経営
2019.04.21 (Sun)

経団連の中西会長が、終身雇用は守れないと思ってると明言したことが話題になっていますね。

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(4/22(月)によりよい雇用のあり方について説明するのだそう)

そもそも終身雇用なんて幻影だったので素直にそれを認めたのは潔いです。ただこれ、相当インパクトありそうです。企業はもう従業員を守れないと思う…って経済界の代表が白状したのですから。

これまで漠然と、企業は被雇用者を守ってくれる・そして守るべきであるという期待感や暗黙の了解みたいなものがあったと思うんですが、それをスパーンと「無理っすわ!」と言っちゃった。

まぁ、もちろん無理だよねーと皆分かってましたが今回のは会長の公式発言です。意味が全く違う。

影響ははかり知れず、大企業や中堅企業に「もう守れない」を前提とした組織や制度に変化していく力学が生まれるのは避けられません。組合側とはバトルになるんでしょうが、経団連会長が「もう守らなくてもいいよ」と免罪符を出した意味は大きいです。後ろ盾を得たと思ってる経営者もいるんじゃないでしょうか。

 

企業も、国も、守ってくれない

一方、ここんとこ国も「もう守れない」と言い続けてます。さすがに明言こそしてませんが、

  • iDeCoや積立NISAなど資産運用を促す制度の喧伝
  • 年金受給開始の繰り下げ等の年金制度再考
  • リカレント教育だとか人生再設計世代だとかの雇用支援策

等々は明らかに国からの「もう守れない」というメッセージを伝えるものです。

そんな不安も漂いつつある中での今回の終身雇用終焉宣言ですからね。さすがに多くの人が、国も企業ももう守ってくれないんだと認識して、自分の将来は自分で守ろうする意識が今よりもっと広がるのではないでしょうか。

ただ、もう責任持たなくて良いんだ〜と免罪符を得たことでのんきに構えている企業は、早晩採用の苦境に立たされることになります、きっと。

なぜなら終身雇用の問題って結局は従業員に支払うお金の問題に帰着する訳で、終身雇用が終わった今、その象徴たる「生活給と退職金」に代わる何かを従業員に提示しなくちゃいけないからです。

では何があるでしょうか。

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終身雇用の代わりに企業が提示できるもの

一つには「将来キャッシュフローの形成支援」があります。

平たく言えば、従業員にこの会社に勤めたら自分でお金を稼げる・残せるような未来が作れると思って貰える契約関係や待遇のことですね。従業員の未来のお金づくりを会社が支援するのです。

従業員が自分の事業を作る/育てる支援をしてくれる(副業推奨や残業なしとかはその一環)とか、会社で作った事業を譲渡してくれるとか、フルコミットでなくなった後も事業からの分配金を得られる仕組みがあるとか、プライベートな資産運用や節税を支援/補助してくれるとか…

珍しいですが実際やってる企業はあります。

従業員の副業支援だとサイボウズさんとか有名ですし、資産運用支援では企業型DCを導入してる企業はそうでしょう。共通してるのは、従業員の将来に目を向けているということ。多分、今後はそんな姿勢を発信して制度や取り組みにも表れている企業が選ばれるようになっていくでしょう。

逆に従業員の将来を真剣に考えてない企業は選ばれなくなるでしょう。だって、従業員にしてみれば将来の自分や家族を守る準備ができないってことを意味しますから。

 

高度経済成長期が生んだ終身雇用という幻影が、平成の最後にかき消されました。その意味で経団連会長の発言は僕はとても良かったと思います。むしろ遅かったぐらい。

自分らは逃げ切り世代のくせに…と非難する向きもありますが、逃げ切れてない・逃げ切れそうにない団塊世代が非常に多いことを最近飛び交ってる「老後破産」という言葉が示してますよね。

