスキン仕様になっているので、今後、様々なスキンを色んな方にお作り頂けるような展開に出来たら面白いんじゃないかなと考えています。

 

4. PUSH通知

メッセージで欠かせないPUSH通知。これも対応しています。

 

5. メッセージの履歴を全てhtmlメールで送信できる機能

地味に便利な機能です。ビジネスで使う事もある以上、メッセージングの記録はアーカイブとして残しておきたいし、いつでも参照できるようにしたくなります。そこで、メッセージ画面で読み込んだ過去のやり取りを一括でhtmlメール化できる機能も搭載しました。

Macのメールアプリでみるとこんな感じ。これで大事な会話をデスクトップで振り返る事も出来るようになります。

 

色々と御紹介しましたが、他にも着信音が沢山あったり、電話やメールなど連絡帳のデータと連携できたり、色んな機能があります。全てはメッセージングをより便利に…をコンセプトとしており、特に 1 と 2 の「まとめる」機能で他のアプリとは違ったメッセージング体験を実現できているのではないかなと思います。

ウチにしては珍しくほぼ1年という長い年月をかけてしまいましたが、そのぶん、特に facebook / Twitter でメッセージのやりとりを頻繁にされる方にオススメしたいアプリに仕上がりました。85円の有料アプリとなっていますが是非お試し下さいませ。

尚、SocialMessage を使うとメッセージに集中する事が出来ますので、TwitterのDMを見ようとして図らずもタイムラインを眺めてしまった…といったような思わぬ時間ロスも避けられる副次的なメリットもあったりします(笑) 思わぬ時間ロスを無くしたいという方にもオススメです :-)


2012.12.07 (Fri)

先日ご紹介した見開き閲覧を2枚のiPadでやってる風な特製ブックカバー。メタグラマーさんによる『ネタにマジレス』的なアイテムだった訳ですが、まさか、iOSアプリ開発専門を謳う我々がiPadなネタをネタで終わらせてしまう訳にはいきますまい!!

という訳で作りました!文字通りの見開き電子書籍を実現するアプリで、富豪ブック(英名:RichBook)といいます。何が出来るかは動画を見て頂く方が早いと思いますので以下をご覧下さい。(ボリュームにご注意下さい)

かなり遊んでますね(笑) ワハハ。

2台のiOSデバイスをBluetoothで接続してページめくりを連動。上記のPR動画でも感じて頂けると思いますが、片方のページをめくればもう片方もめくれる様は見ててかなり面白かったりします。とはいえ2台のiPad miniを一人で所有してる人は開発者でもそうそういる訳もなく、従って何とも富豪的なアプリ仕様になってまして、まさに、富豪ブック(英名:RichBook)の名前の通り :-)

じゃぁ iPad mini x 2 が MUST なのかというとそうでもなく、厳密には対応デバイスは

  • iPhone4S
  • iPhone5
  • iPad 3rd, 4th
  • iPod touch 5th
  • iPad mini

となります。OSはiOS6限定。真の見開き電子書籍の体験という意味では動画の通り iPad mini 2台が超絶オススメですが、とはいっても事なる2台の連携はデバイスの種類関係なく面白くて、例えばiPhone5とiPod touch 5th の組み合わせでも結構楽しめます。

 

さて、簡単に使い方をご紹介しましょう。2台のデバイスを用意して両方共にアプリをインストール。

Bluetoothを使用しますのであらかじめ設定アプリからBluetoothをONにしておく必要があります。もう一つ下準備。両方の富豪ブックに全く同じファイル名で同じファイルを転送しておきましょう。iTunes経由でも、OpenInでも大丈夫。とにかく2台に同じファイルを同じ名前でってのがポイントです。

で。次に両デバイスでアプリを起動。相手方のデバイスを探しに行きます。

数秒待って頂くと、自動で検出しますので「接続」をタップします。

接続確立後は、見開きの左側に置くデバイスを聞いてきますので、左側に置きたいデバイスの画面上にある「左です」をタップして下さい。

最後に、ファイルを開いて….

準備完了。これで真の見開き電子書籍環境の誕生です。あとは動画の中であった通り、どっちのデバイスでもokですのでページをめくれば気持よく連携してくれます。

ちなみに、ネタであってもこだわるところはこだわっています。より沢山の方に真の見開き電子書籍体験をして頂くべく、以下のような対応もしています。設定ボタンから自由に設定が可能ですのでお好みに合わせて。

  • 右開き、左開きに両対応
  • PDFだけでなくZIP圧縮したコミックデータにも対応
  • 見開きだけでなく同じページを表示する単一表示も可能
  • 見開き時に1ページずつページ送りする事も可能

尚、富豪ブックは無償アプリとして公開していますので、対応デバイスを2台お持ちの方は是非是非お試し頂ければと思います。繰り返しになりますが2つの画面が連動する読書体験はなかなかに楽しいものです。

あと最後にこれまたネタになりますが、表示されている広告バナーを除去できるアドオンも用意しています。アドオンも富豪仕様という事で無駄に高額ですのでくれぐれもご留意下さい :-)

という訳で、新作アプリ「富豪ブック」のご紹介でした。


2012.11.29 (Thu)

新作iPhoneアプリ Groups for Facebook. をリリースします。名称から想像頂けるかとは思いますが、facebookのグループに特化したアプリケーションです。

 

最近、facebookのグループを高頻度で活用するようになってきました。何人かで議論したり、ちょっとした情報共有をするには物凄く便利なツールなんですよね。僕の場合はprivateなものが多いですが、所属しているグループは25個にまで増えました。

社内の情報共有用に使ってみたり、会員制のコミュニティでの情報交換掲示板的に使っていたり、リアルな業務プロジェクトのメンバーで情報交換用に使っていたり、親族間のコミュニケーションに使ってみたり…

そう、もはやfacebookのグループ機能は social なインフラ。個人的にも、またうちのメンバー的にも、身近なfacebookアカウントを持っている皆さんにとっても、もはや欠かせないモノになってしまっているように感じるのです。facebookのグループが無くなると困るという方は結構多いんじゃないでしょうか?

