OSXを10.3のPantherの頃から使っている僕ですが、バージョンが上がる度にAppleの細かなプラスαな心遣いに感心しています。大々的にデデーンと喧伝する機能がある一方で、小さな小さな、でも超便利な機能を追加していたりするのです。
昨日発見した機能が余りに便利過ぎて書きたくてしょうがなくなっての御紹介エントリです。
OSXを見たことある方はおなじみのFinder。画面はカラム表示で僕は通常この形式で普段使っています。そんなFinderに見慣れぬアイコンが並んでいる事に気がついたのが昨日のこと。こちら。
クリックすると
こんな感じになって何やらソートが出来るようではありませんか。以前はこんなボタン無かったんですけどね。じゃぁ何か意味があるんだろうと、例えば「最後に開いた日」を選んでみて衝撃を受けた訳です。こりゃすげぇ。
上から順に「今日」「昨日」「過去7日間」「過去30日間」「1ヶ月以上前」とiOSのセクションヘッダらしきモノが現れて見事に分類されるんです。
何とまぁ見易いこと、見易いこと。
これで、混雑しがちなダウンロードフォルダや書類フォルダの見通しが良くなります。特にダウンロードフォルダは確実に直近のダウンロードファイルが上に来ます。また、普通のフォルダであっても、一般的に直近に使ったファイルは再度使う傾向がありますから、目的のファイルに辿り着き易くなります。
元々 SnowLeopard の時から並び替えの機能は有りましたが、セクション単位で分ける機能は無かったですし、「最後に開いた日」のような気の利いたソート条件が無かったので余り使っていませんでした。…が!
左がSnowLeopard、右がLion
この充実ぶりですよ。使わない訳にはいきません。「最後に開いた日」以外にも以下のようなものがありまして。ちょっとまとめてみました。
名前 | いつもの見慣れた表示 |
---|---|
種類 | 「アプリケーション」「フォルダ」「イメージ」「PDF書類」「ミュージック」「ムービー」「プレゼンテーション」「スプレッドシート」「デベロッパ」…など、Spotlightでの分類に似ている |
アプリケーション |
「iTunes」「Microsoft PowerPoint」「Safari」「プレビュー」… 関連づいたアプリ毎に分類 |
最後に開いた日 |
「今日」「昨日」「過去7日間」「過去30日間」「1ヶ月以上前」… 最近開いた順に分類 |
追加日 |
「今日」「昨日」「過去7日間」「過去30日間」「1ヶ月以上前」… ファイルが置かれた順に分類 |
変更日 |
「今日」「昨日」「過去7日間」「過去30日間」「1ヶ月以上前」… 変更された順に分類 |
作成日 |
「今日」「昨日」「過去7日間」「過去30日間」「1ヶ月以上前」… 作成された順に分類 |
サイズ |
「1MBから100MB」「10KB〜1MB」「100バイトから10KB」… 容量毎に分類 |
ラベル |
「レッド」「ブルー」… ラベル毎に分類 |
こんな感じでそれぞれ分かりやすく分類してくれる模様。更にそれぞれショートカットが割り当てられていて、例えば「最後に開いた日」は [cmd]+[control]+3。僕は昨日からずっと頻繁に切り替えるようになりました。あー、あともちろん
ファイルを開くダイアログでも使えるという…。便利過ぎ。
という訳で「並び替え」機能の御紹介でした。これを知ってる・知らないで随分作業効率が変わる気がします。…ってか、ひょっとしたら普通に皆さん使ってますかね(僕が知らなかっただけ?)。Lionユーザでご存じなかった方は是非お試しあれ!
OSXが良いのはこういう所なんですよね。ユーザの事をほんとに考えてくれてる感が随所に見られるというか。
「こうなってくれたら良いよなー」と期待して行う操作には期待通りの挙動で応えてくれる事が多いし、今回のように密やかに(?)凄く便利な機能を搭載してきて効率UPをアシストしてくれたりもします。だからOSXは使えば使うほどWinには戻れなくなるんです