iPadのセキュリティ3回目です。ちょっと間が空きましたが。今回もパスコードロック周り。iPadをフォトフレームにしてしまう「ピクチャーフレーム」機能の制限についてです。

iPadを家のリビングルームに置いていたり、店舗に置いたりする場合に使われている方もおられると思いますが、こちらのボタン。

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これをタップするとiPadがフォトフレームに早変わり。予め指定していたアルバムの写真がスライドショーされていく訳ですが…。

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業務でiPadを使っていて、且つ標準の「写真」アプリを使って作品や資料等々をプレゼンテーションしている企業様は要注意です。パスコードロックを掛けているから情報漏洩しません….という安心は禁物。

なぜなら、パスワード入力をせずとも「ピクチャフレーム」ボタンを押せば、「写真」アプリの情報はダダ漏れになるからです。重要な情報が画像として入っていれば、機密情報のスライドショーという有り得ない事態の勃発です。笑うに笑えないですね。

という訳で、スライドショー的用途以外の目的でiPadを業務利用している場合は、必ずピクチャフレームをオフにしておきましょう。

例によって「設定」アプリのパスコードロックに設定項目が用意されています。

「ピクチャフレーム」の項目がありますのでこれをオフにしてやると…

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ロック画面のピクチャフレームアイコンが見事になくなりました。これで不用意にタップしてしまう事もありませんね。

iOSにはプロファイルというセキュリティポリシーを社内統一させる為の「同じ設定を一斉に流し込む」仕掛けが用意されているのですが、このプロファイルではピクチャフレームのON/OFFを指定出来ないんですよね。

ピクチャフレームに限らず他にもプロファイルでは設定出来ない項目が幾つもあり、今流行り(?)のMDMを使ってるから安心だぜ…とはいきませんのでご注意を。(MDMについては回を改めて御紹介します)

 

という訳で「ピクチャフレーム」の機能をオフにする方法の御紹介でした。