誰が悪いではなく、労使が共に意識を変える必要があると思います。これからは、被雇用者は自らを守る意識を持ち、企業はそれを支える意識を持つ。そんな関係が理想的な労使関係になっていくのだと思います。

令和という時代が、労使抗争ではなく労使共創の時代になると良いですね。


2019.03.12 (Tue)

(所要時間 : 約5〜6分)

本日、新しいサービス espar form を発表しました。Webサイト静的化を促進する事業の第二弾。

一言で言うと、静的サイト上で問い合わせフォームを簡単に実装できるツールです。本エントリでは espar form の概要や、作るに至った背景について書いてみたいと思います。(プレスリリースも出していますので宜しければこちらをご覧下さい。)

ざっくり絵を書くとこんなイメージでしょうか。

20190312_espar-form_diagram

htmlにJavaScriptコードを貼り付けて少しいじれば、問い合わせフォームが動き出すというもの。メールサーバもperlやphpもCMSもプラグインも何もいりません。(さすがにhtmlをホスティングするサーバはいりますが…)

制作担当の方からすると、

  1. htmlに<form>タグを書く
  2. ルールに従ってhtmlをちょっと編集する
  3. サーバにアップロードする

以上!って感じですね。お手軽さを見て頂く為に、2分程度の動画を作ってみましたのでご覧下さい。


Webサーバ側の設定も触っていなければ、PHP等のスクリプトを置くこともしてしません。ただJavaScriptを貼り付けてクラス指定しただけ。静的なhtmlにメール送信機能を簡単にアドオンできる様子がご覧頂けるかと思います。

htmlであれば何でも良いので、Webページであればどこにでも、既存CMS内でも独自システム上でも基本的に関係なく使用できます。例えばWordPressなら、ContactForm7やMW WP Form の代わりに使って頂くとかでしょうか。(既にある事例の多くがプラグインの置き換えです)

ちなみに上の動画では、導入作業を想定してましてlocalhostなWebサーバ上のhtmlから送信できてますが、当然ながら本番稼働時には無効化する前提です。

 

背景

今、静的サイトが高速性・安全性の両面で再評価されています。キャンペーン用のランディングページとか、シンプルなコーポレートサイトとか、Webを静的に制作・公開する例がぼちぼち増えてきてました。

古くは静的再構築のMovableTypeですが、最近だとGithub Pagesfirebase, Netlify 等の静的ホスティングサービス、他には手前味噌ながら弊社のesparとかデジタルキューブさんのShifterのようにWordPressサイトを静的化するサービスもあったりで、ツールが揃ってきてるのもあるでしょう。

静的化機運の高まりは、「もう静的で良いんじゃない?」という声が昔より大きくなっていることや、「静的であること」が文教/行政/医療の制作案件ではRFPに要件として含まれていることにも感じます。

高速性・安全性の両面で静的サイトが最善の選択であることを、多くの人が感じ始めているんでしょうね。条件が一緒なら、静的サイト以上に高速なサイトも、静的サイト以上に安全なサイトも存在しませんから。そこに反論の余地はありません。

 

問い合わせフォームは?

しかし静的サイトでは必ず「問い合わせフォームをどうするか?」が問題になります。htmlファイルですから動かなくて当然ですね。なので従来から、

  • Googleフォームを使って iframe で埋め込む
  • formzu 等のSaaS側入力フォームサービスに任せる
  • SPIRAL 等のCRMツールを使う

などで回避してましたが、これはこれでドメインが変わるとか、デザイン・機能が制限されるというデメリットがありました。結果、やむなくWordPress化するとか、結局phpで独自に組むとか…になってしまうケースも見聞きします。静的ページのメリットは大きいのに、ホント勿体無い。そして静的→動的の変更は正直面倒くさい。

ここをどうにかしたいな〜と前々から思っていました。

Google Analyticsのような感覚で、html上に JavaScript のコードを貼り付けたら入力フォームが動き出す…そんなものが作れないか。そうして生まれたのが、espar form です。

