会社経営
2009.01.20 (Tue)

思い続ければきっと実現するという事なのでしょう。また一つ、考えていた事が現実のものとなりました。2009年1月は弊社史上、重要な意味を持つ時となるに違いありません。

今から5年前。

僕はWinからMacにSwitchすると同時に同僚のitok氏と当時国産初だったMacOSX用3ペイン型RSSリーダー「Ensemble」の開発を始めました。新しい技術に触れつつまだ世にないモノを、同じ志(当時はより使い易いRSSリーダーを目指していた)をもって協同開発する事に楽しみを感じたものです。

その後、僕はこの株式会社フィードテイラーを設立し、経営者となって自社の少数精鋭な将来像を想像するたびに、エンジニアを増やすならitok氏には是非….と考え続けてきました。Web分野で同じレベル(切磋琢磨出来るレベル)で意思疎通が出来るし、且つ開発スピードが尋常ならざるモノである事を共同開発者として身近で見続けてきたからです。

きっと凄い事になる。

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その彼が今、弊社にいます。

ちょっと休みの日に遊びに来て貰いましたーという訳でも、仕事を手伝って貰うアルバイトとしてでもなく、弊社の正社員として弊社のオフィスに、iPhoneアプリケーションを開発するエンジニアとして。もちろんOSX用アプリやウェブシステムの開発も。

そもそものきっかけは創業直後に僕が「将来的にウチの社員ってありかな」って話をした事にありますが、特に昨年夏から今に至るまで立て続けに起こった数々の出来事は、然るべくしてこうなる事への里程標であったのだとすら思えます。

転職の打診を受け、その一方でOSX開発経験が活きるiPhoneApp市場が生まれ、当社のキャッシュ状況が改善し、事業拡大に伴ってオフィスを拡充し、iPhoneApp事業に参入し、iPhoneApp開発の引き合いが増加する中で…入社。そして出社2日目にして新規案件の受注。3日目で更に1件。止まる事のないお引き合いの数々。

年始に掲げた目標を1つ達成する土台は確実に出来たと断言できます。年始に掲げた

  1. **生産性の向上

    増員による生産力100%以上増の達成**

  2. **先鋭化

    価値創出力の源としてRSSとiPhoneを追求**

  3. **新しい事への挑

    新しいビジネスモデル(新しい商品の売り方)を実践**

の1つ目です。

MacOSX開発歴7年、Ensembleを含めたObjective-CによるOSXアプリは数知れず、いずれのアプリも世界中にユーザーを抱え、iPhone App に至っては App Store の全ジャンルランキング(無償アプリ)BEST1に輝いてます。それらの実績を持つエンジニアが在籍しているという事は、弊社の生産性増を達成するに十分な根拠となるものです。これで生産性が上がらなければ僕の経営者としての手腕が無いという事でしょう。(それが明らかになるのは少し先)

経験がモノを言う世界は本当に面白い。通常1日かかりそうな開発は2時間で終わり、今日の話が明日には形になっている…。Objective-C の長年の経験があるからこそ出来る再利用性高い部品化により日を追う毎にiPhoneAppの開発生産性が向上する。これは他の企業様には簡単には真似の出来ない力となり得ます。だって経験年数で5倍以上も異なる重みって半端じゃないですから。僕も数年の Objective-C 開発経験は持っていますが、その比じゃありません。比べる事すら出来ませんし、そういう次元の話じゃありません。

弊社はこの力を、自社ブランドの iPhone App 開発をするだけでなく、iPhone App 市場に参入したいけれどもハードルの高さを感じている企業様のお手伝い、まだ埋もれているであろう iPhone App の様々なアイディア具現化のお手伝い、iPhone App 開発の生産性向上を可能にする環境作り….といった具体的な取り組みで駆使していく予定です。オープンソースを通して世界に貢献するべく新たな一歩も踏み出します。

人が会社の構成要素なら、会社はやはり人によって力を得るのだと思います。

itok氏の入社により弊社の iPhone App 開発事業のスピードは劇的に加速します。書きたい事はホントに沢山あるのですが、今回はこのへんで。開発したものは出来る限りoutputし、可能な範囲で関わったiPhone App の情報も掲載していきたいと思います。

今後とも RSS と iPhone のフィードテイラーをどうぞ宜しくお願い申し上げます。iPhone App 開発についてのお問い合わせ、技術的なご相談、セミナーやコンサルティング、雑誌や書籍の執筆等々ございましたらお気軽にご連絡下さいませ


2009.01.12 (Mon)

年始めの定番イベント十日戎。大阪では規模的に一番大きい今宮戎に今年も行ってきました。混み混みの中で時間をロスるのは嫌なので今年も8:00には到着できる段取りで家を出発。土曜日なので彼女も一緒です。

