2007.12.16 (Sun)

先日、久しぶりの資格試験に挑んだ結果XMLマスターベーシックで合格した事を書かせて頂きました。この手の(合格という)ゴールがある勉強って、自分の場合ご褒美をぶら下げてやると結構やる気がでるんですね。

実は今回の受験にあたってご褒美に設定していたのが、今後社内の公式(?)ディスプレイにしたいと考えていた Apple Cinema Display 23inch だったのです。

Apple Cinema HD Display (23インチフラットパネルモデル) [M9178J/A]

もちろん設備投資という扱いになりますので「生産性を上げるため」という理由を付ければ買えるのですが(実際あがります)、ここはちょっとゲーム性を持たせてみよう…という事で、とりあえずは自分用だしご褒美扱いにしてたんですね。仕事の中でも遊びの要素を取り入れるのがウチの(そして僕の)基本方針。

で。

目的達成してから、モタモタして買えていなかった所で表題の噂を目にしたという訳です。Apple Cinema Display が新しくなるかも知れない!?と。

 

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来年1月中旬のMacWorld EXPOで新型ノートが出るという噂の中に、ディスプレイがLEDバックライトになって薄くなるらしい事が含まれていたので、それならば純正ディスプレイのラインナップも入れ替わるんじゃないか?と僕も思っていました。そこに今回のAppleの動き…となると期待が高まるというモノです。

 

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そもそもは、メインとしてこんな風に使っているMITSUBISHIのディスプレイの調子が悪くなってきていてる事もあったのです。

だから、何がどうあれディスプレイを新調するのはするのですが、より良いモノを手にしたいので少し待つ事にしました。

 

開発の世界でディスプレイは、機械(Mac)と人(エンジニア)が最も長時間接する事になるマンマシンインターフェース。ここにはお金を投ずるべきという考え方を持っていますので多少値がはっても投資する考えです。

来年以降、新たにウチに加わって頂けるエンジニアの方には新Macと新Cinema Displayをセットにした開発環境を用意出来るように進めていきたいですね。

最高の環境から最高のoutputが生まれるのです、きっと。そんな訳で、Macを開発環境とする面白げなウェブ系サービス/製品の企画や開発に興味のある方がおられましたら是非ご連絡下さいませ :-)


2007.12.15 (Sat)

しばらく前にサーバーの都合によって引っ越しを余儀なくされてしまったかつての開発ブログ。

screenshot_01

過去の記事はstaticなhtmlとして復活させていたものの、更新はストップしていました(書きたいネタは沢山あったけどブログ設置が面倒だったという…(苦笑))。

が、このまま開発ネタのoutputが出来ないのも心身ともにヨロシクないので復活させた次第です。RSSネタをはじめとするXML関連や、PHPやjavascript, ActionScript等の言語関係、その他諸々の開発がらみのoutput先として。

こちらからリンクを辿れますので宜しければご覧下さいませ。また、RSSは以下のRSSフィードアイコンからURLを登録して下さい。

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まずはXPath関係のエントリを書いてみています。

今後この社長ブログには経営的な観点でのお話や日々の雑感を今まで通り書いていく一方で、開発ブログでは開発でハマった事や発見した事などを書いていこうと思っています。経営者としてまた開発者として日々奮闘している様子を綴っていければ良いかなと。

 

という訳で、社長ブログと開発ブログの二本立てで暫くお届けしたいと思います。今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。

実は、ファイナンスブログ海外ニュースブログなるものも存在しているのですが、諸般の事情があり今はお休み中です…

2007.12.10 (Mon)

創業期にお世話になった大阪産業創造館(通称:産創館)から月に一回発行されているフリーペーパーに「b-platz press」というものがあります。

想定読者層は大阪府下の中小企業社長や起業を目指す方々、またその関係者。市営地下鉄の駅や大阪市関連施設に普通に置いている事も多いのでご存じの方もいらっしゃると思います。

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そんな「b-platz」の2007年12月号の年末企画「2007年総振り返り御社の今年の一大事!」に掲載して頂きました!大阪府下の社長さんが一大事を画用紙に書いて撮った写真を丸々4ページに渡ってコラージュしたもの。

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4ページ目の上の方、逆さまになって載せて頂いております。見やすいようにひっくり返したのがこちら。

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僕が画用紙に書いた当社の「2007年一大事」は仕事が10倍に!」です。

