今日はIRの話題。

昨日のCNETニュース「IRサイトは、テクノロジーが評価の優劣を決める」から。IRに関する表彰がデンマークで行われたらしく、デンマークの地方銀行「ダンスケ・バンク」が注目されたとのこと。

ここで忘れてならないのは「IR北欧賞」の「IRベスト・テクノロジー賞」を受賞したことだ。….(中略)….それは企業のブランドばかりか、ベストの商品開発や市場への発信に直結し、IRの分野では、聴衆の属性を強く意識したユーザビリティの高いプレゼンテーションをもたらし、決算発表では同時性を意識する。

海外での話なのでそのまま国内にも当てはまるかというとそうでもない気はするのですが、会社の景況が良くない時のアウトプット姿勢だけでなく、新しいテクノロジを積極的に取り組む姿勢も評価されての受賞である事は注目に値するでしょう。

 

旧態依然感は恐らく高いであろうIRの世界でも時代の変化に機敏に反応する「即応力」が求められているんだと思います。ウェブIRをしないのは有り得ない時代になりました。これからは、ウェブIR上での色んな取り組みで上場企業に対する評価が分かれてくる時代になっていくんじゃないでしょうか。

個人投資家からの評価は特にそうでしょう。IR系のイベントでもひたすら「個人投資家の皆様に…」という姿勢を各社とも出していますが、そもそも企業と個人とが対峙する頻度が高いのって圧倒的に上場企業のIR情報ページになってきてますから。個人投資家がウェブに接していないのはちょっと考えにくい。だから投資家への姿勢を見せようとするならウェブIRの充実は今後避けて通る事の出来ないテーマだと思います。

 

で。

ここからは広報的エントリになりますが、何かしらウェブIRで使える新しい仕組みや技術をお探しの関係者様がおられましたら、是非、弊社 IR Cast Pro サービスをご検討下さいませ…という事を書いてみたいと思います。

 

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IR Cast Pro はまだ実験段階ながら、弊社が得意とするRSSやWebクローリングの技術と、Adobe AIR という技術を組み合わせた次世代IR情報配信プラットフォームとして弊社が開発・運営を行っているものです。

  • IR情報収集専用の常駐型アプリケーションを投資家の方に無償提供
  • 銘柄コードを指定するだけで、当該企業の最新の適時開示PDF、関連ニュースを自動収集
  • 適時開示のXBRL、EDINETの各種報告書PDFの自動収集にも対応予定(今夏)
  • 上場企業様のご参画により独自のIR情報も自動収集(IRカレンダー、プレスリリース等)

という機能を持つものです。PCの電源を入れたら、自分の気になる銘柄のIR情報は全て手元にある…、ファンダメンタルな投資判断を行うために重要な最新情報が常に手元にある…、そんな世界を目指したIR情報配信プラットフォームです。

このプラットフォームによって、法的義務に基づく開示情報が投資家の手元に届く「パイプ」が(実験的運営ながら)既に敷かれている感覚でしょうか。その「パイプ」に上場企業様独自のIR情報を流して頂く事が出来ます。プレスリリース、CSR報告書、メールマガジンのようなテキストコンテンツ、社長の音声メッセージ、動画、ゲーム…等々、TDnetやEDINETに載るのとは次元が違うけれども、投資家に届けるべき、届くべき情報はきっとまだ沢山あると思うのです。そういった情報を「パイプ」に流して頂ければ…と。

 

ネット上のIR配信の敷居がもっと低くなって欲しい、投資家の手元にまできちんと情報の届くインフラを作りたい…そんな思いで開発/運営しているプラットフォームです。ご興味をお持ち頂けました関係者の方がおられましたら、弊社担当まで是非ご連絡下さいませ。詳しいご説明やデモンストレーションをさせて頂くべく、個人投資家でもある弊社代表自らがお伺いさせて頂きます。