Iphone
2010.04.06 (Tue)

こんな早い展開を誰が想像し得たでしょうか。我々自身が一番ビックリしています。

本日、(1)GNReaderの使い易さをそのままにニュースソースをライブドアニュースにしたニュース閲覧iPhoneアプリ「LDNReader」がライブドア様からリリースされたこと、そして(2)弊社がその開発をさせて頂き今後も継続して共同開発体制を採らせて頂く事になったことをご報告致します。

弊社iPhoneアプリの代表作とも言える(言えた)「GNReader」が弊社の勝手な都合により公開停止とさせて頂いてから丸3ヶ月、サービス停止してから2ヶ月半。

本当に驚くべき展開で話が進み、名前を変えて再び世に出る事となりました。皆様にお使い頂けるのを心から嬉しく思います。そしてこのような機会を頂けたライブドア様に改めて御礼申し上げます。

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今から遡ること1ヶ月。GNReaderについてのお詫びを正式にエントリさせて頂いた直後に、ライブドアニュースのご担当部長様から連絡を頂いたんですね。

便利だったのに残念です。一緒にやりませんか?

この一通のメールが全ての始まりでした。

そもそも弊社がGNReader/GNReaderZ停止という選択をしたのは、サーバ側の運営維持の大変さが最大の原因でした。逆にiPhone側はというと、弊社はそのアプリ開発が本業な訳ですし、公開してしまえば随時のupdateは別にして基本的にランニングコストがかからないため何の問題もなかった訳です。

だから「サーバさえ何とかなればなぁ」「運営維持がなぁ…」というのが弊社の置かれた状態で、そこさえ解決すれば何とでもなると思って模索していたんですね。僕ら自身がニュースが好きでしたし形を変えてでも何かしたいなぁと思っていました。

そこに、サーバ運営では「超」が付くプロフェッショナル集団で、且つニュースポータル運営者でもあるライブドアさんからのお声掛けを頂けた訳です。そうするとですよ、

コンテンツ、インフラ、クライアントアプリ
必要なものが揃うじゃないかと

もうこれ以上無い程に見事なまでに補完し合う関係が成り立った訳でして、あれよあれよと話は進み数日でプロトタイプが完成。あっという間にこの度の公開へと至りました。(審査期間の方が開発期間より長かった)

Screenshot 2010.04.06 19.08.48Screenshot 2010.04.06 19.09.02

ご覧頂ける通り、操作感はホントそのままです。GNReaderをお使い頂いていたユーザ様にはすんなりと使いこなして頂けるかと思います。

@nipotan さんにはこんな風に言って頂けてますし、

Twitter / Koichi Taniguchi: LDNReader 30603044307630443044306A30413002304B30643066306E GNR ...

ユーザ様の声も

Twitter / 65E58DEF: LDNReader3092843D30683057306630613087306330684F7F30633066307F305F30023068306B ...

Twitter / : 30E930A430D630C930A2306EiPhone30A230D730EA3001LDNReader ...

といったように、GNReaderの特徴(強み)であったオフライン完全対応や軽快さを評価頂けているようです。

とにかくスピード感重視でしたので、今回は器がほぼそのままに中身がライブドアニュースに変わったような形になっています。普段ライブドアニュースをご覧になられてる方には他に無い最適なニュースリーダーになると思いますし、そうでない方にとっても多種多様なメディアを横断して閲覧するには便利なアプリになっているかと。

 

もちろん、これで終わりなんて事はありません。

冒頭にも書かせて頂いた通り、LDNReaderは最強のメディア横断型ニュースリーダーを目指して、ライブドアさんとの協力体制を敷きながら開発し続ける事になっています。詳細はまだ明らかに出来ませんが、ニュースリーダーに含められているべき他の機能や、かつてない斬新な機能を取り込みつつ、ニュースをより楽しむツールへ今後進化していく事になるでしょう。

ご期待下さい!


2010.01.26 (Tue)

弊社iPhoneアプリ GNReader / GNReader Z について詳しくご説明させて頂きたいと思います(かなり長文です)。

このエントリの目的は、(1)改めてお詫びと停止理由を公式に表明すること、そして多くのユーザー様に御迷惑をおかけしてしまった事実を鑑み、(2)弊社が今出来る現実的な御対応と(3)今後の計画についてご説明させて頂くことです。

 

(1) お詫びと停止理由のご説明

2010年1月19日、GNReaderとGNReader Z は全ての機能を停止させて頂きました。その理由については、以下の画像に示す通り GNReader / GNReader Z の最新記事として書かせて頂きました。

iphone_photo

繰り返しにはなりますが上図の文言の通り、GNReader / GNReader Z を支えるサーバーの物理的な維持、ソフトウェア的なメンテナンスなど運営を継続する為のコストが肥大化し、単一事業として継続する事が困難であると経営判断した事が主たる理由です。

