Book+
2011.12.18 (Sun)

Book+の新バージョン(v1.4)のご紹介を昨日エントリに引き続きご紹介します。これまたユーザ様からの御要望を多数頂いていた機能なのですが、電子書籍データのページめくりの方向を一つ増やしました。

これまで左と右しかなかったのですが、これに「上」を追加した次第。MacのプレビューでPDFをご覧になられてる方はお馴染みですね。縦方向にページをめくっていく事が出来ます。ここでも弊社のやらない理由が無ければ徹底してやるという姿勢が現れてまして、この「上めくり」の機能においても

  • 連続スクロール
  • 連続スクロール時に複数列表示

が出来るようになっています。言葉ではなかなか表現しづらいですので動画を用意してみました。いきなり「上めくり」している状態から始まります。

こんな感じで読み進める事が出来るという訳。個人的にはLandscape持ち(横持ち)スタイルで「上めくり」の「連続」で「2列表示」且つ先頭ページ割付を「偶数」…

の設定が良い感じ。見開き状態にしたままで雑誌や書籍系のデータをザーッと流し読みが出来ます。

更に更に、上方向に流れていく時のページの順番も左右入れ替えが出来ますので、

これで右開き系コンテンツ(縦書き雑誌/書籍など)を効率的に閲覧出来るようになります。こんな風に。

という訳で、昨日に続いて次バージョンの新機能をご紹介した次第なのですが、ザックリ申し上げますと「閲覧スタイルの選択肢の拡充」です。「連続モード」の追加とその際の「段数指定」、及び「上めくり」のモードの追加。この3点が加わるだけで実に多彩な読書スタイルが実現できるようになるということなんです。

これもまたデジタルだからこそ実現できる新しい読書体験ですね。Book+はこれからも引き続きデジタルならではの読書体験を追求していきたいと思います。ご紹介した新バージョン v1.4 のリリースまでもう少し。今後とも電子書籍ビュワーのBook+を宜しくお願い致します!


2011.12.17 (Sat)

だいぶ機能豊富になってきた電子書籍ビュワー「Book+」ですが、まだまだ機能追加は続きます。今回は新バージョン(v1.4)で搭載が予定されている新機能の連続スクロールについて御紹介。

きっと動画を見て頂いた方が早いと思いますので、以下をどうぞ。

AdobeReaderやMacのプレビューをお使いの方はお馴染みだと思います。ようはページ単位でスクロールするんじゃなくて、長い長い巻物状に並んでいるように閲覧するという機能ですね。するするする〜と気持ちよく見て頂く事が可能です。次バージョン新機能の目玉。

で。

この種の機能追加でも、やらない理由がない限りやるなら徹底的にやるってのが弊社の基本スタンスでして、今回もその考えは踏襲しています。以下の動画をご覧下さい。

そこまでやるかと(笑)

単に1ページずつ横方向で巻物状に並べるだけじゃなく、縦に並ぶ数を 1,2,3,4,6,8 段の中から選んで頂く事が出来ます。動画のように3段スクロールにして頂いてトリプルタップによる切替を併用…ってな感じで使って頂くと、雑誌の拾い読みが更に楽しくなります。写真が多いカタログ系の閲覧には最適かも知れません。

 

という事で、連続スクロール機能の御紹介でした。最新版の v1.4 はもうすぐ御提供出来ると思いますので今しばらくお待ち下さいませ。また、シンプルで高機能なPDFビュワーをお探しの皆様でまだBook+をお持ちでない方は是非是非ご検討下さいませ。


2011.11.20 (Sun)

かつてない程の機能強化をしていると思われる、電子書籍ビュワーアプリBook+の最新バージョン v1.3 を本日公開しました。これまで最新機能の紹介という事で一連のエントリで

など新機能御紹介してきましたが、これらを本日からお使い頂く事が出来ます。既にBook+をお使いのユーザ様は是非是非、アップデートの上で新機能をお試し下頂けましたらと思います。各機能の詳細については上記のリンク先をご覧頂けましたら幸いです。

Books © 2011 Moyan Brenn, Flickr

そして、もしiPadやiPhoneのPDFビュワー・コミックデータビュワー・自炊向けビュワー・読書好きの為のビュワーなどなど、電子化された(した)書籍/雑誌/仕事用のファイルを閲覧するアプリを探されている方がおられましたら、是非Book+をご検討下さいませ。

理想のデジタル読書体験とは…を追求した機能たち、

などなどで、一味違った新しい読書体験を楽しんで頂けるんじゃないかなと思います。

 

という訳で電子書籍ビュワーBook+の最新バージョンの御案内でした。実はこれまで御紹介してきた4つの新機能以外にも2,3のプチ機能も新たに搭載していますので、機会を改めて御紹介出来ればと思います。

これからも Book+ は理想のデジタル読書体験とは… を追求し続け、アプリのコンセプトでもある The Future of Reading の実現に邁進したいと思います。まだまだまだまだ、読書の未来を実現する為にやりたい事は沢山あります。


