Iphone
2013.12.06 (Fri)

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弊社のB2Cな看板アプリと言えばそら案内。僕らも一つのブランドとして意識していて今後も大事に育てていきたいなぁ〜と思っている次第なのですが、「守る」こともちゃんとやっておかなくてはという事で、今年に入ってから「そら案内」という呼称・表記について商標登録の申請をしていました。そして先日。

ででーん!

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無事に取得致しました!!!

商標登録の申請手続き前、弁護士さんと相談して頭をかかえました。どうやら、「そら」という言葉が既に某社さんの商標として登録されていて、突っ込みが入るかも知れないと。

…がしかし、実際のところは運良くさしたるハードルも無く拍子抜け的に通ってしまって何とも無かったのですが、複数の言葉が繋がったキーワードを商標登録しようとする時には色々気を使わなくちゃいけないのだなぁと勉強になりました(特に複数単語のうちの1つが既に商標登録されている場合)。

僕ら素人からすると単なる事務手続きなのですが、ちゃんと商標登録申請にも「戦略」があって面白いものですね。お世話になった北摂国際特許事務所さん、有り難う御座いました。

今後、

そら案内は(株)フィードテイラーの登録商標です

が言えるようになります。商標登録は「SYNCNEL」に続いて2回目なのですが(SYNCNELの商標権は子会社のSYNCNEL Inc.に移譲)、やっぱり自分らでつけた名前が法的に自分たちのものである事になるのは嬉しいですね。

という訳で今後もそら案内をどうぞ宜しくお願い致します。

 


2013.11.27 (Wed)

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先日、珍しくも、このブログでの言及無くリリースされたそら案内ver3.0 ですが、リリース後も沢山の方にダウンロードして頂けているようで大変嬉しい限りです。またブロガーの皆様やお世話になってるメタ・グラマーさんには、新バージョンで何が変わったかを画面キャプチャ入りで紹介して頂いたりもしていて感謝しております。

忙しさにかまけて、会社オフィシャルのこちらのブログで言及できていなかったのが正直な所…なんですが、さすがオフィシャルに沈黙しっぱなしはダメだろうという事で、v3.0シリーズの改めての御紹介と開発的背景、今後について簡単に書いてみたいと思います。

 

そら案内 v3.0シリーズ

目に見えて大きく変わったのは天気画像周りiOS7対応です。データ・サーバの理想型に到達という意味で節目となるバージョンでした。だから v3.0。

天気画像周り

以前から、「天気図をもっと大きく見たい」とか「気象衛星の画像は拡大できないのか」などのコメントは頂いていました。これに対応する為には、目に見えない部分でサーバ側を根こそぎ手を入れないといけないのが分かっていて、なかなか一歩が踏み出せなかった上に、それはそれで結構な開発期間を要したので長らくお待ち頂く事になっていたという経緯があります。

従来、さくらインターネットさんのサーバを使用していたのを、思い切って根幹の部分を AWS に全面移行。Dynamoを使ってみたり、SQSを使ってみたり、と結構色々組み合わせて構築しています。構築は大変だったものの、結果として以下に見られるように天気画像を高解像度版に差し替えたり、データに基づく計算で標準マップ上にプログラム的に描画するといった事が出来るようになりました。

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画像系はホントに充実していて、これだけで単体アプリに出来るんじゃないかってぐらいの量があります。そもそも、全国の気象データは超膨大なので今流行のビッグデータって言えなくもありません。ウチもビッグデータ企業ですよね(笑)、それもハンパ無いぐらいの。buzz word 楽しいすね。

更に余談ながら、実のところサーバの運用コストは数倍になっていますが費用感をユーザ様に押しつけるような事はしたくなかったのでそのへんは現状維持にさせて貰っています。(v2.0系へのupdateで別アプリにした事に批判を頂く事も多々あるのですが、それはまた別の理由でして…)

iOS7対応

そしてv3.0でもう一つ大きいのはiOS7対応ですね。

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上図の通りアプリアイコンはもちろん、アプリ内の天気アイコンもフラットデザインに対応しています。…が、賛否が分かれる所ではあったので、

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こんなふうに従前のiOS6までのデザインも残して切り替えるようにしたのは、ちょっと他のアプリとは異なる実装方法だったかも知れません。

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左が従前、右がフラット化したもの。設定画面から選択可能

 

そら案内の今後

テンプレートの拡充

先日、v3.1 がリリースされました。これにあわせて追加されたのが、「ナチュラル」と「コンパクト」という新しいフレームで、そら案内の投稿機能をまた違ったテイスト感で楽しんで頂く事ができるようになりました。

