会社経営
2007.11.03 (Sat)

今日は当社が関わらせて頂いたウェブサイトをご紹介したいと思います。

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11月1日に正式オープンしたこのサイト、「親ケア.com」と言います。

株式会社コミュニケーターさんが介護事業の一環として手掛けられるポータルで、介護に困っている人や介護に興味のある人の為に「実際に介護を行う際に知っておきたいこと」を情報提供されるサイトです。横井社長の壮絶な体験がバックグラウンドにあるとの事で、意気込み・情熱の大きさは凄いものがあります。

 

開発屋の仕事は、当事者の方のアツい思いをより良い形で具現化させること。

横井社長の介護にかける思いに感銘を受けた僕は、このサイトの主要な機能の1つをお手伝いさせて頂く事にしたのです。当社が関わったのは、介護関連のニュースが毎日掲載される「親ケアニュースの森」というこのページ。

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定期的に自動更新されるニュースのタイトルとサマリーが閲覧でき、且つ過去のニュースを検索出来るという機能も持っています。

介護の世界でこのような機能を備えたウェブサイトって皆無だそうで、「世にないモノを作る」というコンセプトを掲げる当社的にもピッタリはまった訳ですね。(ちなみにデザインは別の会社様)

 

この実現の為に、RSS(フィード)の収集/加工/生成を担う「feed engine」という当社独自のRSS(フィード)パッケージを導入させて頂きました。今回は色んな所からキーワードマッチするニュースを収集して、それをHTML化するという仕掛けとしてご提供させて頂いた次第。

perlの世界では plagger なるオープンソースが存在していて、勘の良い方は plagger を使ったんでは…と仰るのですが、ウチはPHPメインなので plagger は使わずに全部自前。自社の他の既存資産との関係で作らざるを得なくなり随分と前から(plaggerが出る少し前から)自前で持っていたものです。

feed engineには、公開できない他のサイト導入実績もあるのですが、今回初めて実績として公開可能なサイトに導入させて頂いたという点で、当社としての意味は結構大きかったりします。

プロトタイプなら1日足らずで実装完了してしまうスピード感は、関西唯一のRSS屋さんとして名乗りを上げても怒られない(^^;)武器になるのではないかなと。きっと、この手のRSSを活用したサイト構築であれば、どんな業者様よりも安価に且つ短納期で実現出来ると思います。これはある意味当社の強み。実際、横井社長には、実装の早さと安さに驚きと喜びを感じて頂けたようでした。

 

親ケア.com」そして「親ケア ニュースの森」は、「介護」に大きな課題を抱えるこの日本で、今後必要とされるサイトになっていくに違い有りません。その世界で実際に大変な体験をされた方が作られて行くのですから…。社会性の高い「介護」という分野で少なからずお役に立てたのは当社の誇りです。


2007.10.31 (Wed)

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遡ること2ヶ月、今とは違って東京出張頻度が相当に高かった8月の末日の晩、僕はとある方とお会いするべく品川駅に。

とある方とは港区西麻布にオフィスを構える株式会社オーバーワード取締役の小林憲人さん。お忙しい中、時間を調整して頂いて僕の出張帰り新幹線の終電ギリギリまでご一緒させて頂きました。(上の写真はその時の僕の写真、下の写真は小林さん)

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ずっと書こう書こうと思って書けていなかったその時の話を、今日は書いてみようと思います。(小林さん、遅くなってゴメンナサイ…)

 

代表かそうでないかに関わらず経営をする立場にある方は、とにかくアツい人が多い。そして、言葉に本当に重みというか凄みがある。経営とは生き様であると僕は思っていますが、その生き様を表すような名言が会話の中で「ポツリ」と出てくる事があります。

やるかやらないかとか、出来る出来ないとか、そういうのじゃなくて、やるか出来るか、なんですよ

これは、会食中に小林さんの口から出た言葉。会社のスタッフを教育する事についての話題の中で、その教育にあたって一つの考え方が存在するということで教えて頂いた事です。

なるほど!!

