会社経営
2008.07.23 (Wed)

七夕の日が創業日だったりしますので当社の社歴も気がつけば丸々2年。

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創業当時の余りモノの無いオフィス

 

創業して1年後に7割、2年後には8割を越える会社が廃業に追い込まれると言われる中で、よく頑張って来れたなというのが正直な感想です。加えて、サラリーマン時代のお客さんを創業後の自社顧客にしてしまう戦略が取れなかった事情を勘案すると

よく生き残ってますよね

とある方に言われても(実際に度々言われる訳ですが)、まぁ仕方のない事かも知れません。

 

安定軌道に入りつつあるとは全く言えなかった(ベンチャーは多分ずっとそれを言えない)2年間でしたが、だからこその面白さがあったような気もします。そしてその分見返りも本当に大きかったと今になって思います。お陰様で一番苦しかった時期に比較してキャッシュフローは金額ベースで10倍以上に改善していますし、会社の資産価値も(顕在化していない価値も含めて)増えています。

これも、当社を支えて下さった関係者の皆様のおかげである事は言うまでもありません。

彼女を含めた身内はもちろんの事、沢山の起業家仲間や諸先輩方の励まし、お仕事を頂けたお客様や事業パートナーの皆々様との良好な関係、古くからの友人達の応援、入居施設のマネージャーの皆様のご指導、また大阪府から事業認定という形で、大阪市からはインキュベーション施設や賞という形で….色んな人に色んな風に支えて頂きました。

丸2年という節目を迎えられた事に心から感謝しています。本当に有り難うございます

溢れんばかりに頂いてきた多くのモノやコトを、色んな形でお返ししていける企業になるべく3年目も邁進する所存です。3年を越えたら最初の大きな壁はクリアという話もあるだけに、この1年間が正念場です。4年目以降の収益モデルを構築できるか、あるいは構築できそうな見込みを得られるか…。油断する事なく、しかし常に時代に即応しながらチャレンジングな姿勢も忘れない企業であり続けたいと思います。

 

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そんな株式会社フィードテイラーを今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。2年目にも増して、RSSやXBRLを初めとするXML関連技術力の向上に励み、またマクロな視点では Adobe AIR とウェブシステムを絡めたサイト構築/システム開発(今後はiPhoneアプリ開発も)を主たる事業として全力で取り組んで参ります。


2008.06.30 (Mon)

Summer '08 Logo: Ice Cream - Salesforce IdeaExchange

7月の出張予定は7/21のPHPカンファレンス2008だけと思っていたのですが、とある事をきっかけに大崎の某大手プロバイダ様と、品川の某ベンチャー企業様とお打ち合わせする事なりましたので、ついでと言っては何ですが 7/3(木) に目黒で開催される Salesforce イベント「Tour de Force Tokyo」に行ってこようと思います。

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Salesforce のイベント参加は今回で多分2回目。

 

顧客管理や営業支援、代理店管理やマーケティング支援、業務上必要と思われる拡張性高いシステムが安価に容易に使えるサービスが Salesforce なのですが、開発者として面白いのは、Salesforce というサービスそのものが業務用アプリケーションのプラットフォームにもなっているという点。(最近はこれを PaaS : Platform as a Service と言ったりしますね)

Salesforce 上で動作するアプリケーション(全く新規でも良いし既存の自社サービスと連携させても良い)を開発し、それを有償、場合によっては月額課金で提供する事が出来ます。国内ではそれほど事例が無いようですが、これも時代の流れですから追随していかなくてはいけないでしょう。ユーザとしてもベンダーとしても。(開発する場合は、分かり易く言うとサイボウズの拡張機能をサイボウズ以外の会社が有償で提供できる…そんな感じでしょうか)

 

新しい「場」があり、その「場」でビジネス出来るインフラ(流通や販売管理、決済)があり、世界中をターゲットに出来る…という意味では先のエントリで言及した iPhone のモデルと似ていなくもありません。iPhoneとの関係については既に連携している事例があり、注目しておきたい所でもあります。(iPhoneのビジネスユースはこんな所からも広がっていくのかもと予想してみたり)

…という訳でメインは打合せなのですが、SaaS や PaaS の最先端も眺めてきます。Salesforceをユーザとして使う事はあっても何か開発する予定は今の所ありませんが、これも何らかの形で将来繋がってくるかも知れません。


2008.06.29 (Sun)

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当社が入居しているのは大阪市は北区にあるメビック扇町といういわゆるインキュベーション施設です。創業と入居がほぼ同時(2006年7月)なので、今月末で早くも2年目終了。メビックは基本的に1年毎の更新で2度までですから、この7月から始まる3年目がインキューべーション施設に身を置いていられる最終トラックという事になります。

で。

3周目に突入する7月に、2周目の1年間を振り返る成果報告をさせて頂く事になりました。日時は2008年7月14日(月) 19:00〜21:00。場所はもちろんメビック内の会議室。

施設内のイベントとはいうものの一般の方でも自由に無償で参加出来るイベントですので、宜しければ是非是非お越し下さいませ。当社は2番目の発表なのでだいたい19:30過ぎ頃から…になるでしょうか。

メビック扇町 入所企業成果報告会Vol.40 参加申し込み

大きな地図で見る

 

創業当初の目標通り「基盤作り」の2年目となったのかどうかその辺を中心に据えて、

  • 直近1年間の実績
  • 忘れもしない出来事について
  • これからの計画
  • ご参加頂く方とご一緒するビジネスの提案

などについてお話する予定です。あと、単に報告するだけでは面白くありませんから、ウチの開発手法やノウハウ、あと何故開発屋なのにMacを使うのか…等々も取り上げてみようかと。

