Syncnel
2011.11.04 (Fri)

弊社が開発したiOSデバイス用のドキュメント共有ソリューション「SYNCNEL」ですが、マイコミジャーナルの連載「事例で学ぶiPhone/iPad活用術」に掲載されました。有難う御座います!

30.患者情報を地域病院で共有してiPadから参照(動画付)

認証やデータの暗号化、ログ管理、デバイス紛失時の全データ自動削除といった機能を持ち、個人情報の取り扱いには重要となる高いセキュリティを確保した環境でのデータ閲覧が行える。

SYNCNELは元々法人向けソリューションとして御提供しているモノなのですが、他のどんなソリューションよりもセキュリティをしっかり考えているという有難い評価を頂く事があり、医療の現場でも使って頂いている実績があります。その一例ですね。

今回掲載されたのは浪速区医師会様の例で、救急医療時の迅速な施術を担保する為の情報共有インフラとしてお使い頂いています。患者様の最新データが常に共有されている事により素早い医療対応が実現しているという事ですね。それが結果として生存率の向上に貢献しているという事実を知ると作り手としては感慨深いものがあります。自分たちの作ったものが人の命に役立ってる事以上に嬉しい事があるでしょうか。

この動画は浪速区医師会様の先生によるSYNCNEL解説動画。見た目は非常にシンプルですが、サーバに格納された患者様のデータ郡が、閲覧権のある先生方のiPadに安全に配信され常に最新データが確認できるという状態になっています(万が一iPadを無くしても管理サーバからリモート削除が出来るので安心)。

SYNCNELは浪速区医師会様以外に、某大手病院様にも院内情報共有インフラとして導入して頂いていたり、医療や製薬の業界の企業様からセキュリティの高さを評価頂いて導入検討を行なって頂いたりしてまして、大変有り難く且つ誇り高く思っています。(関係者の皆様に改めて御礼申し上げます m(__)m)

 

という訳で、SYNCNELの医療現場での活用事例紹介でした。

iPadやiPhoneが浸透した社会でインフラの役割を担う事を元々のミッションに掲げていましたので、今回のような活用事例はまさに「こうなったら良いのに」と考えていた未来への第一歩になっていると自負しています。

医療に限らず、もしDropboxやiCloudに代表されるいわゆる個人向けクラウドサービスを企業内でも安全に使いたいという需要がありましたら是非SYNCNELをご検討下さいませ。

 

ちなみにセキュリティはよく強調されるポイントなのですが、実はそれだけじゃなくて機能面でも

  • マニュアルいらずの直感的な使い易さ
  • Book+の技術をベースにした高機能ビュワー(PDF/画像)

等も特徴として持っています。セキュリティよりも評価して下さってる企業様も多くいらっしゃいまして、これはまた別の機会に御紹介させて頂こうと思います。


2011.10.02 (Sun)

法人様向けソリューションSYNCNELの開発を初めてから1年が経とうとしています。保守やサポート・販売の体制を整えてサービスとしてリリースしてからは半年強ぐらいでしょうか。

気が付けば弊社の主たる事業になっていただけでなく、4桁規模で導入を決めて頂いている企業様や、数百/数十/数台などの各規模で上場企業様を始め中小企業様やSOHOの方まで、業態/業種/規模問わず色んな企業様のiPad/iPhone活用を支える基盤にもなり始めました。

とある上場企業の競合製品と競り勝って導入が決まる例も出てきていますし、自社の米国支店・欧州支店にも使わせたい…といった声を頂くようにもなりました。

加えて、2桁規模の販売代理店様によって商圏は拡大しつつあり、中にはSYNCNELを販売すると担当者の営業成績に加点される制度が出来た代理店様まで現れるに至りました。

© 2011 Lucas Stanley, Flickr

大変ありがたい事にいよいよSYNCNELは存在し続けなければならない存在になりつつあります。5名でやっているITベンチャーの商品がわずか1年でこのポジションまで来れたのは奇跡と言っても良いでしょう(少なくとも僕はそう確信しています)。

