11/9付で新サービスを発表しました。espar dns と言います。久しぶりにプレスも出しましたのでよろしければご覧ください。
プレスリリース - 移管からDNSレコード管理に取得更新まで、何かと不安なドメイン管理の全てを丸投げできる管理代行サービス「espar dns」の提供開始
サービス化した経緯と背景
弊社では2017年から espar というサービスをご提供していますが、このサービスでは導入して頂く過程でDNSレコードの設定が必要になります。
通常、準備が整えば日程を決めてお客様や制作担当者様に実施して貰うのを基本にしていますが、度々感じるのが「DNSはよく分からない」「DNS設定は怖い」と思っておられる方が多いんだなぁ…ってこと。
なので、場合によってはオプションとしてDNS設定の代行作業をお請けしています。
中には全部任せたいってことで、弊社でネームサーバを構築して(通常はドメインレジストラが用意)、その後のドメインの期限切れチェックや更新、DNSレコード設定をお請けし、必要ならドメイン移管も御支援するケースが最近はあったりします。
有り難いことにこれが意外に好評だったりします 🙂
お客様の言葉を借りれば「ドメインやDNSのことで悩む必要がなくなった」「技術的な相談相手ができて良い」のだそうです。であれば、他でもお役にたてるかも知れない…と単体の代行サービス espar dns として独立させてみた次第です。
ドメインやDNSレコードの管理に思うこと
ここからは雑感です。
そもそもドメインやDNSって誰が管理すべきなのでしょうかね?社内に情報シス部門がある場合は明確ですが、そうでなければどうでしょう。Webサイトの担当者でしょうか?制作会社でしょうか?
どちらでも無いんじゃないか…というのが個人的見解です。
往々にして、ドメインは「会社のWebサイトが必要だ」ってところからスタートするため、その取得からDNSレコードの管理までをWebサイト制作会社さんが請け負うことが多いです。
ですが、DNSレコード管理は昨今、サイト制作の範疇を遥かに越えていて、一言にDNSといっても制作とは無関係な様々な技術知識が必要になってきています。
最近よくあるドメインのメールサーバを Gmail や Outlook にしたい場合にはメールの仕組みを理解した上でMXレコードの設定が必要ですし、メルマガ配信サービス等のメール関連システムを利用する場合はスパム誤認されないようにTXTレコードの設定が必要です。(SPF/DKIM/DMARC等)
ドメイン所有者確認で各種サービスでTXTレコードの設定が必要になりますし、サーバ証明書の取得でCAAレコードが必要な場合もあります。Shopifyなど他社サービスを自社のサブメインで運用する場合はCNAMEの設定が必要です。
このように多種多様です。また、諸事情でドメインレジストラを変更するドメイン移管をしなくちゃならないとなったら煩雑な手続きが待っていて、実際には未経験の方が多いです。ネームサーバの変更も同様でしょう。
ドメインやDNSは一つオペレーションを間違えば、サイト停止・メール停止など影響範囲も大きいです。だからこそ片手間ではなく、餅は餅屋ということで専門家に任せられる仕組みがあっても良いのではないかと思うのです。
そういった不安と負担を代わりに担うことができるサービスがあればどうか。espar dns はそんな思いと問題提起を込めたサービスです。
ということで新しく始めた代行サービスの espar dns についてご紹介でした。ご興味おありのかたはお問い合わせ頂ければと思います。