売り上げや利益が10倍に!と書けたら最高なのですが、正直に申し上げるとそういう訳ではありません。お仕事の「相談」も含めてトータル10倍になってるという事です。

 

創業期(1年目)はとにかく自社ブランドの展開を至上命題にしていた事もあり、躍起になっていたんでしょうね、いわゆるITベンダーにお声のかかる請負開発案件は大半お断りしてきました。

ところが、1年を通じて相談のお声掛けを沢山頂けているし、事の経緯でお請けしたお仕事もリピート要望があるし、コンサルもお願いします、マネジメントもお願いしますという声があるし…という訳で、事業の根幹がぶれない程度に、お役に立てる部分では積極的に前に出ようという姿勢を見せるようにしたんですね。

その結果、売り上げに繋がる仕事になったもの、ならなかったもの、将来の仕事になったもの、全部ひっくるめて数が膨張したという訳です。

 

創業期1年間の経験を通して得た学びは、自分がお客様の役に立ちたいと思っている分野から少し離れた所でお客様から役に立って欲しいと思われている事が多々あるという事です。

「○○で事業をするんだ!」という強い意志ももちろん重要ですが、その周囲にも少し視野を広げてみる、そこで期待される自分像を受けて入れてみる、そんな姿勢でのお付き合いが結果として、○○でお役に立てる事に繋がっていくみたいな。(もちろん何でも屋になってはいけないのでバランスが重要ですが)

事業コアから拡大していく発想だけでなく、周囲からコアへ歩み寄って頂けるようにする発想も重要なのかも知れません。b-platz12月号企画の撮影の場で画用紙を書きながらそんな事を思った次第です。

 

掲載頂きました大阪産業創造館様、またこの手の話ではお世話になっている産創館スタッフのSさん、Oさん、いつも有り難うございます!


2007.12.10 (Mon)

大阪産業創造館が発行するb-platzの2007年12月号に掲載された事を以前書かせて頂きましたが、当該の号のまた別の箇所にも実は掲載して頂いておりました。10月に発表させて頂いていたウェブの動画プロモーションサービス「動画RSSSEO」についてです。

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別エントリでご紹介した2007年一大事の企画の撮影で大阪産業創造館に行った時に、産創館スタッフのOさんに興味をお持ち頂いて「動画RSSSEO」についてご紹介をさせて頂いたのです。

大阪の3社(株式会社ヒューゴ株式会社ファイブスター、当社)が集まってこそ出来たサービスである事、3社の社長の出会いに大阪産業創造館が介在してくれていた事、1+1+1が3ではなく3以上の力になっている事…等々のお話。それならばと、

協業ビジネスをテーマに取材しているので今度行かせて下さい

という事になり数週間後に取材、そして掲載となった次第です。内容についてはこちらのリンクから宜しければご覧下さいませ。

 

今思えば、産創館スタッフのOさんにひょんな事でお話した事がきっかけだったと思います。何かをアウトプットする事が貴重な機会に巡り会う起点になるものなんだと改めて感じた出来事でした。


2007.12.09 (Sun)

ここ数日ウェブ・リテラシーを身につける方法というエントリが話題を読んでいます。梅田望夫氏の「ウェブ時代をゆく」に端を発して、ウェブ・リテラシを高める為という目的で開催した勉強会についてのエントリ。

サイト構築能力やプログラミング能力等の「作る」力をもってウェブリテラシーとする梅田氏の記述(ウェブ時代をゆく : p.209)を引用する一方で、何やらFirefoxやSkypeやブログやWikipediaを「知る・使う」事が着地点になってる気がしないでも無いのですが、「作る」為にはまず「使う・知る」事も当然必要ですから、ここでは「知る・使う」事をウェブ・リテラシーを自分のモノにする第一歩として位置づけて、僕なりに考える3つの条件について書いてみようと思います。

 

ウェブ進化論」を読んだ、「フラット化する世界」も読んだ、「ウィキノミクス」も読んだ、 そして「ウェブ時代をゆく」も読んだ。

で、ウェブの歴史と進化の速さは分かったけど、ウェブリテラシーをどうやって身に付けたら良いんだろう?自分に身に付けられるだろうか?それを続けていけるだろうか?

