漢検によると2009年の「今年の漢字」は「」だそうです。

2008年が「変」でしたのでここ2年は「色んなものが変わって新しくなろうとした」….という事なんでしょうね、きっと。でも個人的には、変わる事も新しい事も大歓迎なんですけど、日本という国に長期的なビジョンが全く見えず心底心配になってる今日この頃です。

さて、年末恒例の振り返り。

弊社の2008年は「変」の年だった事を昨年末に書かせて頂きましたが、今年も漢検に連動したのか2009年は弊社にとってもまさに「新」の年であったと言えます。(ちなみに2007年は「偽」ですが、もちろんこれは連動してません)

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1. 体制

年始に書いたのですが年明け早々に元同僚でありMacOSX用某フリーソフト共同開発者でもあったitokが新しい仲間として加わりました。

企業は人が織りなすもの。…であるからして、必然的に新しくなり新しいものが生まれます。増員により理想としていた開発と営業・企画の完全分離が実現し、新しい体制は多くの新しい価値を生み出しました。

それは、創業以来一番仕事が多かった一年であったこと、仕事の規模感も大きくなったこと、お取引先様が増えたこと、増収を果たせたことに表れています。この勢いを伸ばし続けることが、弊社を支えて下さっている関係者全ての方への感謝の表現だと信じ、来年も邁進する所存です。

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2. 事業

全く新しくなりました。

従来はRSS関連のシステム開発事業を行うITベンダーだった訳ですが、今はすっかりiPhoneアプリ開発が主たる事業となっていますし、それを標榜しています。

前項にも関係していますが、やはり体制が変わったのが大きな理由ですね。時代はiPhoneというスマートフォンに向いていたし、Objective-C(iPhoneアプリ開発に必要な言語)暦8年のitokがjoinしてくれましたし、その開発力を最大限に世の趨勢にあった社会的価値へ変換しようとすれば当然の転換だったとも言えます。

結果は良かったと思います。まさにiPhoneの年となりました。年を跨いで進行する案件も幾つかあり、来年も引き続き主たる事業として取り組んでいきたいと思っています。

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3. 繋がり

儲かる/儲からないという視点も経営上必要ですが、今年何より嬉しくて「新」であったのはiPhone事業をきっかけにかつて無い程に沢山の方々との人脈が出来たという事です。個人の方、企業の方を通して自分の/自社の世界がまた大きく広がった気がします。

新しいことが新しい人との繋がりを生む事を改めて実感できました。僕が創業以来常に新しい事に取り組もうとする理由はコレなんですよね。

新しい出会いをきっかけに弊社とお付き合い頂いている皆々様、また従前よりお付き合いさせて頂いており本年それを深める事が出来た皆様に心より感謝しております。

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という訳で、何もかもが新しくなった事で、ミッションとして掲げている「まだ世に無いものを作ること」「自分たちが存在しなかったら世に生まれなかったであろうものを作ること」そして「作ったもので世界を少しだけでも変えること」を昨年以上に実践できたと思います。

特に、iPhoneアプリの GNReaderGNReaderZ ではニュース収集スタイルを、FollowYou では Twitter のフォロー方法を新しく提案出来たことを大変嬉しく思っています。

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来年は何を新しくして何を作ろうか。そんな事を考えながら、更なる激変が予想される2010年も引き続き「飛躍」の年にするべく突き進みたいと思います。2009年本当にお世話になりました。今後ともフィードテイラーをどうぞ宜しくお願い致します。