何が奇跡って、1つは総販売代理店をお願いしている住友セメントシステム開発さん、保守サポートをお願いしているスマートスタイルさんとパートナー関係を組ませて頂けていることや、関係各社様とも販売パートナー関係を築けているというご縁。そしてもう1つは社内話になりますが、サーバ側の@kumatch、クライアント側の@nakiwo、PDFエンジンの@itok_twit、という僕の思い描く超少数精鋭部隊を具現化してくれている仲間とチームを組めていること。

このいずれが欠けてもココまでこれなかったと思います。社内外を含めた全ての関係者に改めて「有難う御座います」とお伝えしたいです。

そんなSYNCNELの開発スタートから1年という節目を迎える今、企業向けソリューションSYNCNELが目指している事とその先に見据える未来について書いてみようと思います。

端的に表現するなら、

スマートデバイスを使った企業活動におけるコンテンツインフラになる

という事になるでしょう。道路が車の通り道であるように、線路が列車の通り道であるように、SYNCNELは企業内のドキュメントやコンテンツをスマートデバイスへ届ける通り道になりたいと考えています。安全に、確実に、そしてシンプルに、手元のデバイスに届けてくれるパイプのような役割を担うクラウドサービス。

London Reflects © 2010 Seasonspics, Flickr

iPadのようなスマートデバイスがビジネスに欠かせない存在になりつつある事は明らかです。(そうなる筈が無いと主張する方は、携帯電話もパソコンもそんな主張に抗うように急速に浸透し今やビジネスに欠かせないモノになった事実を振り返るべきです。二度あることは三度あるのです)

そんな世界では、社内の打合せで/営業先で/セミナーで/展示会で、いつでもどこでもデバイスを取り出せばデジタル化された社内資料が閲覧できる必要があります。軽快でなければ意味はなく、それ故に資料群はファイルとして手元のデバイス内に入っている(ダウンロードされている)必要があります。その多くがPDFでしょうが、それだけではなく動画も音声も画像も同様に扱える必要があります。

会議では一度に数十の資料を一斉に配布する必要があり、また営業先ではその場で相手にドキュメントを渡す事も必要であり、必要に応じて紙へ書き込むのと同様に使い手によるメタな情報が付与出来て再利用できる必要もあるでしょう。

またグループで共有する資料だけでなく、担当する顧客の為に自分だけが使うコンテンツを持ち出せる必要もあります。時には既存の社内システムが定時的に出力するドキュメントを関係者に定期配信する必要もあるでしょう。それを自動化出来るような仕掛けも必要になりそうです。

いずれにしても、スマートデバイスに届けられるべきモノは一箇所に集約されていれば良く、ファイルを置くだけで然るべき人達に最新のモノが届く(ダウンロードされる)事と、そのアーキテクチャに最適な安全性が担保されていれば良いのです。極めてシンプル。

IMG_4777 © 2011 Robert, Flickr

「◯◯さんと△△さんは□□グループに属していて、□□グループに配送すべきドキュメントはこの箱に入れる事にしよう」….。そんなルールを定めれば後は入れたファイルを自動で適正に届けてくれる。必要なのはそれを実現する配送のシステムと、配信される側となるスマートデバイスで閲覧出来る仕組みです。

 

突き詰めるとやはり企業様が期待しているのはペーパレスによるコスト削減効率の追求でして、社内打合せでの資料共有も、営業先での資料渡しも、上述した全てのケースでそう言えます。紙を介在させる事無くコンテンツを扱おうというのですから、言ってみればエコや合理性追求の流れにある一歩進んだ取り組みに過ぎません。

結局企業におけるスマートデバイス時代の到来とは、徹底的なパーパレス社会の実現であり、同時に徹底的な効率性重視企業社会の訪れであるのです。新しいデバイスが時代を一歩先に進めさせようとしている訳です。