聞いた瞬間、これは本当に凄い考え方だと思いました。これ以上に前向きな考え方ってあるでしょうか。NOT が付く回答を最初の選択肢に入れない訳ですよ。否定は無し。

無論、全てに安易にYESと答えるのが素晴らしいという訳ではありません。そりゃ単なる「無謀」です。かといって「やるかやらないか」「出来るか出来ないか」のようにNOという回答を選択肢に入れて考える事が最善かというと何となくそうでもない気がするのです。

何故なら、NOという選択をする理由を一緒に考えてしまうから。

だから、YESかCANかをまず考える。「出来る」ことなのか、「やる」と意思表示することなのか、あるいはその両方で「出来るからやる」ということなのか。

そんな風に考える事を基本にしていれば、お客様をはじめ自分に(自社に)お伺いが立てられた事案が何だか良い方向に動きそうな気がしませんか?

僕は、良い方向に事が運ぶに違いないと思いました。出来るならもちろんやるでしょうし、出来なくてもやるというなら打つ手を考え行動します。少なくとも次のアクションは明確で、事案がそこで止まってしまう事には絶対にならない筈です。これって良い事だと思います。

もちろん物事には「出来るけどやらない」という判断もあります。でも、そう判断した場合も何かが出来る筈でそれをやる訳ですよね。代替案を出すとか、妥当性の議論を申し出るとか。

重要なのは、最初はまずNOTやNOを選択肢に持ってこないで考えてみるという事なんだと思います。

 

そんな言葉を耳にして帰った僕は、それ以降、極力「やらない」とか「出来ない」とかで自分を思考停止/行動停止させないように努めて来ました。

その結果、得たモノは本当に沢山あります。仕事の量が半端じゃなく増えましたし、次から次へと「フィードテイラーさん、あのね…」「大石さん、あのさぁ…」とお声がかかって、自分が必要とされていると感ずるにたる嬉しいお声を沢山頂くようになりました。特に「出来ないけどやる」という意志決定による自己成長と、そこから得られる事には計り知れないものがあります。

 

NOTやNOをひとまず選択肢から外し、YESやCANだけで考えられないかを考えてみる事で自分の周りはガラリと変わるってくるものなのかも知れませんね。これからも常に前向きに考えていきたいと思います

 

色んな気付きを与えてくれたオーバーワードの小林さん、ありがとうございました。大阪にお越しの際には是非お声掛け下さいね。


2007.10.29 (Mon)

FrontPage - PukiWiki-official

オフタイムなら全然気にしないのですが、1分1秒を競って仕事をしているオンタイムで意味不明な会話が繰り広げられるのが僕は苦手です。筋が通ってない意見とか、話の落としどころが見えない主張とか、次のアクションがイメージできない打ち合わせは特に。

その多くの原因が、会話の当事者間で使われる言葉について、特に解釈が人によって揺れやすい言葉について明確な定義をしていない事にあると思っています。

仕事ってコミュニケーションが基本であり、コミュニケーションに言葉が必須であり、言葉には定義がなければ意味を成さない…訳ですが、それを余り意識する事なく話を進めているような事が時々発生します。大きな会社だからしっかりしているとか、大きなプロジェクトだから大丈夫…ってな事が全然無いのが興味深いところ。

今、関係しているプロジェクトでは

  • チャンネル
  • プログラム
  • チャプター
  • コンテンツ
  • 番組
  • カテゴリ
  • ジャンル

こんな単語が頻繁に使われます。…普通は明確に区別出来ません。でも「用語定義書」って無かったりしますし途中で意味する所が入れ替わったりしているらしいので不思議なもんですよね。当然ながら「それって○○の事ですよね?」とか「××の意味って何でしたっけ?」という事になってしまってる。

僕は、これが凄く勿体ないと思うのです。貴重な時間をロスしているなぁと。

例えば「○○の意味って何でしたっけ?」という確認に3分かかったとします。その会話に5人が参加していたら、1回の確認で15分、4回その確認が繰り返されたら1時間です。…そんな打ち合わせが週1回繰り返そうものなら…(余り想像したくありません)

