タイトルの通りなのですが、プレゼン資料共有サービス Slidrs のサーバ側をアップデートしました(v1.0→v1.1)。個人的にはマイナーバージョンを0.1上げた程度ではない凄い機能UPだと思っているのですが、そこはバージョンアップ時の社内ルールという事で^^
さて今回の機能UPでは、
- ブラウザ上でのファイル閲覧に対応!
- ブラウザ上でも発表者の操作に自動追尾!
の2つが含まれており、Slidrsの目指す所、そして僕らのスタンスが現れた進化になっています。
■ ブラウザ上でのファイル閲覧に対応
Slidrsでは一つの勉強会やイベントを「セッション」という概念で捉えていて複数ファイルを置ける仕組みを持っていますが、その「セッション」の画面がこうなりました。でん!
赤い枠で囲っている部分の右側がセッションに登録されている資料の一覧。任意のファイルをタップすると…
ブラウザ上で内容が確認出来るようになりました。上のキャプチャは画像をクリックした時の様子ですね。画像だけでなくPDFにも対応しているのが大きなポイントで、
こんな風に表示され、表示領域下部のコントローラで左右にページ送りも可能です。先頭・末尾へのジャンプやページ番号表示も装備しています。社内的には「これって実はSlideShareじゃない?」というコメントもあったりするのですが、PDFをuploadして閲覧できるようにしているという意味では正にそういう事だと思います。
御想像通り、PDFから画像への変換エンジンを組み込む事で実現しています。uploadしてから少し時間を要しますが、比較的短時間でクオリティもある画像変換が出来ていると思います。これには大和ハウスさんにも使って頂いている企業向けDropboxとも言えるサービス SYNCNELの開発で得たノウハウが全て投下されていて、担当は @kumatch。気が付けばもうサーバサイド画像変換のプロです
■ ブラウザ上でのファイル閲覧に対応
で。次に来るのが自動追尾の対応。何と!webページ上でも発表者の資料・ページに連動します!!まだ世間に無いユーザ体験を提供したい!というのは僕らの基本スタンスでして、「せっかくですから、やってしまいましょう」という事で実装に至りました。
Slidrsの発表当初はiOSデバイス対応のみでした。発表者として入室した人のiPadで資料切替やページ移動をすると、参加者として入室していた人のiOSデバイス上でも連動しますよ〜という事だけだったのですが、今後は参加者はwebブラウザからでもokになります。iOSとwebブラウザに対応したという事ですから、実のところ Android 端末や OSX / Win なノートPCでも参加して頂けるという事ですね。この意味は大きいです。
ブラウザ上で「発表追尾モードを開始する」をクリックするだけで追尾開始です。先日の iOS クライアントで機能追加された追尾時間調整の機能も付いていますので、USTREAMを併用している時のタイムラグも調整が可能です。
これは、Android(OptimusPAD) の Chrome で表示しているところ。発表者がページをめくればもちろん追随します。ブラウザ上なのでAndroidかどうかは実質関係ありません。
という事で、今回のアップデートで実現出来る世界を簡単な動画でご覧頂ければと思います。
…の前に、先に登場人物を紹介しておきましょう。全部で7人(?)です。あ、操作する僕も入れたら8人か。
並べてみると結構爽快ですね。色んな端末/OSを用意してみました。右下のiPad2が発表者。それ以外は全部、自動追尾モードでセッションに参加しているデバイス/ブラウザ達です。Mac上やAndroid上はいずれもブラウザ経由。iOSデバイスは専用アプリですね。では、動画をどうぞ!
..と、このように、OSXでもWinでも(Paralells上ですが)、AndroidタブレットでもAndroidスマートフォンでも、もちろんiPadでもiPhoneでも同期する訳ですね。動画中ではページ切り替えしかしていませんが、ファイルの切替にも連動します。
以上、Slidrsの新機能紹介でした。セミナーや会議で何かプレゼンするようなシーンがある方は是非是非御利用下さいませ。もちろん全部無償で御利用頂けます。
実はまだ更に目新しい機能を追加予定です。某日に社内が一時「おぉぉぉ」と騒然となって生まれた新機能。フィールドテストが若干必要なのですが巧く行けばそう遠くない時期にご提供出来ると思います。お楽しみに!