経営
2016.07.28 (Thu)

ウチは創業期に、大阪産業創造館(産創館)メビック扇町をはじめとする大阪のベンチャー育成/支援機関にかなり支えて頂きました。

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(メビック扇町のfacebookページ)

何度かこのブログでも言及したことがありますが、両機関はもちろん、関係者の皆様、またそこでご縁頂いた企業様や個人の方々の存在なく、ウチの創業から10年の歴史を語ることはできません。本当に感謝しています。

この度ですね、なんと、そのメビック扇町の名刺を持たせて頂くことになりました。ででん!

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自分が創業期にお世話になったところの名前を冠としてかぶらせて頂くことになるのは、何とも感慨深いものがありますね。光栄なことです。メンターという肩書がついている通り、恐れ多くもアドバイスをさせて頂くような立場になりまして、詳細については既にこちらでプレスリリースも出ています。

今年度は新た に、若手クリエイター支援強化に向け、 経験豊富な法務、知財、会計、労務等の専門家や経営、営業、産学連携、クリ エイティブなど様々な分野で専門性を有する、 府内の外部人材26人が「クリエイティブメンター」に就任。専門的 知見に基づき、大阪のクリエイターにアドバイスを行います。

ということで、メビック扇町やその取組についてのPR活動はもちろんですが、主には大阪府内の若手クリエイター(これには起業家の皆さんも含まれる筈ですが)を御支援させて頂くような格好になりそうです。

社長経験を何年も積むと「次代の起業家にアドバイスとか色々してあげたくなる」って先輩経営者が仰っていたのを思い出しますが、これは最近とても同感なのですよね。僕も色んな失敗をして、時間もお金も散々ドブに捨ててきたし、悩まなくてもいいことを沢山悩んできたので、そんな苦労は新しい起業家にはしてほしくないよなぁなんて思っちゃう訳です。

自分もまだまだなので、先輩風吹かせるようなつもりは毛頭ないんですけども。ってか逆に教わることも多いし。ともかく、IT系については知見はあるつもりなのと、事業づくりや事業譲渡や売却、組織作りとか経営側面でも色々経験をしているので伝えられることは、そこそこあるかなと思います。規模は小さいですけど。

そんな自分が少しでもお役に立てるのであれば…とこの度、御世話になったメビック扇町への感謝の気持ちもあって頂いた御指名を拝受した次第です。

そう言えば半年ほど前にこんなことを書いてました

創業から開発体制づくりに事業売却まで経験してきたことをOUTPUTして、 これからの起業家の皆さんが少しでも僕と同じ失敗にはまらないように出来たら良いなと思ったりもしています。 そんなOUTPUTの過程で生まれる事業もあったりするかも知れません。

アウトプットしてると思いもよらぬところからお声がかかる、世の中そんなふうにできているのかも知れませんね。

で、今晩、上述のプレスに記載の通りキックオフパーティが開催されるとのことで行ってまいります。尖った人が勢揃いする筈。懐かしい人達や、まだお会いしたことない方とのご縁ができるのが楽しみです。


2016.07.19 (Tue)

当たり前なんですけどね、ちょっと実験してる今日この頃であります。

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(Thanks! the photo on flickr by yosshi CC BY-SA 2.0)

見始めるとなかなか止まらないfacebook。スキマ時間に思わず見てしまうfacebook。ふと、facebookにどれだけ時間を取られてるか定量化してみよう…ということで最近、「ここはfacebookを見てるところだな」という時間を「読書」という行動にスイッチする実験をしております。

移動中の隙間時間とか、家に帰ってから寝る前にとか、移動の伴う先々で5分/10分と隙間に見ることが結構多い。ので、なるべく文庫本や新書を持ち歩くことにしました。思わずスマフォ見ようとしちゃう手を心のなかで叩(はた)いてなるべく本を手に取ると。

そんな1ヶ月を送ってみた6月の読書量は…。

ってな感じに、もう何年も1ヶ月に1,2冊読めれば御の字だったところから当社比約3倍。まぁ読む人はもっと読んではると思いますけども、兎に角いつも以上に読んだ本の冊数が増えました。自分にとっちゃ結構すごいこと。7月も似たようなペースで進んでます。

自分がどれぐらいfacebookを見ているか時間計測して月◯◯時間っていう定量化もあるんですが、読書好きな自分にとっては、おぉこれだけの冊数を(ページを)読めていたのか…という定量化が思いのほか心に刺さりましたという話。