30分間に及ぶプレゼンは結構久しぶりですね。メビックでの成果報告は2回目にして今回が最後になると思いますので、気合いを入れて準備したいと思います。


2008.06.25 (Wed)

何だか今更感があって申し訳ないのですが、iPhone 3Gが発表されてソフトバンクからプランの発表があり、後は予約ですとか発売当日を待つのみな状況で iPhone 3G 熱も一時の落ち着きを見せようかとしている今日この頃。

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さて昨日、とあるパートナー企業の社長様と打ち合わせを行いまして、共に次世代モバイル端末のアプリケーション開発事業を進める事が決定致しました。当社は iPhone アプリケーションの開発、そしてパートナー企業様では Android アプリケーションの開発。当社はまだ output 出来る状態のものがありませんが、既にパートナー企業様では Android アプリケーションの開発実績と Google のコンテストへのエントリ実績もお持ちです。

 

ここで iPhone 3G について思う事を少しばかり。

iPhone / iPod touch 用アプリケーションで個人的に面白い!(あるいは巧い!!)と思っているのは、開発環境が Mac でしか存在しないという事。これは普段から MacOSX で開発しているベンダー、そしてこれまでに MacOSX 上のアプリケーション開発をした事のある開発者にとって、市場の立ち上がり時期においてはアドバンテージとなるという点です。

国産初のMacOSX用3ペイン型RSSリーダー「Ensemble」で僕自身開発に関わっていた事は、当社が少なからずアドバンテージを持っている事を意味しているとも言えなくもないと思ってます。(そして、世界的にユーザを抱える色んなOSX用アプリ開発実績を持つ Ensemble の共同開発者 itok さんに弊社が度々開発支援を頂いている点も大きなポイント)

だから、参入。

という単純な話ではないのですけどね。

Macやってたかどうかはともかく、これはもう新しい時代の流れだと思っていますので、その流れに乗っていこうという事です。そして、どうせなら同じタイミングで立ち上がりつつある(少し遅れるという噂もありますが) Google Android アプリケーションの開発をされているベンダー様と共に、次世代のモバイル端末向けアプリケーション開発をしていこう(あるサービスの両クライアントアプリを共に開発とか、場合によっては受託も)と…まぁそういう展開ですね。

iPhoneは独自のケータイ文化が既に確立されている日本では普及しないという見解も多数ありますが、僕的にはiPhoneをケータイという世界の延長線上に見据えている時点でダメなんじゃないかなと考えています。ひとたびアプリケーションを開発すれば、全世界70数カ国に販売網を持てて、かつ複雑な決済処理も必要ない、そして洗練された開発環境が用意されているというインフラ(国内で携帯開発に関わっていた事がありますがそりゃもう本当に酷かった(汗))は、世界中のエネルギーを引き寄せる筈です。長くなりそうなので多くは書きませんけども…。

 

そんな感じで、iPhoneやります….と言いますかやってますというご報告エントリでした。実験的なアプリはまた追ってご紹介出来ればと思う次第です。

 

[余談]

開発者の間では有名なブログ Life is beautiful で 「iPhone 開発者支援プログラム」なる企画が立ち上がりそうになっており、にわかに盛り上がりを見せています。

コメント欄を見てみると、「新しい事をしたいんだけど今の会社じゃ出来ないんだよ!」という方が予想以上に多くビックリした次第。当社は将来、そんなエンジニアの方にとっての関西/大阪における一つの器になれたら…と傲慢ながらも勝手に思ってます。頑張ります。


2008.06.12 (Thu)

横浜は久しぶり。朝から晩までWeb系な開発…というか、Googleにどっぷり浸かる事が出来てホント楽しい一日でした。

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Googleの村上社長

 

自分的には、新しい情報を何か得るというよりも、既に知っている事を再確認するという意味合いが強かったです。存在を知っていただけのもので、実際に動いている様子や技術的な背景を見聞きする事で更に興味が湧いてしまったのが Google Gears 改め Gears。数あるセッションの中でも個人的には一番インパクトがあったかなと。

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昨年発表された時のイメージ(ウェブアプリケーションをオフライン環境でも使えるようにする技術)からは、ちょっと方向性が変わってきているように感じられましたね。ブラウザを介したアプリケーションをよりリッチに使い易くするという意味では Adobe AIR の方向性と似ていなくもないです。アプローチの仕方が違いますけど。

 

Adobe AIR  → ウェブアプリケーションをブラウザから解放する
Gears  → ブラウザ内のウェブアプリケーションをよりリッチにする

 

って感じかなぁ。ユーザによっては Adobe AIR による専用アプリケーションの提供よりも、ブラウザを機能拡張する Gears の方がしっくりくるかも知れませんね。(Gears の FileSystem API による複数ファイル同時アップロードが出来るようになるってあたりとか)

ブラウザを前提により使い易くするのか、ブラウザの枠を完全に飛び出して専用アプリを提供するのか…

サイトを展開していく側が考えるべき選択肢がまた一つ増える可能性を示唆するセッションでした。当社も Adobe AIR だけではなく、Gears 対応も見据えた開発体制を整えたいと思います。

 

他にも色んなセッションを楽しめました。英語でのセッションもあったのですが思いのほか聞き取れて自分でもビックリ。…まぁ英語はともかくとして、今回の Google Developer Day 2008 は総じて良いイベントだったと思います。来年も開催されるようなら是非行きたいですね。

 

Picasaに写真が沢山載ってます