昨日のエントリに絡ませている訳ではありませんが、久しぶりに映画の感想。土曜日の午後(唯一のオフタイム)に奥さんと自宅で見ましたのでその記録。AppleTVでのレンタルで500円。便利な時代になりましたね。

ナタリー・ポートマン演ずるバレリーナの物語。演じる事に執着する余り幻想に囚われる役を演ずるという迫真の演技に見入ってしまうこと約100分、「怖い」と思わされたシーンは多々有りましたがかなり楽しめる作品だったと思います。

巷のレビューでは賛否ありますが、個人的にはホラーとまではいかないレベル。良し悪しは別として妄想って普通にする事ですよね(普通やらない?)。それが現実での行動に悪い方向で現れてしまうとまずいですが、何はともあれ人生をかけて一つの事に取り組む姿は「美しい」と思いました。

人生かけてると良い所ばかりじゃなくて、見えない所で多数の苦悩や痛みがあるモノです。それを極端なまでにえげつなく表現した作品だったかなと。また、例え自分の身を傷つけるのだとしても自分を越える為に吹っ切れる事も必要というメッセージも織り込まれていた気がします。

深かった。

家族で見る映画では少なくとも無いと思いますが個人的には良かったです。★4つ。