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左がナチュラルで、右がコンパクトの例です。それぞれ4種類のフレームが内蔵されていますので是非お試し下さい。かなり可愛いフレームが揃っていて普段使いしたいな〜と思えるものばかりです。

と、こんな感じで今後はテンプレートを増やしていく事を積極的に行っていきたいと思っています。そら案内を使った気象情報付き投稿をより楽しんで頂けるようになれば良いなと。

ちなみに、今のフレームは全てデザインパートナーであるメタ・グラマーさんにご協力頂いているのですが、今後はもし「やっても良いよ!」というデザイナーさんがいらっしゃれば御協力頂いてフレーム追加していくような展開が出来ないかなと思っています。そら案内の気象データを使って写真投稿フレームをデザインしてみませんか的な感じですね。

関連アプリの開発

前述の通り、そら案内 v3.0 ではサーバ側を一新しAWS(Amazon Web Service)に全面移行しました。これに伴い、全ての気象情報は「そら案内データクラウド」とでも言いましょうか、AWS 上に膨大な気象情報が蓄積されるようになってます。

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概念図。実際はもう少し複雑です

で、上図の通り、クライアントアプリケーションに必要なデータのみを生成・配信する専用サーバを用意する仕組みにしています。(必要に応じてスケールアウト・アップ)。そら気温は、この仕組みを使った初めての関連アプリケーションでした。

同様のサーバを作る事は比較的容易で、もう気象情報の取扱いならお手の物ですから、「これとこれの気象情報が欲しいんです〜〜」と言われれば「じゃぁその情報を配信する専用のサーバを立ち上げますよ〜、料金は〜」という御提供が出来ちゃうんですね。

気象庁や気象協会様、その他各社の気象情報データをparseするよりも、そら案内で使っているデータの方がずっとスマフォ・タブレット向けには使い易くなってます。全てJSONなのは当然として(気象庁や気象協会様のデータがXML)、数年に及ぶスマフォ特化したデータ配信をしてきたそら案内の実績がありますし、うちの @itok_twit が綺麗なデータ構造を設計していますので。

これってビジネス的には実は凄いこと。スマフォ向けの気象情報配信サーバを専用にお作り出来ますよ〜、という事ですから。天気情報をスマフォで扱いたいならフィードテイラーさんが楽で良いですよって言って貰えるような展開に、日本気象協会さんと一緒に進められればと思ってます。もし自社アプリや御客様のアプリで天気情報を使いたいってな開発案件がある場合は、info + sora [at] feedtailor.jp までお気軽に御連絡下さい。

 

とまぁそんな感じで、そら案内はシリーズも含めてもっともっと進化していく所存です。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。


2013.09.26 (Thu)

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久しぶりの新作アプリを公開します。「そら気温」と言います。(iOS7専用で100円の有償アプリ)

起動した時の画面はこんな感じ。

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「そら気温」は、全国1300箇所に設置された観測点(アメダス)からの10分毎のデータに基づいて、iPhoneが今いる場所近くの、気温・降水量・日照時間・風向風速・積雪深(全て実際の観測値)を表示するだけでなく、気温にフォーカスを当てて「iPhoneが今いる位置周辺のほぼ現在の気温をお知らせする」機能を持ったアプリです。

(ほぼ)今の気温をお知らせする為に、通知センターやバッジを使っています。

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通知センターがこんな感じになります。

iOSが不定期に、iPhoneがいる場所近くの観測点(アメダス)の10分以内の気温観測値を教えてくれるのです。iOS7で搭載されたバックグラウンドフェッチという機能を使用してまして、「そら気温」を起動した回数や頻度などによってiOSが最適なタイミングを判断しお知らせしてくれます。

今、何度だろう?

そんな時は「そら気温」を起動すれば(その他の情報と共に)確認出来る訳ですが、気温に限ってはiOSから勝手に教えてくれるという訳ですね。秘書が何となくのタイミングで気温を知らせてくれるイメージでしょうか。しつこすぎる事も無く、全く知らせてくれない訳でもなく。

iPhoneを使っている最中だとこんな感じに上からニョキっと。

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「社長、今、外の気温が21.5℃みたいですよ」

「お。おぅ、そうか」

「…」

そんな感じ。で、バッジにも律儀に表示してくれる訳です。

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こんな感じで。なんて気の利く秘書なのでしょう(チガウ

これでHOME画面を見るだけで(ほぼ)今の外気温を知る事が出来るようになりました。もう一度、アプリを起動した画面を見てみましょう。

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この画面の右上が設定ボタン。タップすると

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こんな感じに色々設定ができます。ちょっと個性的なのはバッジの小数モード。バッジの数字3桁を使って、小数値の気温まで表示しようという試みです。22度よりも、21.5度の方が正確ですからね。これを215と表現してみましょう…と。

