セミナー
2016.04.20 (Wed)

先日エントリしていた通り4月19日(火)に大阪の勉強会 WSx2 の第108回目で講演をさせて貰いました。主催の(株)ベビログ板羽さんからお聞きしてビックリしたのですが、WSx2 の勉強会で僕は6回目の登壇だったそうです。

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これまでは、IT寄りの話(かつてはGoogleのことやiPhoneなど)ばかりでしたが、今回はITというよりも僕の会社経営体験談をお話する120分となりました。リアリティを出す為におなじみ(?)の通帳残高グラフをはじめ具体的にお話したので、何やらフィードテイラー史みたいな内容になってしまいましたけども。

アジェンダはこんな感じ。

■ 生き残る行動指針1 : 先鋭化とアウトプット

■ 生き残る行動指針2 : 好きなことを仕事にしない

■ 生き残る行動指針3 : 繋がりの意識と信頼の積み立て

最初にウチの激動10年間をざーっと年表使ってご紹介しました。

選ばれてこそ生き残れる

中小企業庁のデータに基づく計算では、100社会社があったら10年経つと6社しか残らないんだそうです。一方で帝国データバンクのデータによると10年後でも70%は残るって数字になるんだとか。とまぁ10年後の存続率がナンボかというのは正しい数値が分からないのですが、いずれにしても会社が生き残っているということは、どんな会社であっても 何かしら「選ばれる」という機会の積み上げ があったということだと僕は思ってます。むしろ、その積み上げでしかないでしょう。

仕事を委託して貰う、自社商品を買って貰う、自社サービスを利用して貰う、就職先としてチョイスして貰う。そうやって選ばれ続けたからこそお金を頂くことができて、今こうやって飯を食わせて頂いている訳です。

会社の中で被雇用者として身をおいてる場合もそうでしょうね。チームリーダーに抜擢される、重要な仕事の担当者に選ばれる、新事業のメンバーにして貰う、提案を受け入れて貰う。キャリアもしょせんは「選ばれた」実績の積み上げでしかありません。仕事やビジネスに限らずプライベートでも同様でしょうね。恋愛とかも。人生の大半は、選択と被選択で織りなされています。

誰かによる「選ぶ」という主体的行為の被選択側に多く立てれば、良い感じに生き残っていける筈。その確率を高める為にはどうすれば良いのか。それを「運」と言うならば、その運を引き寄せる生き方・指針みたいなものがあるんじゃないか。

僕は、ヒト・モノ・カネ・コネ・経験・実力も何もない無い無い尽くしの状態からそれ以外の選択肢がなくて起業をした人生の負け組起業家なので、6%しか生存確率が無いのに10年生き残ってこれたのは本当に運が良かったと思っています。この度の講演では、自らの経営者人生を振り返ってみて「これが運の源泉だったんじゃないかなぁ」という自分が常に心がけてる3つの行動指針をお話させて貰ったという次第です。

生き残る指針となった書籍たち

講演の中では、最近出会った良書も含めて創業前後の頃から参考にしてきた色んな書籍を御紹介をしました。僕は(主に)本に学び、良かれと感じたことをただただ実践して経営してきたに過ぎないからです。事業作りも組織作りも、行動指針についてはオリジナルなんてほとんどありません。

これからも発信し続けていこう

今回の講演は以前にヴァル研究所様で講演した内容を再構成したものです。2回目ということもあってブラッシュアップできてきたのか、参加頂いた約40人の方にから色々と有り難い感想を頂戴いたしました。幾つか御紹介をば。

  • お話、開発にかぎらず全てに通ずることだと思います

  • 経営上の課題に直面した時の対処方法など、行動と感情が手に取るように聞けました

  • 今までふんわりと何となくやってきたことが明文化するとこういうことだったんだと思うことができました

  • 自分の失敗もすべてお話して頂き参考になりました

  • 2時間あっという間でした

  • 仕事の姿勢を見直すとても心地よい2時間でした。話を聴きながら自身とも対話できたような気がします

  • 単なる知識ではなくご経験にもとづいての話だったので重みがありました

  • 目先のお金に必至になりすぎていて本日の話にハッとしました

自分の経験が何かしらお役に立てるのであれば光栄なことだなと改めて感じます。今回お願いしたアンケートには質問も幾つか書いて頂いてました。ブログ等で回答致しますとお約束してましたので、今後のエントリで1つずつ書いてみるつもりです。

