会社経営
2011.01.09 (Sun)

あけましておめでとうございます(少し遅め)

大晦日は特段、年越しイベント等に一切触れる事なく除夜の鐘を聞くでもなくいつも通りに22:00台には就寝し、朝4:00に起きて普通に仕事をしてました。一年の初めに目覚めて最初にやる事が MacBookAir を広げてメールってどうなのよ…という話もありますが、それぐらい仕事が好きという事なのだと思います。

とは言ってもさすがに年明けらしい雰囲気は少しだけでも必要でしょうという事で本年より我が家に導入されたのがこちら。

木製の鏡もちです。可愛くないですか?鏡開きせずに来年も使えるエコ仕様。こんな時代だからこそ超お勧めです。

 

さて、2011年。

振り返りエントリでも書かせて頂いた通り弊社にとっては激動の一年になりそうです。昨年増強した会社の体制で如何に高付加価値なものを生み出すか。そして弊社のポリシーでもある「世に無いモノを作り出す」「自分達が存在しなければ世に存在しなかったモノを提供する」ということを楽しみながら(ここ重要)実践出来るか。…ですね。来年のまた同じ時期にどんな風に年明けを迎えているか楽しみでなりません。

そんな思いで突っ走る予定の本年も昨年に引き続き色々取り組む予定です。

会社としては、

  1. 新生「そら案内」のリリースと継続開発
  2. SyncBoard」と「FastBoard」で企業様/教育機関様向けのドキュメント配布システム提供

が大きな事業柱となる予定。

 

2.に関連しますが、大きなベクトルとしては、今ヒシヒシと僕が感じている「B2B(ビジネス)/B2E(教育)/B2M(医療)」でのiPhone/iPad活用促進の勢いには付いていきたい、いぁむしろ自分達が新たな活用スタイルを提案したいと思っています。2. のサービス御提供により実現する事を目標にしているのは当然なのですが、それ以外にも業務向けアプリ開発でのお手伝いや、セミナーなど、ありとあらゆる所で Enterprise 色を強めていきます。iOSアプリのフィードテイラーから、iOSエンタープライズソリューションベンダーのフィードテイラーへ。更に尖っていきますよ。

 

…その一方で、(Enterpriseではない)新たに構想中のアイディアも幾つか形にしたいなと。その中の一つは平たく言うと電子書籍や電子雑誌の分類に入るかもですが。僕は単なるコンテンツの電子データ化&アプリ化で「電子書籍化達成!!」とするのには読書好きとして若干否定的な感想を持っていたりしまして、

oishi_20101029080014

こんな事を呟いたりもしてるんですが、かといってNHK出版さんの SHARE READERQlippy はちょっと違うんですよね。だってその為にベースとなるコンテンツのフォーマットをePubや独自の形式に変換しないといけないって面倒じゃないですか。広がりにくいし。

情報の共有は創業以来ずっと関心を持っていますけど、共有の為に別の(変換コストの高い)フォーマットに変換したり再作成したりするのはどうかなって思うんです。書籍に限らずですね。電子カルテとかもそう。前提とするモノや作業のハードルが高いと共有されるものがそもそも集まらなくて広がるものも広がらないんじゃないかなと。

oishi_20101226105145

自分が今妄想するのは、アナログな読書と今の電子書籍との間を取ったようなものかな….。これはこれでまた折りを見て書いてみたいと思います。

と、ちょっと話がそれましたが、会社としてはやはり冒頭の2つがやはり主。それ以外は、僕の妄想も含めて色々と形になってくると思います。

 

という訳で若干書きたい事が入り乱れてしまってますが、2011年もフィードテイラーをどうぞ宜しくお願い致します。


2010.12.31 (Fri)

今年ほど年末の感覚が無い年は初めてだったような気がします。色んな事があって様々な出来事が起こり目まぐるしく1年が過ぎ去っていたからなのかも知れません。光陰矢のごとしとはこの事か..的な一年でした。

そんな2010年を振り返ってみると大きくまとめて2つに集約されそうです。

■ 「増」の年

ここ何回か立て続けに書いてきましたが、会社が急拡大した1年でした。増床して、増員して、増員して、増員して、増資して、更に有り難い事に増収も確定しました。

組織として大きく変化した一年、組織として転換点を迎えた一年であったと思います。来年は今年築き上げた基盤をもって売り上げと利益率の向上、収益構造の最適化を目指します。