 

espar form の特徴

espar form は、html上のフォームにメール送信機能をアドオンするという、従来のSaaS型フォームサービスとは全く異なるアプローチでフォームに挑んでます。幾つか特徴をご紹介します。

実装の自由度が高い

冒頭の動画をご覧頂くと想像つくと思うのですが、自分のhtmlに貼り付けるだけ…ということは、フロントエンドもまた自由なんですね。

よって、SaaS型ではやりにくかった独自のエフェクト付き問い合わせフォームとか、計算ロジックを伴う見積りフォームへの応用とかとか、比較的自由度の高い実装が可能になります。以下は実際の導入事例で、条件を入力すると計算結果が表示され、同時にメールが飛ぶという見積りフォームです。

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(制作会社様やその担当者はフロントエンドの開発に専念できる)

自由度の高いメールテンプレート

メールのテンプレートも比較的自由度を高めにしました。専用の管理画面から設定します。<form>要素内にある <input> 要素の name 属性値を変数として使う感じですね。

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{{ .email }} と書けばそこが name=“email” な <input> 要素の入力値に置き換わるみたいな。他にも、IPアドレスやUserAgentを出力する変数も用意。普通にあって然るべきものは一通り備えています。

書き方を見ると分かる人には分かりますが、Go言語の html テンプレート表記を採用してます。なので、テンプレート内での条件分岐も簡単。if else を書けば「ラジオボタンの値が○○なら宛先メアドはこちら」みたいな事が簡単に実現できます。(Go言語の経験がなくてもマニュアルを用意していますので誰でも簡単に書けます)

他サービスとの連携

Slack, ChatWork, direct のビジネスチャットに連携する機能も用意してます。問い合わせフォームに入力があると通知を飛ばせます。Slackの拡張機能でメールの設定をする…といった手間はありません。

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(slackの指定チャンネルやchatworkのトークルームに問い合わせ内容が届く) 20190312_espar-form_direct
(directで通知を飛ばしている例。複数のチャットサービスに同時に通知することも可能)

将来的には各種のCRMと連携するとか、GoogleのSpreadSheetやサイボウズさんのkintoneとか、いわゆるクラウド型DBと連携することも検討中です。

結局、お問い合わせの内容ってどこか別のシステムに登録して蓄積していくものですから、メールから転記するより勝手に登録された方が便利ですもんね。また、APIを備える企業独自のシステムと連携することも可能です。(別途費用はかかりますが)

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(今後、LINE WORKS や SpreadSheet, kintone など色んな仕組みに繋げていく予定です)

もちろんセキュリティも考慮してて、悪意ある送信ができない(やりにくい)設計にしています。

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(セキュリティの観点から送信元ホスト名の自由な変更は不可、その他閾値を設定可)

他にも色々と特徴がありますので、よろしければ espar form のページ をご覧下さい。

ちなみに価格は結構安価に設定してます。月額何千円とかは、頂いたりしません。しかも同一ホスト内なら幾つフォームを使っても料金変わらずです。詳しくは料金表ページをご覧下さい。

 

JavaScript 前提とする是非

良いことばかり書いてきましたが、もちろんデメリットもあります。それは、JavaScript が前提になっているということ。espar form は、JavaScript が無効なブラウザでは動きません。

JavaScriptを前提とする是非は昔から議論されていて、

賛否が分かれるんですよね。1%をどう見るのか。企業によってはJavaScriptを無効にしている場合もあるのでもっと神経質になるべきという方もいらっしゃるとは思います。

ただ弊社は、<noscript>タグを併用すれば問題はないと判断しました。<noscript> タグ内で、メールを送って頂くよう伝えたり、無償のフォームサービスに誘導する等の代替措置が取れるからです。その代わりに得られる完全な静的サイト化のメリットのほうが遥かに大きいと考えています。

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(<noscript>タグを使って javascript が実行出来ない人への動線も確保)