 

そんな疑問をもしお持ちなら、以下の条件について考えてみる事が助けになるかも知れません。

  1. 新しいモノに興味・関心を持てるか
  2. 周囲にウェブ・リテラシーの高い人がいるか
  3. 気軽に質問・相談出来る環境にいるか

もし全部 Yes なら既にウェブ・リテラシーを高められる環境に身を置けている事になります。というか、全て Yes の人は既にウェブリテラシーの高い人、あるいはその予備軍である事が大半ではないでしょうか。

逆にウェブ・リテラシーを高めたいんだけど巧いこと行かないなぁという場合は、このどれかが欠けている可能性が高いと思われます。新しいモノに面倒くささを感じてしまったり、自分より詳しい人が周りにいなかったり、相談相手がいなかったり…とかとか。

 

お気づきの通りこの3つの条件は、何もウェブリテラシーに限った話ではなくて、全ての「学習」に成果をもたらす為に必要な条件です。ウェブの世界だから特別だなんて事は一切無い訳で。

興味がなけりゃウェブだろうが数学だろうが身につかないし、自分より知ってる人がいないと新しい知見の体得は始まりません。逆に、上記の学習における基礎条件さえクリア出来てればウェブリテラシーは勝手に身につくもんだと思います。

 

実例を紹介しますと、僕の彼女がその良い例です。3年前まで御世辞にもウェブリテラシーが高いとは言えない普通のOLさんで、ちょっとメールしたりウェブサイトを見たりする程度でした。

それが今、愛用のiBookで検索にはGoogleを使い、分からない言葉はwikipediaで調べ、skypeでチャットして、自分のブログを2つ持っています。他にも、

  • ブラウザはFirefox
  • iGoogle使い
  • メールはGMail
  • RSSリーダーでブログやニュースのRSSを購読
  • はてなブックマークの人気エントリRSSも購読
  • podcast聞きまくり
  • youtubeを見るだけでなく投稿も
  • ドメイン所有

ってな感じで、まぁ自身が曰く「人生変わった」というぐらいOLにしては珍しく(?)ウェブの大海を自由に泳ぎ、ウェブと接する事を楽しんでいるように見えます。

そして、こうなる過程は全然苦ではなくて楽しんでた感じ。よくよく聞いてみると、ちゃんと3つの条件をクリアしていたようで、興味や関心は基本的にあったし、教えてくれる人もいたし、気軽に相談できる環境にあったという事のよう。

 

ただ特筆すべきは、「3. 気軽に質問・相談出来る環境にいるか」の条件が満たされた途端にウェブリテラシーの体得速度が高まったらしい事です。話を聞いていて、なるほどなと思いました。

失敗しても、何かおかしくなっても、すぐにそれを解決出来そうなアテがあったり、疑問をすぐにぶつけられる先があったりすると学習曲線の傾きってより上向くものです。

上述したとおりウェブリテラシーの習得過程は一般的な学習と全く一緒。学業で(1)と(2)を満たした上で、(3)の条件を満たす家庭教師が付くとすぐに成績向上するように、気軽に質問・相談できる環境作りが重要なんでしょう。

だから、ウェブリテラシーをもっと高めたい!!っていう人は、(1)と(2)のクリアをまず目指し、理想的には(3)までクリア出来るよう自ら働きかけてみる事をお勧めします(具体的な方法はまた別エントリで書いてみたいと思います)。

 

そして、ウェブリテラシーを沢山の人にもっと高めて貰いたいなぁと考えておられる方は、(3)の条件をクリアさせてあげられるような立場になってみるという視点もアリかも知れませんね。

これは自分に向けたメッセージでもありますが、セミナーを主催してレクチャーするってな王道以外にも、いつでも聞いてくれよ的なスタンスで立ち振る舞うのも一つの方法かも知れません。叩けば即響くウェブリテラシーの鐘があると、当事者の安心感が学習効果を増大させるんじゃないでしょうか。

 

僕はこの考え方を、少し前からファイナンス・リテラシーに当てはめています。(3)の条件がもっと満たされないかなぁと思いつつまだまだ勉強中の身ですが…


2007.12.08 (Sat)

オンラインでグリーティングカードを作るってのは普通にありますよね。大手ならやはりYahooグリーティング楽天グリーティング等でしょうか。皆さんも友人・知人から貰った事ってあるかも知れません(僕も結構貰ってます)。

…でも、近頃は代わり映えしない感が無いでしょうか?ネットグリーティングカードの登場当初の面白みって無くなったよなぁ…とか。

そんな風に感じておられる方に朗報です。

これからは動画でグリーティングカードを送る時代になるのかも知れませんね。YouTubeが非常に面白い機能を追加していますのでご紹介します。

YouTube Video Holiday Cards と言うんだそうで。

YouTube - Broadcast Yourself.