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こうなります。

ちなみに繰り返しになりますが、通知のタイミングは10分毎という事ではなく、iOSに完全に委ねられてます。多すぎる事もなく、少なすぎる事もなく、通知をしてくれるようになってます。何気に朝起きてみたら直近10分以内の気温が通知センターに表示されていたり、仕事中に今何度ですよ〜的に教えてくれたりします。

一方、今の気温を見たいんや!という場合は、アプリを起動すればokです。ついでに風向きとか降水量も確認しましょう。

 

元々、気象情報を使ったバッジ系や通知系のアプリを「そら案内」の派生アプリとして別で作りたいなぁという思いはありまして、iOS7でバックグランドフェッチが搭載される事を知り開発をGOさせました。

「そら案内」シリーズは気が付けば

  • そら案内 Classic
  • そら案内(iOS版)
  • そら案内(Android版)
  • そら案内(Mac版)
  • そらアルバム
  • そら気温

と数も増えてきました。気象情報を使った色んなアプリを今後も展開していきたいと思います。という訳で、ちょっと変わった切り口のiOS7専用アプリ「そら気温」の御紹介でした。宜しければ御利用下さいませ。


2013.08.28 (Wed)

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ご愛顧頂いております天気予報アプリのそら案内。皆様いつも御利用頂き有り難う御座います。見た目フルリニューアルとなった ver2.0 をリリースしたのが本年の春なのですが、今また新しいバージョンを開発中です。

内部的には ver3.0 という位置づけ。…なのですが、実のところ表向きはほぼ何も変わりません。別アプリって訳でもありません。

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新バージョンの画面。パッと見では何も変わらない…

 

無論、アドオン周りもそのままです。普段使いで変わった所を探すのが難しいぐらい。…なのですが、参照する天気情報の配信側サーバをフルリニューアルしています。

気象データの提供元である、日本気象協会さん、元を辿れば気象庁の方針変更がありまして、近い将来気象情報のデータ構造が根底から変わる事になってます。開発側からすると泣くしかないぐらいの有り得ないデータ構造変更で大変極まりないのですが、気象庁の方針は絶対ですからね。

そんな理由でサーバをゼロから作り直して、更にこれを機にインフラもAWSに引っ越しちゃえ!という大工事を行いました。

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あくまでサーバ側なのでアプリとしての見た目は基本的に変わりません。…が、気象情報が色々整理されたので、写真投稿時の温度の精度が上がっているとか、気象情報的な改善というか質向上を幾つか御提供出来る予定です。見た目的な一部機能向上も実現してます。

例えば、こんなのとか

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天気画像系がいっさいがっさい理想形に近づけられた

天気画像周りは超充実しました。今までサーバ側の理由で提供できてなかった情報が多々あるのですが、これらを盛り込む事が出来るようになりました。

 

新バージョンのそら案内βテストにご協力頂ける方を募集致します

という訳で、本題なのですが、新サーバに接続する新しいそら案内のβテストにご協力頂ける方を40名を上限に募集させて頂きたいと思います。(配布の仕組みの関係で40が上限となります)

アプリとしての見た目はほとんど何も変わりません(上に紹介した気象情報ぐらいです)。機能が落ちるという事はもちろんありません。今まで通り御利用頂けます。ただ上述の通りサーバが全く変わりますので、

お使いの地域で不自然無くこれまで通り気象情報を閲覧出来るかどうか

の確認を沢山の方にご協力頂けないかなと。物凄い数の地域情報と、物凄い数のデータを扱っている上にサーバ側はゼロから構築し直したものなので、ご協力頂ける方が多ければ多いほど嬉しいです。

協力してやるぜーという方がいらっしゃいましたら info+sorabeta [at] feedtailor.jp 宛にメールで御連絡下さいませ([at] の部分を @ に読み替えて下さい)。その際、タイトルに「そら案内βテスト希望」と書いて頂けましたら幸いです。折り返し、弊社からβテストの為のご案内をさせて頂きます。テストにはTestFlightの仕組みを使用する予定です。

 

という事で、そら案内の新バージョンβテストについてのご案内でした〜。


2013.07.28 (Sun)

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おかげさまで40万ダウンロードを越え、従前のClassic版と併せるとのべ200万ダウンロードを越えたiOS版そら案内。皆様、いつも御利用頂き有り難う御座います。今回のアップデートも幾つか新しい要素があるのですが、何と言っても特筆すべきは「くまモン」とのコラボ。本件を含め今回のアップデートを順に御紹介致します。

 

「くまモン」フレーム搭載。O2O的な試みも

画面を見て頂くのが一番分かり易いと思いますのでキャプチャを1つ。

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くまモン!!