昨年は商売としても良い1年だった事に改めて感謝。古い笹を納めた後は、お参りして新しい笹に縁起物を付けて貰って混雑する前に帰路についた次第です。

今年は昨年と違ってお参りの際に「商売が繁盛しますように」という自分のお願いをしませんでした。何の為の十日戎やねんと言われてしまいそうですが、毎朝神社にお参りするようになってから神社って自分の事を願う所というよりも感謝したり宣言したりする所で、願うとすればそれを見守って下さいという事だったり、自分以外の事だったりするのかなと思うようになったのです。多幸や多福は自分でつかみ取りに行くモノかなと。だから、弊社に関わって下さる全ての方々に多福がある事をお願いして、自分についてはこの景況感にあっても楽しみながら仕事に全力で取り組みます!と宣言してきました。

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神社の中での待ち時間には相も変わらずビジネスの事ばかり考えていて、十日戎って凄いビジネスモデルだと改めて感じました。

特に笹と縁起物。

無償の「笹」を受け取って有償の縁起物を付けて貰うんですが、賑やかに付けてる人のを目にしては自分も少し多めに付けてみたり、「これもどうですか?」なんて福娘の方に進められるまま多めに付けてみたりする訳ですよね。モバゲータウンGREEなどに見られるような基本無償で追加アイテムが有償のアバタービジネスに似て無くもないと思ったもんです。

きっと原価率の低さが凄いので儲かり具合も半端じゃない筈。縁起物の質や量産効果などを考えると利益率95%どころではないでしょう。人件費も学生さんのバイトで最低限に抑えられてる筈だし、家賃がかかるわけでも無い、広告宣伝を自ら行わなくても良く、売上に対する販売管理費率も低い。神社だから法人税もかからない。

他にも縁起物に限らず、店舗(?)からは地代と売上に応じたマージンを得てるだろうし、各種の企業からは寄付金という名の(当該企業にとっての)広告宣伝費も得ているでしょうし。

何やら伝統に習ってえべっさんにあやかるというよりも、伝統を巧く利用して(?)儲かっている神社のビジネスモデルにあやかってるのが十日戎かなって気がしないでもないです。

一般的な法人と比較するのはそもそも無理があるかも知れませんが、儲かる仕組みの理想系として学べる事はあるなぁと改めて感じました。税金面は宗教法人にでもならないと無理でしょうが…。そういう特権は別にしても、利益率90%を越えるサービスにお客様が行列を成す、そして不景気だからこそお金も集まる…そんなビジネスモデルを構築していきたいものです。

という訳で今年も一年、商売繁盛であったと振り替えれるよう邁進致します!


2009.01.01 (Thu)

さて、2009年が始まりました。気がつけばもう4期目になりましたが、弊社は決算日を変更した関係で創業3年目と4年目とがかぶる1年になります。そんな2009年の目標は、大きな視点で書くと

  1. **生産性の向上

    増員による生産力100%以上増の達成**

  2. **先鋭化

    価値創出力の源としてRSSとiPhoneを追求**

  3. **新しい事への挑

    新しいビジネスモデル(新しい商品の売り方)を実践**

の3点。

1.は弊社にとって永遠のテーマですね。「人類の知的生産性向上」をミッションに掲げているぐらいですから、弊社自身も生産性向上を追求し続けます。昨年は増員を目標にしていながら達成できなかったので、今年の目標として繰り越しです。

2.はここ最近の経済情勢とも関係があります。景況感が宜しくないと言われる時期だからこそ、「ウチは何でも出来ますよー」的な打ち出し方ではなく、時代の要求にかなった「その会社にしか頼めないと言える尖った何か」を持つことが重要かと。前のエントリで言及した2008年蓄えてきた力の放出どころはココかなと思ってます。

3.は弊社のアイデンティティですね。挑戦する対象は、新しい技術だったり、新しい商品だったりしますが、今年取り組んでみたいのは新しい売り方です。直販でも販売代理でも、OEMでもASPでもない、弊社的に新しいマネタイズ(お金にする)手段作りに挑戦してみたい。既に昨年実験的に取り組んで得た経験を元に洗練させてみるつもりです。

という訳でこの3点を意識しながら2009年を走りきります。きっと昨年以上に激動の1年になる事でしょう。それでいて充実した1年になるんじゃないかなと、今から何となくですが感じています。

2009年も皆様と共に邁進したいと思っております。どうぞ宜しくお願い申し上げます!