YouTubeを日本語表示で使っていると気が付かないのですが、言語を以下のようにYouTubeのサイトの右上の国旗アイコンをクリックして表示されるメニューで世界を選択するとすぐに分かります。

screenshot_01-1

全部英語表記になってしまいますが、全然難解ではありませんので大丈夫です。画面右側に YouTube Video Holiday Card なるバナーが表示されますので、

YouTube - Broadcast Yourself.

そちらをクリックすると以下のような動画選択画面に。

YouTube - Broadcast Yourself.-2

クリスマスの季節に合わせた動画が12個、最初から並んでいますので好きなモノを選択。サムネイルをクリックすれば動画そのものを確認する事も出来るので好みのモノを選びましょう。

どれも気に入らなければ自分で好きな動画を指定する事も出来ます。その場合は、テキストボックスに所望の動画のURLを入力すればokです(YouTubeのURL限定)。そして「Next」をクリック。

 

YouTube - Broadcast Yourself.-1

今度は、動画を貼り付ける台紙に相当するテーマを予め用意された6つの中から選択します。(自分で好みのモノを指定する事は出来ないようです)。そしてまた「Next」をクリック。

 

YouTube - Broadcast Yourself.

最後に、メッセージを記入して、送りたい宛先のメールアドレスを好きなだけ並べてから「SendIt」をクリック…で、以上!これで、指定したメールアドレスにYouTube内の動画を素材とするクリスマスカードを送る事が出来ます。

届いたメールに書かれたURLにアクセスすると、以下のような感じで動画グリーティングカードが表示されるという訳。

YouTube - Broadcast Yourself.-3

ま、言うなればビデオレターのネット版って感じなのではないでしょうか。

テキストや静止画よりは格段に伝わる力の強い動画ですから、クリスマスカードだけではなくネットを介したグリーティングカードは次第に動画埋め込み対応になっていくのかも知れません。

恐らく色んな動画共有サイトが追随すると思われます。あるいは、同様の機能を提供するYouTubeのAPIを使ったマッシュアップサイトも登場するかも知れませんね。

 

自分の子供の動画をYouTubeにアップロードして、グリーティングカードとしてメッセージ付きで親族に送付…なんて使い方をする人が出てくるかも。旅先からのビデオレターって感じに使うのも良いかも知れませんし、懇意にして頂いているお客様へのメッセージを動画付きで送る…なんて事にも使えるのかも知れません。

 

…あれ。何かビジネスがうまれそうな予感?…という訳でYouTubeのAPIを読みながら色々と妄想している土曜日の午後でした :-)

YouTubeのAPIって今はGDataになっているので基本的にRSSがベースです。RSSや動画に興味のあるエンジニアの方、一緒に楽しみませんか?宜しければこちらからご連絡下さいませ。


2007.12.01 (Sat)

アップストア心斎橋で12/6(木)に開催するトークセッション「RSS x SEO x 動画 〜売れるWebマーケティング〜」が近付いて参りました。

2回目となる今回のセッションでも強調したいのは、動画が伝える情報量や動画が持つ伝える力です。動画を撮影し共有する事が極めて容易になってきている今、動画の力を見せつけてくれる事例は枚挙に暇がありません。

今日は最近見付けた面白いサイトをご紹介。

5min - How to Create Balloon Shapes - Video

5minと言います。見るからにYouTubeっぽい動画共有サイトなので慣れている方はすぐに馴染める事と思います。

5min - Life Videopedia

近頃、特化型の動画共有サイトを見る事がありますよね。5minはその典型で、誰もが持つノウハウやTipsという知識を集約する場所となる事を目指した動画共有サイト。

Aboutページに記載されている考え方は大変興味深いモノで、

5min’s basic philosophy is that everybody is an expert in something and has something to teach others, so why not share that knowledge for the better of the whole? That’s why we created a place to gather that collective knowledge onto one platform.

