会社経営してると苦楽共にあって、まぁ比率的には9:1でしょうか。それを如何に苦→楽と捉え直してやり抜けるかという事が大事、いわゆる「楽」は「楽しい」の「楽」ですね。僕はaggressiveさを感じる「愉しい」の表現の方が好きですけど。苦→楽と変換する事をひょっとしたら「愉しむ」って表現するのかも知れない。
って、前書き書いているウチにタイトルとは全然違う方向に進んでしまうのは悪い癖ですね。2014年は、OUTPUTの量を増やすと共にこれを改めたいと思います。さて、仕切り直し。
昨年、会社経営(というか事業マネジメント?)において「これぞ!」という抜きんでて嬉しかった事があるのです。子会社設立でもなく、子会社が第一期黒字って事でもなく、親会社たる弊社が第8期を増収増益で終われそうって事でもなく、….まま、それらはそれらで勿論嬉しいのですけども、抜きんでて嬉しかったのが、エンジニアに僕の思いが伝わってきたかもな〜と思える反応が見られるようになってきたって事です。
1年少し前に書いたエントリに、こういうのがありまして。
仕事人として生き残る為に絶対に必要な事 〜ホップ数とノードを意識する〜
ビジネスにおける人的繋がりの数を「ホップ」と呼んで、その「ホップ」数を上げた所まで見て(想像して)仕事するのが絶対良いんですよ…という僕の経験則です。この発想が無かったら多分ウチは今の状態に至れていない。2012年末や2013年半ばに全体のmtgで伝えていました。
目の前の御客様だけではなく、御客様の御客様、御客様の上司、御客様の上司のまた上司、御客様の上司のまた上司の取引先経営者…、そうやって先の先の先の人(ホップ数が大きい所の人)の事まで考えて仕事すると信頼も醸成され効率よくお金が入ってくるんだって話。それもあってか、2013年は「ホップ」を上げる感覚を持ってきて貰えてるかなーと思しきやりとりが結構ありました。
「この機能を次のバージョンに入れときましょっか、その方がパートナーさん商売し易いですよね」
「なるほど、その対応をすれば御客様の上司が納得するって事っすね」
「予めこの仕様を埋め込んでおけば御客様が将来〇〇したいと思った時に対応してあげ易いかも」
こんな感じです。ウチは今のところ僕が全案件のゲートウェイになっているので、エンジニアから見れば、自分→大石→御客様→… ってことで2ホップ以上は先を見てる事になりますね。mtgでの発言やチケットのコメントにもそういう所が見られるようになったので、各案件のマネージャのポジションとなる僕は凄く動き易かった訳です。
結果、御客様の満足度も上がって、売上げも上がって、利益も上がって、決算賞与で還元。
全ては繋がってる、それを体感して貰えたのが良かったなと。スタッフの事を他のどんな企業も欲しがる人財に昇華させることは、個人と企業の関係性が改めて問われる中で企業側に求められている事だと思うので、その達成に必要不可欠な「視座を高く持つ」ことがウチ内部に浸透してきたのかもなーと思えたのが、実は2013年で一番嬉しかった事でした。
でも完璧ってなかなかありませんから、2014年も同じように言ってる事でしょう。その結果、更なる信頼とお金が生み出せるに違いないと思ってます。ホップを上げる、視座を上げる、は何かを成功させるとか実績を残すコツじゃないかなと改めて思った2013年でしたので、本年も継続します。