もちろん facebook は貴重な情報源なので今の僕には絶対必要なものなんですが、やっぱりバランスは何事も重要だなぁとか、facebookをはじめSNSをする時間をルール化して決めなくちゃなぁ、なんてことを改めて思った次第です。


2016.07.07 (Thu)

おかげさまで7月7日をもって、フィードテイラーは設立10周年を迎えました。日頃お付き合い頂いている皆様、本当に有難うございます。

創業当時、10年後の自分なんて想像もできませんでしたが、何とかなるものですね。資金調達して上場!みたいな派手な成功劇を残せた訳ではありませんが、会社作り・組織作り・事業作りと一通りの多様な経験をさせて頂いた10年間となりました。

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身内でシミジミと10周年の祝賀会…の様子。激ウマで超お気に入りの、とうもろこしの掻き揚げ。

良いことも悪いことも全部ひっくるめて良かったなと。あらゆる経験は自分の骨肉となり、サラリーマン続けてたらできなかった経験をビックリするほどさせて貰ってきました。有り難くも今でも色々とお声掛け頂けるのは、自分ならではの、また自社ならではの価値を提供してこれたからなんじゃないかなと思います。

 

次はどんな10年になるんだろうと思い巡らした時、やはり自分/自社ならでは…というのは重要なポイントで。ふと7周年の時のエントリを読み返してみたら、こんなことが書いてありました。

あての無いガムシャラなだけの努力はダメらしく、 (1)アレもコレもという何でも屋になる誘惑と闘って敢えて特定分野に尖り続ける事だけに努力すること、 (2)時にはドラスティックに変わる事を恐れず拘りを捨てる勇気、の両方が必要なのだろうなと振り返ってみて思います。

字ヅラ通りに今も一緒かというと少し違いますが、基本的には同じことを思ってまして、これからは10年の経験あってこその自分らしさで尖っていきたいなと思ってます。既に動き始めてはおりますが。

例えば、先日紹介した MICSS のような、iOSの世界をずっと見てきたからこそできるモバイルインテグレーション事業とかですね。あとは、最近講演の機会が多かったりもしますが、こんな失敗しない方が良いですよ〜的な話も10年の気づきを体系的にまとめたものなので、自分ならではのコンテンツになるでしょうか。

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理想の就労環境作りに執着した結果得たものは多い

他にも、昨年の今頃に宣言してから(お恥ずかしながら)書いては消し書いては消しを繰り返してばかりの執筆の件も、いい加減そろそろ形にせねばと今頑張ってます。自分にしか書けないものはなにかと考えた時、「就労環境を限りなくホワイトにしたら何が起こるか」という社会実験レポートのようなものは自分にしか書けない提案や警鐘になるよな…なんて結論に至って今進めていたりします。

 

サービスなのか、ブログなのか、講演なのか、執筆なのか、姿・形は異なれど兎にも角にもアウトプットですね。そこから自分や自社がどこに最も尖っていくべきかが導き出されるのだと思います。これまでと同じように。

10年間、弊社とお付き合いを頂いてきた皆々様に改めて御礼申し上げます。今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。


2016.06.03 (Fri)

既報の通りiOSアプリ開発を内製でやることは無くなりましたが、iOS関連事業はしっかりと続けさせて頂こうと思ってます。ということで、新しいサービスを始めます、というか始めていますというのが正しいのですが、平たく言えば iPhone/iPadなどのiOSデバイス業務活用をご支援するコンサルティング・サポートサービス です。

以下、背景とか経緯とかを書かせて頂こうかなと。

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(Thanks! the photo on flickr by Maurizio Pesce CC BY 2.0)

 

作らなくても、素晴らしい業務用サービスが沢山ある

8年間iOSアプリ開発業界に身をおいてきたからこそ思いますけど、業務用アプリはホント作るべきじゃないんですよ。B2Cはまた別ですけどね。今は本当に驚くほどの既成品やクラウドサービスがありますから、それらを使うに越した事はありません。

GMBAの連載でも書かせて頂いたことがあります。遡ると古くはもう2011年頃からセミナー等で言い続けている気がします。この主張をもっと強くしていこうと。作らない方が良いですよ〜という話ですね。

