「スプレンダー・オブ・ザ・シーズ」というクルーズ船の大規模改装に併せてiPadが導入されるそうです。移動し続ける常設iPadという変わった事例。
RCI、スプレンダーの改装完了、来年2月にはiPad導入も(2011.12.5 / TravelVision)
2012年2月中旬をめどに全客室にiPadを導入。英語とポルトガル語のみに対応したものであるものの、船内新聞や寄港地観光を含む日程の閲覧、ルームサービスの注文、レストランメニューの閲覧、映画鑑賞などのサービスを利用できるようになる。また、別料金でインターネットにも接続可能だ。
台数が明記されていないのですが、Wikipediaのスプレンダー・オブ・ザ・シーズのページによると客室数が1000室とありますので、大改装で客室数に増減が無かったとすれば文字通り1000台なのでしょう。別料金でネット接続というぐらいですから恐らくWiFiモデル。
ホテルにiPad導入とか、富裕層向けビジネスでiPadってのは良く聞く話ですが、クルーズ船での活用は意外でした。御客様への情報提供をしなければならないシーンではどこでもiPadが使える可能性があるのでしょうね。面白いと思います。
The Magic in Port © 2011 Anthony, Flickr
が。
個人的には常設で「勝手に使ってね」というよりも基本コンシェルジュ的な方に持たせて顧客サービスの質向上ツールとして使い、必要な人にはレンタルしてあげるという組み合わせの方が良いように思いますね。加えて既にiPadをお持ちである御客様にはAppStoreからダウンロードできるようにもなってると最強かも知れません。