2日前の自分とは違う自分がいます。一個人として経営者として。今まで見えていなかったモノが見えるとっても不思議な感じ。

先のエントリの通り二日間に渡る合宿セミナーに参加。DCF(ディスカウント・キャッシュフロー)法なる価値算定手法の基礎を学習し、国債や不動産の価値、企業の価値を測る原理原則を理解しました。セミナー内容が休む暇もない程に高密度であった為に全然消化しきれていませんが、必用最低限の基礎が築けたのは間違いありません。

今まで一度もちゃんと読んだ事のなかった(読む気すらおきなかった)有価証券報告書。それが苦痛なく楽しんで読める自分がいます。今年財務キャッシュフローが増えてるなぁ、ふむふむ、そういう事をしたかったのね、だから社債発行して金を作ったのか、なるほどー。みたいな事をつぶやきながら企業像をイメージできるようになってます。

そこから企業価値を算定し、理論株価をはじき出し、現行株価と比較して、投資対象にすべきかどうかを判断し、「BUY」と出れば自分の期待する利回りを得る為の金融商品として投資する…テクニカルにはそういう事です。そのスキルの基礎を知る事が出来ました。

が。

心底「参加して良かった!」と思えるのは多分そういう事じゃないなぁと思ってます。「企業の価値を算出し現在価格と比較する為のDCF(ディスカウント・キャッシュフロー)法を学ぶ…筈だったのに、生き方を学んでしまった」というのは過去のセミナー受講生の感想だそうですが、僕自身もホントに同じ思い。

まだ勉強した事を消化し切れていなくて咀嚼にそもそも多大な時間を要しそうなのですが、受講直後の今言えるのは、

知識や知恵が人生や経営の武器/防具になるという持論に更なる自信を持てた

個人として企業として今まで以上に何らかの形で価値創造を行い続けたいと強く感じた

という事です。

なんでそんな自信や思いに至るんでしょうかね。自分でも不思議でなりませんが、そうなっちゃったんだから仕方ない。DCF法を使って企業価値を算定する過程で、当該企業がホントに価値を生み出して社会に提供しているかどうかという視点で見るからなのでしょうか、理由は分かりませんけど。

それはこれからじっくりと考えていこうと思います。何はともあれ、今回の企業価値評価シリーズ大阪セミナーをきっかけに、理論をベースにした企業価値や価値創造の視点を持つコミュニティに身を置くことになりそうです。

「知」を得る事でまた一つ成長するきっかけを得られました。この機会を得られた事に本当に感謝感謝です。