Water supply © 2011 Bruno, Flickr

そんな、企業における大転換期に次なる時代のインフラに位置付こうとしているのがSYNCNELです。企業内の物流ならぬ、コンテンツ流とでも言いましょうか。今後の企業活動を行う上で絶対に必要になるモノ、それはペーパーを介さずともスマートデバイスにコンテンツを届ける仕組み、基盤です。そこを弊社は追求していきたいと思っています。

 

基盤を目指すからこそ求められるシンプルさや手軽さや安心感や柔軟性が少しずつ形になってきたのがこの1年間。それは冒頭で述べた通り、「体制」という意味でも「技術的に」という意味でもです。

有り難くも「住友」という冠をお持ちの企業様に総販売代理店を担当頂いているからこそ(特に国内企業には)振り向いて貰える訳ですし、MySQLの法人サポート国内No.1の企業様に保守/サポートを担当して貰っているからこそ安心感も提供できる訳です。売りたいと思って頂けるサービスだからこそ色んな販売店様が販路開拓して下さるようになりますし、それを作り出して維持する事は高い技術力があってこそ実現できるものです。

気が付けば1年の間に非常に強力なチームができていました。関係する企業数は2桁を越え、関係する人の数は数十人に及んでいると思います。普通に考えれば凄い事です。

この勢いで次なる1年間はいっきにビジネスを拡大し、SYNCNELを次代の企業コンテンツ基盤を支えるインフラにしたいと考えています。関係各社(者)が幸せになりながら、SYNCNELは変わりゆく社会の基盤を支える一助となり、そこに僕らのアイディアを加味する事で世界を1つでも2つでもより良いモノに変えてみたいと思うのです。


2011.09.28 (Wed)

大阪で映像活用と言えばサムシングファン

IT飲み会の発起人でもいらっしゃる薮本社長の会社のキャッチフレーズで、ご存じの方も多いと思います。実は薮本社長には、弊社のドキュメント共有ソリューションSYNCNELの立ち上げの頃からお世話になっておりまして、今回10月頭に主催されるというセミナーで弊社 SYNCNEL を御紹介頂ける事になりました。

タイトル 次の市場を作る製品はこれだ!最新の企業向け製品一挙紹介セミナー
+
社長・幹部向け 売上アップのすごいしかけセミナー
~1000社で成功した明日から実践できるノウハウとは~
日時 2011年10月5日(水) 14:00〜17:30
場所 大阪産業創造館 5階 研修室B
申込 こちらのフォームから

スマートフォンやタブレットの活用方法という切り口で5つのセミナーが揃った天こ盛りな内容で、エンタープライズ分野に興味ある方は楽しめること間違い無しです。

Chinon 8mm Movie Camera © 2008 SPDP, Flickr

ここで何故、SYNCNELと動画の組み合わせなのか…という点についてご説明を。

営業現場やセミナー、社内教育等で短い動画コンテンツが多用されつつあるのをご存じの方もおられると思います。訴求力が高く効果抜群な事から時代のトレンドは動画でありまして、ある大手企業様では商品解説の為の専属動画制作部隊がおられるそうです。営業担当は「解説は動画を見せてclosingの喋りだけをやる」というスタイルが定着していると言います。営業活動の合理性追求が行き着いた先…なのでしょう。

そういった動画を作るのがサムシングファン様、その動画を安全にiPadに配信するのがSYNCNELです。法人ではコンテンツとスマートデバイスがあるだけではダメで、コンテンツをデバイスに届ける流路(インフラ)が必要なんですよね。

 

10月5日のセミナーではSYNCNEL以外にもマニュアル電子化や動画マニュアル作成ツールなど、色々業務用ソリューションも紹介されますので勉強になると思います。ご興味お有りの方はぜひこちらのページからお申し込み下さいませ。

最近、こんな風に販売パートナーの皆様にSYNCNELを御紹介頂く機会が増えて参りました。お陰様で弊社は開発にのみ専念が出来ますので大変有難い話だなと感謝しています。

