本日は、先のエントリでも書いた通り Blog Action Day です。世界中の14,000以上のブログが参加するエラい大きなイベントになってしまっているようです。そんな訳で僕もエントリ。
10/12(日本時間で10/13の未明)、元米副大統領のアル・ゴア氏とIPCC(国連の気候変動に関する政府間パネル)の両者がノーベル平和賞を受賞する事が発表されました。
10/14、環境問題を訴えるドキュメンタリー映画「不都合な真実」が全国のTOHOシネマズで500円で見れる「エコサンデー500円キャンペーン」というものが開催されました。(日本テトラパック株式会社とTOHOシネマズ株式会社による協同企画)
そして本日10/15は、世界中で同じ日に同じテーマについてブログを書こうというイベント「Blog Action Day」の当日で、今年のテーマは「環境」という事になっています。
ひとたび「環境」というモノに目を向けたら色んな事が起こっているのだなぁと思ってみたり。
7月に(僕は全然詳しくないですが)某ブランドのエコバック販売に伴う大混乱がニュースになったり、9月にはマクドがエコ宣言でビックマック割引を受けられるようにしたってのはもっと(?)身近な例でしょうか。何だかいよいよ「環境」や「エコ」という視点抜きには過ごせなくなってきている気がします。
「自分には何が出来るだろう?」
最近そんな事をよく考えるようになりました。そして、ただ考えるだけでなく行動する事を強く意識するようになっています。後者は多分、自分の(ホントに小さな)行動でも、自分の周囲が劇的に変わっていく経験を色々としてきたからでしょうね。会社員を辞めて自身が経営するようになってからは、特にそう。
環境というテーマにくくれそうな事で最近やっているのは、
- 必要以上に電気を付けないとか
- 冷房は付けるなら温度を1度上げてみるとか
- リサイクルに取り組んでみるとか
- 過剰包装を拒否するとか
- 買い物で「ハシはいりません」と言うようにするとか
…そんな感じでしょうか。ホントに些細な事ですがすっかり習慣化しています。
「そんなチマい事やっても何も変わらねぇ」という考え方もありますが、何だかそうとも思えないんですよね。最近。北京でチョウが羽ばたけばニューヨークで嵐が起こる…みたいなバタフライ効果ほど極端な話ではなくとも、自分の意志決定の足跡を残し続ける事やその意志を持ち続ける事が、同じように考えるヒトや組織とシナジーを起こして大きなうねりになるんじゃないかという感覚です。
でも実は、「環境」というよりも「MOTTAINAI」という感覚で、出来る事をやっているという側面の方が強かったりするんですよね。地球に内在するリソースを過度に消費する無駄を避けたいという思いは、時間やお金というリソースを少したりとも無駄にしたくはない経営感覚と何となく似ている気もします。
「環境」っていうと何だかスケールが凄く大きな気がして、個人的には新エネルギーの開発だとか、カーボンニュートラルだとか、そんなイメージがつきまとうんですけど、「MOTTAINAI」と言われるとそれがグッと身近な事に思えてくる、目指すところは同じ筈なんですけどね。言葉の不思議。
「MOTTAINAI」のワンガリ・マータイ氏が2004年にノーベル平和賞を受賞し、(色々と賛否両論はあるものの)「環境」問題の活動家の代名詞(?)的なアル・ゴア氏が今年ノーベル平和賞を受賞する事は、ノルウェーの政治的意図を勘ぐりたくなるものの、非常に意義ある事なんじゃないでしょうかね。この問題に対して行動を起こす事が「世界平和に必要不可欠である」と一国やその関係者が判断しているという事でしょうから。
「MOTTAINAI」で個人が動き「環境」で政治が動く事で、世界平和に繋がるのならそれは素晴らしい事だと思います。自分たちが身を置く地球の事を考えないで平和も何もあったもんじゃぁないでしょうし。
僕は一個人として一法人の代表として、この世界に生きていられる事に感謝しつつ、身近に出来る事を継続していきたいと思っています。