 

感想を頂けるモニターさんを募集します

リリースを記念してモニターさんを募集させて頂くことにしました。

実は、espar form の原形は1年以上前にできてたのですが、制作事業をされてる方に協力を頂きながら洗練させて今に至ります。

espar form は先にも書いた通り全く新しいアプローチでフォームに挑戦しています。だからこそ、制作担当の方のフィードバックはホントに貴重なので、これからも色んな方からの感想やコメントを頂いて更に進化させていきたいと思っている次第です。

もちろん無償です。お金を頂くつもりはありません。興味お持ち頂けたら こちらをご覧頂き、宜しければぜひ御連絡下さい。(法人の方はトライアル申し込みを御連絡頂ければと思います。30日間無償でお試し頂けます)

   

というわけで新サービスの発表でした。これからも弊社はWebの静的化に取り組んでいきたいと思います。静的化を阻む何かがあるのならそれらを全部取っ払っていきたい、そんな意気込みでこれからも頑張っていきます。引き続きどうぞ宜しくお願い致します。


2019.03.01 (Fri)

昨年秋ごろに、

突然ですが、来春にオフィスを引っ越します。

書いてたのですが、春を待たずに早々と2月のうちに引っ越しをしてしまいました。11坪の部屋から約7坪の部屋へ。本日より新事務所での営業を開始いたします。

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(まだまだ散らかりまくり…)

まだ散らかってますが、ボチボチ片付けを進めるのはもちろんのこと、プライベートでハマっているDIYをオフィスに持ち込み、自分で居心地良い空間に作り変えていこうと思ってます。ソフトやサービス作るのも面白いですが、リアルなモノづくりの楽しさも実感している昨今です。

以下はOAフロアを自作している様子。床を5cm上げるパネルを敷き詰めた上にタイルカーペット用のピールアップボンドを塗ってるところです。

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(OAフロアは配線がめちゃきれいになるので自作お勧めです)

坪数の大きな新し目のビルの部屋だとOAフロアって普通なんですが、いわゆる数名規模のオフィスではなかなかOAフロア化された部屋ってありません。

無いものは自分で作る。ソフトやサービスの開発と一緒ですね。

作りたいものありすぎて、いつ完成するのか自分でも分かりませんが。以下は本棚を拡張すべく背面に打ち付ける木材を加工中の様子。

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事務所の引っ越しで普通はノミを使うことはないですね。Maker精神バンザイ。仕事がおろそかになってはいけないので、バランス取りながら色々やっていきます。

 

働き方が変わればハコも変える

前のエントリにも書きましたが、弊社は今リモートが当たり前になって打ち合わせもビデオが大半で、従業員を雇うより個人のパートナーさんとの連携重視となったので、オフィスに広さを求める理由がなくなってしまいました。

前回の引っ越しは組織が変わったので引っ越したという色が強かったですが、今回は働き方や仕事の仕方が変わったから引っ越したって感じです。こういう引っ越しもありですね。

結果、固定費が大幅に下がったので、そのぶんエンジニアの給与を昇給(ベア)したり、お客様に提供しているサービスインフラの増強に充当しています。こんな働き方改革(?)があっても良い。

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(何か創業直後に戻ったかのような雰囲気が漂いますw)

駅からは近いので、宜しければ遊びに来て下さい。

あ、今回、部屋をグッと狭くした分、これ以上モノが入らない状態になりました。引っ越し祝いのお花など、万が一にも送っちゃうぞ〜!と思って頂いたりした方がおられましたら、お気持ちだけ頂きますね。いつも気にかけて頂きありがとうございます。

という訳で引っ越しましたエントリでした。2月は引っ越しにリソースを割いたぶんビジネス的に余り動けなかったので、3月以降は色々仕掛けていきます。今後ともフィードテイラーを宜しくお願いします。


2019.01.25 (Fri)

お客様から頂く日々のお仕事は、僕や@t0shiyaが動くことで終わるものもありますが、多くはパートナーさんの協力なくして完遂できない仕事ばかりです。協力頂いているパートナーさんには平素よりホント感謝しております。

そんな思いから昨年の暮れ、パートナーさんをご招待してささやかながら催しを開こう!と決めまして、2019年1月25日の晩、弊社オフィスにて開催いたしました。

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(2019年も宜しくお願いします!カンパーイ!)