■ 新事業の準備

2011年の主たる二事業の準備が整った1年でもありました。B2C向けには新生そら案内@itok_twitの持ち込みにより事業化したもの。日本気象協会様と協業で最強の天気予報アプリを目指します。

B2BやB2E向けには先日プレスリリースを出したSyncBoardと既に8月リリース済みの FastBoard。詳しくはまた別途書きたいと思いますが、スマートデバイス時代のドキュメント・コンテンツ流通インフラの構築を目指しています。

これら2事業のアウトプットを、一般消費者の方が持つiPhone/iPadでも、業務利用の為のiPhone/iPadでも、インストールされる定番ソフトに育てて行きたいと思います。

 

2010年は総括するとのべ20個以上のアプリリリースに関わらせて頂くという多くの実績を残しつつ、新たな事業の準備期間とも言える1年であったように思います。とてもエキサイティングなお仕事を頂いたお取引先企業様、そして全ての関係者の皆様に改めて御礼申し上げます。

2011年も2010年以上に技術力を高め、やはり関西でいぁ国内でiOSと言えばフィードテイラーと言って頂ける尖った存在になれるよう邁進する所存です。1年間有り難うございました。そして来年も宜しくお願い致します。

 

また、最後に個人的な事を書かせて貰えれば、やはり2月1日に結婚という人生で大きなイベントを迎えた事です。「新婚ってなに?」って程に新婚生活らしい生活を全く出来ていないにも関わらず、忍耐強く僕を(会社を)支えてくれている妻 @ikunee に改めて感謝の意を表します。いつもありがとう。

 

という訳でこれが2010年最後のエントリです。それでは皆様、良いお年をお迎え下さい。僕は普通に元旦の早朝から仕事なのでいつも通りそろそろ寝る事にします。


2010.12.30 (Thu)

9月11月の増員は以前に書かせて貰った通りですが、実は8月にもう一人増えています。

弊社に夏以降にお越し頂いた方はお気付きの事と思いますが、@ikuneeこと妻にjoinして貰って受付を含む事務的なワークを担当して貰っています。

8月の増床で弊社は部屋2つとなって「開発室」と「会議室+受付」に分離したのですが、自分を含む開発人員が開発室に入り込んでしまうと来客も荷物配送も対応が出来ないという事で増床と同時にjoinして貰いました。

これも結局は開発の生産効率を上げることが目的。

従来は接客や電話応答を開発者である @itok_twit にして貰っていた訳ですが、その時間は塵も積もれば山となる訳でずっと生産効率への影響が気掛かりだったのですよね。それを一手に引き受けて貰うことで開発者の非開発行為な割込を排除して、中断による作業効率低下を極力避けたいなと。開発に集中出来る体制構築を担う事による開発効率向上達成で間接的に貢献して貰う、開発部管轄の開発支援役です。

…という訳で結局、2010年は開発で+2、開発支援で+1の合計3名の増員となりました。さすがに今回の “その3″ で最後です。2011年は、本年に整えた体制で如何に生産効率を上げて売上と利益率を最大化するか…を追求します。

新たな仲間が加わる事で2010年は「人」という意味で社史に残る1年になりましたが、2011年はこれを基盤として「ビジネス」という意味で社史に残る1年にしたいと思っています。


2010.12.21 (Tue)

…といっても僅かですけどね。

行政書士さん曰わく「普通はこのぐらいの増資は余りやらない」との事なのですが、個人的に創業来ずっとやりたいと思っていたので512万円にしました。まだまだ全然多くないですね。でも僕的には問題は多さじゃない。

分かって頂ける方には分かって貰えると思うのですが2の累乗(9乗)です。2^(3^2)って綺麗じゃないですか。いや、2の累乗ってだけで数字的に美しいのですよ。理由は本当にそれだけです。