時間って、その人やその会社の何にも代え難い資産です。1分あれば、5分あれば、15分あれば、…それぞれに出来る事が沢山ある訳ですから、少しも無駄にはしたくないものです。全ての時間は生産的でありたい。

そこで上述のプロジェクトでは、これはイカンという訳でプロジェクト用のwikiを立てて貰ってそこに「用語定義書」を書く事にしました。そして、会話やメールのやりとりで新しい言葉や概念が出てきたら、その定義をすぐに確認して書き留めるようにしています。

それを繰り返すウチに、会話におけるロスは随分と減ってきました。最初はとても面倒くさいですけどね。でも、やっぱり言葉は「定義」を明らかにして共有すると生産性の高い会議が出来るモノだなと最近改めて感じています。

そもそも知見や理解が共有されてる感がある事が明らかな場合は不要だと思いますが、どうしても紛らわしい言葉が沢山あって言葉に対して「?(クエスチョンマーク)」が時々出てくる職場では、それを放置するのではなくて定義書を1つ作ってみる事をお勧めします。だいぶ生産性が向上すると思いますよ。PCやMacを使う事が大前提の職場なら、イントラネットでwikiを立てて、プロジェクトや会社固有の辞書を充実させていくのが良いかも知れませんね。僕はいつもお手軽な pukiWiki を使っています。

 

そんな事を考える当社では、pukiwikiで言葉の定義をしっかりとしています。辞書を大きくしていく事で時間の節約をして、確保できた時間でより良いものを開発するというスタンスで頑張ってます。言葉の定義にこだわりを持つエンジニアやエンジニアになりたい皆様、当社フィードテイラーに興味をお持ち頂けましたら是非こちらまでご連絡下さいませ。


2007.10.26 (Fri)

遡ること1週間、時は2007年10月18日。理念を同じくするヒト同士の繋がりが新たなヒトとヒトとの繋がりとビジネスを生み出すという、非常にエキサイティングな体験をさせて頂きました。ビジネスってやっぱりヒトなんですよね。

お会いしたのは、(株)アイム(通販の(株)イマージュ完全子会社)の沼田憲孝社長。

40代の若い社長でいらっしゃるのですが、その類い希なる経験に基づかれた死生観や哲学、経営理念を沢山の話の中で感じさせて貰ってただただ「凄い」と思ったのです。そして「こんな経営者になりたいなぁ」と。

お客様の幸せを考えてお客様の喜ぶ顔を見る事がご自分の幸せであるとする一方で、単なる理想家や思想家ではなく会社のキャッシュフローに目を向けて大英断を下す時は下す経営者でももちろんあるというバランス感。

そして情熱と理念と分かり易い行動基準で社員の皆様を引っ張られているであろうその様子。そんな所に凄さと魅力を感じた訳です。

『自分の大切な人に自信を持って話せないような事はしてはいけない』、それだけです、ホントそれだけで良いんです

そうおっしゃられた時、一種の感動を僕は覚えました。そこに理念が込められていて、これ以上の分かり易さはない行動基準であったからです。

自分の奥さんや旦那さん、あるいは彼女や彼氏、親、子供…誰しもが必ず身近に命をはって守りたいと思える存在がある筈ですが、そんな大切な人に「今日の仕事でした事を話せるだろうか?」といつも自問する事を促す訳ですよね。話せないならやるべきでないし、話せる事なら率先してやればいい。

その問いの先にお客様の不幸せは決して無いだろうし、社員の皆さんの不幸せがあろう筈もありません。みんなハッピーな筈です。

そんな考え方が浸透してる会社のパワーって凄いと思いませんか?マニュアルや社則があったとしても全ての言動を統率出来る訳ではありません、「いざ」という時に即決できる基準が理念と共にある所にこそ事業体の力ってみなぎるものなのだと思います。