誰でも何かのエキスパートであり、他の人に教えられる何かを持っているって素敵な事を言ってくれています。

 

このサイトを見ると多くの事が可能な気がするんですよね。例えばこんな動画。

風船の中に風船が入ってるというパーティー用の風船を作る方法が紹介されているのですが、視聴した次の日から自分でも作れそうな気がしますよね、何だか。

出てくるキャプションが英語だとか、喋ってる言葉が日本語じゃないとか、そういうのは全然関係なし。これが、テキストや音声には無い動画の伝える力なのでしょう。

 

無論、このような動画の力は語られ初めて久しいですが、ネットを介した集約の力が作用するとこれ程までに素晴らしいノウハウサイトになるものなのか…と圧巻の思いで眺めてしまいました。

5minの動画をしらみつぶしに見ただけで(それはそれで大変ですが)、何だか自分が色んな事が出来る/知ってる凄い人になれそうな気がするのです。インターネット万歳、動画万歳って感じ。

色んなジャンルに渡って動画による知識共有がされている5minを気分転換に眺めてみられるのは如何でしょうか。

Excelのテクニックが紹介されていると思えば、

ケーブルの巻き取り方が紹介されていたり、

とジャンルは色々です。

 

皆さんは、何のスペシャリストでしょうか?人に教えられる何を持っておられるでしょうか?もし手元にビデオカメラとPCをお持ちなら、それを世界中の人々とシェアしてみるのも面白いかも知れませんね。僕も何か探してみようと思います。


2007.11.30 (Fri)

以前にエントリした通り母校の同窓会に行ってきました。

集まっていた人数は恐らく100人を越えていたでしょう。33年間の学科の歴史に学生として教員として関わった多数の人間が一同に介した訳ですから、まぁ1期あたりの参加率が悪くても結構な数になるのも当然です。

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微分方程式の専門家である幹事の先生から挨拶。独立行政法人化によってスタッフや教授の皆さんにとっても色々と悩ましい事情があるんだという話は印象的でした。

 

始まってから1時間程度、かつての学友と現状の報告をし合ったり昔を懐かしんだりして過ごした後、大きな目的でもあったゼミでお世話になった先生へのご挨拶。実験計画法という統計学のK教授です(余りオフィシャルに書く事は無いのですが僕は統計学を専攻してました)。

 

社長をやっている事を報告して驚かれつつも、現状の報告や将来像をお話しし、合わせて学生時代にご迷惑をかけた事をお詫びしました、もちろん、今回の同窓会参加の目的でもある

懐かしい&新しい出会いに期待 〜大学の同窓会に〜
僕は将来、もう一度、学びの場である大学で研究するというアカデミックな世界に身を置く時間を作りたいという熱烈な思いを持っているのですが、そのへんを軽く相談させて頂くきっかけを貰えたら嬉しいなとか。

あと、今後の当社の経営方針の一つとしてインターン制度の積極的な活用を真剣に考えておりまして、経営者としてこのへんを大学と相談出来るようなきっかけが頂けたら嬉しいなとかって考えています。

こんな話もしてみた次第。結果、収穫は大きかったと思います。

 

(1)インターン先候補リストに当社を加えて頂ける事になりました

これによって「ウェブ系の開発やってるITベンチャーが良い」という話になれば学生さんに来て頂く事にもなり得るという事です。企業側のこの手の申し出は、大学からすると願ったり叶ったりであったりするらしく、やはり以前RSSセミナーをさせて貰った大学の方も同様の反応をして下さっていたのを思い出しました(インターンの件、また相談に行ってみよう)

(2)社会人入学で大学に戻って研究する事が出来そうな事が分かりました

okだそうです。週に1回とか、月に1回とか大学で研究して論文を書くみたいな。母校の別学科にはネット関係を対象にした研究室もあるらしく、そこへ打診するのも不可能ではないとの事。「Amazonと書籍」に関連した、とある研究をしたいとずっと思ってましたので、これで一歩進めるかもと思った次第。

(3)起業家として学生向けの講演

当社や僕の存在をネタとしてストックして頂ける事になりました。無論、誇れるような成功を収める必要がありますので、実現するとしたら何年も先の話ですが、万が一学生向けのお話をさせて貰えるなら、これほど嬉しい事はありません。

 

という感じ。K教授、本当に有り難う御座いました!!

