教育とiPadが組み合わさる事例は枚挙に暇がないですが、大学でも高校でも中学でも小学でも予備校でも塾でもなく、いよいよ幼児教室にも登場とのこと。小学館の取り組みですね。
1歳児からの教室でiPad活用がスタート!幼児教室では初の試み (2011.12.5 / MAMA pics)
同社ではiPadのおもな使用活動として、iPad上のお話の中のキャラクターに触ることで、音が出たり動いたりする「しかけ絵本」や、アプリを使って実際に指を動かして絵を描くことができる「お絵かき活動」などを予定している。
iPadが本当に小さい子供でも自由に扱える事は、発売当初のYouTube動画等で話題になりましたね(真逆のお年寄りにも優しいって話も然り)。
幼児向けのアプリも非常に多くあってガジェット好きでiPad持ちの親御さんが自分の子供に使わせてみたって話はよく聞きますが、親の嗜好とは別の意志が働く幼児教室でも採用された意味は大きいと思います。感性豊かな時期の教育ツールとして「良い」と教育のプロが判断したって事でしょうから。恐らく渡しっ放しってのではなく、補助ツールとして時間を決めて使うのでしょう。
所感ながら、小さい頃からiPadに触れるのは本当に良い事じゃないかなと思ったりしています。何故かデジタルは悪という風潮があって賛否はあるでしょうけど、世の中が touch panel なインターフェースで満たされるのは間違いないですから。
感受性豊かな時にiPadの洗練されたマンマシンインターフェースに触れる事で、インターフェースとはどう有るべきか…の明文化しにくいフィーリングを体得出来る効果は大きいんじゃないかなと思ったりするのです。
直感的であるものを直感で幼少期から触ってきた彼らが大人になって創り出すモノは、きっと直感的で分かり易いモノになるに違いありません。絶対音感じゃないですが、絶対インターフェース感みたいなモノがあるんじゃないかなとか思ってみたり。
ありません?「良い」「分かり易い」インターフェースってのが全然考慮されてないよね的な企画。その種の企画はどう説明しても「良い」ものにはならないんですよね。感性が違うというか、向いてるベクトルがおかしいというか。そういうのが淘汰されていくのではと期待も込めて思ってる次第。
小学館の取り組み、注目すべき活用事例だと思います。