2009.01.01 (Thu)

新年、明けましておめでとう御座います。 本年も皆様にとって素敵な1年となりますように。

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さて今日は初詣の後、正月ぐらいは実家に帰ろうということで仕事用のMacBookごと堺にきています。ほどほどに家族団欒した後の2009年初エントリ。これまた定番の年間目標…と行きたいところですが、まず最初に「人」「RSS」「新事業」に分けて作っていた2008年の目標達成度を確認する事から。

[人] : 新しい出会い

  • 仲間を1名増員し開発ベンダーとして生産性100%増を達成する
  • 新しく50人の開発者と会い交流を深める

残念ながら最初の1つ目は昨年の間に達成する事が出来ませんでした。増員の必要性は高まるばかりなので今年は実現したいと思ってます。後者は、開発系イベントに顔を出すようにもしていたので達成できました。…という訳で「人」についての達成度は50%。

[RSS] : 基盤強化と積極的アウトプット

  • RSSビジネスの基盤を強化し関連案件5件の達成を目指す
  • RSS関連新サービスを最低3つ企画・開発・リリースする
  • RSSの基礎や活用法をブログ上で最低月1回計12回はアウトプットする

RSS関連案件は(年をまたいで稼働中のものを含めて)達成しているものの、新サービスは3件に至らず、RSS活用ブログエントリは2回止まり。達成度40%…と数値的に見れば余り良くありませんね。

…が、これはRSSだけを前面に出すビジネスのやり方が間違っていると結論づけた為です。技術や機能を提案するのではなく用途や効用を提案するビジネスに方向修正する為に時間を消費し、アウトプットが遅れてしまいました。

[新事業] : 新しい事への挑戦

  • XBRLビジネスに本格参入し、関連サービス1つを企画・開発・リリースする
  • RSSを活用したSEO支援ツール1つを企画・開発・リリースする

こちらは50%。XBRLビジネスもSEO支援ツールも企画・開発半ばまでは進んだのですがリリースには至らず。リソースがそれほど潤沢である訳ではないのに、先日のエントリで書いた新技術に加えて新事業…ってのは広げ過ぎな感がありましたね。

 

という事で総括すると目標達成度50%って所でしょうか。業績的には悪くない1年だったと思うのですが、年始の目標達成度という意味では決して満足できる結果ではなかったという感じですね。

なので、本年は業績的にも目標達成度的にも満足できる結果を残せるよう頑張りたいと思います。

…ってあれれ。2009年の目標を書くつもりが、新年早々、昨年の振り返りエントリになってしまいました。これはいけません。…ちょっとエントリを分けて2009年目標について書きたいと思います。


2008.12.31 (Wed)

弊社の原点でもある大阪産業創造館立志庵(旧:創業準備オフィス)でお世話になっていたコンサルの方に何度も言われていた事があります。

**大石さん、お客様が金を出すモノって2つしかないんですよ。

1つは「売り上げが上がるモノ」もう1つは「コスト削減出来るモノ」です**

これは生活必需品や(楽しいとか気持ち良い等の)嗜好性が高いモノを除けば概ね成り立つ法則じゃないでしょうか。特にBtoBの場合、このいずれでも無いのに売れているとしたら予算消化目的や単にバブリーだったりするだけの理由で購入されているものじゃないかなと。

弊社もBtoBで事業を営むベンダーですので必ず上の事を考えるようにしています。

昔は「便利である」…ただこれだけが開発動機になっている事がありましたが、プロモーション目的ならともかくお金を生み出そうと思ったら「便利」なのは当たり前、加えて「売上向上」か「コスト削減」が訴求ポイントとして存在しているか……という点を意識するようにしてます。

 

来年、弊社はコスト削減出来るモノにも積極的に取り組みたいと思っています。

100年に1度と言われる金融危機が経済を揺るがして、2009年は2008年後半どころでは無い程に厳しくなる…なんて言われていますが、そんな時代には「売上向上」よりも「コスト削減」がより多く求められると思うのです。将来のプラスを生む事より、認識できているマイナスを無くす力がより働くのではないかと。コスト要因が明確になっているなら尚のことです。

補償料を払ってでも内定を取り消したり、一時金を払ってでも早期退職制度を敷くってのも、そんな企業の姿勢の表れでしょう。印刷物の経費削減ビジネスをされているアクトフォーの千本社長は引き合いが多くて大変だそうです。もちろんコストってお金だけではありません。時間もそうですよね。

いずれにしても、無駄を無くそう、対時間生産性を高めよう、コストパフォーマンスが良いモノに変えよう….2009年はそんな掛け声が多くの企業で高まりそうな気がしています。

 

元々弊社が得意としているRSSも言ってみれば時間の無駄を削減する為の技術。人の労力を軽減したり単調作業が自動化出来るなら「人件費」という名のコスト削減が達成できる筈で、そういった仕掛けを既に無駄が見えている所にご提供出来ないかなと思っています。

「売上向上」も「コスト削減」も意識しつつ、でもちょっと経済情勢を考えて後者に力を入れながら、尚かつ今まで通り「便利」や「面白い」ことも研究開発ベースで色々とやる….そんな2009年にしたいと思います。