2011.11.19 (Sat)

次のバージョン(v1.3)で追加される機能を紹介するシリーズ4回目、v1.3での目立った機能追加紹介はこれが最後です :-)

…が、今日ご紹介する4つ目の新機能はこれまで紹介した機能以上に沢山の人にお役立て頂ける機能ではないかと思います。ずばりFTP転送機能

現行のv1.2のBook+では、PDF/ZIP/RARのデータを入れようと思うと

  • iTunes 経由の USB 転送
  • Dropbox/iDisk/WebDAV等の外部ストレージを経由
  • アプリ間連携(OpenIn)機能を使って転送

の3種類しか方法がありませんでした。若干面倒くさかったり、大量のファイルを転送するには向いていなかったり、そもそもiTunesを使う事がWindowsでは辟易してしまう程に重かったりと、ユーザ様によっては若干不便だったのですよね。

そこで、今回の新バージョンでWiFi経由のFTP転送が出来るようにした次第。Book+がFTPサーバになりますので、PCやMacから接続してアップロードする感じです。

ファイルブラウザのギヤボタンから表示されるダイアログにFTPサーバボタンが追加されてます。タップすると

こんな風に設定項目が現れますので、必要に応じて設定してFTPサーバ起動ボタンをタップ。これで転送受付状態になります。

次に iPad と同じWiFiネットワークにいるPC/MacでFTPクライアントを立ち上げます。Windowsでしたらffftpでしょうか。MacでしたらCyberDuckなんかが良いかも知れませんね(個人的にはTransmit使い)。Book+の画面を参考にしながら接続先を指定すると。

一応、文字化けしてしまう時の為に文字コードの設定も出来るようになっていますが、余り使う事は無いでしょう。接続に成功すると、

こんな風に空っぽのフォルダが見えます。Book+の既存のフォルダ構造が見える訳ではありませんで、あくまで一時的なFTP経由のファイルの受け皿が出来ている感じです。転送したいファイルを次々にアップロードしたり、フォルダ階層を作ったり…

転送が完了したら、Book+の画面でサーバ停止をタップすると…

予め指定しておいたフォルダに、FTPアップロードした構成がそのまま展開されます。フォルダ階層まで忠実に再現されるのが結構便利です。

 

という訳で、Book+の新機能FTP転送機能のご紹介でした。今回の機能追加により、Book+に大量のPDF/ZIP/RARファイルを投入し易くなります。もし手元の自炊PDFがPC/Macの特定フォルダ配下に整理されていれば、丸ごとドラッグ&ドロップするだけで転送完了って訳ですね。

初めてのPDFビュワーに、また他アプリからの移行にも便利にお使い頂けるのではないかと思います。最新バージョンのBook+ v1.3までもうすぐです。ご期待下さい。


2011.11.19 (Sat)

Book+の次バージョンに搭載される新機能を紹介するシリーズ3回目。ちょっと振り返りから入るのですが、Book+の現行バージョン(v1.2)ではブックマーク機能を提供する為にツールパレットというモノ新たに用意していました。こんな感じのやつですね。

このパレットが次のバージョン(v1.3)からはこうなります。ででん。

パッと見で何が出来るようになるか想像頂けるかと思いますが、図形描画機能が搭載されます。

  • 矩形
  • 角丸矩形
  • 楕円
  • 直線
  • 矢印

の5種類をページ上の任意箇所に描画可能。もちろんブックマーク機能でそうだったように、今回の各図形も色・透明度・太さをそれぞれ調整する事が出来ます。5種類の図形・6つの色・5段階の透明度・5種類の線幅を駆使すると結構色んなものが描けますので比較的自由度は高いと思います。例えばこんな感じ。

上図の角丸矩形の下部にある白丸はノブで、タップして削除したり、ドラッグして移動したりすることが出来ます。これはブックマーク機能のタブと同様ですね。

あと、Book+はPDFだけではなく、画像をZIP/RAR形式で圧縮した画像データ郡にも対応していますから例えば写真画像に

こんな感じの書き込みも可能です。データ毎に書き込んだ内容は記憶しています…ってこれは当然ですが。ただ図形にコメントは付けられませんので、そんな場合は従来通りのブックマーク(★ツール)機能を使用して頂く事になります。

ちなみに、今回の図形描画と、元々あるマルチページビューを組み合わせて使うと、これまた新しい体験ができます。

こんな風に全体を俯瞰しながら自分が書き込んだ図形類も眺める事が出来る訳ですね。これもデジタルならではの読書体験と言えるでしょう。各種の書き込みを二次元的に広げて俯瞰するなんて事は裁断でもしない限り紙の本では絶対不可能です。

という訳で、図形描画機能の御紹介でした。Book+ではこれまで、PDF/ZIP/RARなど電子書籍データを「見る」という事にほぼ特化していましたが、今回のバージョン(v1.3)で本格的に「書き込む」という機能が付与された事になります。

まだ他にも Book+ v1.3 で追加される機能がありますのであと1つか2つエントリしたいと思います。