御愛顧頂いている電子書籍ビュワーのBook+。9月1日にリリースしてから早くも3ヶ月が経とうとしていますがその間に4回バージョンアップしています。Book+はスマートフォーカスマルチページビュー任意位置ブックマークなどの特徴的な機能を有していますが、それらと同様に進化の早さも1つの特徴かも知れません。

今日は、次バージョン(v1.3)で搭載予定の新機能「横断検索機能」について紹介したいと思います。この機能は、PDFをiPadで閲覧するユーザの皆さん、特に仕事でお使いの方からリクエストが非常に多かった機能です。あるユーザさんの言葉を借りれば「iPadのPDFビュワーの世界では待望の機能」って事になりますが、Book+ の次バージョン(v1.3)でこれを搭載します。

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数が増えてくると、ファイル名ではなく、どうしてもPDF内テキストに特定キーワードが存在するファイルを探したい…という時が出てくるのですよね。

何かファイルを探す時、WinマシンならGoogle Desktopを入れてみたり、MacならSpotlightを使ったりしますが、それに近い感じです。Book+の場合は自動的にPDF限定になりますが。

今のBook+ではフィルブラウザ操作中に検索ボタンをタップするとダイアログが表示されるのですが、v1.3からこんな風に

検索対象を選べるようになります。ここで真ん中のテキストを選択すると入力欄が現れますので

探したいキーワードを入力します。ここでは「iphone」と入力しています。「検索」ボタンをタップすると…

見つかった順にファイル名とサムネイルを表示してくれます。

これがBook+の中に入っているファイルからマッチするものを全部pickupした結果です(外部ストレージのファイルについてはダウンロード済みのモノに限定)。これらのPDF全て、それぞれのどこかのページに「iphone」というキーワードが含まれている筈です。これだ!と思うファイルをタップすると、

こんな風に、そのPDF内でキーワードが存在するページが一覧表示されます。更にタップすると

当該PDFが開いてキーワードのありかを教えてくれるという訳。これはデジタルな書籍だからこそ出来る全く新しいユーザ体験だと言えるでしょう。例えるなら、自分の蔵書が並ぶ本棚に「iPhoneについて書いてる本、出てこい!」って言ってるようなもんですから。んで、「はい!私めのココに御座います!」って感じで出てくるんです。超便利!

ただ、この横断検索機能はハードウェア的な限界もありまして、Book+の中に100個も200個もPDFが入っていたりサイズの大きなPDFが大量に存在するとどうしても時間がかかってしまいます。ここは物量に比例してしまうという事で御了承頂ければと(iPad3でCPU性能がグンッと上がれば高速化される筈です :-))

…なので、更にもう一工夫。

場合によっては、ある程度PDFの場所にあたりが付けられる時もありますから、オプションとして特定フォルダ配下にあるPDFのみを対象にするオプションもつけました。

実は、個人的にはこちらの検索を使う事が多いです。フォルダ階層である程度整理をしていると、探すべきPDFのだいたいの場所は分かってるからですね。

 

という訳で新機能「横断検索機能」の御紹介でした。これもまたBook+の特徴的な機能の一つになるんじゃないかなと思います。PDFを大量にiPadで持ち歩いている方で横断検索をしたい方は是非Book+を!

新バージョン v1.3 の登場までもう少しです。御期待下さい。