リアルに会うのは久しぶりな皆さんが大半です。普段はビデオ会議が多いですから。2006年創業以来最大の8名同時来客で 4,5坪ほどしかない空間に収まるかと若干心配でしたが、何とかなりました。

集まって頂いたのはパートナーの以下の皆さん。

共通しているのは、皆さんフリーランスか一人株式会社をされているってこと。今風というのでしょうかね、ウチは今、ほぼ全てのお客様のお仕事を個人の方と都度都度プロジェクトチームを組んでやらせて貰っています。

せっかくほぼパートナーさん全員が一堂に会するので、飲み食いしながら近況などLTをやって貰いました。AirPlay便利ですね。全員 MacBook か iOS デバイスでプレゼン。

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独立に至る経歴だったり、最近ハマってることだったり、なかなか目下の仕事のこと以外を色々お聞きすることがないので、こういう機会は良いですね。その後は、話をし易いように椅子を片付けての立食形式へ。

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パートナーさん同士は久しぶりだったり初めましてだったりもして、LTを最初に持ってきていたのも良かったのか、ここから随分また盛り上がりました。僕も僕で久しぶりにリアルに会う人が多かったので情報交換をさせて貰いました。

終始、楽しい時間が過ぎていきます。

普段プロジェクト毎にチームを組んでは別れるような働き方をしていると、普通の企業と違ってなかなか横の繋がりが持てません。が、こういう機会があると普段の仕事に限らない情報交換やコミュニケーションで、横のつながりを生んだり強化できたりするのかも知れません。

一人株式会社や零細規模の企業、個人事業主がゆるく繋がり連携しながら得意技を持ち寄って仕事をこなしていく。未来の働き方の一形態なのかもですね。

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(最後に記念撮影をして終了。…とはいかず、この後もたいがい飲み食いしてましたw)

定期的にやれると良いですね。参加頂いたパートナーの皆さん、有難うございました。今年も宜しくお願い致します!


2018.12.29 (Sat)

(所要時間 : 約2〜3分)

師走という言葉の通り12月に入ったのが昨日のことのように思えます。気がつけば残すところあと2日となりました。今年もまた年の暮れに一人オフィスにこもって1年の振り返りと2019年の方針再確認です。

2018年は、会社経営や事業において大きく3つの気付きを得た年となりました。

 

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(Thanks! the photo on flickr by Ryan Morse / CC BY 2.0)

1. リモートワーク

経営というか体制というか、働き方を大きく変えた・変わった年でもありました。

オフィスはいらないんじゃないか?とふと思ったのをきっかけに、いっきにリモートワークにシフト。4月以降順調にリモート率を上げていき、結局年末12月は出社日率3割を切りました。すっかりリモートワーク主体の企業に様変わりですね。

引越し宣言をしたのが先日のこと。いつもお世話になっているオフィスナビさんに協力を頂いて、幾つか良さげな物件を内覧済みですので、来年早々には今の面積半分の部屋に引っ越します。

オフィスにかかる費用を従業員に還元するほうが良いのでは?という思いも強くなりました。ゆくゆくは仮想空間にオフィスを持ちたいですね。そのため Oculus Go での会議 など社内VRは来年以降も追求します。

 

