山に登りたい!

突如として思い至ったのが今年の9月でしたでしょうか。身を清めるとか修行とかそういう意味では無いのですけど登りたくなったモノはしょうがないので、またしても奥さんを巻き込んで行ってきました(いつも巻き込んでゴメン)

んで真っ先に思い付いたのが金剛山

大阪の南方面で小中学校に通ってた方は耐寒登山と称する遠足で行った事があるんじゃないでしょうか。大阪府内唯一の村、千早赤阪村ですね。ご多分に漏れず僕も2回ほど行った事があって、経験ある所が良いだろうという事でターゲットにしました。

例によって朝方の行動パターンで大阪市内を6時台に出発、南海高野線河内長野駅の7:45のバスにのり

バスに揺られて8:15頃に登山口入り。運動靴でもokですよー的な初心者コースに挑みました。

山の中へ。

ずずっと

更にずずっと

だんだん深くなり、遥か前を行く3人グループを除いては人気もなく、見渡す限りの木・木・木!文字通り森!

この時点で多分9:00頃。

晴れた朝の森の雰囲気は素敵過ぎでした。耳を済ましても聞こえるのは虫の音と風に揺らぐ葉の音ばかり。見上げてみるとこんな感じで、

木々の中でないと取れない写真。自然の中にお邪魔させて頂いているという気持ちになりました。人間ってちっこい、自然に生かされてるんだと、美しいシーンを目にする度にいつも思います。

そして、急な斜面を登りきりやっとこさ着いた尾根の中間地点。

両サイドの崖(?)を眺めつつ、

通り抜ける風の冷たさを感じながら、隙間から除く空模様を楽しんで、

歩くこと更に約40分。明らかに日当たりの良さそうな場所を思わせる階段、

の先に見えたのは

一筋の雲。そして、

南大阪の街並み。PLの塔も見えました。

10:00ピッタリに登頂したので凡そ90分ぐらいの登山行程になったでしょうか。

既に先約の皆さんも多数いて、

お疲れのワンコもいて(笑)、そこでは長閑な時間が流れていました。

地元では出勤前に登山する人もいる…というぐらいなので10時の時点で人が多いのは当たり前の光景かも知れませんけど。皆さん、弁当タイムなんですよね。カップヌードル食べてたり、豚汁をおもむろに作り出す人もいたり。登り切った後に何か食べたくなる心境は凄くよく分かりました。…ので、僕らはコレ。

40分ぐらいマッタリした後は山頂の葛城神社に参拝して、

夫婦杉なる変わったスギも見て下山ルートへ。

帰りは舗装されたルートだったので、上りの時のような「自然の中にお邪魔させて頂いている感」が余り無く残念でしたが、それなりに木々の匂いは感じれたし、

滝を見れたりもしました。登りコースよりも随分と短くて1時間ぐらいだったでしょうか。下りがあっけなかった感じ。

おおよそ3時間45程度で降りて来た事になりますが、総じて想像していた以上に楽しむ事が出来ました。すれ違う人と「おはようございますー」「こんにちはー」と声を掛け合う事が当たり前な感じなのも新鮮でした。バイク乗りが道ですれ違ったらピースサインするのに似てるかな(違うか)。

 

山、良いかもです。

特に登る過程では思考を巡らす事が沢山できて、経営者には山を登る人がいるとか修行で山を登るとか、そういう事に妙に納得してしまった次第です。そんな目的かどうかは分かりませんが、一人で登ってる方が散見されたのも印象的でした。

という訳で金剛山を登ってきましたというお話。非常に面白かったので雪が積もる前にまた行きたいと思います。