業務用アプリでは、それぞれ用途に特化した数多のサービスがあって、下手すりゃ明日から使えます!月1万円です!てなことが普通にあります。膨大な時間とお金を投ずるのは余り賢明じゃありません。例えば、

などなど、一般的な業務利用の場合は必要なものはほとんど揃うので、作るだけ時間の無駄な場合が結構あります。車輪の再発明はよくない。用途毎に既存サービスを使いこなして本業の収益改善や経費削減するのが、本来あるべきiOSデバイスの使い方だと思うんですよね。

どうしても…ってなったら作る。

どう考えても用途特化し過ぎてて、既成品が無いんだ…って場合にのみ作る。

やっぱり業務用の専用アプリ開発は最終手段です。しょっぱなに出すカードではないんですよね。それを理解してる企業様がやっぱりiOSデバイス活用に成功されてる気がします。

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例えば大和ハウス工業さんは、既成品と独自開発とを組み合わせた本当に素晴らしい活用事例です。Appleのサイトに事例として動画付きでよくまとまっているので宜しければ是非。

 

クラウド型のiOS向け業務支援サービスが抱える課題

しかし、多くの現場では、サービス導入してみたけど使いこなせないとか。なんか違うとか。そういったことが往々にして起こります。IT全般やシステム開発、iOSなど色んな知識を持ってる人が社内におられる場合は別なのですが、現場ではそうでない場合が結構多いんですよね。

そうすると、せっかく入れたiOSデバイスが無駄になってしまう。何万円もするのに引き出しの肥やしになってるiPadって冗談じゃなくホントにありますから。2桁、3桁台数規模で。

デバイス入れたら終了、じゃないんですよね。買って入れたら勝手に業務改善するほど甘くありません。PCでも同じですね。

課題整理と要件定義と設計と運用とサポートが必要ですし、細かい話になると、社内サーバとの連携をどうするとか、端末の調達はどうしようとか、アプリの配布はどうしようとか、500台の設定どうしようとか、どんな設定がいるのか、アプリ開発が必要になるのか、その場合はどうするのか、iDEPって何とか、更新にクレジットカードのみって困るんだけどとか、VPPとかCustomB2Bって聞くけどとか、AppleID取るの面倒なんだけどとか…。考えるべきことはビックリするほど多いです。そこがB2Cなアプリとは決定的に違うところ。

でも実は、サービスの開発会社さん(メーカ)は一件一件全て対応することができない事情があります。本社が東京で関西に御客様がおられて…ってな場合は尚更ですね。理由は簡単で、クラウドサービスの単価が安い から。1000万円の売上がスポットで立つ訳ではない案件に懇切丁寧に張り付くって実際問題なかなか難しいのです。サービスとして競争力を高める為にどちらかというと開発部門にお金を投じますから、営業サイドに専任をあてがうのはなかなか難しい。

じゃ、営業機能を委任している販売代理店さんに任せるか。

これがまた一筋縄ではいきません。単価が安いという同じ理由で、やはり精緻なヒアリングから提案、サポートまで入るとなかなか元が取れなかったりします。販売代理店さんも難しいなか頑張って下さってる。だって1ライセンス月額500円とかそういう世界ですからね。仮に500ユーザ分の契約を獲得しても売上は月に25万円。2,3割を販売代理店取り分にしてるケースが多いので月75,000円、そこから営業経費を引くと利益は残りません。

(ウチがかつてやってたSYNCNELというサービスでは、初期の頃は特に販売店の住友セメントシステム開発さんが採算度外視でかなり動いて頂いたのが大きくて軌道に乗り始めました。本当に感謝してます。)

お金の面を度外視するとしても、エンタープライズiOSの知識は必要ですし、IT全般の知識も相当に必要な訳です。モノを売るだけの販社活動ってクラウドの場合は特に段々難しくなってきてるんですよね。既存システムの理解やネットワークの知識、iOSに限らない各種OS(Win/Mac/Linux)の知識、他のクラウドサービスの知識、他システムと連携をさせるならAPIの知識や開発のスキルも全部必要です。

でも販売代理店さんが全てをカバーできるのは稀で、どうしても弱いところが出てしまいます。その弱いところを埋められたら、御客様の環境やワークフローに最適&最強なシステムをデザインできそうなのに、経済的側面と知識的側面で機会損失をしているということです。

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(Thanks! the photo on flickr by Susanne Nilsson CC BY-SA 2.0)