中には、「他にも色々な商品があるんですけどね、僕はSYNCNELで◯◯さんを攻めたいんですよ」ってな力強いPUSHをして下さるSIerさんもいらっしゃってホント心強い限りです。開発元としては、より使い易く魅力ある製品へと進化させる事に注力したいと思っています。

…という訳で弊社ソリューションSYNCNELが紹介されるセミナーの御案内でした。


2011.09.23 (Fri)

業務用のソリューション「SYNCNEL」を開発している事もあり、法人様がスマートデバイスをどう考えているかという話を耳にする事が多くなりました。上場企業の情シス担当者とお話する機会もあれば、大手SIerの役員さんと話をさせて貰う事もあります。

そこで分かってきたのは、どうも全社的に機種統一するケースと同じぐらいに機種統一しないポリシーの企業様もありそうだということ。

業務用に支給するのだから統一でしょ…と思っていたのですが、そういう訳でもなさそうです。スマートフォンもタブレット型端末も個人が先行して独自に業務活用している例もある為、

  • 従業員に端末は自由に選ばせる
  • その上でセキュリティを担保出来る仕組みを導入する

という方針で検討を進めている大手企業も結構あるのだとか。これってつまり業務用アプリを自社開発する大変さのハードルが更に上がってる訳で、ますます自分とこで作るよりも既製品を導入した方が良いという気運を高める事になりそうなんですよね。

1000000382.JPG © 2011 takuhitosotome, Flickr

SYNCNELも御多分にもれずiOS対応だけではなく Android や WindowsPhone も視野に入れなくては…という状況になりつつあります。今後の法人向けソリューションは iOS / Android / WindowsPhone の全てで専用アプリが提供できる事が大きなアドバンテージに、いぁ、むしろ必須条件になるかも知れません。

ちなみにウチはiOSアプリ以外を内製する予定はなくてパートナー企業様の御協力を頂く感じになりますね。SYNCNELは、様々な企業様におけるスマートデバイス活用のインフラ(つまり導入すると以後は企業にとって必要不可欠なシステム)になる事を目指しいてるので、揃えるものは揃えていかなくちゃなと思っています。

いやはや、それにしても。

「全ブラウザ対応ソリューション」よりも、「全キャリア対応携帯アプリ」よりも、「全OS対応専用アプリ」を求められるスマートデバイス時代。これって開発会社にとっても頭を抱える問題であると同時に、企業に提案するSIerさんにとっても悩ましい問題ですよね。


2011.09.19 (Mon)

弊社の法人様向けドキュメント共有ソリューション SYNCNEL for Enterprise は IIJ さんの IIJ GIO というクラウドサービスを使用させて頂いています。

ソリューションの発表当初は共同リリース(当時は商品名は SyncBoard だった)も出したぐらいですので結構ガッチリと組ませて頂いており、IIJ さんと打ち合わせた回数も数知れず。IIJさんを介してSYNCNELを販売頂いた大型案件の実績もあったりします。

その、言わずと知れたインターネット業界の老舗 IIJ さんが、この度、IIJ GIO を使った事業のパートナーを募集すべく開催される当イベントで、弊社とSYNCNEL for Enterprise が紹介される事になりました。いつもお世話になっている営業創造の伊藤社長とのご縁をきっかけに今回の御紹介の運びとなった次第。伊藤社長、有難う御座います m(__)m

有難い事に僕が少し登壇させて頂く…という話もあったのですが、以前のエントリで御紹介した東京で開催される中小企業総合展の日と重なってしまった為お受けする事が出来ませんでした。

…が!IIJ GIO を活用した事例として紹介して頂けるとのことで感謝感謝であります。こうやって自社の商品の認知度が徐々に上がっていく事が素直に嬉しいです。まだまだ頑張ってまいります。

 

という訳でクラウドサービスの IIJ GIO に興味のある方、IIJ さんと協業のチャンスを掴んでみたいとお考えのベンダー様は、宜しければ是非本イベントへのご参加をご検討下さい。申込はこちらから行う事ができます。