遅ればせながら弊社にも iPad2 が届きました。今回もUSにいる弟に調達を依頼してWiFi/16GBの白モデルをゲット。

ブログやニュースサイトでレビューを読んだりしてましたが、実際に自分の好きなようにベタベタと触って自由に扱えることで凄さをようやく実感した次第。Appleはまた未来を見せてくれたと思います。

2010年がiPadの年であったように、2011年がiPad2の年になる事は間違い無いでしょう。

初代iPadとiPad2の比較写真は今更感ありありなので省略しますが、やっぱり薄い!軽い!速い!の3拍子。だから凄い!です。初代iPadの比較になりません。持った時のフィット感、手に馴染む自然な感じ、そしてiPadと比較した場合の「持ち続けるしんどさ」の軽減。体感の変化は受け入れる敷居をぐっと下げるものです。

 

そう言えば、およそ1年前にiPadについてこんなエントリを書きました。

iPadについて思うこと「大きくしたのではなく小さくした」

僕らがこれまでパソコンを介してネットを使うのに必要だったものを並べてみると、スクリーン(ディスプレイ)とマウスとキーボード、ネット接続環境、電源….ってな感じに色々ありますが、この中で何があっても絶対に絶対に外せないのはスクリーンです。そこに全てを集約させたのが iPad じゃないでしょうか。マウスはタッチパネル機能として、キーボードはソフトウェアで実現する事によって、ネット接続環境は極小のWiFiチップとしてスクリーンの裏へ、同じく電源は充電可能な巨大バッテリーパックとして裏面へ。

ネットと接する際に、絶対に絶対に外せないものに全てを集約させた完成形、それがiPadなんだと思います。ネットと繋がるスクリーン、壮大なインターネットの大海と人間とを結ぶ理想のディスプレイ。今後iPadは、より薄く、より軽く、ネットに繋がるパネルとして進化していくと思います。

薄さと軽さの実現は誰しもが予想した進化ではありますが、今回のiPad2は期待を裏切らない出来じゃないでしょうか。やっぱり薄さの進化が半端無いです。衝撃的。

机に置いた初代iPadは、

やっぱりコンピュータを小さくしてみました感が拭えなかったのですが、同じように机に置いたiPad2は

何やら厚めの板がディスプレイ化したようにも見えるのです。見る/見せる為のコンテンツを持ち運ぶのには本当にピッタリ。当たり前ですが初代iPad以上に最適解です。

その結果、面白くなるのはきっとの B2B や B2E のiPad2需要(ビジネスや教育での需要)だと僕は思ってます。

 

コンテンツを見たり見せたりする事がメインの職/業界においては「タブレット型端末で良いじゃん」「タブレット型端末便利やん」という声が昨年夏以降実際に大きくなってきていて、iPad2はタブレット型端末の優位性/利便性が認知され始めてきた頃合いでの登場な訳です。

国内的にはタイミング良すぎ。既にiPadが欲しいという全国の声を集めてみたら100万台を越えているという関係者の話も最近は耳にします。業務に使いたいから。急速に、本当に急激に iPad2 は業務用デバイスとして世に浸透していくでしょう。

ノートパソコンに比べたら単価も安い、薄いし軽いし持ち運び易いし、起動は速いし、そして業務用に専用アプリを開発するのも容易になってきて、ポリシー統一も容易な仕掛けが充実してきて、コンピュータと通信カードが一体化した構造によるメリットも見えてきました。iOSも業務用を意識して進化してて、心配されるセキュリティを担保するようなサードベンダー製MDMシステムや、ドキュメント共有システムも沢山出てきてます。(弊社もSyncBoardというソリューションを出しており引き合いは多数あります)

もうタブレット型端末への移行が業務において避けれない、または期は熟した事を皆感じてます。具体的には言えませんが、当初は考えられない業界・産業の方までiPadを仕事で使おうとしている時代なのです。

 

2010年はConsumerにタブレット型端末で新しいコンテンツ消費スタイルを認知させた年。2011年はBusinessの現場でタブレット型端末で新しいワークスタイルが生まれる年です。

業務系に限って言えば、2010年はタブレット型端末の活用を模索した年、2011年は見る/見せる/簡単な情報入力が主たる用途である現場で当たり前のようにタブレット型端末が導入される年。

恐らく、100台/1000台単位の導入がiPad2の販売開始以降に続出するでしょう。iPad2はコンシューマ市場よりエンタープライズ市場が俄然面白くなりそうな気がする今日この頃です。受入体制が整ってきた頃にデバイスが進化したことが拍車を掛けるに違いありません。