新作アプリ SocialMessage を公開します。
SocialMessage は、SNSの代表格 Twitter / facebook / Mixi のメッセージのやりとりを1つのアプリにまとめてしまおうというコンセプトのアプリです。今から2ヶ月半ほど前に、ベータテスターを募集させて頂いてから沢山の方の御協力を頂いてようやくリリース出来るところまで来ました。御協力頂いた皆様、本当に有難う御座いました!!
開発は弊社 @itok_twit 、サーバ側は @sumihiro 、デザインはお馴染みメタ・グラマーさんです。
改めて SocialMessage を御紹介させて頂きたいと思います。
■ 何故 SocialMessage を作ったか
冒頭にも書きましたが、SocialMessage はSNSのメッセージのやりとりを1つのアプリに集約してしまおうというサービス横断型アプリケーションです。SNSが当たり前となり、特に Twitter / facebook のメッセージ機能はその手軽さからビジネス現場でもメールの代わりに使われるようにもなってきました。僕もそうです。
ところが、使えば使うほど不都合が。
「メッセージング」をしたいだけなのに、Twitter なのか facebook なのか、やりとりをする相手によってアプリを切り替えないといけない、つまりサービスを意識しなくちゃならないという煩わしさ。「あの人はfacebookだけしかやってなかったよな?だからfacebookアプリを立ち上げて…」を考えるのってとっても面倒くさいのです。
また、Twitterとfacebookの両方を使っている人とやりとりしていると、ある時はTwitterで、またある時はfacebookで…と会話がサービスを跨いでしまって収集つかなくなる事もあったりしますよね。「あれ?あの件で会話したのは Twitter だったかな….?違うか、facebook側か」みたいな。これは超絶に不便です。
つまり、
- サービスが複数存在する事による煩わしさ
- サービスを跨ぐ同一人物とのメッセージングの分散問題
この2点を解決したいと思いました。
サービスを選んでから(アプリを選んでから)人を選んでいたのを、人を選ぶだけにしてサービスを意識しないようにしたい。SNSを使ったメッセージのやりとりは1つのアプリにまとめたい。そんな思いで SocialMessage は企画スタートし、1年の歳月をかけてようやく初期バージョンを公開できる所まできました。
■ 特徴
サービスではなく、人にフォーカスを当てた仕様になっています。起動して各SNSのアカウントを登録した後に表示されるのは人のリスト(SocialMessageではフレンドと呼んでいます)
自分から見て、Twitter上のfollowerなのかfacebook上の友達なのかが一応分かるようにアイコンで表現していますが、ここは本質ではありません。「誰とメッセージングするのか」が重要なので、人の写真と名前がメインで並ぶようになっており、メッセージを閲覧/送受信したい人を選ぶだけです。
人ありきの見え方をさせるだけでも実は結構便利なんですよね。メッセージングに限っていば、facebookのアプリ、twitterのアプリ、mixiのアプリと使い分けずとも、SocialMesageを立ち上げるだけで完結出来ますから。
人を選んで表示される画面では、これまでのやりとりを振り返ったり、新たにメッセージを送ったり。ここはよくあるメッセージングアプリと余り変わらないと思います。特徴といえば Twitter でも facebook でも関係なしに全く同じインターフェースで閲覧・送受信が出来るところでしょうか。
2. サービスを跨ぐ同一人物とのメッセージングを集約できる
人にフォーカスをあてる以上、facebook上のAさん、Twitter上のAさん、Mixi上のAさんが別人でないのなら、その表示もまとまっている方が直感的です。「Aさんとあの話は確か facebook でやったよな…」という探し方をしなくても良くなりますからね。
そこで、SocialMessageでは、サービスが異なる同一人物のメッセージングを「まとめる」機能も用意しました。僕と弊社エンジニア @itok_twit とのメッセージングを例にとって解説してみます。
お互い facebook にも Twitter にもアカウントを持っていますので、僕が SocialMessage に自分のアカウントを設定した直後は
こんな感じになる訳です。Twitter側とfacebook側は物理的には同一人物だけどサービスが違うのでバラバラに表示されます。でもやっぱり、同一人物なのですからサービスに関係なくまとまっている方が良いでしょう。サービスを跨いだフレンドの結合とでも言いましょうか。
ちょっとやってみましょう。まず facebook 側を選択。
普通に facebook 側でやりとりした内容が表示されます。ここでアクションメニューから設定をタップ、更に「フレンド編集」をタップ
Twitterのアカウント上のfollower一覧から結合したいアカウント、つまり同一人物である @itok_twit を探します。
そしてタップ。
こうなります。facebook側とTwitter側とが結合しました。完了ボタンをタップしてメッセージ画面に戻ると
こんなふうに、FacebookとTwitterのメッセージが結合されて、時間軸に沿って並びます。これで、「あの話題は Twitter 側でやったっけ?」と迷う事はなくなりますね。誰とのメッセージを閲覧するのか、誰と送受信するのか。そう、「人」だけを意識しておけば良くなるわけです。
フレンドの一覧では、Twitter / facebook のアカウントが「結合」されている事が分かるようになっています。もちろん、Mixi アカウントがあればそれも結合可能です。
3. メッセージ画面をスキンで切り替え
メッセージのやり取りが表示される画面を自由にデザイン出来る仕組みを搭載しています。仕様をいずれ公開したいなぁと思っているのですが、初期状態では5種類のスキンが用意されています。同じメッセージ画面なのにスキンを変えるだけでガラリと様相が変化します。
結構自由度の高いスキン仕様になっているので、今後、様々なスキンを色んな方にお作り頂けるような展開に出来たら面白いんじゃないかなと考えています。
4. PUSH通知
メッセージで欠かせないPUSH通知。これも対応しています。
5. メッセージの履歴を全てhtmlメールで送信できる機能
地味に便利な機能です。ビジネスで使う事もある以上、メッセージングの記録はアーカイブとして残しておきたいし、いつでも参照できるようにしたくなります。そこで、メッセージ画面で読み込んだ過去のやり取りを一括でhtmlメール化できる機能も搭載しました。
Macのメールアプリでみるとこんな感じ。これで大事な会話をデスクトップで振り返る事も出来るようになります。
色々と御紹介しましたが、他にも着信音が沢山あったり、電話やメールなど連絡帳のデータと連携できたり、色んな機能があります。全てはメッセージングをより便利に…をコンセプトとしており、特に 1 と 2 の「まとめる」機能で他のアプリとは違ったメッセージング体験を実現できているのではないかなと思います。
ウチにしては珍しくほぼ1年という長い年月をかけてしまいましたが、そのぶん、特に facebook / Twitter でメッセージのやりとりを頻繁にされる方にオススメしたいアプリに仕上がりました。85円の有料アプリとなっていますが是非お試し下さいませ。
尚、SocialMessage を使うとメッセージに集中する事が出来ますので、TwitterのDMを見ようとして図らずもタイムラインを眺めてしまった…といったような思わぬ時間ロスも避けられる副次的なメリットもあったりします(笑) 思わぬ時間ロスを無くしたいという方にもオススメです