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オフタイムなら全然気にしないのですが、1分1秒を競って仕事をしているオンタイムで意味不明な会話が繰り広げられるのが僕は苦手です。筋が通ってない意見とか、話の落としどころが見えない主張とか、次のアクションがイメージできない打ち合わせは特に。

その多くの原因が、会話の当事者間で使われる言葉について、特に解釈が人によって揺れやすい言葉について明確な定義をしていない事にあると思っています。

仕事ってコミュニケーションが基本であり、コミュニケーションに言葉が必須であり、言葉には定義がなければ意味を成さない…訳ですが、それを余り意識する事なく話を進めているような事が時々発生します。大きな会社だからしっかりしているとか、大きなプロジェクトだから大丈夫…ってな事が全然無いのが興味深いところ。

今、関係しているプロジェクトでは

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こんな単語が頻繁に使われます。…普通は明確に区別出来ません。でも「用語定義書」って無かったりしますし途中で意味する所が入れ替わったりしているらしいので不思議なもんですよね。当然ながら「それって○○の事ですよね?」とか「××の意味って何でしたっけ?」という事になってしまってる。

僕は、これが凄く勿体ないと思うのです。貴重な時間をロスしているなぁと。

例えば「○○の意味って何でしたっけ?」という確認に3分かかったとします。その会話に5人が参加していたら、1回の確認で15分、4回その確認が繰り返されたら1時間です。…そんな打ち合わせが週1回繰り返そうものなら…(余り想像したくありません)

時間って、その人やその会社の何にも代え難い資産です。1分あれば、5分あれば、15分あれば、…それぞれに出来る事が沢山ある訳ですから、少しも無駄にはしたくないものです。全ての時間は生産的でありたい。

そこで上述のプロジェクトでは、これはイカンという訳でプロジェクト用のwikiを立てて貰ってそこに「用語定義書」を書く事にしました。そして、会話やメールのやりとりで新しい言葉や概念が出てきたら、その定義をすぐに確認して書き留めるようにしています。

それを繰り返すウチに、会話におけるロスは随分と減ってきました。最初はとても面倒くさいですけどね。でも、やっぱり言葉は「定義」を明らかにして共有すると生産性の高い会議が出来るモノだなと最近改めて感じています。

そもそも知見や理解が共有されてる感がある事が明らかな場合は不要だと思いますが、どうしても紛らわしい言葉が沢山あって言葉に対して「?(クエスチョンマーク)」が時々出てくる職場では、それを放置するのではなくて定義書を1つ作ってみる事をお勧めします。だいぶ生産性が向上すると思いますよ。PCやMacを使う事が大前提の職場なら、イントラネットでwikiを立てて、プロジェクトや会社固有の辞書を充実させていくのが良いかも知れませんね。僕はいつもお手軽な pukiWiki を使っています。

 

そんな事を考える当社では、pukiwikiで言葉の定義をしっかりとしています。辞書を大きくしていく事で時間の節約をして、確保できた時間でより良いものを開発するというスタンスで頑張ってます。言葉の定義にこだわりを持つエンジニアやエンジニアになりたい皆様、当社フィードテイラーに興味をお持ち頂けましたら是非こちらまでご連絡下さいませ。