クラウドサービスの低価格は当たり前という風潮は Google Apps の功罪の罪の部分だと僕は思ってます。クラウドなら1カウアンと月500円でしょ、Google Apps に合わせてよ、みたいなことになっちゃった。確かに安いのは良いことだけど、マーケット特性が違う市場に価格論だけを持ち込めば色々おかしくなります。付いて行ってない日本が悪いと批判するのは簡単ですけどね。でも実際問題、ここ4,5年の間に生まれた国内B2Bクラウドサービスで単価3桁クラスで他人資本も無く成功してるベンチャーがどこにいるというのか。

ウチもSYNCNELでは随分と悩まされました。上述の通り、安い相場観は結果的に皆を幸せにしてないです。これはメーカとして経験してきたからこそ断言できます。

 

MICSSでやろうとしてること

長々と述べてきた上記の課題を解決することです。

幸い、iOSの知識をはじめ過去の経験で知見だけは幅広く持っていますので、御客様のiOSデバイス導入を成功に導く課題整理・要件定義・運用サポートが可能です。開発もできるので運用サポートの部分を自動化できたりとかもしますね。これを御客様に価値として認めて頂かないといけないですが。そこは当社の努力ポイントですね。

重要なのはやはり、作ることを前提にしない こと。作らない Mobile Integration です。万が一作るのなら、必要最低限にする。その為のコンサルティングやサポートを御客様の本当の成功/満足の為にさせて頂きたいという訳です。それで、

Mobile Integration with Consulting and Support for Success(Satisfaction)

という英文の単語頭を繋げて MICSS と名づけ、サービスとして展開していくことにしました。専用のページを設けていますので宜しければご覧下さい。冒頭の通りですが、実は既に始めさせて頂いていて、春前とかは某大手自動車会社様などで既に実績もあったりします。

まだまだ悩み事を抱えておられる企業様もいらっしゃると思いますので、先日はプレスリリースを出しまして、MICSS無料相談室というものを開設したことを発表しました。毎週月曜日の午前に予約制でオープンし、iOSデバイスの導入に伴う相談ごとに無償でお応えするというもので、何らかの御提案もさせて頂きます。

今後は、エンタープライズiOSや各種クラウドサービス紹介をテーマにしたセミナーや個別相談会の開催や、関連する情報発信を積極的に行えればと考えています。様々なクラウドサービスについて、メーカさん並みに詳しくなっていくつもりです。

ちなみに、MICSS は既存販売店さんの領分を犯すつもりは毛頭ありません。どちらかというと、補完しあうパートナーという形で組ませて頂くような感じで考えています。エンタープライズiOSに関する知見はやはり多く持っている自負がありますし、開発が分かる(実際にできる)からこそ既存システムとの連携を前提にした導入プロジェクトのマネジメントも可能だったりするので、補完しながら御一緒に御客様のhappyを追求できたら良いかなと。既にウチの考えに共感頂ける企業様に少しずつお声掛けさせて頂いていて、パートナーネットワークを広げていければと思ってます。

 

という訳で長くなりましたが、MICSSという御支援サービスの御紹介でした。iOSデバイスの業務活用にお悩みの方がいらっしゃいましたらお気軽に御相談下さいませ。今後ともフィードテイラーをどうぞ宜しくお願い致します。


2015.07.24 (Fri)

ヨクスル(YOKUSURU)は、「世の中の製品やサービスに対して感じた問題点と改善案を提示して貰い、それをメーカやサービス提供元に代わってお届けする」という会員制事業です。実は1年程前に新事業「ヨクスル」を始めますというエントリで新サービスやります宣言をしてました。随分間が空いてしまったんですが、始めようと思います。

20150722_1614

消失するアイディア

既存の商品やサービスで「こうしたらいいのに」とか「ここ改善したらもっとよくなるのに」と思うことってありませんか?

