どこもかしこもクラウドクラウドと言葉遊びのように言ってますが、こと「インフラ」の分野で「クラウド」と言っている場合それは「クラウドコンピューティング」を指します。

…が、そのほとんど全てが似非です。昔ながらのレンタルサーバの貸し出しを「クラウドサーバ」と言ってみたり、酷い業者だと1TBのハードディスクを2TBに増やすのに1営業日かかるにも関わらず「クラウド」だと言い張ってる詐欺業者もあります(上場企業なのにね)。

クラウドコンピューティングの定義に従えば、真のクラウドとは Amazon Web Service (AWS) のみだと僕は考えています。最近だとMicrosoftも頑張っているので Azure もそう言えるようになってくるでしょうし、Googleだってそうでしょう。

とまぁ何のエントリか分からなくなってきましたが(笑)、その真のクラウドコンピューティングの名を冠するに唯一相応しい Amazon Web Service のサミットが明日から2日間、東京で開催されます。これに弊社のサーバエンジニアの @kumatch が参加します。

例によって僕はお留守番。定番ですけど :-)

で、今や弊社にとって AWS は欠かす事の出来ないものになってます。使った分だけしか払わなくて良いというコストメリットはもちろんの事、ものの10分でサーバが立ち上がるスピード感、大量の処理を高速に終わらす為に超高性能コンピュータを1日だけ10台利用といった使い方が可能とか、高負荷時の負荷分散に瞬時に対応するとか、もうAWSを使わない理由が無いぐらいに便利なので今は全ての案件でAWSを絡ませています。

先日分社化したSYNCNEL事業のインフラもいずれそうする事になるでしょう。万単位の端末がアクセスするサービスで、今後の拡張も考えるのであれば、お客様のメリットの事を考えると、既存のレンタルサーバを選択する理由は皆無ですし、返ってお客様に対する不義理です。100%ありえない。

だからこそ AWS の「今」を捉えておきたいんですよね。

気がつけば AWS を大規模に扱った技術経験が転職市場で重宝されるようになり(もうなってるという噂も)、そのうち AWS を使えないと(特にサーバサイドの)エンジニアとして価値訴求すら出来ない時代がくるんじゃないですかね。「AWS 使った事ないのにサーバ出来るって言ってんの?やばくね?」みたいな。

@kumatchには、もはや流向ってのではなく当たり前になっている AWS を使ったサーバ構築/運用の分野で突き抜けて貰いたいので、2日間まるっと参加してきて貰う事にしました。

今回の summit は世界各地で開かれるそうですが、2日間もやるのは TOKYO だけなのだそうです。それだけ Amazon も日本に力を入れているという事でしょうね。「クラウドの『今』」と副題の付いてる今回の summit で弊社の AWS ノウハウがまた1ステップ上がるキッカケを得られればと思ってます。