毎月恒例の上場企業の常時SSL化対応レポート2018年5月版をお送りします。今回で6回目。早いものでもう半年続けていることになります。継続は力なりなのか、レポートを見ましたよ〜と問い合わせを頂く事もあって、今後常時SSL化関連で新しいことを始めれそうな予感です。
例によって調査の内容は以下の通り。
- 東京証券取引所が公開する2018年3月末時点の上場銘柄一覧から全上場企業3618社を抽出
- 2018年5月21日時点での全企業Webサイトで常時SSL化してるかどうかを判断
というルールです。上場会社は毎月増えていってます。調査日が少しブレるのは弊社都合ですが、いずれ完全自動化して毎月3営業日目とかにする予定です。
さて、前回はめでたく常時SSL化対応が50%を越えましたが、今回はどれぐらい増えたでしょうか。
今月は上記の通り。先月から1.4ポイント増えています。先月の1.7ポイント増につぐ増加率で、なかなか良い感じです。あと、対応企業が1900社 を越えました。素晴らしい。是非この勢いが収まることなく、いやむしろ加速する勢いで!、各社様におかれましては進めて頂きたいと思います。
次のマイルストーンは2000社越えですかね。あと95社なので2,3ヶ月後ぐらいには達成でしょう。
崖っぷちに追い詰められる前に
ネット界隈をwatchしてますと、常時SSL化のニュースを見ることが増えてきました。時間ないですからね、もうホントに。
かねてより2018年7月から、ブラウザシェア3,4割を占める Chrome では、常時SSL化対応していなければ「Not Secure」と表示されるようになるとしていましあが、更に2018年10月のChrome70では、「Not Secure」が赤色表示になることも明らかになっています。
パスワード欄とかに限らず、chromeで http ページの入力欄に何かを入力すると、問答無用に赤色で Not Secure と表示されるようになります。日本語だと赤色で 保護されていない通信 です。
こんな感じ。入力欄であれば全部該当しますので、特にTOPページに検索窓を置いているサイトは早々に常時SSL化したほうが良いですね。もっと見たいなぁと思ってキーワード入力した閲覧者に、ウチは不信なサイトですと言っちゃうようなものですから。
そしていずれ、httpサイトであれば無条件に上図のような表示になるそうです。詳しい計画はこちらのリンク先をご覧頂ければと。
という訳で常時SSL化の5月度レポートでした。また来月もレポート致します。