僕は結構ありまして、コンビニの製品からアウトドアアイテムまで、いっつもアイディアが湧いてしまいます。例えば、セブンイレブンのホットコーヒーにスリーブ用意したら持ったときに熱くなくて良いのにとかですね(これは1年前の発表エントリで書いたネタですが)。そんなちょっとした思いつき。でもせいぜいメモにするぐらいか、奥さんとの雑談の中でボソっと言う程度なんです。

これをずっと勿体無いなぁと思っていました。小さなアイディアなんですけど、客としての声なのは変わりない。企業としたらそれが貴重な筈なのに、現場で消えて無くなってる。誰にも届かない。

どんな企業も必死にお客の声を聞きたいと思ってます。だからコールセンターを用意したり、アンケートハガキを用意したり、web上に問い合わせフォームを用意するんですけど、まぁ電話しないし、ハガキ出さないし、サイトも開かない訳です。ちょっとしたアイディアであればあるほどそうですね。電話にしろハガキにしろフォームにしろ、どちらかというとクレームを言う時に使います。ひどいケースではどこに言ったら良いか分からない場合すらあります。商品売りっぱなしかよみたいな。

アイディアが届かない原因と機会損失

ちょっとしたアイディアが届かない理由って、大きく3つあると僕は考えてます。

  • (A)伝えるのが面倒くさい
  • (B)伝えるモチベーションが起こらない
  • ©伝えるルートがない or 分からない

別に伝えたところで今すぐ何か変わる訳でもないし、クレームと思われたら嫌だし、誰得って話です。

でも、お客様のちょっとした「ひとこと」が商品改善や新商品開発に繋がることは色んなアイディア商品の成功譚を聞けば分かりきったことです。それが企業に届いていないんだとしたら、この世の中は実は色んな機会損失をしてしまってるんじゃないかと思うんですよ。

作り手がなんぼ考えてもやっぱ気がつく範囲には限界あります。これはホント、政治の世界においても会社の中でもそうですね。政治家は国民のこと分からないし、経営者は従業員のこと分からんのです。

政治や会社はややこしいので置いといて、とりあえずは一般消費者向けの商品やサービスにフォーカス当てますが、もし上の三大問題が改善されたら、誰もがもってる筈のアイディア(マイクロアイディアとでも言いましょうか)が会話のネタぐらいで役目を終えてしまうのではなくて、きちんと然るべきところに届いて、結果的に世の中の商品やサービスはもっと良くなるんじゃないのかなと思う訳です。

20140724_1305

ヨクスルがやること

上記のような思いで始めてみるのがヨクスルです。ヨクスルがやるのは以下の3点。

  • 改善アイディアを投稿できるサイト(受け口)を用意します
  • 改善アイディアの投稿1つ毎に報酬金をお支払いします
  • 改善アイディアをメーカやサービス提供者へ代わりに届けます

アイディア収集&お届け代行みたいなものかも知れませんね。上に掲げた(A),(B),©の三大問題をそれぞれに対して、(A)ヨクスルが用意した投稿サイトをブックマークしておいて貰えればスマフォからいつでも投稿が可能、(B)Amazonギフト券で月次でお支払い、©声を届けるのを代行、…ってことでそれぞれ解決を図ったつもり。

アイディアを投稿して頂けたら、最低10円最高で20円もらえます、Amazonギフト券で。毎月集計後にメールで届く感じです。20円で1日1アイディアを続けると月に600円なので、それなりのものが買えますね。今はAmazonは買えないモノがないぐらい商品が充実してますから、本やCDとか買わないから無駄なポイントでしょってこともなく、生活用品の足しに使えると思います。水とか。トイレットペーパーとか。

詳しくはヨクスル会員制度のサイトをご覧下さい。

[ヨクスル(YOKUSURU)は、「世の中の製品やサービスに対して感じた問題点と改善案を提示して貰い、それをメーカやサービス提供元に代わってお届けする」という会員制事業です。実は1年程前に新事業「ヨクスル」を始めますというエントリで新サービスやります宣言をしてました。随分間が空いてしまったんですが、始めようと思います。

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消失するアイディア

既存の商品やサービスで「こうしたらいいのに」とか「ここ改善したらもっとよくなるのに」と思うことってありませんか?