第三者資本が入る事を余り考えていませんので出資者は当然ながら僕個人で、従って株式100%保有のオーナ会社のままなのは変わりなし。開発者あがりの僕が経営する、開発者による開発者の為の企業をこれからも好き勝手に続けますっていう自己主張。…ならば徹底しようって事で資本金額においても開発者である事を主張してみた次第。なのでまた増資するとしても1024とか、2048, 4096, 8192ってな感じになるかなと。

2010年後半から増床増員増員、増資と「」続きですが、ここいらで体制作りは一段落。もし他に「増」があるとしても結果として出てきた数値のみになるでしょうね。将来、今を振り返ってみれば「2010年で基盤が出来た」という事になる感じでしょうか。

体制も整った訳なので、2011年は僕が、いや我々が考えている、スマートフォン・タブレット型端末が当たり前になる時代の新しいワークスタイル・ライフスタイルを提案すべく邁進する所存です。引き続きどうぞ宜しくお願い致します。


2010.12.20 (Mon)

創業来2010年ほど激動の年は無かったでしょうと後々になって振り返るに違いない1年として区切りを迎えつつある本年。

8月の増床や、9月1日の@kumatchのjoin、もうこれだけで大きな転換年に値する筈ですが2010年の弊社にはまだまだ自分でもビックリするぐらい色んな出来事が起こっています。その一つが今から一ヶ月前の11月16日のこと。

この日をもってまた一人弊社にエンジニアが増えました

本年2度目の増員ですが2四半期連続で増員って弊社規模のベンチャーでは通常なかなか考えられない事で、お世話になってる税理士さんにも驚かれているぐらいです。…が、この縁に単なる偶然ではない必然性を感じjoinして貰うという経営判断を下しました。その結果、弊社のエンジニアは4人。(僕はもはやエンジニア的な仕事をしていないので実質3人とも言う orz)

iOSエンジニアです。

本人との約束でどういう方なのかは一切書けないのですが、Objective-C暦(7年以上)もiOSアプリ開発暦(iPhone市場の立ち上がり当初からずっと)も豊富に持っている開発者で当然ながらプライベートでもMac使いです。

 

ことの経緯は本当に面白くて、Twitterがきっかけなんですよ。求人は一切してません。blogやTwitterで色々発信してたらTwitterで優秀な人が見付かったというわけ。

@kumatchにjoinして貰う事が決まった頃に、「次に増員するとしたら、@itok_twitと技術力で張り合う程に優秀なiOSエンジニア。なかなかいるもんじゃないが、きっと巡り会う機会がある筈だ」なんて思いを強くしていた矢先に DM を貰ったのです(たまたま(?)お互い follow し合っていた)。

偶然って重なるもので、それは「思い」が呼び寄せるものなのかも知れませんね。実際に会ってみて、経験の豊富さと考え方を共有出来る事を確認できて両者合意に至り、正社員として join して貰う事になったのです。

入社して貰って1ヶ月余りですが、既に複数のプロジェクトを同時並行で進めて貰っており @itok_twit@kumatch と同様、もはや欠くことの出来ない弊社の重要な戦力になっています。(1)急遽割り込んできた受託案件がアッという間に完成の域に達し、(2)別の中規模案件では自社資産のライブラリが機能UPし、(3)弊社オリジナルの新サービスのフロントエンドなiOSアプリプロトタイプもわずか1週間で形になりました。

 

また一つ弊社のスピード感が大きく加速されたと言えるでしょう。僕が言うのも変ですが、1日出張して帰った時に目にする1日分の成果物や進み具合は目を見張るものがあります。開発に専念出来る3人の技術力がシナジーを起こしつつ強化されていく先には、想像を超えたoutputの量と質とスピードがあるに違いありません。

最強のiOSソリューション開発ベンダーになる

そう思うと、ワクワク感を押さえずにはいられない今日この頃なのです。

 

弊社コンセプトである『「これまで存在しなかった新しいモノ」や「世界を(少しでも)変えられるモノ」をoutputする』ための目下の体制は、僕の考えるベストな完成形に至りました。あとはひたすら開発を進めるのみ。今弊社エンジニアの力を結集して取り組んでいる新製品(新サービス)で、新しいユーザ体験をスマートフォンやタブレット型端末の世界で提示させて頂きたいと思っています。引き続き宜しくお願い致します。