GNReader 及び GNReader Z を併せると約17万人のユーザーがいらっしゃいましたので、アクセス数が決して少なくない事はご想像頂けるのではないかと思います。(そして、特定の時間帯にアクセスが極度に集中するというシステムとしての扱い辛さを持っていました)

確かにもっと資金を投下すれば維持する事は不可能ではなかったと思います。サーバーを増強したり担当者を増やすといった選択です。ただ、そうすべきかどうかを冷静に考えた結果、経営者でもある自分の判断はNGでした。自分も常用するユーザーでしたから長らく悩みに悩んで最終決断を遅らせながら運営を続けていましたが、絶えきれず停止と相成りました。やはり事業としては歴然とした赤字であった上に、残念ながら継続的に会社の状況を悪化させる要素になりつつあったからです。

とはいえ、突然の停止であった為に多くのユーザー様にご迷惑をお掛けした事は確かです。この点は反省すべき事であり、唐突なサービス停止という結果にユーザーの皆様にはただただお詫び申し上げる他ありません。ここに改めてお詫び致します。申し訳御座いませんでした。

 

(2) 直近の御対応

GNReader Z をご購入頂いたお客様には、購入金額115円を返金させて頂きたいと思います。

全機能を停止した後で「無償のGNReaderはともかく有償のGNReaderZが突然の停止は有り得ない」といったコメントを頂きました。ごもっともなご意見だと思います。弊社側に上項の理由があったとは言え、GNReaderZのアプリ解説文には有期限的サービスである旨を明記していなかった訳ですし、115円で永続的な使用権が獲得出来ると期待されて当然のアプリでしたので、突如停止という弊社の対応が下策であった事は確かに否めません。この点は申し訳無く思っています。中には1ヶ月程度しかお使い頂けず、結果として GNReaderZ が販売価格(115円)相応の価値があったとは言えないアプリになってしまったケースも御座いました。

そこで paypal を介してという形になりますが「返金」という御対応をさせて頂く事に致しました。

GNReaderZに115円の価値は無い(無かった)という御判断を頂いた場合には、その旨をメールで info [at] feedtailor.jp にお送り頂けますでしょうか([at]の部分をアットマーク@に変えて下さい)。

恐縮ながらその際のメールは、Apple から GNReaderZ の御購入後に送られてきているレシートメールの転送として頂きまして、併せて paypal の御支払用アカウント情報(メールアドレス)も記載して頂きたく思います。GNReader Z の購入者様である事を証する方法が他に無く、誠に恐縮ながらレシートの転送メールによる御連絡のみの御対応とさせて頂きます事をご了承下さいませ。また、レシートの内容や paypal アカウントの情報との整合性が取れない場合はご確認メールを返信させて頂くかも知れませんが併せてご了承下さいませ。

(*) paypal をご存じでない方や、またアカウントをお持ちでない場合は、詳細な説明や取得方法について初心者のためのPayPal(ペイパル)の基礎知識(nanapi様)に分かり易くまとめられていますのでご参照頂けましたら幸いです。

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ご参考までにですが、本件に関しては予めAppleに「希望されるお客様に販売元から返金する仕組みがあるか」を問い合わせていたのですが、本日返ってきたのが「ユーザー各自がiTunesサポートに問い合わせて下さい」といったかなり残念な回答でしたので、弊社が独自に個別対応させて頂くものとした次第です。

手数料等を含めると相当な金額になるのは間違い有りませんがそれは承知の上です。

ユーザー様のブログ等を拝見する限り、独自に iTunes サポートに問い合わせをされた上で Apple からの返金や iTunes 用のチャージを得ておられる方もいらっしゃるようなのですが、既にそのような形でキャッシュバックされている場合でもご連絡下さいませ。弊社から paypal を通して直接ご返金させて頂きます。

 

(3) 今後の計画

全機能の停止直後に頂いたメッセージの中には「愛用していたのに残念です」「復活を大望します」といった非常に有り難いお言葉もあったのですが、前述の通り GNReader / GNReaderZ を事業として継続困難と判断したぐらいですから、残念ながらそのまま復活する事は出来そうにありません。また同じことの繰り返しとなってしまいますので….。

ただ GNReader / GNReader Z で弊社が実現した、閲覧の快適さや軽快さによるトータルな使い勝手は他のアプリにない特徴だったと自負しており、両アプリで培ったノウハウを「真っ当に事業継続可能であり且つ全ての方に御理解頂ける別の新たなアプリ」として具現化する手段やビジネスモデルの模索を早速始めております。どのような形になるかまだ分かりませんが、そう遠くない将来に何か発表が出来るよう引き続き頑張らせて頂く所存です。

 