僕は結構ありまして、コンビニの製品からアウトドアアイテムまで、いっつもアイディアが湧いてしまいます。例えば、セブンイレブンのホットコーヒーにスリーブ用意したら持ったときに熱くなくて良いのにとかですね(これは1年前の発表エントリで書いたネタですが)。そんなちょっとした思いつき。でもせいぜいメモにするぐらいか、奥さんとの雑談の中でボソっと言う程度なんです。

これをずっと勿体無いなぁと思っていました。小さなアイディアなんですけど、客としての声なのは変わりない。企業としたらそれが貴重な筈なのに、現場で消えて無くなってる。誰にも届かない。

どんな企業も必死にお客の声を聞きたいと思ってます。だからコールセンターを用意したり、アンケートハガキを用意したり、web上に問い合わせフォームを用意するんですけど、まぁ電話しないし、ハガキ出さないし、サイトも開かない訳です。ちょっとしたアイディアであればあるほどそうですね。電話にしろハガキにしろフォームにしろ、どちらかというとクレームを言う時に使います。ひどいケースではどこに言ったら良いか分からない場合すらあります。商品売りっぱなしかよみたいな。

アイディアが届かない原因と機会損失

ちょっとしたアイディアが届かない理由って、大きく3つあると僕は考えてます。

  • (A)伝えるのが面倒くさい
  • (B)伝えるモチベーションが起こらない
  • ©伝えるルートがない or 分からない

別に伝えたところで今すぐ何か変わる訳でもないし、クレームと思われたら嫌だし、誰得って話です。

でも、お客様のちょっとした「ひとこと」が商品改善や新商品開発に繋がることは色んなアイディア商品の成功譚を聞けば分かりきったことです。それが企業に届いていないんだとしたら、この世の中は実は色んな機会損失をしてしまってるんじゃないかと思うんですよ。

作り手がなんぼ考えてもやっぱ気がつく範囲には限界あります。これはホント、政治の世界においても会社の中でもそうですね。政治家は国民のこと分からないし、経営者は従業員のこと分からんのです。

政治や会社はややこしいので置いといて、とりあえずは一般消費者向けの商品やサービスにフォーカス当てますが、もし上の三大問題が改善されたら、誰もがもってる筈のアイディア(マイクロアイディアとでも言いましょうか)が会話のネタぐらいで役目を終えてしまうのではなくて、きちんと然るべきところに届いて、結果的に世の中の商品やサービスはもっと良くなるんじゃないのかなと思う訳です。

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ヨクスルがやること

上記のような思いで始めてみるのがヨクスルです。ヨクスルがやるのは以下の3点。

  • 改善アイディアを投稿できるサイト(受け口)を用意します
  • 改善アイディアの投稿1つ毎に報酬金をお支払いします
  • 改善アイディアをメーカやサービス提供者へ代わりに届けます

アイディア収集&お届け代行みたいなものかも知れませんね。上に掲げた(A),(B),©の三大問題をそれぞれに対して、(A)ヨクスルが用意した投稿サイトをブックマークしておいて貰えればスマフォからいつでも投稿が可能、(B)Amazonギフト券で月次でお支払い、©声を届けるのを代行、…ってことでそれぞれ解決を図ったつもり。

アイディアを投稿して頂けたら、最低10円最高で20円もらえます、Amazonギフト券で。毎月集計後にメールで届く感じです。20円で1日1アイディアを続けると月に600円なので、それなりのものが買えますね。今はAmazonは買えないモノがないぐらい商品が充実してますから、本やCDとか買わないから無駄なポイントでしょってこともなく、生活用品の足しに使えると思います。水とか。トイレットペーパーとか。

詳しくはヨクスル会員制度のサイトをご覧下さい。

](http://www.yokusuru.tips/member.html)

ウチは皆さんに報酬金を支払うのみで、集約した声を届けるのはウチが企業に頼まれる訳でもなく勝手にやるので、ビジネスとしては最初からして赤字モデル(笑)です。企業からお金もらって…とかってなると単なるマーケティングサービスで他になんぼでもありますから、それはやりません。

収益モデルは追々考えていこうかなと。アイディアをまとめて企業に販売するとかそれは何だか安易な感じがするし面白くないので今のところは考えていません。不満買取センターさんとかありますしね。とはいえお金が無いと続かないので、ホントにお金をかけてられなくなったら辞めちゃうかもですが(笑)

この事業はほぼ僕の個人プロジェクトみたいなもんなので、リソースは限られていて最初はアプリありません。リソースの問題以上にまずは運用を回してみてどんなものが必要そうか検討していきたいと考えているのが大きいのですが。「仕組み」が重要なのであって「アプリ」は本質ではないですから、まず小さくwebのみから始めます。

ということで、新しい取り組み「ヨクスル」のご紹介でした。何かアイディアを思いついたときにご利用頂ければと思います。本当にAmazonギフト券貰えますんで(^^) 僕は日々の小遣い稼ぎに使うつもりです。