この度はご参加頂いた皆様、有難うございました!今後も継続的に発信をしていきたいと思います。


2016.03.26 (Sat)

先日、ヴァル研究所様でお話しました〜ということをブログに書いたところ、大阪の勉強会として有名なWSx2(ウズウズ 〜知恵の共有ワークショップ)の板羽さんから御依頼頂戴しまして、4月19日(火) に登壇させて頂くことになりました。→ 詳細

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画面キャプチャ画像の通りウズウズさんのウェブサイトに掲載されていますのでご覧下さい。

ウズウズさんは2007年からず〜っと一度も欠かさず毎月勉強会を開催されているという凄い勉強会です。過去にはあのイケダハヤトさんや、IT系では有名な湯川鶴章さん、Evernoteエヴァンジェリストの @goryugo さんとか、結構尖った方や変わった方が登壇されてます。

 

今回、開催9周年(108回目)という貴重な記念の回でお話させて貰うことになりました。タイトルは「選ばれる個人や会社になる方法」というもので、以前にヴァル研究所様でお話した時と同じ。中身は少し再構成して、あと当時話ができなかった内容を若干プラスαして、以下のようなアジェンダでお話する予定です。

■ 因縁果の大原則

  • 求める前に高めること

■ 生き残る戦略1 : 先鋭化とアウトプット

  • 天国と評された開発会社が生まれた理由
  • 尖れば尖るほど人は引き寄せられる
  • アウトプットが新たな知恵を生む

■ 生き残る戦略2 : 信頼のバランスシートに資産を積む

  • 手塩にかけた開発部門を解散した理由
  • ビジネスは「人」、仕事も「人」
  • 課題解決 → 信頼 → お金

■ 生き残る戦略3 : 好きなことを仕事にしない

  • 開発会社の強さが開発力ではない理由
  • 期待されていることを読み取る力
  • 面倒なことを避ける人は成長しない
  • 好きになるべきたった一つのこと

無い無いづくしではじめたフィードテイラーという会社が10年間生き残ってこれたのは、御客様やパートナー様、joinしてくれた元弊社エンジニアなど色んな縁があってこそでした。振り返ってみると、そんな色んな方々との縁を頂くに至る行動指針があったなぁと思うんですね。それを3つのポイントにまとめてお話しようと思ってます。

アジェンダだけ見ると何だかふんわり自己啓発系コンテンツのような香りがしないでもないですが、論理的かつ具体的で可能な限り生々しい体験談を盛り込んだ内容にするつもりです。

今回の勉強会でお話させて頂く内容が、経営者の方や個人事業主の方にとって事業運営の何らかのヒントになったり、サラリーマンの方であればキャリアを考えるきっかけにして頂けたりしたら嬉しいなと思ってます。こちらのページからお申し込み可能ですので、宜しければ是非お申し込み下さいませ。


2016.03.02 (Wed)

去る2月19日、無事に第一回静的Webサイト勉強会を開催することができました。

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当初はこじんまりと15名で募集を開始しましたがアレよアレよと枠は埋まり、会場をお借りしたTAMさんに無理言って座席を確保して貰って35名枠に40名以上に申し込んで頂けました。参加が叶わなかった方、すみませんでした。

当日までにライトニングトークの申し込みもなく結局フィードテイラーとして静的サイトジェネレータを使って何をやっているかという事をご紹介する会となってしまった感があります。…が、アンケートを見る限りは皆様に満足して頂けた様子でホッと一安心した次第です。

静から動、動から静と、今、静的なWebサイトのメリットが見直され始めていることを説明させて貰いました。Webを支えるシステムが高度に発達できた一方で、動的なシステムであるがゆえの問題はあり、2010年代に入ってから静的化を支える技術やサービスも次々と現れているという歴史的なことにも少し触れました。

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その文脈で、ただただ更新したいという理由だけで静的サイトの持つ膨大なメリットを捨て過ぎてるよね〜ということで、弊社が静的サイトジェネレータ Hugo を使うに至った過程をお話しました。静的サイトジェネレータの仕組みについても。

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もちろん課題もあって、万人がすぐに使えるというものでもありません。静的サイトジェネレータはハードルが非常に高いということもお伝えしました。全体的に静的Webサイト「序論」という感じでしたでしょうか。