2. エンタープライズiOSアプリ

2016年以降、表向きは「アプリ事業やってます」とは余り言わないできたのですが、依然として需要があることに改めて気付かされた1年でした。

それをふまえエンタープライズiOSに関する情報発信を復活させました。フェンリルさんが主催する Mobile Act OSAKA で登壇 してエンタープライズiOSネタを話させて貰ったり、完全に止まっていたエンタープライズiOSブログの記事執筆も再開しました。

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(エンタープライズiOSの情報はまだまだ少ない)

おかげさま(?)で、ADEPや旧iDEPでググると1位表示されるようになったりと、これをきっかけに新しいご相談も頂くこともままありまして、やはりアウトプット重要だなと。

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(appleのオフィシャルページより上に表示される)

ということで来年は更にエンタープライズiOSに関する発信を強化します。

 

3. WordPressサイト静的化

昨年以上に手応えを感じた1年でした。以下に幾つか実績をご紹介します。(敬称略)

LOGISTICT TODAY

https://www.logi-today.com

物流系上場会社様が運営する、月間3桁のPVを誇る高トラフィックなニュースサイト。WordPressの高速稼働で定評あるKUSANAGIで動作させても高負荷で応答不能になる事態をふまえ、静的化による高速化をさせて頂きました。

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(DB設定やPHP環境のチューニングだけではどうにみおならないサイトもある。静的化で劇的に改善)

構築、引越し、その後の監視、運用の全てを任せて頂き、従前の50倍を超える応答速度高速化を達成し、継続しています。リソースが軽めのモバイル版は「ローカルファイル?」と勘違いしそうになる程の高速化っぷりで、お客様も我々も静的化の威力を実感する事例となりました。

moreNOTE

https://www.morenote.jp

富士ソフトさんのファイル共有サービスの moreNOTE オフィシャルサイト。サイトのフルリニューアルのディレクションやマネジメントなど広範囲に渡りお手伝いさせて頂きました。

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静的化が不得意とするフォームを静的化サイトで実現したのがポイントです。

2年前に自社サイトで実験していた javascript のみでフォームを実現する仕組みを洗練。Contact Form7 や MW WP Form 等を使わずとも、Google Analytics のように埋め込みコードをコピペするだけで問い合わせフォームを実現できることを実証しました。

ハイセンス

https://www.hisense.co.jp

言わずと知れた家電メーカー様のサイトに導入頂きました。

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2018年はTOSHIBAの白物家電事業の買収や、レグザエンジン搭載新製品の発表など話題性の高い報道が続きましたが、ニュースによるトラフィック急増に全くビクともしない運用維持ができ、静的化がメディア露出によるピークに極めて強いことを実証しました。

vermicular

https://www.vermicular.jp

言わずと知れたライスポッドのオフィシャルサイトに導入頂いた事例です。

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メディア露出時の高トラフィック対策に…がお引き合いのきっかけでしたので、エンドのお客様や制作会社様の中で「静的化がメディア露出の多いサービスや製品のサイトに有効」という認識が広がりつつあることを実感できる事例となりました。

 

以上、2018年実績の一部をご紹介しました。

Web界隈を見渡しても、2018年は Netlify の広がり、VuePress の登場、Github Pages が独自SSLに対応など、静的なWebサイトの話題に事欠かない1年でしたね。また Netlify は2018年10月に再度大型の調達をする って発表もあったりで、来年以降もWebサイトの静的化や静的サイトの話題は盛り上がりそうです。

僕らのコンセプトは WordPressサイトを静的化する が基軸にありますが、来年もWebサイトの静的化促進を強化していきたいと思います。

 

という訳で2018年の振り返りでした。

リモートワーク、エンタープライズiOS、Webサイト静的化…気がつけばどれも弊社ならではの取組みができてきているように思いますので、来年この3分野で更にプレゼンスを高めていきます。

本年、弊社や大石個人に関わって頂いたお客様、パートナー様、フィードテイラーメンバー、皆々様に改めて御礼申し上げます。2018年も大変お世話になりました。2019年もどうぞ宜しくお願い致します。