そこで考えました。

実はfacebookグループに特化したアプリがあると便利じゃないか?これだけグループを見るのだし。軽快にグループのスレッドが見れて、良いね!も押せて、コメントも残せて、新たに投稿もできるようなモノ…

調べたところ存在していないようで、それじゃぁ作っちゃうか!といつもの発想で開発してみた次第です。担当は @itok_twit で、デザインは今回もシンプルに。

Groups for facebook. (略して Groups) の特徴は何といっても「faceobokのグループしか閲覧・投稿できないこと」です。自分のタイムラインは見れませんし、メッセージも見れません。イベント情報も分からなければ友達申請もwatchできません。このへんはオフィシャルアプリを使えば十分。

Groups は、グループ内のコミュニケーションを軽快に行う、ホントそれだけに敢えて絞り込んでいます。前述の通り出来ないことも多いですが、絞り込んだからこそ深掘りできている特徴もありまして、以下に御紹介致します。いずれもオフィシャルアプリでは不便と思っていた事に対する僕らなりの解決策です。

 

■ グループ表示の取捨選択

facebookのグループ機能に感じていたストレス1つ目。グループが多くなりがちなのに表示/非表示を制御できないという事。これを解決したいと考えました。Groups では、グループ一覧を

こんなふうに表示/非表示、並び順の編集が可能になってます。不要になったグループや、一時的にお休みしているグループを非表示にして、ホントに watch しておきたいグループだけを一覧させる事ができます。もちろん、一度非表示にしたものを復帰させる事も可能です。

 

■ スレッド内の最新コメントへのスクロールショートカット

facebookのグループ機能で感じていたもう一つのストレス2つ目。スレッドについた最新コメントが遠いという事。スレッドはコメントが付くほど下に下に伸びていきますので、30件のコメントが付いていたりすると、特にiPhone版ではスクロールが面倒臭かったのですよね。これを解決したいと思いました。そこで、

このようにスレッド表示画面に、最新/最古コメントへジャンプするショートカットを用意しました。これで軽快且つ高速なグループチェックが可能になります。

加えて、「そもそも最新のコメントが一番上に来たらいいんじゃね?」という方の為に、コメントの並び順を変更出来る設定オプションも用意しています。

 

■ スレッドのお気に入り機能

facebookのグループ機能に感じていたストレスその3。話題が沢山あるグループで、特定のスレッドをwatchし続けたり後から参照したり…がやりにくいこと。例えば、スレッドが1週間に何個も立つような活発なグループで、特定のスレッドを後から参照するのが結構面倒くさかったりします。「あれー、あの話はどのスレッドだっけなぁ?」みたいな。

この問題は、実はスレッドを「お気に入り」できれば解決なんじゃないのか?と考えまして、

各スレッドにある☆マークから「お気に入り」する事ができるようにしました。タップするとお気に入りへ。もう一度タップするとお気に入りから外します。お気に入りしたスレッドは、「お気に入り」タブに切り替えると一覧できます。

これも地味に便利な機能です。

 

とまぁ、こんな感じで色々特徴を持った Groups for Facebook. 。無償の広告付きアプリとなっているのですが、アドオン購入して頂く事で更に便利な機能も使って頂けるようにしています。

広告除去 広告を取り除きます。表示領域の縦幅がより広く確保されますので閲覧し易くなります
オフライン閲覧機能
(全てを更新)
表示対象にしているグループの最新スレッドやコメントを全て一括ダウンロードしますので、オフラインでも後から参照できるようになります。地下鉄でも安心 :-)
写真/動画投稿 グループに新規に写真や動画を投稿する事ができます。

個人的にオススメなのはオフライン閲覧機能。アクションメニューに「全てを更新」が増えます。

活発なグループが含まれていたりすると取得に時間はかかるのですが、プログレスバーの表示からも分かる通り、全グループについてオフライン閲覧に必要な情報をいっきにダウンロードします。お出かけ前に「全てを更新」しておいて、後からじっくり眺める…なんて事ができますね。

 

便利な機能満載の Groups for Facebook. ですが、facebookのAPI仕様により若干制約事項がありまして最後に列挙しておきたいと思います。(アプリ内の注記より転記)

  • グループのアルバムに投稿した写真を閲覧できない

  • ファイルの更新がタイムラインに表示されない

  • ファイルのコメントについた「いいね!」の一覧に何も表示されない

  • 投稿者のプライバシー設定によっては、他の人には写真や動画がタイムラインに表示されない

(アプリ動作に対するプライバシー設定で、Web ブラウザでは普通に表示される)

どうもfacebookのAPIの仕様のようで、こればっかりは致し方なかったりします、ごめんなさい。将来の facebook API の改善に期待という事で。

 

とまぁ一部制限があったりもしますけども、facebook グループの軽快な閲覧が実現できるアプリとして Groups for Facebook. はオススメ出来るレベルに仕上がっていると思います。基本、無料のアプリとなっていますので、facebookのグループを日頃から多用される方は是非試してみて下さいませ。

実は随分と前に完成していて審査は通っていたのですが、諸々の都合で公開が今になってしまいました。以上、新作アプリ Groups for Facebook. の御紹介でした!