以上、かなりの長文となりましたが GNReader / GNReader Z の件で弊社が改めて表明させて頂きたい事を列挙させて頂きました。このオフィシャルな表明を約17万人に及ぶ GNReader / GNReaderZ のユーザー様にお届けすべく、宜しければこれをお読み頂いた皆様のブログでの言及や Twitter での呟き等でご協力を賜れましたら幸いで御座います。

最後に、今まで GNReader / GNReader Z を御利用頂き本当に有り難う御座いました。重ねて御礼申し上げると共に、突然の終了によりご迷惑をお掛けするばかりかユーザーの皆様に不快な思いを強いてしまった事、そしてオフィシャルな見解の発表が遅れてしまった事にお詫び申し上げます。

 

株式会社フィードテイラー
代表取締役社長 大石裕一

2009.12.20 (Sun)

iPhoneアプリ開発を本格的に事業の1本柱にしようと動きはじめて早くも1年が経とうとしています。改めて振り返ってみると、自社の2009年を一つのキーワードで表現するとしたら「iPhone」以外ほかになさそうです。

弊社は事業としてウェブシステム開発やコンサルティングもさせて頂いてますが、2009年のiPhone事業比率は売上ベースで軽く7割を越えているんですね。案件数ベースで比率を取ると9割近く。まさに2009年はiPhoneの年。ホント文字通りiPhoneに始まってiPhoneに終わりそうです。ある意味、弊社は

iPhoneアプリ専門ベンダー

****と言ってしまっても言い過ぎではないのかも知れません。(iPhoneと連携するウェブシステムも含めて)

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さて、そんな風に過ごした年も終わるよなぁという事で、2009年を振り返るべくこれまで自社/請負で開発させて頂いたiPhoneアプリを数えてみました。どうせなら目に見える形にしたかったので、ハガキ大の用紙にアプリのアイコンを印刷して壁に並べてみたのですが…

ざっとこんな感じに。

公開されているもの、そうでないもの又は出来ないものとが混在していますがこれだけ並ぶと爽快なもんです。その数、実に31個。ライブラリをOEMさせて頂いているだけの案件もありますので、それを入れるともう少し増えるでしょうか。

多いときは6つも7つも案件が平行して走っていましたが、平均して月に3個近くアプリをリリース又は納品させて頂いてた事になります。まさか1年にこんなに作るとは思ってもいませんでしたが、ただがむしゃらに開発させて頂いていたらこの数になりました。

国内でiPhoneアプリ開発を事業としてやっている企業の中では結構多い方じゃないかと思います(出版系のアプリの数には流石にかないませんが…)。数が全てではないものの、この数字は弊社のiPhoneアプリ開発のスピードや開発力を証するモノと自負しています。

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この勢いを来年は更に加速させるつもりです。既に大型の案件も走っていますし、お問い合せ頂く件数も iPhone の普及台数と共に増えてきました。数少ない iPhone アプリ専業企業として、皆様の期待に応えられるよう今後も邁進致しますので2010年も iPhone アプリ開発のフィードテイラーをどうぞ宜しくお願い致します。


2009.11.10 (Tue)

iPhoneアプリの新作 FollowYou をリリース致します。FollowYou は、BluetoothやWiFi経由で繋がっている相手をTwitterフォローする事に特化したアプリケーションです。

**イベントで知り合った人を現場でフォローしたいんだけど

その場で即フォローするのって案外面倒だよね**

そんな話からこのアプリ企画は始まりました。勉強会や懇親会等で出会った人をその場でフォローしたい時ってあると思いますが、案外面倒くさいのです。

ネット環境下のPCやMacがその場にあれば楽ですが、そういうケースって余り無いですし、じゃぁiPhoneのTwitterクライアントを使うのかと言ってもフォローするというアクションは結構やり難かったりするんです。そもそもTwitterクライアントは呟く為のツールですからね。

…そういう訳で、

目の前の人をフォローする事だけに特化したアプリ

 

があれば便利ではないか….?そんなこんなで開発したのが FollowYou です。今回もお馴染みiPhoneアプリデザインもされるデザイン事務所メタ・グラマー様(TwitMusicで有名ですね)にデザイン面でご協力を頂きました。有り難うございました!

以下、アプリについて簡単にご紹介させて頂きます。

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懇親会や勉強会で気の合う人が見付かった!お互いTwitterをやってる事も分かった!フォローしたい!そんな時にお互いに FollowYou を起動します。最初の画面には何も表示されません。

…ので、お相手のFollowYouが立ち上がるのを待ちます。相手方の FollowYou が同じように立ち上がると、

こんな風に相手のアイコンや名前等の情報が表示されます(画面は、僕(oishi)が feedtailor というアカウント(会社のアカウント)を見付けた様子)。お互いのiPhoneを並べるとこんな感じになってます。

ここで FOLLOW ボタンを押せば目の前の人のフォローが完了という訳ですね。フォローの様子を表すアイコンがお互いに赤いハートマークを付けた状態になれば相互フォロー完了です。

以上!

