創業期にお世話になった大阪産業創造館(通称:産創館)から月に一回発行されているフリーペーパーに「b-platz press」というものがあります。

想定読者層は大阪府下の中小企業社長や起業を目指す方々、またその関係者。市営地下鉄の駅や大阪市関連施設に普通に置いている事も多いのでご存じの方もいらっしゃると思います。

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そんな「b-platz」の2007年12月号の年末企画「2007年総振り返り御社の今年の一大事!」に掲載して頂きました!大阪府下の社長さんが一大事を画用紙に書いて撮った写真を丸々4ページに渡ってコラージュしたもの。

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4ページ目の上の方、逆さまになって載せて頂いております。見やすいようにひっくり返したのがこちら。

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僕が画用紙に書いた当社の「2007年一大事」は仕事が10倍に!」です。

売り上げや利益が10倍に!と書けたら最高なのですが、正直に申し上げるとそういう訳ではありません。お仕事の「相談」も含めてトータル10倍になってるという事です。

 

創業期(1年目)はとにかく自社ブランドの展開を至上命題にしていた事もあり、躍起になっていたんでしょうね、いわゆるITベンダーにお声のかかる請負開発案件は大半お断りしてきました。

ところが、1年を通じて相談のお声掛けを沢山頂けているし、事の経緯でお請けしたお仕事もリピート要望があるし、コンサルもお願いします、マネジメントもお願いしますという声があるし…という訳で、事業の根幹がぶれない程度に、お役に立てる部分では積極的に前に出ようという姿勢を見せるようにしたんですね。

その結果、売り上げに繋がる仕事になったもの、ならなかったもの、将来の仕事になったもの、全部ひっくるめて数が膨張したという訳です。

 

創業期1年間の経験を通して得た学びは、自分がお客様の役に立ちたいと思っている分野から少し離れた所でお客様から役に立って欲しいと思われている事が多々あるという事です。

「○○で事業をするんだ!」という強い意志ももちろん重要ですが、その周囲にも少し視野を広げてみる、そこで期待される自分像を受けて入れてみる、そんな姿勢でのお付き合いが結果として、○○でお役に立てる事に繋がっていくみたいな。(もちろん何でも屋になってはいけないのでバランスが重要ですが)

事業コアから拡大していく発想だけでなく、周囲からコアへ歩み寄って頂けるようにする発想も重要なのかも知れません。b-platz12月号企画の撮影の場で画用紙を書きながらそんな事を思った次第です。

 

掲載頂きました大阪産業創造館様、またこの手の話ではお世話になっている産創館スタッフのSさん、Oさん、いつも有り難うございます!