久しくiOSアプリの大石として話をすることが大半だったので、人前でWebの話をするのはとても新鮮でした :-)

第2回静的Webサイト勉強会は東京で開催します。改めて詳細をエントリしようと思います。


2012.01.25 (Wed)

今年に入ってから2回目の講演。2月も既に2回分決まっているので今年の1Qは講演ラッシュな予感ですよ。今回は大阪でアプリ開発セミナーを事業としてなされているアプリルの福嶋社長からお声がけ頂いたのがきっかけで、以下のイベントでお話の機会を頂きました。

タイトル もう遅い?今がチャンス?悩むあなたにiPhoneアプリの裏側大公開!
日時 2012年1月28日(土) 13:00〜18:00
場所 ファーストサーバ株式会社 大阪本社3F会議室
申込 こちらのページから「このイベントに参加する」ボタンをクリック

僕の枠は15:10〜15:40の30分間です。

法人が顧客となるiOSアプリ開発ビジネスの全貌

というタイトルで、弊社が数十のアプリで経験してきた受託開発の実態と、最近顕著な企業内使用限定のいわゆるエンタープライズiOSアプリのお話をする予定です。iPhoneアプリ開発をやってみようという方に向けてのセミナーなんですが、こういう実態もありますよーってシェアしたいなと。

最新のお話はもちろんのこと、

このあたりのエントリで言及している事もザックリとお話できればと思っています。

ちなみに当日は6つのプログラムが用意されているようです。ここ最近ちっとばかし話題になっている(もういい加減落ち着いた?) iBooks Author の話もあるそうですので興味がお有りの方は参加を検討されてみるのは如何でしょうか。

という訳で久しぶりのエントリ。講演の御案内でした。


2011.12.01 (Thu)

来る2011年12月10日(土)に開催されるAppBankさんのイベント「iPhoneアプリ勉強会」で20〜30分程度のお時間、講演をさせて頂く事になりました。

題目 大阪iPhoneアプリ勉強会
日時 2011年12月10日(土) 13:00〜20:00
場所 新梅田研修センター (大阪市 福島区 福島 6-22-20)
参加費 無料
定員 200名
申込 ATNDのこちらのページから

勉強ネタ、アプリプレゼン大会、懇親会…と盛り沢山の内容です。今回その勉強会セクションの一部でお時間頂く訳ですが、プログラムはこんな感じだそうです。

  • サイバーエージェント社員による 「Unity 勉強会」
  • サイバーエージェント社員による 「cocos2D 勉強会」
  • フィードテイラー 大石氏による「AppStore に公開されない業務用アプリケーション開発の実態 」
  • AppBank 村井氏による 「 iPhone 市場について」
  • ほか1組

太字にした通り明らかに自分ひとり浮いてますが気にしないで下さい(苦笑)

今回の話はAppBankの中の方からメールを頂いた事がきっかけなのですが、自分が講演させて頂くなら「エンタープライズ的な話になっちゃいますけど」とお伝えしたところ、まさに求めていたテーマという事でした。…ので、若干他の講演と比べて異質ですが気にせず話をさせて頂きたいと思います。

今アプリ開発者として活躍されている方や、これからアプリ開発しようかなーという方々向けに、マーケットは実はAppStoreだけでは無いということ、法人向けの業務アプリの実態や業務アプリで注意すべきこと…等をウチの実体験も交えながら情報共有させて貰う予定です。

業界を眺めてみるとユーザに近い立ち位置のイベントに参加する関係者ってほとんどいないようなんですよね。先般の東京のAUGMでソフトバンクテレコムの方が来られた事に違和感があったくらい(良い意味で)。それだけにエンタープライズ向けのテーマは他の勉強会では余り無いコンテンツになると思ってます。

ユーザ会的な催しにもエンタープライズの世界にも近い自分だからこそ出来る役回りなのかも知れませんね。前日のAppBankオフ会にも参加致しますし^^ 個人が参加しにくい平日昼間開催イベントが当然のエンタープライズ向けなテーマを、個人の方が参加し易い土曜日に持ってくる事で橋渡しとなる…そんな勝手な使命感も持ちつつ話をしたいと思います。

アプリのプレゼン大会や交流会などもあるそうですので都合の合いそうな方は是非是非参加を検討してみて下さいませ。会場でお会い致しましょう :-)