フォローする事だけに特化させてますから FollowYou の役割はここまでです。呟いたりタイムラインを見る機能はありませんので、普段お使いのTwitterクライアントを御利用下さい。

ちなみに、FollowYouではBluetoothとWiFiで相手のiPhoneを自動検出しようとするのですが、環境によっては目の前に相手のiPhoneがあるのに全く検知出来ない場合もあります。そんな時はメニューから Manual をタップして、

追加したい人のアカウント名を入力し、明示的にフォローする事も可能ですので心配はいりません。自動で見付からなくても相手のアカウント名さえ聞く事が出来れば大丈夫という作りになっています。

でもやっぱり、せっかくだし自動検出させてみたい…という場合はメニューから Reload ボタンを押すと再度自動検出を行う事が出来ます。

その他、Setting画面ではアカウント情報の入力と、背景画像を6色の中から好きなものを選んで頂ける…なんて機能も付いていますのでこちらはお好みにあわせて…。

とまぁこんな感じのアプリになります。対面の人をフォローする事に特化しているという意味で懇親会専用アプリと言っても過言ではないかも知れません。

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現場の環境によって自動接続がなかなか巧くいかない事もままあるのですが、FollowYouは無償のアプリですのでイベントや勉強会・各種懇親会に参加する事の多い方はお気軽にインストールしてみて下さい。そして会場でiPhoneを持った気の合う方とお知り合いになれたら

Follow You しませんか?

 

と言ってみましょう。相手も FollowYou をインストールしていたら、(1) お互い起動して、(2) 少し待って、(3) Follow ボタンを押すだけで、もうお互い friend (友達) って訳ですね。-

ちなみに自動検出は目の前の相手1人に限りません。WiFiやBluetoothで通信可能な範囲のiPhone/iPod touchを全て探しに行きますので、会場の別の場所で FollowYou しようとしている方がいらっしゃれば、その方も見える事になります。それはそれで、予期せぬ出会いのきっかけにして頂ければと思います :-)

無論、この動画のように2人に限らず3人以上の複数人で同時起動して頂く事も出来ます。…が、技術的な理由で余り多くの自動検出が出来ません。

弊社内の実験によると3人程度(つまり3台程度)が実用に耐えうる数じゃなかろうかと思われます。人数が増えると接続が不安定になりがちですので、繋がらない場合は Manual によるフォロー機能をお使い頂ければと思います。

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という訳で FollowYou のご紹介でした。皆様のTwitterライフが少しでも楽しくなりますように!

僕も弊社itokも、もちろん自分のiPhoneには FollowYou を入れていますので、イベント等で見かけられましたら「FollowYouしましょう」って声かけて下さいませ。


2009.10.24 (Sat)

先月末に読売新聞様から取材&写真撮影をして頂いたという話を書きましたが、無事に掲載して頂きました。大阪の地域面。以下がその写真です。(クリックすると拡大します)

20091018_yomiuri

見開き2面に渡って大阪府下の犯罪に関する取り組みについて特集が組まれてまして、その一部で弊社 iPhone アプリの「防犯マップ for iPhone」を紹介して頂きました。

掲載されたのは大阪限定の地域面だったのですが、この記事を大阪以外の警察関係者が見てくれて他府県でもやろうよ…ってな展開になると良いなぁと密やかに期待しております。(…し、そう働きかけていきたいと思います)

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元々、大阪府警の犯罪情報メール「安まちメール」が非常に見にくくて(失礼!!)閲覧性を高めたいという意図がありました(単なるテキストメールのみだった)。そこで、当時注目されていた技術だったRSSGoogle Maps を取り込んで初代「Web版防犯マップ大阪」は出来たのでした(RSSは僕が担当、マップは弊社itokが担当)。その後紆余曲折ありながらも運営を続け、iPhoneというまた新たな技術を取り込んでリリースされたのが今回の「防犯マップ for iPhone」というわけです。

防犯マップの歴史は、「無いモノは作る」「常に新しい技術を取り込んでいく」という弊社スタンスの典型例と言えます。この防犯マップにまた開発リソースを割こうとする時が、弊社が何か全く新しい技術に取り組み始める時となるのでしょう。それは一体なんなのか我々にも分かりませんが、時代の流れに逆らわないよう大事に育てて行きたいサービスであると考えてます。

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ちなみに、iPhone版以外に弊社パートナーの(有)シーリスさんから Android 版がリリースされています。Androidの世界でシーリスさんをご存じ無い方はおられないでしょう。もし宜しければこちらのページをご覧下さいませ。