こんな感じで、写真投稿の際に「くまモン」のフレームを使う事が出来るようになりました。新生そら案内に写真投稿の機能を付ける構想を描いた時から実現させたいなと思っていたコラボなのですが、熊本県への申請手続きに時間を要してしまったものの、ようやく形になりました。

そら案内からの写真投稿機能を使用した事が無いという方もこれを機会に是非ご利用下さい!使い方は至って簡単です。天気の表示をしている画面から投稿ボタンをタップして、

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カメラかカメラロールかを選び画像を確定した後の画面でメニューボタンをタップします。

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写真投稿で使えるキャラクターが幾つか並んでいますが、

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ストアから追加する事が出来ます。

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ここで「くまモン」登場!早速ダウンロードボタンをタップして、ダウンロード完了後にストアを閉じましょう。

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以後、「くまモン」のフレームを使って気象情報付きの写真/画像投稿が出来るようになります。

使用できる「くまモン」フレームは4種類なのですが、4つ目はちょっと変わった仕掛けを搭載してまして、熊本県内で投稿機能を使おうとした時に初めて使えるようになるという特別なフレーム仕様になっています(一度有効になれば以後場所に関係無く自由に使える)。

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熊本県の方は特に何事も無く使って頂けるのですが、熊本県以外にお住まいの方は熊本県内でそら案内を起動し写真投稿の操作をして頂く必要があります。ちょっと実験的な試みなのですけどね。ある意味、これも広義のO2O(Online to Offline)と言っても良いかも知れません :-)

自分が関わっているプロダクトであの「くまモン」とコラボできるとは…。感慨深いものがありますね。ちなみに今は4種類の「くまモン」フレームですが、今後もう少し増える予定です。

 

あと、「くまモン」以外にも今回、新しい機能が2つ搭載されました。天気予報アプリとしての機能進化もしっかりやってますので併せて御紹介します。

 

現在地の天気 機能

例えば、出張で岐阜に1週間滞在とか、旅行で3日ほど山口にいますとか、そんな時にも天気予報ってやっぱり気になります。

しかし、この種の一時的に見たいだけの地域をいちいち登録するのは面倒臭かったりするんですよね。もう何年も行く事は無いだろう的な場所なら滞在期間を過ぎるともう見る事は無いので、後から削除する必要もありますし。

そこで、あるユーザ様の声にヒントを得て「常に今いる地域の天気を表示する特別なページ」を追加する事にしました。

地域が固定されている訳ではなく、更新すると必ず現在いる位置の天気予報が表示される特殊なページです。大阪市北区で更新すれば大阪市北区の予報が、神戸市中央区で更新すれば同じページに今度は神戸市中央区の予報が表示されるってな感じですね。

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地域設定の画面に、「現在地の天気」という項目が新たに追加されています。これを追加すると、こんなページが追加されます。

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パッと見では地域追加した時のページと一緒なのですが、上部のバー部分が縞模様になっており一応区別をつけられるようにはしています。このページで更新をするとGPSを使って今いる位置を調べ現在位置の予報が表示されるという訳ですね。

都道府県をまたぐような外出が仕事で多い方、旅行によく行かれる方などは、いちいち行き先の地域ページを都度追加する必要がなくなるので便利に御利用頂けると思います。

 

音声読み上げ機能

ちょっと変わった機能ですが、iOSのアクセシビリティ設定(VoiceOver)と連動して天気予報を読み上げる機能を追加しました。これは動画を見て頂いた方が分かり易いと思います。(音声が出ますので職場等での閲覧はご注意下さい)

VoiceOverの機能を普段お使いの方には天気予報を耳で聞いて頂けるようになりますので是非お試し下さいませ。

 

という事でそら案内の新バージョンのご案内でした。そら案内はまだまだ進化していく予定です。今後のバージョンアップにも御期待下さいませ!

そら案内 2.3.1(無料)App
カテゴリ: 天気, ライフスタイル
販売元: feedtailor Inc. – feedtailor Inc.(サイズ: 12.3 MB)
全てのバージョンの評価: (1,300件の評価)
+ iPhone/iPadの両方に対応