これ以外にも仕事の面での話も出来ましたし、他にも沢山の教授とお話も出来(もちろん名刺もお渡しして)、学友とも再会出来て、僕にとっては費用対効果が非常に高いイベントでした。行って良かった同窓会。開催してくださった幹事の先生にも感謝感謝です。

 

最後に余談ですが、K教授に「しっかり勉強できてたのに、何であんな小さい会社に行っちゃったんかなって思ってたんよ」と言われた時は何だか微妙な心境でした。

大学から大手企業に推薦を受けて就職する人間がそれなりにいた中でのベンチャー就職(今は東証一部上場企業)だったので、そう思われても仕方無かったのかも。

ま、でもあの会社に行ったからこその今の僕なのですよ。

あの会社にいってなかったらRSSのフィードテイラーは存在しなかったと思うし、itokさんと一緒に作ったEnsembleも無かったかも知れないし、アップルストアでトークセッションってのも有り得なかっただろうし、今の彼女とも巡り会えていなかった筈だし…、いやはや人生ホントに分かりませんね。


2007.11.28 (Wed)

RSSリーダーにRSSフィードを登録しておくとホントに便利。

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ウェブサイトやブログをいちいち見に行かなくても、サイトの方からどんどん情報が降ってくるイメージです。…が、RSSリーダーの中に毎日毎日、目につくRSSフィードありませんか?未読欄に常に鎮座している、大量の更新をかけてくるRSSフィード。

 

英語のサイトですがStringFooに、RSSの更新頻度についての見解が掲載されていたのでご紹介します。

In the case of CNet, there have been days when they’ve published over 100 stories. My thesis is that this information overload results in an unused feed, making users drift away from your site.

CNetが引き合いに出されていますが、RSSフィードが物凄い頻度で更新されてしまうと、お客様がサイトから離れてしまうばかりか購読すら停止されかねないと警告しています。1日に100個もアイテム(RSSの中身に相当する情報の単位)が配信されてくると、読む側も追いつかなくなりますよね。そんなに見られません!みたいな。

国内で顕著な例として真っ先に思い浮かぶのが asahi.com のRSSフィード。1日の配信量は平気で50を越えます。当初は僕も購読していましたが、StringFooに書かれている通り、未読件数が溜まるばかりなのに嫌気がさして結局購読するのをやめました。

今はasahi.comのサイトも見ないし、asahi.comからRSS配信も受け取っていません。僕とasahi.comの関係は更新頻度の高すぎるRSSフィードによって絶たれてしまったと言えなくも無い訳ですね。

 

そこで、StringFooは、幾つかのサイトを例に出して情報のジャンルや著者ごとにRSSを分けるように勧めています。

情報量が多いのは褒められるべき事なのでしょうが、1つのRSSフィードに全部の情報を詰め込んで購読者をパンクさせるのも考え物だという訳ですね。

RSS Feeds

上の画像はWiredというニュースサイトのRSSフィード一覧です。凄い数ですが、ジャンルが細かく分かれていて購読者に選択する余地を与えています。

Content Syndication

続いてこちらはCisco。StringFooには紹介されていない事例ですが、僕はこれもRSSフィードの配信の在り方だと思っています。カテゴリやCiscoとの関係を選択させる事でRSSフィードの中身を絞り込むインターフェースを提供している所が親切ですね。

 

そんな訳で、大量の情報を一次配信されるメディアはもちろん、色んな情報を収集してRSSで二次配信するサイトも是非RSS更新頻度について再考をお勧めします。

StringFooでは多くても1日に10更新程度が勧められていますが、個人的にはもっと少なくても良いんじゃないかなと思ったりしています。もちろんコンテンツそのものの量にも依存するのですが…


2007.11.28 (Wed)

今日は前振り無しでいきなり画像に振ってみます。ひとまず下の画像を見てみて下さい。

Google 30DE30C330D7

言わずと知れたGoogleマップな訳ですが、地図の画像が何か…違うと思いませんか?従来のゼンリンの地図でもないし、航空写真表示ともちょっと違う。何かこう、学校の教材で見たような地図に近いような雰囲気…。

 

この度、地図と言えばコレというまでに有名になったGoogleマップに新たな表示モードが搭載されたようです。

地形モードというんだそうで。

Googleマップに勾配や高低の表現力が格段にアップした事は間違いないでしょう。Google Operating System や、Googleマップのオフィシャルブログにも言及されていますが、ハイキングコースやサイクリングコース等を表現する場合はterrainsモードに勝るものはないと言えるかも知れません。

ある意味、とってもリアルです。

そんな訳で地図好きな方は是非地形モードなGoogleマップを一度見てみて下さい。Googleマップ上の画面で地形ボタンを押すだけの簡単操作です。

Google 30DE30C330D7

見慣れた筈のGoogleマップが全く違う世界に見えて面白いですよ。この地形モードだからこそ重ねて面白い情報って何かあるでしょうか。天気情報とか、地震情報とか…かなぁ。ちょっと考えてみようと思います。