 

…だから、アイムさんが扱うRiceForce(ライスフォース)という化粧品は商品としての力も凄いし、お客様の面々も凄いんでしょうね。著名な女優やモデルが愛用している例も数知れずで、口コミ効果も半端じゃなく、結果、数十億円を売り上げる凄さを持つに至っているのだとか。

ライスパワーエキスNo.11と名付けられたお肌の水分保持力を維持させる成分(水分保持については厚生省の認可を受けた唯一のものだそう)を持つRiceForce(ライスフォース)シリーズは、沼田社長の情熱と理念とそれに共鳴する社員の皆さんやお客様の声を原動力に、コスメ業界に広く行き渡っているそうです。

幸せのスパイラルって感じがします。良いですよね、こういうの。

そんな沼田社長とお仕事をご一緒させて頂ける事は、この上ない幸せだと思うのです。理念に共振しあう経営者がヒトとして共に一つの方向に向かって舵取りをする時、世の中により沢山の価値を提供できる幸せがあり、更にその先にその価値を評価されるという幸せが待っているのではないでしょうか。

 

生きていく為に仕事をするのではなく、仕事をする為に生きる」…そんな僕の考え方にピッタリはまるお仕事になりそうです。今、本当に、会社を経営していく事が楽しくて、仕事をするのが嬉しくてしょうがない自分がいます。こんな機会を頂けている皆さんに感謝しています。


2007.10.22 (Mon)

先日AppleStore心斎橋店で開催致しましたトークショー「RSS x SEO x 動画 売れるウェブマーケティング」の中でご紹介を致しました、ウェブにおける動画プロモーションのワンストップパッケージ販売開始が本日付けで発表されました。(プレスリリースのPDFはこちら)

大阪でのSEO第一人者の地位を確立しつつある株式会社ヒューゴさん、

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著名アーティストのプロモビデオで実績をお持ちの株式会社ファイブスターさん、
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大阪の独立系RSS事業者としては唯一の当社フィードテイラー
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の計3社でご提供させて頂くサービスです。

 

RSS、SEO、動画….一見関係のなさそうなこの3つの要素を別々に考えるのは勿体ない。それぞれの特徴を活かして組み合わせると 1+1 が 2 ではない尋常ならざるウェブマーケティング効果をもたらしてくれるのです。

(1)RSSをSEO観点から使うとお客様に喜んで貰えるサイト作りが出来ますし、ウェブサイトにお客様をより多く誘導する事が出来るようになります。

(2)SEOの観点で動画を使うと、これまた素晴らしいサイト誘導効果、そして極めて高いコンバージョン率(成約率)を達成する事が出来るのです。

(3)更にRSSを動画に組み合わせると、企業や商品のブランド力を高める強力な情報伝達チャンネルを構築する事が出来てしまいます。

これらを「お願いします!」の一声を頂ければ全部ワンストップでご提供させて頂くのが今回発表したさせて頂いた「動画RSSSEO(ルッセオ)」という訳ですね。(名前の由来はご想像の通り、動画+RSS+SEOです)

 

これまで上記の「RSSと動画」「RSSとSEO」という組み合わせについてはサービスや商品が存在していました。…が、その2つの組み合わせに、既存には無かった「SEOと動画」を加えてRSSとSEOと動画を総動員してプロモーションを支援してくれる、これまでに無いサービスとなりました。

この度、それぞれの専門家が、「技術を組み合わせることによる力」を認識した上で結集したからこそ実現できたもの。そして、手段である技術を目的化するのではなく売上向上申込件数増などの目的達成の為に技術を使うという考え方に共感できた3社だからこそ提供できるサービスだと思っています。

 

嬉しい事に既にお引き合いを頂いてる(売上数十億はあろうかという)企業様もいらっしゃいます。RSSとSEOと動画の強力なトライアングルでビジネスを前進させたい中小企業の皆様、ご興味をお持ち頂けましたらお気軽にご連絡下さいませ!!