PDF/コミックデータビュワーのBook+の新機能を御紹介するコーナー。今日は、次のバージョン v1.6 のプチ新機能を3つほど御紹介します。確かに「プチ」ではあるのですが、人によっては読書体験が向上する機能になるかも知れません。(前の2つは実際にリクエストも頂いていた機能)
■ 見開き表示の中央寄せ
iPadを横持ちしている時の見開き表示では、今までこんな表示になっていました。特に新書では顕著なのですが両ページの間に空白が発生していた訳ですね。
これを空白がなくなるように中央寄せさせる設定ができるようになります。PDFを表示している時に「情報」ボタンから設定画面を開き、
「見開き表示でページを中央に寄せる」をONにすると
こうだったものが、
こんな感じになります。新書を手に取って読んでるみたい!
縦横比によってはこの設定が余り意味がなかったりするケースもあるのですが、見開き時の空白が気になる方にお試し頂きたい機能です。
■ 背景色変更
これまでのBook+では背景は独自のテクスチャを使って灰色で表現していました。
背景部分が目立つように意図的に横持ちでのA4縦PDF表示
これが白や黒に変更できるようになります。
余り細かな設定はシンプルさを失うと思っていますので敢えて3択です。テクスチャ・白・黒の三つ。
背景を白に設定
背景を黒に設定
ビジネス文書などですと白色背景にすると結構集中して読めたりするかも知れませんので、色んなPDFを読み分けされているような方には便利かも知れません。ちなみにPDFデータ毎の設定として記憶します。
■ 読書専念モード
何と表現して良いのか難しいのですが、PDF/コミックデータ表示中にタップすると現れる上下メニューバーの表示抑制を行えるようにしました。
ページを移動したり、編集モードに移ったりするときに、画面の任意箇所をタップしてメニューを出すという操作が必要なのですが、読書に集中している時にこれが邪魔になる時があります。ページをめくろうとした指操作が単なるタップと識別されてメニューが出てしまうのです。これを抑止しようと。
アプリ全体の設定(ファイルブラウザ上の設定ボタン)から「ツールバー表示に長押しを使う」をONにすると、ページ上を0.4秒長押ししないとメニューが出てこないようになります。つまり、誤認識による意図しないメニュー表示が完全になくなるというわけ。0.5秒では長過ぎて、0.3秒では短過ぎて、丁度良い0.4秒に設定しています(細かい!!…のですが、これが僕らなりのこだわりです)。
iPhoneで意図しないメニュー表示が発生し易いのでBook+を主にiPhoneでお使いの方には便利な機能だと思います。
という事で「見開き表示の中央寄せ」「背景色変更」「読書専念モード」という「プチ」新機能の御紹介でした。次のバージョン v1.6 については更に御紹介したい機能が2つ程ありますので順次書いてみたいと思います。